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『アーバン・エクスプローラー』ベルリンの地下に殺人鬼

2011-11-13 10:01:57 | ホラー

アーバン・エクスプローラー
URBAN EXPLORER(2011年ドイツ)
 監督          アンディ・フェッチャー
 脚本          マルティン・タオ
 出演          ニック・エヴァスマン
              ナタリー・ケリー
              ブレンダ・クー

 ■ストーリー■
 ドイツ、ベルリンの地下に広がる地下道を冒険するため、デニスとルシア、マリー、ジュナら4人の男女は、地下道に詳しい現地のガイド、ダンテとともに地下に入っていくのだった。ガイドのダンテが細い板の上を渡っているときに、カメラのフラッシュをたいたため、驚いたダンテがさらに下へと転落、ケガを負って動けなくなってしまうのだった。マリーとジュナは助けを求めにいき、デニスとルシアはその場に残るのだが…。


 ■感想■
 第2時世界大戦中に、ナチスが作ったといわれるベルリンの地下道を冒険する若者たちが襲われるスラッシャームービー。
 犯人は、旧東ドイツの元軍人っていう設定なんでしょうかね??普通のむさくるしいおっさんです。
 「13日の金曜日」シリーズのジェイソンでもないし、『バーニング』(1981年)のバンボロでもなく(←バンボロって誰?クロプシーが名前です)、「ハロウィン」シリーズのマイケル・マイヤースでもなく、『スプリット・セカンド』(1992年)の怪物でもなく、『クライモリ』(2003年)に出てきたような殺人鬼ファミリーでもなく、普通のおっさん!
 まぁ、実際、途中ガイドがケガをして動けなくなってしまい、ガイドもいない中で、遭ったら怖いでしょうけど、ホラー映画的に、全然魅力的でない殺人鬼!なんで、殺しているのかも説明もないまま、殺しまくり!
 登場人物も多くないので、殺しまくりってほどでもないですけどね。
 
 主人公の男は、拳銃を手に入れたり、反撃して殺人鬼を倒すシーンがあるのに、トドメを刺さずに逃げ出す始末!!ホラー映画で、こういうシーン、100回は観ています!!
 普通の作品だと、トドメを刺さなくても、ラストの対決シーンでヒロインが助かるって展開になるから良いですけど、今作の場合はそうならないので、主人公の行動が悔やまれますよね~。

 実際に、こんな状況になったら、殺人鬼のこと殺せないでしょうけど、あくまでも映画なんだから、トドメを刺して欲しかった!!主人公がマヌケに見えちゃいます。殺人鬼だって、1人である必要無いんだし、何人も出せばすむでしょうしね。

 犯人を倒せるチャンスがあるのに、倒さないで逃げ出す!っていうこの展開、スラッシャー映画で、もうやらないで欲しいです。1980年代の作品なら、まだしも・・・。
 
 あまり救いの無いラストも続編を意識しているのか、どういうコトなんでしょうね??同じネタで、地下道で殺人鬼が暴れる続編は止めて欲しいですね。

 
 パリのカタコンベを舞台にしたタイトルもそのまんまの『カタコンベ』(2007年)とか、『モスクワ・ゼロ』(2006年)とか地下道って、ホラー映画を撮りたくなるような舞台なんでしょうかね??
 今作をふくめ、以上3作品どれもあまり面白くない!!。まぁ、『カタコンベ』『モスクワ・ゼロ』と比べれば、今作は、一応ホラー映画になっているので、1000倍は面白いですけどね。 35点

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ニック・エヴァスマン,ナタリー・ケリー,カトリーヌ・ドゥ・ラン,ブレンダ・クー,マックス・リーメルト
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『パーフェクト・スナイパー』

2011-11-12 23:58:20 | アクション

パーフェクト・スナイパー
ELEPHANT WHITE(2011年アメリカ)
 監督          プラッチャヤー・ピンゲーオ
 脚本          ケヴィン・バーンハート
 出演          ジャイモン・フンスー
              ケヴィン・ベーコン
              チランタニン・ピタックポントクラン

 ■ストーリー■
 バンコク、娘を売春組織にさらわれた男に雇われた凄腕の殺し屋カーティ・チャーチは、対立する組織との抗争にみせかけて、チャンガオ団のギャングたちを爆弾で殺すのだった。しかし、その場を不思議な少女に見られてしまうのだった。
 その後、チャーチは、バンコクに住む武器商人のジミーから武器を仕入れ、ギャングたちを次々と殺していくのだった。そんなチャーチの前に、殺しの現場を見ていた少女メイと出会うのだった。

 ■感想■
 ジャイモン・フンスー、ケヴィン・ベーコン主演のアクション映画。
 監督は『マッハ!!!!!!!』(2003年)、『トム・ヤム・クン!』(2005年)のプラッチャヤー・ピンゲーオ。
 監督がプラッチャヤー・ピンゲーオなんで、さぞかし、すごいマーシャルアーツ系のアクション映画なんだろうなぁ。と思っていたら、殺し屋を主人公のタイを舞台ににした普通のアクション映画でした。
 それもラストの方は、アクション映画でなくファンタジーのような要素が出てきて、なんか不思議な印象を与えて映画は終わっていきます。
 
 まるで、1970年代の日本のテレビドラマシリーズのような感じです!アクション物や刑事物なのに、夏の間だけ「怪談」シリーズとかいって、幽霊が出てくるようなエピソードを突然放映しちゃうような感じです!!
 前半から中盤にかけてのハードなアクション映画の流れが、完全に途切れて違う映画を観ているような印象をうけちゃいます。最後の最後に、少女買春の批判のメッセージまで出てきて「あれ、何の映画観てたんだっけ??」って感じです。
 しかも、映画自体は、すごくマジメなんで、最後の社会的なメッセージで観終わったあとは、暗い気持ちに・・・。

 アクション映画を撮りたかったのか??
 少女買春の実情を少し知ってもらいたいというメッセージを訴えたかったのか??
  
 ケヴィン・ベーコンが主演みたいな感じのパッケージですけど、主役はジャイモン・フンスー演じる殺し屋で、ケヴィン・ベーコンは完全に助演です。未公開映画のパッケージに文句言っちゃダメなのは、常識ですけどね。本編に無いような爆発シーンや、拳銃を持ったヒロインが描かれるのはごくごく普通ですもんね。

 今作の主人公の殺し屋は凄腕というコトになっていますけど、なんか簡単に返り討ちにあっちゃたりして、情け無いです。人気コミック「ゴルゴ13」のデューク東郷だったら、そんなコトあんまり無いですもんね。殺し屋のキャラクターといえば、まず「ゴルゴ13」が思い浮かんじゃうので、自分の中では、凄腕の殺し屋とかいう設定だと、ついついハードルが上がっちゃいます。
 
 ランニングタイムも91分と、こういうエンターテイメント作品にはちょうど良い長さなんで、ヒマだったら観てもいいかもしれないですけど、わざわざ観るレベルではないですね。熱狂的なケヴィン・ベーコンのファンとかなら観ても良いかもしれないですけどね。50点

パーフェクト・スナイパー [DVD]
ケヴィン・ベーコン,ジャイモン・フンスー,チランタニン・ピタックポントラクン
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