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『軍鶏 shamo』 日本コミック映画化

2024-01-12 23:57:12 | 香港映画

軍鶏 shamo
SHAMO(2006年香港、日本)
 監督:ソイ・チェン
 脚本:橋本 以蔵
    セット・カムイェン
 原作:橋本 以蔵
    たなか 亜希夫
 出演:ショーン・ユー
    フランシス・ン
    魔裟斗
    ディラン・クォ
    ブルース・リャン
    テリー・クァン

 ■ストーリー■
 ある日、普通の家庭に育った成嶋亮は両親をナイフで殺し少年院に送られる。日々、親殺しとして少年院でリンチにあうのだった。空手の教官の囚人、黒川と出会い空手を教わり格闘術の腕を上げた成嶋は刑期を終えて出所してくるのだが、、。 

 □■□「軍鶏 shamo」ファンの方読まないで下さい□■□
 原作のコミック、映画版ともにファンの方は読まないで下さい。
 ほめてません、、。

 ■感想■
 日本のコミック「軍鶏 shamo」を香港、日本合作で映画化した格闘アクション。
 監督は、犯罪物と思わせておいて、なぜかラストで格闘系アクション映画になってしまう『ドッグ・バイト・ドッグ』(2006年)のソイ・チェン。
 
 原作者の橋本以蔵が自ら脚本を書いてます。
 原作者自ら脚本を書いているんですが、ストーリーが良くわかりません!!
 コミックの映画化作品だから、今作を観る人は原作のコト知っている人対象なんでしょうか??
 自分は原作を全然知らないので、ストーリーについていけませんでした、、、。

 

 まず、主人公の設定ですが、何かストレスがあったのかどうか分かりませんが冒頭から親殺しをする主人公のキャラクター、全然感情移入できない、、。
 105分の映画の主人公としてこの設定はキツイのでは??

 原作通りだからってコトなんでしょうけど、長期の連載物のコミックなら人気を呼ぶキャラクターでも、105分で終わってしまう映画でこのキャラクター設定は原作ファン以外置いてけぼりなのでは??

 そうは言っても感情移入できないような登場人物を主人公にした作品も探せばけっこうあるんでよね。
 リチャード・フライシャー監督の『絞殺魔』(1968年)、犯罪物『地獄の貴婦人』(1974年)、マックス・フォン・シドー主演『ナイトビジター』(1970年)、『完全犯罪<パーフェクト・クライム>』(1981年)、『マッドボンバー』(1972年)、。
 思いつくのが古い作品ばかりですいません、、。
 ミステリー映画や犯罪映画ではけっこうありますね。

 別に『地獄の貴婦人』の主人公たちに感情移入して観たワケじゃないですけど、、。

 でも、特に『軍鶏 shamo』の主人公に感情移入できないのは、格闘映画だからかもしれないですね、、。 

 原作のファンのための映画化と割り切って観るしかないですね。
 どんな作品か知らずに観た自分が悪いんでしょうけど、、、。
 
 映画を観るときに、事前にその作品の情報を得ないようにしているので、こういうコトが起きちゃいます。
 好みのジャンルでもないのに観てしまう系なコト。
 最近は多少なりとも事前にどんな作品か情報を得るようにしているので、そういうコトは、かなり減りましたが、今作を観たのは2008年頃なので、まさにそのパターン!!

 ”ミステリー映画だと思って観始めたら、オカルト映画だった” 
 自分は、このパターンが1番多いかもしれないです。

 でもその他にも、いろんなパターンが。
 ”アクション映画、犯罪映画だと思って観始めたら人間ドラマだった”
 ”B級映画だと思って観始めたらZ級で観るのが苦痛でほとんど覚えていない”
 ”武侠映画だと思って観始めたらクンフー映画だった”
 
 
 原作はかなり殺伐とした長い作品みたいです。知らなかったです、。コミックで34巻、、。長編です、、。
 
 脚本家のセット・カムイェンは、『姉後 ~ANEGO~』(2005年)、『ドッグ・バイト・ドッグ』(2006年)、『SPL 狼よ静かに死ね』(2005年)、『導火線 FLASH POINT』(2007年)、『惨殺のサイケデリア』(2013年)の脚本家です。
 作品から見ると、格闘物が得意な印象ですが、格闘映画以外はあまり印象がないんですが、香港映画界なんで、どんな映画の脚本でも書いちゃいますよね。


主人公が普通でない人の映画をいくつか。
「木曜洋画劇場」で放映した吹替音声つきで再発お願いします。

バート・I・ゴードン監督の犯罪物。普通っぽい人出てきません、、。

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『狼牙 ライジング・フィスト』 ウー・ジン!

2021-05-15 10:05:39 | 香港映画

狼牙 ライジング・フィスト
狼牙 LEGENDARY ASSASSIN(2008年香港)
 監督:ニッキー・リー
    ウー・ジン
 脚本:ニッキー・リー
    ウー・ジン
    フォン・チーチャン
 出演:ウー・ジン
    セリーナ・ジェイド
    アレックス・フォン
    カウ・チンマン
    ラム・シュー
    青山 倫子

 ■ストーリー■
 香港の小さな島でマフィアのボスを殺したボーは、ボスの頭をバッグに入れて島を出ようとするが台風のため島にとどまることに、、。島で出会った女性警官イウと出会い食堂に行くことに。食堂で強盗3人組と一緒になり逮捕しようとしたイウととに乱闘になるブルース。
 ブルースの活躍で強盗は逮捕され、その活躍で警察署で歓迎を受けることになるのだった。一方、ボスが殺されたことを知り、組織は殺し屋を追っていた。 

 ■感想■
 以前観た作品記事にしていたもののアップしていなかった作品がいくつかあるのでしばらく古い作品を記事にしていきます。

 今回の記事は、ウー・ジン主演の香港のアクション映画『狼牙 ライジング・フィスト』。

 ウー・ジン演じるのは殺したターゲットの頭を持ち歩く殺し屋役。

 ウー・ジンが出演しているアクション映画ということ以外、特に書くことが無い、、。
 
 いつもの香港映画!
 ストーリー普通!
 アクションシーン凄すぎ!
 

 ウー・ジンファンや香港アクション映画ファンのための作品です。

 ウー・ジンと言えば出演昨で主な作品をいくつかあげるだけでも、『SPL狼よ静かに死ね』(2005年)、『拳神 FATAL CONTACT』(2006年)、『インブジブル・ターゲット』(2007年)、『血戦 FATAL MOVE』(2008年)、『ドラゴン×マッハ』(2015年)と香港・中国アクション映画ファンならどこかで出演作観たことがあるはず(かな??)

 香港の平和そうな小さな島が舞台なんですが、マフィアのボスがいたり、指名手配中の強盗3人組がいたり、なんで??かなり犯罪者が多すぎー。
 
 なんか、ウー・ジンが警察署で料理を作ったりしたり、少しコミカル系なほのぼのとしたシーンがあるかと思えば、警官が殺されたりといつも通りに登場人物が次々死にまくりの展開はさすが香港映画。

 なんか最後も、いつもの香港映画っぽく終わっちゃうし、、。

 ところで、ウー・ジンはなぜ、あんな証拠になるような物をバッグに入れて持ち歩いていたんでしょう??

 

 

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『インビジブル・スパイ』

2021-03-18 22:48:50 | 香港映画

インブジブル・スパイ
使徒行者2諜影行動 LINE WALKER 2 INVISIBLE SPY(2019年香港、中国)
 監督:ジャズ・ブーン
 脚本:カット・クワン
 出演:ルイス・クー
    ニック・チョン
    フランシス・ン
    ジャン・ペイヤオ
    チャン・イーチー
    ホァン・チーチョン

 

 ■ストーリー■
 1987年フィリピン、孤児院での優秀な少年アン・ツァイとディーは何者かに連れ去られそうになるが、アン・ツァイがディーを助けるものの大けがを負い、ディーは足を滑らせ崖から落ちてしまうのだった。アン・ツァイは男たちに連れ去られてしまうのだった。
 2019年香港、大企業の社長が繁華街で車を暴走させ通行人を轢き死傷者を出す事故を起こした後自殺する事故が起きる。事前に情報を得ていた記者のイウ・ホーイーは、事故後、男に襲われるが、刑事情報課の警部チェン・トーに助けられるのだった。イウは記者ではなく、実は有名なハッカーで、事故の情報を入手、警察に通報していたのだった。イウによれば国際的テロ組織が子どもをスパイの工作員に育て上げ世界中の警察に送り込んでいるというのだった。チェンと上司のイップ警視がそのことを聞きだすが、そこへ保安部ジェン警視が現れ、捜査を引き継ぐと告げるのだった。
 イウのハードディスクに何かしらの情報があると、保安部と情報課の合同捜査で、ジェンとチェンはミャンマーへ向かう。しかし、イウのハードディスクは襲われ、激しい銃撃戦に、、、。
 チェンはハードディスクを入手し警察へ渡すが中身は空な上に、チェンはその後行方が分からずなってしまうのだった、、、。

 ■感想■
 ルイス・クー、ニック・チョン、フランシス・ン出演の香港ノワールアクション映画。
 タイトル(原題)から分かるように『ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官』(原題”使徒行者 LINE WALKER”)の続編です。
 もともとは『ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官』も香港のTVドラマ”LINE WALKER”のスピンオフ的な映画化作品のようなので、その2作目というコトになるんでしょうね。

 続編と言っても、出演者のルイス・クー、ニック・チョン、フランシス・ンが同じだけで、ストーリーにはまるでつながりがないので、今作から観て全然大丈夫な作品です!!

 今作では、警察の外に置かれた対テロ組織、不可視前線部隊IFF(INVISIBLE FRONTLINE FORCE)という組織が出てきます、、、。トム・クルーズの所属するI.M.F.みたいです。

 香港映画なので容赦ないストーリー、ハリウッドだったらよっぽどのコトがないと死なないような登場人物が、回想シーンや現在進行形で死んでいきます、、。

 コミカルなシーンがまるでない98分!アクションに次ぐアクション!誰が捜査官で、誰がスパイなのか??緊張感がずっと続きます、、。
 スペイン牛追い祭りを使ったアクションシーンも、さすが香港映画って感じです!!

 香港映画ファンならすぐにわかっちゃうキャスティングですけど、、。
 でも、ルイス・クーも、ニック・チョンも、フランシス・ンも善人役も悪人役も演じるから、深く考えだすと分からなくなっちゃうかも??

 でも、延々と盛り上げておいて、ラストはどんよりした気持ちに、、。
  ハリウッドだったら、続編製作を考えて絶対にしないような展開に、普通にしちゃってます、、。
 香港映画ファンのみでなく、普通にアクション映画ファンもサスペンス映画ファンにも観て欲しい作品です!!

前作はストーリーつながってないので今作からで大丈夫。

 

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『スーパーティーチャー 熱血格闘』

2021-03-17 22:45:11 | 香港映画

スーパーティーチャー 熱血格闘
大師兄 BIG BROTHER(2018年香港、中国)
 監督:カム・カーワイ
 脚本:チェン・タイリ
 出演:ドニー・イェン
    ジョー・チェン
    ルオ・ミンジェ
    ユー・カン

 ■ストーリー■
 徳智学園に新任の教師チャン・ハップが赴任してくる。問題児の多い6Bの担任に。
 レイ・ワイチョン、双子のクワン・カイチン、クワン・カイイン、姉弟仲の悪い少女のウォン・ダッナン、音楽好きのホン・ジョウファの5人グループが特に問題が多かった。ある日、もともとトラブルの多かったバスケット部員とケンカし、レイは退学しそうに。ラム校長は退学させようとするが、反省文を書かせなんとか退学は免れることになる。
 チャンは5人の問題を調べ、真摯に向き合い彼らの問題点を解決していこうとする。
 そんなとき、学校に来なかくなったレイは、アルバイト先のレストランで高級ライターを盗もうとしたことをきっかけにボクシングジムで働くことになり、八百長試合に巻き込まれてしまうのだった、、。

 ■感想■
 ドニー・イエン主演、製作の学園を舞台にした青春感動作。
 元アメリカ海兵隊の教師が生徒たちを更生させていきます。
 
 ミュージシャンになりたがっているホン。
 レーサーになりたがっていて、弟ばかり愛されていると思っているウォン・ダッナン。
 奥さんが男と逃げたことで、父親がアル中になってしまった双子のクワン兄弟。
 祖母と暮らす貧しい家庭のレイ。

 香港映画だけあって、展開が早い!!まるでTVシリーズのダイジェスト??っていうくらいの展開の速さ!!
 テンポが良すぎ!!
 あっという間に、クラスの問題児4人を解決!!映画が始まって60分弱で解決しちゃっいます!!
 その後、総合格闘場でロッカールームでの乱闘事件!
 ドニー・イェン演じるチャン・ハップの過去!!
 戦場シーン!!

 総合格闘技のロッカールームでの格闘シーンは、ドニー・イェンファンなら大喜びできるシーンです!!

 ここまでで60分強!!

 ベタな展開ですけど、思わず感動しちゃうシーンの連続!


 普通の映画だったらここで終わりみたいな感じなのに、このあとも事件が!!クワン・カイチンの薬物の過剰摂取問題が発生!!
 
ランニングタイム109分なのに、まるでTVドラマのシリーズ10話くらい観たような印象!!

ドニー・イェンファン必見!!そんなコト言われなくてもファンはみるんでしょうけど、、。

 香港映画好きで良かったと思わせてくれる1本でした!!

 

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『無敵のドラゴン』

2021-01-26 23:11:16 | 香港映画

無敵のドラゴン
九龍不敗 THE INVINCIBLE DRAGON(2019年香港)
 監督:フルーツ・チャン
 脚本:フルーツ・チャン
    ラム・キー・トー
 出演:マックス・チャン
    アンデルソン・シウヴァ
    ケヴィン・チェン
    アニー・リウ
    ロレッタ・リー
    ラム・シュー

 ■ストーリー■
 警察官の九龍(ガウ・ロン)は潜入捜査のときに犯人を追い詰め銃を乱射し、それが問題になり、左遷させられ、郊外の元朗(ユンロン)の流浮山(ラウファウサン)で20人も署員がいない警察署の署長になる。
 流浮山では、女性警官が連続して殺される事件が発生していた。囮捜査で犯人を追い詰めるものの、捕り逃してしまい婚約者のニンを連れ去られてしまううのだった。それから事件は起きなかったが、1年後、マカオで手口が似た事件が起きるのだった。香港警察のモウは捜査協力を申し出るが断られてしまうのだった。
 かつての部下モウは、警察を辞めたガウ・ロンに協力を依頼するが断るのだった。その後ガウ・ロンは犯行現場で香港警察が使用している9ミリの銃弾を発見するのだった。ガウ・ロンは警視長の計らいで、仕事に復帰、事件の捜査を始めるのだった。


 □■□ネタバレあり!□■□
 ネタバレなしで観た方が10倍面白いので、今作を観てから読んで下さい!!

 ■感想■
 マックス・チャン主演のアクション映画。

 今作のメインは、マックス・チャンvsアンデウソン・シウヴァ!
 
 タイトルが無敵のドラゴンだったので、てっきり20世紀初頭の香港を舞台にしたクンフー物だと思い込んで観たら、現代が舞台の警察物だったので、超ビックリ!!
 タイトルだけで観るので、こんなコトがたまに起きます。

 しかも、出演はマックス・チャンにアンデウソン・シウヴァ!

 何か、すごい映画を借りちゃった!!と喜んだものの、いつもの香港の警察物の雰囲気で進んでいきます!!
 
 主人公ガウ・ロンの潜入捜査のシーンでラム・シューが出てくるので、いつもの警察物かぁと思って油断して観ていると、数分後には銃を撃ちまくりの残酷なシーンに、、、。
 銃を乱射して左遷させられても。地方の警察署の署長って、けっこう良い待遇なのでは??とも思いますが、その赴任先では婦人警官が殺される連続殺人事件が起きてるって、どこまでもストーリーがあっちの方向に飛んでっちゃうので、唖然状態!!

 何かローカルな警察物と思っていると、人が死にまくり!!

 事件の被害者はもちろんですが、その他メインの登場人物でも、
 ガウ・ロンの部下で捜査に参加させようとする刑事モウ。
 ガウ・ロンの婚約者ニン。
 アンデウソン・シウヴァ演じるシンクレアの恋人レディ。
 犯人のシンクレア。

 なぜ、ここまで?? 
 
 で、みんなが観たがっているはずの、マックス・チャンvsアンンデウソン・シウヴァの対決シーンもなぜか中途半端で、最後は本当に龍が出てきて、ファンタジー映画に、、、。
 こうなると、ぶっ飛びすぎて意味が分からない、、、。

 香港映画ファンにだけオススメします。

 

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『ゴールデン・ジョブ』

2021-01-25 00:32:45 | 香港映画

ゴールデン・ジョブ
黄金兄弟 GOLDEN JOB(2018年香港)
 監督:チン・ガーロウ
 脚本:キム・ドンギュ
    クァク・キンロウ
    エリカ・リー
    チョン・シューカイ
 出演:イーキン・チェン
    ジョーダン・チャン
    マイケル・ツェー
    チン・ガーロウ
    ジェリー・ラム
    エリック・ツァン
    倉田 保昭
    ビリー・チョウ

 ■ストーリー■
 曹(チョウ)に育てられた親のいない5人の若者たち、シウォン、フォサン、ビル、タンディン、マウスはある任務が失敗し、情報局を去りフリーに。
 5年後、シウォンはアフリカ貧しい子どもたちを救うため高価な新薬を奪う計画を立てる。しかし、その新薬は情報局がらみの品物だった。ブダペストにある倉庫から空港までの移送中に奪う計画だった。計画は成功するものの輸送車に積まれていたのは新薬ではなく金塊だった。
 ビルが情報局のライスと組んで、仲間を裏切り金塊を手に入れるための計画だったのだ、、。

 ■感想■
 イーキン・チェン、ジョーダン・チャン、マイケル・ツェー、ジェリー・ラム主演の香港アクション映画。
 
 上記の俳優たちが出演して大ヒットした犯罪青春物「欲望の街・古惑仔」シリーズ。第1作の『欲望の街・古惑仔Ⅰ銅鑼湾(コーズウェイベイ)の疾風 』が1995年ですが、続編やスピンオフ作品が短期間で次々と作られました、、、。
 スピンオフ作品は、今でも短期間で製作される印象はありますが、正式な続編まで製作されたんで、このヒットはすごかったんでしょうねぇ、、。
 続編が『欲望の街・古惑仔 II/台湾立志伝』(1996年)、『新・欲望の街 I 古惑仔疾風、再び』(1996年)、『新・欲望の街 II '97古惑仔 最終章』(1997年)。
 スピンオフが『欲望の街・外伝 ロンリーウルフ』(1996年)、『欲望の街・純愛篇 紅い疾風』(1996年)。日本で公開されただけでこれだけあるので本国ではもっとあるのかも??当時は日本でもそれなりに香港映画は公開(ビデオスルーですが、、)されていたので、シリーズ全作公開されている可能性も高いですが、、、。

 その後もシリーズ5作目(未公開)、6作目『狼たちの伝説 亜州黒社会戦争』(2000年)が製作されました。自分は、この「古惑仔」シリーズを観るのに間に合っておらず、2005年にソフトが発売された『狼たちの伝説 亜州黒社会戦争』のみ観ています、、、。

 このシリーズを観たいと思ったときは、DVDにもなったんですが高価で買えず、VHSはレンタルショップで売り場がなくなり観れずじまい、、、。

 そんなヒットシリーズの出演者たちが再集結して作ったのが、今作『ゴールデン・ジョブ』。
 1990年代か2000年くらいの香港映画のノリの軽い感じのアクション映画です。でも香港映画なので、軽いノリでも、メインの登場人物や名前のない登場人物死にます、、、。

 映画冒頭の化学者(学者??)を救出するエピソードもわざわざ描いてますけど、「このシーン必要だったの??」っていうくらいアクションシーンのムダ使い(ほめてます、、)
  素手で戦うシーン、銃撃戦、カーチェイス、とにかくたっぷり観れます!!

 最後のシーンも、なぜ兄弟で争う必要があったの??今作の敵役のビルですが007の敵のボスのような要塞のような自宅に住む必要なかったのでは??
 最初から父親と兄弟たちに謝ればすんだ話では??
 って感じですが、それだと映画にならないので、、、。


 1980年~1990年代の香港映画ファンだったら、楽しめると思います、、(多分)。肩がこらない、ボーとして観てても楽しめる系の作品です(これもホメてますよー)

 倉田保昭が日本人のお酒作りのおじいさん役で出演していますが、見せ場も用意されています。あんなに強いおじいさんがいたらオカシイのでは??と思いますけど香港映画なんでOKです。

 

 

 

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『カンフーモンスター』

2021-01-11 00:23:40 | 香港映画

カンフー・モンスター
武林怪獣  KUNG FU MONSTER(2018年香港、中国)
 監督:アンドリュウ・ラウ
 脚本:ラン・チャオ
    リン・ティン
 出演:ルイス・クー
    チーニー・チェン
    ビー・ヘイデン
    バオ・ベイアル
    ワン・タイリー
    チョウ・ドンユイ
    ピーター・ホー
    アレックス・フォン

 ■ストーリー■
 明朝末期、朝廷が乱れ、宦官が権力を欲しいままにし、東廠の提督、孫玉鶴(ソン・ギョクカク)が猛威を振るっていた。ちょうどそのころ南の国、渤泥国(ブルネイ王国)から黒毛に覆われた世にも珍しい怪物が献上された。孫玉鶴はその怪物を使い謀反を画策し、皇太子を抹殺しようとするのだった。孫玉鶴は、錦衣衛の獣使い封四海(ホウ・シカイ)にその怪物を人殺しの道具に育てるよう指示するのだった。しかし、封四海は、育てるうちに、招財(ショウザイ)と名付けたその怪物に愛着がわき逃すことに、、、。そして、封四海も逃走するのだった。
 孫玉鶴は、逃げた封四海と怪物に3万両の賞金を出すのだった。掲示が出ると武林では怪物を捕えようと必死になった。怪物の捕縛に名を借り、謀反の火種となる可能性のある江湖の侠客たちが争い殺し合い死んでいった。
 封四海はすでに捕吏に捕えられ、花田客桟に運ばれようとしていた。
 冷氷氷(レイ・ヒョウヒョウ)は、封四海を助けるため、輸送している朝廷の官銀を奪うという嘘で仲間を集めるのだった。川陜(せんせん)義軍の甄剣(シン・ケン)、熊嬌嬌(ユウ・キョウキョウ)、江湖で有名な3手必殺の岳山翁(ガク・サンユウ)たちを集めていた。また、宿に集まった胡中(コチュウ)とその弟分と武柏(ブ・ハク)で、東廠の官兵たちを待ち伏せするのだった。
 

 ■感想■
 アンドリュウ・ラウ監督、ルイス・クー主演のコメディタッチの武侠モンスター映画。
 もう少しシリアスな作品だと思っていたんで、ちょっとびっくり、、、。
 『インファナル・アフェア』(2002年)、『デイジー』(2006年)、『傷だらけの男たち』(2006年)とシリアスな作品のイメージが強かったので、、、。
 と、思って調べたらアンディ・ラウ、セシリア・チャン主演のコメディ『剣客之恋』(2006年)とかも監督してました。
 基本、どんなジャンルの作品でも監督しちゃう香港映画ですからね、、、。

  香港映画なんでコメディタッチのユルユル系の作品なのに、バンバン人が死んでます!
 江湖の侠客?の名前まで紹介された達人たち4人もあっという間に退場!!名前までテロップで出したのに、、、。
 ルイス・クーは怪物招財を逃すためとはいえ、護衛の人間も(多分)殺しまくり、、、。

 花田客桟にルイス・クーを移送していた東廠の兵隊も(多分)死にまくり、、、。

 ストーリー的には、ずいぶんと物騒な物語なのに、コメディなので、のーんびり、ユルユル、、、。

 途中、ミュージカルのようになるシーンまで用意されてます。真剣に観てたたら、何やってんのー??って思っちゃいますけど、ボケーっとして観る分には十分面白いです。
 こういう作品、香港映画では、かつては多かったんですけど、今ではほとんど観れないので貴重かも??
 日本で公開されていないだけなのか、本国でも作られていないのか分からないですけど、、、。

  宦官の孫玉鶴もあんなに強いなら怪物を調教しなくても良かったのでは??とも思いますけど、あくまでも犯人をあの怪物にしたかったんでしょうねぇ、、、。
 
 香港映画のゆるーいコメディ調の作品が好きな映画ファンは必見!

 

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『新喜劇王』

2021-01-03 20:29:31 | 香港映画

新喜劇王
新喜劇之王 THE NEW KING OF COMEDEY(2019年香港、中国)
 監督:チャウ・シンチー
    ハーマン・ヤウ(ハーマン・ヤオ)
 脚本:チャウ・シンチー
 出演:エ・ジンウェン
    ワン・パオチャン
    チャン・チュエダン
    ジン・ルーワン
    ユエン・シンチ

 ■ストーリー■
 映画女優を目指すモンは、万年エキストラの端役ばかり演じている、、、。
 モンはプチ整形して、かつての大スター、マーが出演する”白雪姫 血のチャイナタウン”のオーディションを受け、その顔が受けマーと共演するチャンスを得るのだった。しかし、かつての大スター、マーは落ちぶれているものの注文だけつけてくる状態だった、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 何も知らずに観た方が100倍面白いので、観る方は読まないで下さい。


 ■感想■
 チャウ・シンチー監督&脚本の1999年の香港コメディ映画『喜劇王』をリブートして作り上げた感動作、、、??なんで感動作。 

 映画女優を目指すヒロインが、チャウ・シンチー映画お得意のドタバタをしているうちになぜか最後は感動的な姿に、、、。
 笑うつもりで観たら、感動して涙ポロポロに、、、。
 笑うつもりと言っても、香港映画のベタすぎなギャグでゲラゲラとは笑えないんですけど、、、。

 笑いのシーンと言えば、今作のヒロインのモンがメイクしたまま家で食事するシーンは、少しだけ笑えました。

 

 感動的と言えば、チャウ・シンチー監督の『西遊記 はじまりのはじまり』(2013年)も最後は涙ポロポロだった気が、、、。どこまで涙もろいの、オレ??

 
 
 いっしょにいた映画女優を目指してもいない女友達が、顔だけで事務所にスカウトされたり、恋人チャーリーにだまされたり、、、踏んだり蹴ったりの人生のモン。
 顔も映らない役しかオーディションで受からないモンですが、映画女優をあきらめない。
 あきらめなければ、成功するという思いが伝わってくるラストは思わず涙、、、。
 マーのアドバイスで試験受けるんですが、、。
 
 ヒロインのモンのどこまでもあきらめない姿が感動的なのは当然としても、モンの父親も感動的!
 娘に「女優の仕事をやめろ」とか言ってるくせに、心配で撮影所まで見に来たりして親バカな姿に感動、、、。
 弁当のシーンとか。
 表彰式のシーンでも、思わずもらい泣き、、、。

 かつての大スターのマーもSNSでトンデモない姿が拡散。
 SNSで拡散して人気者になってしまったマーも努力をやめない姿も感動的!!

 

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『ホワイト・ストーム』

2020-12-29 22:09:04 | 香港映画

ホワイト・ストーム
掃毒2天地対決 THE WHITE STORM 2 DRUG WARS(2019年香港、中国)
 監督:ハーマン・ヤウ
 脚本:ハーマン・ヤウ
    エリカ・リー
    エリック・リー
 出演:アンディ・ラウ
    ルイス・クー
    ミウ・キウワイ
    カリーナ・ラム
    クリッシー・チャウ

 ■ストーリー■
 香港の黒社会の組織「正興組」は麻薬を扱わないという掟があった。しかし、店で麻薬が売買されていたことがばれ地蔵(ジゾン)は指をつめることに。
 組長の甥で地蔵の義兄弟ユー・シュンティンは組織をやめ、株の勉強を始め、15年間で実業家として成功していた。ある日、正興会にいたときにつきあっていた恋人から連絡が来るのだった。自分は病気で死にそうなので、シュンティンとの間にできた子どもダニーの面倒を見てくれと言うのだ。しかし、ダニーは麻薬中毒者になっており転落死してしまう。シュンティンは麻薬撲滅運動を展開していくのだった。
 一方、地蔵は正興組を破門され、自ら組織を大きくし麻薬四天王にまでなっていた。
 
 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 アンディ・ラウ、ルイス・クー主演の香港ノワール。
 監督は『幽霊刑事』(2001年)、『恋のQピッド』(2001年)、『インファナル・ディパーテッド』(2006年)、『血戦 FATAL MOVE』(2008年)や「イップマン」シリーズのハーマン・ヤウ(ハーマン・ヤオ)。

 香港映画としては普通の感じのいつものアクション映画です。

 産休明けの女性刑事が出てきますが、現場の手入れですぐに死亡!
 
  アンディ・ラウと別れた恋人の子どもも存在が明らかになってからすぐにビルから落っこちて死亡!
 
 このことが原因でアンディ・ラウは麻薬撲滅運動に過激に行っていくんでしょうが、死ぬまでの展開が早すぎ、、、。子どもがいたこともさっき知ったのに、、、。

 刑事の子どもの同級生が麻薬の影響で飛び降りるシーンとかも、唐突すぎ!!何の前触れもなく唐突に、、、。

 いかにもこの展開の早さは香港映画的ですけど、まるでTVドラマの総集編でも観ているかのような場面展開感!!

 とにかく、登場人物たちが死にまくり、、、。
 麻薬四天王もほとんど紹介もなく、お亡くなりに、、、。
 ルイス・クーの仕業か、アンディ・ラウの仕業か、、、。

 アクション映画定番の展開も!麻薬課の同僚の女性刑事と結婚するので指輪をもっていた刑事が出てきますが、案の定、死にます!!
 今作では女性刑事が犠牲に、、、。

 
 麻薬の取引現場を襲ってまで、撲滅を図るアンディ・ラウ。
 警官も組織の人間も犠牲者出まくり、、、。
 アンディ・ラウの役は、元犯罪者でなく、、今も犯罪者、、、。

 この展開では、アンディ・ラウも。ルイス・クーも死ぬだろうなぁ、、。と思っていると、その通りの展開に、、。

 ところで原題のホワイト”ストームには2の数字がついていますが前作はベニー・チャン監督、ラウ・チンワン、ルイス・クー、ニック・チョン主演のアクション映画『レクイエム 最後の銃弾』(2013年)です。
 『レクイエム 最後の銃弾』の原題は”掃毒 THE WHITE STORM”でした。ストーリーは全然関係ない6年前の作品でした。
 自分は潜入捜査官物のアクション巨編の『レクイエム 最後の銃弾』の方が断然好きです!!

 

前作ですが、ルイス・クーが出演していることしかつながりが無いです。ストーリー関係ありません。

 


 

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『追龍』

2020-12-20 22:22:58 | 香港映画

追龍
追龍 CHEISING THE DRAON(2017年香港)
 監督:ウォン・ジン
    ジェイソン・クワン
 脚本:ウォン・ジン
 出演:ドニー・イェン
    アンディ・ラウ
    ケント・チェン
    

 ■ストーリー■
 1974年以前の香港は暗黒時代だった。警察と黒社会が結託し汚職が横行していた、、。
 1960年潮州出身のン・サイホウはそんな香港にやってきた。黒社会のケンカに参加したサイホウと仲間たちだったが、機動隊に捕えられてしまう。サイホウと同じ潮州出身リー・ロック探長は腕っぷしの強さを見込んで釈放し金も与えるのだった。その後、ロックは順調に出世していくのだった。
 一方、サイホウは、チウのカジノで盗みを働いた仲間を助けるため黒社会の一員になるのだった。チウの部下となり九龍城砦で働いていた。九龍城砦の地区は南京条約でグレーゾーンとなっておりイギリス政府も香港警察も手を出せない無法地帯になっていた。
 黒社会の組織を入れ替えようと画策するロックは。九龍城砦へ交渉へやって来るが、長年争っていた探長トン・ガンと、黒社会のチウとチョンの罠にはまり殺されそうになるのだが、事前に情報を得ていたサイホウに助けられるのだった。しかし、ロックを助けるとき、裏切り者としてチウに膝を砕かれてしまうのだった、、、。
 ロックは、サイホウに香港の半分を与え、警察と黒社会が結託し、お互いに利益を分け合うのだった、、、。

 ■感想■
 実在した黒社会のボスと香港警察をモデルにした実録映画。
 
 監督は香港で映画を撮り続けるエンターテイメント派のウォン・ジン。
 制作は、ウォン・ジン、ドニー・イェン、アンディ・ラウ、コニー・ウォンと、主演の2人も製作に関わっています。

 香港の人にとっては身近な話なんでしょうか??自分は全然知りませんでした、、、。
 今作は【香港電影金像奨】撮影賞と編集賞と2部門で受賞。ノミネートは

 調べたら、アンディ・ラウは1991年の『リー・ロック伝 大いなる野望PARTI炎の青春』、『リー・ロック伝 大いなる野望PARTII香港追想』でも同じロック役を演じています。
 今作で製作もしているので、リー・ロックは、アンディ・ラウにとってかなり思い入れのある役なんでしょう。

 麻薬、売春、カジノ、何でもありの黒社会と警察とのつながりって、こわすぎの香港警察。
 フランス映画に良く出てくる悪徳刑事が当たり前のような世界、、、。
 アンディ・ラウ演じるリー・ロックも悪徳警官ですが、それよりも悪い警官やイギリス警官が、、、。

 多少の脚色があるでしょうが、実録物なんで、大まかなあらすじは変更しようもなく、悲劇に向ってストーリーが進んでいきます。どれだけ実際に近いのかは分からないですけど、、、。
 セットとか作ったんでしょうけど、九龍城砦とか街なみとかの1960年代の最限度すごすぎです。

 香港ノワール度    ★★★
 エンターテイメント度 ★★
 1960年代再現度    ★★★★★ 
 

 こういう実録物、または実録系の作品はあまり好きではないのですが、かなり面白く観れました。あまり得意じゃない自分がランニングタイム128分と長い作品で全然飽きることなく観れたので、こういう実録映画好きな映画ファンにはすごーく面白く観れるかも?
 アッという間の128分です。まるでTVシリーズを観たかのような満足感。
 実録映画好きな映画ファン以外だと、やはり香港映画ファンにも最高の1本かも??
 もちろん、ドニー・イェンのファンの方も必見!
 無敵のキャラクターでなく、今作では演技派に、、、。

 

 




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『西遊記リローデッド』

2020-11-27 23:42:26 | 香港映画

西遊記リローデッド
A CHINESE TALL STORY  情癲大聖
(2005年香港)
 監督:ジェフ・ラウ
 脚本:ジェフ・ラフ
 出演:ニコラス・ツェー
    チェン・ボーリン
    スティーブン・チョン
    シャーリーン・チョイ
    ファン・ビンビン

 ■ストーリー■
 三蔵法師たちは莎車城という町に到着し歓迎を受けるが、その夜、妖怪に襲撃されるのだった!
 三蔵法師は難を逃がれ、逃げることができたが、孫悟空たちは捕われてしまうのだった。弟子たちを救出しようとするが、妖怪少女のメイヤンに惚れられてしまい、一緒に行動することに、、、。
 そんなとき、宇宙からはシャオシェン姫がやってくる。果たして、三蔵法師は無事に孫悟空たちを救出できるのか?? 

 ■感想■
 今作を観たのは2007年なので、13年も記事にしてませんでした、、、。

 観てすぐに記事にしないと、記憶があやふやで、、、ダメですよね。このブログ、観た映画の備忘録にもなっていない、、、。


 ジェフ・ラウ監督の西遊記物。
 チャウ・シンチー主演の西遊記物の大作『チャイニーズ・オデッセイ』(1995年)も監督しています。
 『チャイニーズ・オデッセイ』は、前編、後編の2部作で時間も長くストーリーも難解、だけどおかしな笑えるシーンも山ほど、最後は感動的でした!


 てっきり、「今回もすごい西遊記物??」
 と思って鑑賞しましたが、普通の香港映画でした。
 期待度が高かったので、少しだけガッカリしちゃいました、、、。

 今作は今作で、普通に面白いですが、、。

 『チャイニーズ・オデッセイ』はタイムスリップや生まれ変わり等々、考えれば考えるほど良く分からなくなる超難解な作品でしたが、今作は本当に普通のエンタメ作品でした。

 ジェフ・ラウ監督は、コメディ映画の傑作『黒薔薇vs黒薔薇』(1992年)、『大英雄』(1993年)も監督しています。

 香港映画の監督なので『アンディ・ラウのスター伝説』(1993年)のような真面目な作品も監督しています。

 今作も、エイリアンとかが出てきますが、ストーリーは普通の香港映画です。
 途中、やりたい放題、めちゃくちゃな展開やパロディとか出てくるのに、最後は感動的にまとめてきます。

 香港映画なんで、こんな感じ普通なんですよね、、。
 観ている間は普通に楽しめるので、地上波で普通に放送してくれれば良いのに、、。映画枠がないですが、、。


 DVDは一時期、プレミア価格になっていましたが、普通の価格に戻ったみたいです。

『チャイニーズ・オデッセイ』のブルーレイ発売して下さい!

 

 

 








   
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『イップ・マン 継承』 ドニー・イェン対マイク・タイソン

2018-05-25 22:05:37 | 香港映画

イップ・マン 継承
葉問3 IP MAN3(2016年香港、中国)
 監督:ウィルソン・イップ
 脚本:エドモンド・ウォン
    チェン・タイリ
    ジル・レオン
 出演:ドニー・イェン
    マックス・チャン
    リン・ホン
    パトリック・タム

 ■ストーリー■
 1959年、香港、イップ・マンは妻のウィンシンと息子と平和に暮らしていた。しかし、イップ・マンの息子が通う小学校の土地を狙って、不動産王フランクがいやがらせを行っていた。イップ・マンの息子が通う小学校の父兄に詠春拳の達人チョンがいたのだった。

 ■感想■
 ドニー・イェン演じるイップ・マンVSマイク・タイソン。
 でもクライマックスの相手は、マックス・チャン。
 マイク・タイソン演じる地上げ屋のボスは、中盤の戦いで、ストーリーから、突然の離脱。

 前作では、クライマックスになるであろうサモ・ハン・キンポーとの戦いを中盤に持ってきてしまったので、ストーリー的に盛り上がらなかったからなのか、マックス・チャンとの対決をクライマックスに持ってきたんでしょうか??


 でも、マイク・タイソンとの対決がクライマックスだと思っていたので、この展開には少し驚き!

 でも、マイク・タイソンは、あくまでもゲスト扱いってことなんですね。
 拘束期間10日間の契約だったみたいですね。
 短い期間という制約の中で、これだけの中盤の対決シーンは迫力あってすごすぎ!
 このマイク・タイソンとの対決シーンを観るだけでも、必見の1本!!

 当然と言えば当然ですが、マックス・チャンとの対決シーンも迫力ありすぎ!!必見のシーンになっています。

 ただ、ストーリー的には、地上げ屋と戦うイップ・マンの活躍が前半からメインだったのに、それが中盤までで、その後、まるっきり違う展開になるのは少し盛り下がり的。

 マックス・チャン演じる詠春拳の使い手のキャラクター設定がぶれすぎな気が。
 ドニー・イエンと戦うために悪いヤツに展開は、分かりやすく例えると、まるで『怒りの荒野』(1967年)のリー・ヴァン・クリーフ状態。
 映画的には、マックス・チャンと、ドニー・イエンが戦わないと盛り上がらないんでしょうがないんですが、、、。



 『イップ・マン 序章』(2008年)がヒットしたことで、制作された『イップ・マン 最終章』(2013年)『イップ・マン 誕生』(2010年)とはまるっきり別シリーズなので、当然ながらストーリーの整合性はないです。ストーリーが違う、、、。

 実在の人物を描いているのに、ストーリーが違うってどういうこと??

 そういうところが香港映画っぽくていいんですけど。

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ドニー・イェン,マックス・チャン,マイク・タイソン,リン・ホン,パトリック・タム
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『イップ・マン 葉問』 2作目

2018-04-27 21:23:36 | 香港映画

イップ・マン 葉問
IP MAN2 葉問2(2010年香港)
 監督:ウィルソン・イップ
 脚本:エドモンド・ウォン
 出演:ドニー・イェン
    サモ・ハン
    ホァン・シャオミン
    ルイス・ファン
    リン・ホン
    サイモン・ヤム

 ■ストーリー■
 1949年、前作のラストから無事に香港へとたどりついたイップマンだったが、香港で道場を開き師匠と呼ばれるようになるには、武術家たちの挑戦を受け勝たなければならないという掟があったのだった。

 ■感想■
 日本でもヒットし、急遽、前作の1作目が公開されるまでになったドニー・イェンが実際の武術家イップマンを演じたシリーズ2作目。

 前作に続き、今作は
【香港電影金像奨】アクション設計賞、編集賞を受賞。
【金馬奨】アクション設計賞受賞
【アジアン・フィルム・アワード】助演男優賞(サモ・ハン・キン・ポー)受賞
 しましたが、受賞した賞の数は減りました。


 前作の反日に対して、今作は反英?

 作品のムードもずいぶんと変わり、かなり現代的な雰囲気。1950~1960年代が舞台ですが。
 前作は悲惨な状況だったんですが、今作は戦後ということもあり、登場人物たちが普通の生活をしているので、かなり普通のドラマ的な雰囲気です。

 今作の目玉の見せ場はドニー・イェンとサモ・ハンの対決シーン。

 でも、それは中盤(というより前半)の見せ場で、クライマックスはドニー・イェン演じるイップマンとイギリス人ボクサーとの対決。
 イギリス人ボクサーより、サモ・ハンの方が強そうなのがちょっと問題ですが。
 ボクサーとの対決シーンはあんまり盛り上がらない!!

 ストーリーの展開的にもですが、どう考えても、ドニー・イェンの勝利が約束されちゃいすぎな展開!!
 最初から対決の行方はわかっちゃってますもんね!

 日本では、今作のヒットを受けて1作目が「序章」ということで公開されたのでタイトルがおかしなことに、、、。

 1作目の日本タイトルが『イップ・マン 序章』(原題は”葉問 IP MAN”)
 続編の今作が『イップ・マン 葉問』(原題は”葉問2 IP MAN2”)
 なんか、分かりずらい、、、。

 続編でもなんでもない作品に、昔から「続〇〇」とか「〇〇2」とか日本タイトルつけちゃってますから、普通なんでしょうけど。

 ドニー・イェンファン以外の映画ファンも必見。

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ドニー・イェン,サモ・ハン・キンポー,ホァン・シャオミン,サイモン・ヤム,池内博之
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『イップ・マン 序章』 なぜか序章

2018-03-27 22:34:54 | 香港映画

イップ・マン 序章
IP MAN 葉問(2008年香港)
   監督:ウィルソン・イップ
 脚本:エドモンド・ウォン
 出演:ドニー・イェン
    サイモン・ヤム
    池内 博之
    リン・ホン
    ルイス・ファン

 ■ストーリー■
 1935代、中国広東省佛山で詠春拳の達人イップマンは道場を開いていた。イップマンを倒して名をあげようとする者たちが現れるが次々と倒されていくのだった。そんなとき日中戦争が勃発、佛山は日本軍によって占領され、イップマンは邸宅を奪われてしまうのだった。貧困にあえぐイップマンは日本軍のもとで力仕事をするが、日本軍の司令官三浦は空手の使い手で中国の腕に覚えのある武術家と、日本の兵士を対決させて自分たちの力を見せつけようとしていた。

 ■感想■
 ドニー・イエン主演で香港、中国で大ヒットした実在の人物イップマンを主人公にしたカンフー映画。
 第28回【香港電影金像奨】最優秀作品賞受賞した作品。
 その他にも、ノミネートもされました。
 最優秀監督賞(ウィルソン・イップ)
 最優秀主演男優賞(ドニー・イェン)
 最優秀助演男優賞(ラム・カートン、ルイス・ファン)
 最優秀撮影賞、最優秀編集賞、最優秀美術賞、最優秀アクション設計(受賞)
 第46回【台湾金馬奨】
 最優秀アクション設計賞(サモ・ハン、トニー・リャン)受賞
 

 とにかく最近、いや、ここ数年、観た作品の感想を書いてない!記事にしてない!

 今作の第3作『イップマン 継承』(2016年)を記事にしようとしたら、1作目も、2作目も、違うシリーズでイップマンを描いた『イップマン最終章』(2013年)も記事にしていない!!

 なので、思い出しながら1作目を記事に!!

 今作はランニングタイム108分と、香港映画としては少し長めの作品(最近は長い作品も多いですが)ですが、さすが香港映画!
 全然だれることなく、見せ場見せ場の連続と、ドラマがしっかりしていて、まるでTVシリーズをみているかのような内容の濃さ!

 ドニー・イエンカッコ良すぎ!!
 ドニー・イエン強すぎ!!

 今作が1作目ですが、劇場公開された2作目のタイトルを『イップマン 葉問』(2010年)にしてしまったので本来の1作目が”序章”ということに。まぁ、映画のタイトルでは良くありがちなコトですが。

 日本軍が悪者ということで、1作目の今作は日本では公開する気がなかったんでしょうかね?2作目のヒットを受けて結局、公開するんですが。

 実在の人物を主人公にしてますけど、ストーリーは史実というより、エンターテイメント的にずいぶん変えているんでしょうね。
 
 『ドラゴン怒りの鉄拳』的な反日的なシーン、ストーリーが満載なカンフー映画です。そんな描写が気にならなければ、カンフー映画ファン必見の作品です。でも真面目で、爽快感はあんまりないですからね。

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『大性豪』 いつもの香港コメディ

2017-03-26 14:42:24 | 香港映画

大性豪
豪情3D  NAKED AMBITION 2(2014年香港)


 監督          リー・コンロク
 脚本          チャン・ヒンカイ
 原案          チャン・ヒンカイ
             ホー・ミウキ
             チョウ・マンユ
 出演          チャップマン・トー
             ジョシー・ホー
             ルイス・クー
             サンドラ・ン
             シャーリーン・チョイ
             夕樹 舞子
             辰巳 ゆい
             ウォン・ジン
             ヘレン・トー
 
 ■ストーリー■ 
 チャン・ワイマンは”お触りマン”のペンネームで紙面に官能小説を連載していたが、ある日、連載が中止に。
 仲間のサイモン、ラリーと日本へ「AV撮影現場見学ツアー」を企画して儲けようと計画することに。ツアー参加者と日本へとやってきたものの撮影現場で男優に文句を言って男優を怒らせて帰らせてしまうのだった。男優の代わりにワイマンが女優の相手をすることになるのだが…。

 ■感想■
 『インファナル・アフェア』シリーズや『ベルベット・レイン』(2004年)、『大捜査の女』(2008年)などで出演作で日本でも有名なチャップマン・トー主演のコメディ映画。
 
 テーマは、日本のAV。
 
 AV女優も大勢出演していますが、Hなシーンはほとんどないので、それ目的には観ない方が良いです、モチロン!胸ポロリみたいな感じでしょうか??

 香港映画が好きな映画ファンならいつもの香港コメディと思ってもらえばわかってもらえるような内容です。
 でも、そんなに笑えないですし、中身も全然ないです!
 もう笑えれば何でもOKな香港のコメディ映画の中でも、特にストーリーが無いです。

 
 もう香港コメディ映画ファンのためだけに作られたような作品です。
 
 実際、香港では、2014年4月に公開されて、5日間で700万香港ドルの興行成績をあげたそうです。香港は映画ファンが多くていいですね。


 でも、自分は香港映画ファンでなくても、面白いと思えるような香港映画。
 コメディ映画ファンでなくても、面白いと思えるようなコメディ映画。
 そんな映画が好きなんです。

 でも、今作みたいな香港映画もっとDVD化して下さい。 50点


大性豪 [DVD]
チャップマン・トー,由愛可奈,葵つかさ,沖田杏梨,辰巳ゆい
マクザム



 
 

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