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映画感想のブログ!!
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『マシンガン・プリーチャー』実話です。

2015-03-31 01:07:40 | ドラマ

マシンガン・プリーチャー
MACHINE GUN PREACER(2011年アメリカ)
 監督         マーク・フォースター
 脚本         ジェイソン・ケラー
 出演         ジェラルド・バトラー
             ミッシェル・モナハン
             マイケル・シャノン

 ■ストーリー■
 麻薬密売の罪で服役していたサム・チルダースは、出所するも殺人を起こしそうになり、人生を悔い改め教会で洗礼を受ける。教会でアフリカでの活動を聞いた彼は、早速影響を受けウガンダへ支援に行くが、そこで人民解放軍SPLAの兵士たちと知り合うのだった。彼らとともにスーダンでの活動を開始するのだった。

 ■感想■
 実話を映画化したドラマです。
 
 実話をもとにしたアクション系映画かと思って観ましたが、エンターテイメント度は全然ありませんでした。マジメな映画です…。
 主演が、ジェラルド・バトラーで、タイトルが”マシンガン牧師”ですよ!!

 マシンガン片手に、牧師の仕事をしながら、アフリカで暴れまわるB級アクションだと勝手に思い込んじゃいました!
 イタリアのB級アクション映画だったら、絶対に、面白いアクション映画になるような題材ですよね。
 
 「実話です」と言われたら、展開がどうのとか、盛り上がらないとか、面白いとか、そんなこと、何にも言えなくなっちゃいます…。

 教会での話を聞いて、アフリカへ行ってボランティア活動始めちゃうこのサム・チルダースっていう人、すごい行動力ですねぇ。

 まぁ、こういう実話系の話が好きな人は観て良いかもしれないですね。

 自分は、実話がキライなので、なんとなく最後まで観ちゃいましたけど、こういう実話系の話はTVで十分な気がしちゃいます。劇場映画で実話を映画化した作品ってあんまり好きでないです。

 監督のマーク・フォースターも、あまり好きな監督でないし、自分的には評価は低いですが、でもこういう実話系が好きな映画ファンは面白く観れるかと思います。

 自分的には、マーク・フォースター監督って、禁断の夢オチ系の『ステイ』(2005年)、本国アメリカではヒットしたものの余り面白くなかった『主人公は僕だった』(2006年)、007映画として超こじんまり感いっぱいの『慰めの報酬』(2008年)、ゾンビ物としても大作感しか印象に残らなかった『ワールド・ウォーZ』(2013年)等々、どれもパッとしない印象しかないんですよね~。

 エンターテイメント作品としてでなく、海外ドキュメンタリーの豪華な再現ドラマとして観れば良いかも?? 30点

マシンガン・プリーチャー [DVD]
ジェラルド・バトラー、ミシェル・モナハン、マイケル・シャノン
エイベックス・ピクチャーズ

 

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『メディティラニアン・ブルー』スパニッシュC級犯罪ドラマ

2015-03-30 21:09:05 | 犯罪/ノワール

メディティラニアン・ブルー
MEDITERRANEAN BLUE(2012年スペイン)
 監督          マルティン・ガリード・バロン
 脚本          マルティン・G・ラミス
 出演          トニー・タランティーノ
              アドリアン・マス
              セリネス・トリビオ

 ■ストーリー■
 バーで麻薬を持って逃亡したシムと、トニー、踊り子のニナはシムの故郷のマヨルカ島へ。麻薬を奪われたボスは追っ手を放つが…。

 ■感想■
 クエンティン・タランティーノの父親、トニー・タランティーノ主演のスペイン製犯罪ドラマ。

 トニー・タランティーノが出演しているっていうことだけが、特徴の低予算の犯罪映画。
 自分は知らなかったですが、トニー・タランティーノは今作以外にも短編映画とかにも出演しているんですね。2003年の”BLOOD MONEY”では出演以外に共同監督も。1999年のコメディ”HOLY HOLLYWOOD”にも出演しているようです。
 でも、なんか低予算系の作品ばかりにでている印象ですね。

 ところで、今作ですが、金に困っているという理由だけで、ギャングから麻薬を奪うトニー!

 こうでもしないと映画が始まらないですが、ちょっと強引すぎな冒頭場面。
 まぁ、本当の冒頭は、ぽっちゃり目のストリッパーが踊るシーンですが…。

 低予算で、全然盛り上がらないのに、ランニングタイム108分と長めな今作!!観客のことを考えて映画を作って欲しいです。
 製作費80万ユーロって、スペインも映画を作るのにお金がかかるんですね!このホテルとビーチが主な舞台の作品で80万ユーロ??

 アドリアン・マスやセリネス・トビリオは主にTVで活躍している俳優さんのようです。大したストーリーもないのに、登場人物も多いわりに誰も活躍しない!!
 登場人物を絞って、もう少し(20分くらい)カットして90分弱にして、見せ場を中盤に持ってくれば、もう少し見れる作品になったかもしれないですね。

 よっぽど観る作品が無いときにしかオススメできないって感じでしょうか??20点



メディテラニアン・ブルー [DVD]
トニー・タランティーノ
オンリー・ハーツ

 

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『残虐!狂宴の館』ポール・ナッチー、日本へ

2015-03-29 22:11:17 | スリラー

残虐!狂宴の館
EL CARNAVAL DE LAS BEASTIAS(1980年スペイン、日本)
 監督          ハシント・モリナ
 脚本          ハシント・モリナ
 出演          ポール・ナッチー
              永島 暎子
              ロータロー・ムルア
              シルヴィア・アギラー
              アズセナ・エルナンデス
              森次 晃嗣
              ロザナ・ディプレ

 ■ストーリー■
 過激派(多分)ボス、タロウは妹のミエコを使い香港で元傭兵のブルーノ・リヴェラに近づく。組織の仕事を依頼するために近づくミエコだったがミエコはブルーノを愛し始めていたのだった。ブルーノもまた、ミエコが魂胆があり近づいてきたことを知りながらつきあっていたのだった。
 その仕事とは、組織を確立するための資金を得るために、アムステルダムの宝石会社の輸送中にダイヤモンドを奪う仕事だった。ブルーノはその仕事を難なく成功させるが、ダイヤモンドを見るやタロウたちに銃を向けダイヤモンドを奪い逃走するのだった。タロウとミエコは、ブルーノを追ってスペインへとやってくるのだが…。

 ■感想■   
 日本のホリ企画と合作のポール・ナッチーのスリラー映画。
 日本からは永島暎子と森次晃嗣が出演。

 日本との合作なのに、日本では劇場未公開で、ビデオバブルのころにソフト化されたものの、その当時観ていなくて、「もう観れないだろうなぁ」と思っていたらDVD化されました!
 映画は、冒頭、日本からスタート!犯罪アクションのように始まり、快調に進んでいきますが、ポール・ナッチーは、強奪したダイヤモンドを見るや、恋人を裏切りスペインに逃亡し、舞台はスペインへ。
 スペインでも、追ってきた組織との銃撃戦らしき撃ちあいシーンがちょこっとありますが、ポール・ナッチーが郊外の大きな屋敷にかくまわれてからは、なんか、良くありがちなB級ユーロスリラー作品へとなだれ込みます。 

 この企画に良く出資しちゃいましたね。ポール・ナッチーのファンか、ヨーロッパのB級サスペンス映画が好きな人間しか観ないような作品です。

 監督&脚本&出演と、今作でもポール・ナッチーは大活躍!
 日本の観客なんか置き去りで、好き勝手に作ってます。宝石商を襲うシーンで、護衛がマシンガンを持っています。ポール・ナッチーにとって、日本はそういう物騒な国という印象なんでしょうねぇ。少なくとも映画の世界では。
 1970年代の日本のTVドラマでは、銃撃シーンとか普通の刑事ドラマでも良くあったから、当時としては、それほど不思議なシーンでもなかったんでしょう。

 舞台をスペインに移してからも、マシンガンの撃ちあいシーンが!どこの国行ってもやることは一緒!!

 ホラー映画にありがちな、郊外の大きな屋敷には、当然、秘密がありますが、途中、何気ないセリフでネタバレしちゃってます。気にもしなければ何ともないセリフですが、ポール・ナッチーの作品だし、そうなるんだろうなぁと思ったら、想像通りに展開。

 ポール・ナッチー映画のファンしか相手にしていないような展開にプラス10点。
 海外の国との合作だから、もう少し一般的な意味でのエンターテイメント度を上げようという気も全然なし!
 潔いと言えば潔いです! 60点

プレミアムプライス版 残虐! 狂宴の館 [DVD]
ポール・ナッチー,永島暎子,森次晃嗣
オルスタックソフト販売

 

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『メキシコ 地獄の抗争』コメディ→シリアス

2015-03-28 08:51:29 | 犯罪/アクション

メキシコ 地獄の抗争
EL INFIERNO(2010年メキシコ)
 監督          ルイス・エストラーダ
 脚本          ルイス・エストラーダ
              ハイメ・サンピエトロ
 原案          ルイス・エストラーダ
              ハイメ・サンピエトロ
 出演          ダミアン・アルカサル
              ホアキン・コシオ 
              エルネスト・ゴメス・クルス
              マリア・ロホ

 ■ストーリー■
 アメリカで成功する約束をして、メキシコの故郷サンミゲルを後にしたベンハミン(ベニー)・ガルシアは20年後、強制送還でサンミゲルへと帰ってくる。ベニーがいない間に町は麻薬抗争で日常茶飯事に人が殺される場所に変わっていた。また、弟のペドロはレイエス一家に身を置き”ディアブロ”と呼ばれるギャングになって6年前に抗争で殺されていたんだった。
 ペドロの愛人だったルピタと親しくなったベニーは、甥っ子のために金が必要になり、麻薬の仕事に手を染めることに。


 ■感想■  
 メキシコの麻薬抗争を描いた犯罪ドラマ。
 ランニングタイム149分という長さの作品ですが、すごく面白く観れました!
 
 メキシコの明るい音楽に乗っかって、コメディタッチでストーリーが進んでいきます!
 今作で描かれるメキシコの治安の悪さは、それだけでコメディとも言えますが…。
 『エル・マリアッチ』(1992年)も真っ青な治安の悪さ!!
 とにかく、人がバンバン死んでいきます!
 これでもか、これでもかというくらいに、軽いノリで!!

 とにかくコメディタッチなので、悲惨とか、陰惨な印象はありません!!

 途中までは!


 しかし、中盤すぎに、対立する組織との抗争が激化して、仕事の仲間に元軍人の軍曹”がストーリーに絡んできてからは、徐々に、シリアスに!!

 「今までの明るい軽いノリはどうしちゃったんだぁ?」

 と、思っている間もなく、ストーリーは、徐々にシリアス、シリアスに…。
 まるで、状況が悪化する主人公が置かれているような感じで、観ている観客も、コメディタッチの作品から、陰惨な犯罪物を見せられることに。
 
 前半と後半で、まるで違う作品を見せられている感じになります!!
 
 殺しのシーンも、それまでは、あっさり気味に描かれていたのに、陰惨な描かれ方に変わっていきます!!

 こういう仕事に関わった人間の末路は暗いあろうなぁと、想像はしていたものの、状況はどんどんヒドくなり、追い詰められていく主人公ベニー。

 最後、窮地に陥ったベニーは、以前もらっていた連邦警察に助けを求めます。
 そういえば、中盤で、名刺もらっていました。すっかり忘れていました。映画が余りにも面白かったので、つい忘れてました。
 
 「いや~、面白い!!」

 今作は、メキシコの【アリエル賞】、スペインの【ゴヤ賞】、その他の映画祭で賞を受賞、ノミネートされています!!

 【アリエル賞】
 作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、編集賞、音響賞、美術賞、メイク賞、特殊効果賞を受賞。
 脚本賞、撮影賞、助演男優賞(エルネスト・ゴメス・クルス)、助演女優賞(マリア・ロホ)、コスチュームデザイン賞でノミネートもされました。
 
 【ゴヤ賞】
 スペイン語外国映画作品賞でノミネート
 
 【ハバナフィルムフェスティバル】
 美術賞、音楽賞、コスチュームデザイン賞、作品賞、美術監督賞を受賞
 
 【メキシカン・シネマ・ジャーナリスト賞】
 作品賞、監督賞、主演男優賞、編集賞、助演男優賞(ホアキン・コシオ、エルネスト・ゴメス・クルス)、小さな役男優賞(ダゴベルト・ゲマ)、脚本賞、音楽賞を受賞。
 主演女優賞をノミネート
 
 【サンディエゴ・ラティオ・フィルム・フェスティヴァル】
 作品賞受賞

 犯罪物や、アクション映画好きは、チェックした方が良いかも!! 70点

メキシコ 地獄の抗争 [DVD]
ダミアン・アルカサル,ホアキン・コシオ,エルネスト・ゴメス・クルス,マリア・ロホ,エリザベス・セルバンテス
アムモ98


                  

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『アフリクテッド』正体は…。

2015-03-27 21:36:24 | ホラー

アフリクテッド
AFFLICTED(2014年アメリカ、カナダ)
 監督          デレク・リー
              クリフ・プロウズ
 脚本          デレク・リー
              クリフ・プロウズ
 出演          デレク・リー
              クリフ・ブロウズ
              バイヤ・レハズ

 ■ストーリー■
 親友のデレクとクリフは世界中を旅して、各国の景色をブログにアップする計画を立てる。デレクは脳に病気を抱えており、健康なときに行っておこうとしていた。旅を始めて、7日目、デレクはパリで魅力的な女性とバーで知り合い部屋へとお持ち帰りするのだが…。


 □■□ネタバレあり!□■□ 
これから観る予定の人は読まないように。
ネタバレなしで観た方が楽しく観れます。

 ■感想■
 POV形式のサスペンス風ホラー映画。

 自分は1人称のPOV方式の映画が観にくいから好きじゃないので、映画が始まってすぐに

 「あ~、また、いつもの観にくいPOV形式の映画か…。」

 と思って観はじめると、すごく面白い!!グイグイと画面に引き込まれ見入っちゃいました!!

  ストーリーは単純なんですが、見せ方がうまいのか、すごく楽しく観るコトができました。ランニングタイムが85分というのも短めでテンポ良くて良かったです!
 期待していなかったのが良かったのか、POV形式の映画でこんなに楽しく観れたのは『REC】レック』(2007年)以来!


 脳に病気のもとを抱えて世界へ旅行にでた青年が遭遇する恐怖の体験を描いています。
 ある日、旅先で女性に襲われると、体調の変化とともに、スーパーパワーが手に入ります!!

 ホテルの壁をパンチで壊し、時速60キロで走る!!
 え、「バイオニックジェミー」??
 
 「超能力テーマの映画なの??」

 と思っていると、な、な、なんと女性の正体は吸血鬼だったのです…。ビデオカメラに映っているのが難点ですが、発想はすごく良いです。クラシック系なモンスターもこんな風な感じで登場すると、新鮮に思えてきます!! 
 まさか吸血鬼とは思っていなかったので、このオチには驚きでした。
 面白いと思った映画関係者も多かったみたいで、いろんね映画祭で賞を獲ったり、ノミネートされたりしています。

 第46回【シッチェス国際映画祭】最優秀特殊効果賞受賞 作品賞ノミネート
 第38回【トロント国際映画祭】審査員特別賞
 【オースティンファンタスティック映画祭】最優秀監督賞、最優秀作品賞、最優秀脚本賞

 をそれぞれ獲っています。

 監督&脚本のデレク・リーとクリフ・プロウズは、どう見てもホラー映画が好きそうなので、これからの活躍が楽しみです。 60点

AFFLICTED アフリクテッド [DVD]
デレク・リー,クリフ・プラウズ,バイヤ・レハズ,エド・ヴァン・ブリーマン,ベンジャミン・ゼイトン
TCエンタテインメント

 

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『アノマリー』9分47秒以外は?

2015-03-26 08:03:12 | SF

アノマリー
THE ANOMARY(2014年イギリス)
 監督         ノエル・クラーク
 脚本         サイモン・ルイス
 出演         ノエル・クラーク
             イアン・サマーホルダー
             ブライアン・コックス

 ■ストーリー■
 元軍人のライアン・リーヴは、子どもが誘拐されているトラックの中で目覚める。子どもを助けるが、ポケットの中から犯人グループがしていた赤いマスクが。目覚めてから9分47秒後に意識を失ってしまうのだった。その後も突然目覚めては、9分47秒後に意識を失うことが続くのだが…。

 □■□今回『アノマリー』を好きな人は読まないで□■□
 全然ほめてません!

 ■感想■
 ノエル・クラーク主演、監督のSF。
 多分、ストーリーはこんな感じなんですが、全然分かりませんでした。

 映画を観て、内容が分からない。
 自分は理解力が低い人間だとつくづく感じちゃいました!!
 9分47秒目覚めては、また違う場面で気が付く!!しかも何日も経ってから。
 もう1回、最初から見直せば意味が分かるのかもしれないですが、そんな気も起きない!!

 いや~、本当に意味が分からない。意味が分からない!
 映画のストーリーも、この映画を撮った意味も!

 意識が無いうちにストーリーが進んじゃってるよ!!

 9分47秒っていう時間も短すぎでしょう。
 10分弱づつ映画を見せられても困っちゃうんですけど…。
 主人公が意識がしていない間に何が起きているか想像しなければいけないの??
 10分間が見せ場の短編映画を撮れば良いのに!!

 もしかしたら『ミッション:8ミニッツ』(2011年)のタイムトラベルじゃない版を作りたかったんでしょうか??そんなワケないですね。

 舞台を2035年という近未来にした意味も分からないです。未来的な風景とか警察官、自動車とかが出てくるんで、そういうものを見せたかったんでしょうか??
 SF的センスにあふれているのを見せたかったの??

 でも、監督&脚本家は理解しているんだろうなぁ。でも少しは、観ている人のコト考えて映画作ってください。
 今作のこと、理解できないのは自分が悪いんでしょうねぇ!!

 でも、自分的には今作は観客のこと、考えずに映画を撮っているとしか思えない!! 0点
 

アノマリー [DVD]
ノエル・クラーク,イアン・サマーハルダー,アレクシス・ナップ,ルーク・ヘムズワース,ブライアン・コックス
TCエンタテインメント

 

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『ケープタウン』

2015-03-25 00:00:15 | 犯罪/アクション

ケープタウン
ZULU(2013年フランス、南アフリカ共和国)
 監督         ジェローム・サル
 脚本         ジュリアン・ラブノー
             ジェローム・サル
 原作         キャリル・フェリー
 出演         オーランド・ブルーム
             フォレスト・ウィティカー
             コンラッド・ケンプ
             ジョエル・カイエンベ

 ■ストーリー■
 南アフリカのケープタウン、元人気ラグビー選手の娘ニコールが植物園で死体が発見される。強行犯撲滅課のズールー族の警部アリは、上司からあまり良く思われていない白人刑事ブライアンと、ダンとチームを組み捜査を開始するのだった。ニコールがいたと思われる浜辺で聞き込みを始める彼らに、突然ギャングが襲ってくるのだった。

 ■感想■
 ケープタウンを舞台にした犯罪アクション。

 主人公は、幼いころに父親を殺され、また犬に急所を噛まれ性的に不能な警部アリと、妻と別れ酒びたりで子どもにも愛想をつかれているブライアン。もう1人チームに刑事ダンがいるんですが、早々と退場!

 あまりに突然のギャングの暴れ具合に、観ている自分はかなりショック!
 『ロボコップ』(2014年)でも、警官殺しは一生追われるからと悪人が躊躇してましたが、南アフリカ共和国では、そんなコトないみたいです!
 相手が警官だろうが、容赦ない!!
 あまりの出来事に、「南アフリカ共和国では命が安い」と思っちゃいました。

 とにかく、ゴア描写がすごいです。被害者の描写とかも容赦ないです。
 現実的と言えば現実的ですが、軽い気持ちで刑事物を観るつもりだと、死体の描写や、救いのない展開に暗い気持ちに。

 アクションシーン自体は多くないですが、どのシーンも、最近のフランスのアクション映画っぽく、とてつもなく暴力的です!
 
 ストーリーも暗く、フォレスト・ウィテカー演じる警部アリのキャラクターの設定も暗く、最後も救いがないので、観終わったときには、どんよりした気分に。
 現実的なストーリーで進んでいくのに、事件の発端ともいえる麻薬に含まれる新しい成分の正体が、兵器会社が開発していた化学兵器がもとになっっているという急展開。どう驚けばいいのか分からない。
 

 ハードなアクション!暗いストーリー!
 1回観ればおなか一杯に。
 何回も観たいとは思わない作品です。

 アパルトヘイト時代に、黒人にひどいコトをしてきた人種差別主義者の警察署長とも、普通に仕事をしているアリですが、ラスト、あることをきっかけに復讐の鬼に!
 今まで、復讐とは無縁の「相手を赦す」ことで生きてきたようなアリですが、最後にスイッチが入っちゃいます!!まぁ、当然、復讐スイッチが入っちゃうような出来事が起こるんですが。

 ハードな刑事もの好きな映画ファンは必見。 60点

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『マイ・ブラザー 哀しみの銃弾』ギョーム・カネ自らリメイク”ノワール”

2015-03-24 20:43:45 | 犯罪/ノワール

マイ・ブラザー 哀しみの銃弾
BLOOD TIES(2013年アメリカ、フランス)
 監督         ギョーム・カネ
 脚本         ギョーム・カネ
             ジェームズ・グレイ
 原作         ミッシェル・パペ
             ブリュノ・パペ
 出演         クライヴ・オーウェン
              ビリー・クラダップ
             マリオン・コティヤール
             ミラ・クニス
             ゾーイ・サルダナ
             ジェームズ・カーン

 ■ストーリー■
 1974年、ニューヨークのブルックリン、殺人事件で服役していたクリスが出所してくる。出迎えた弟のフランクはニューヨークの警官となっていた。クリスは堅気となって地道に生活を送ろうとするが、社会は前科者に厳しく、結局会社もクビになってしまうのだった。そんな時、昔の仕事仲間から仕事をするよう持ちかけられるのだった…。

 ■感想■
 ギョーム・カネ監督のノワール”Les liens du sang”(2008年)を、自らセルフリメイクしたノワール物。

 原作はブリュノ・パペ、ミシェル・パペの”Deux freres, un flic, un truand”。

 オリジナル版は未見なのでわかりませんが、リメイク作の今作は、舞台はニューヨーク、時代設定は1970年代になっています。
 ノワール物としては、1970年代のニューヨークがイメージにピッタリだったんでしょうね。

 作品の雰囲気としては、1970年代のアメリカのTVシリーズ「刑事コジャック」からコジャックのキャラクターを外して、2話分を1本の映画にした感じ。これって、ほめているのか、けなしているのか、全然イメージ湧かないですよね!!
 大体、今の若い映画ファンに「刑事コジャック」って言っても分からないですね。

 とにかく1970年代の雰囲気が良く出ているってことです!
 街並みはもちろんのこと、画面のざらついた感じとか良くここまで1970年代風に作ったもんだと感心しちゃいます。キャスティングも、クライヴ・オーウェンにビリー・クラダップが良い感じです!しかもジェームズ・カーンも!!

 1970年代の雰囲気が好きな映画ファンにはオススメです!!

 最後のクライマックスの駅での、タイミングピッタリの展開がいかにもフレンチノワールぽくて、フランス映画ファン以外には 「タイミング良すぎ」とか突っ込みが入りそうですけど、自分はこういう展開は大好きです!! 60点

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トビー・マグワイア,ジェイク・ギレンホール,ナタリー・ポートマン,サム・シェパード,キャリー・マリガン
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『グレース呪われた純潔』Z級POVな時間

2015-03-23 01:28:05 | ホラー/オカルト

グレース呪われた純潔
GRACE(2014年アメリカ、カナダ)
 監督          ジェフ・チャン
 脚本          ジェフ・チャン
              クリス・パレ
 出演          アレクシア・ファスト
              アラン・デイル

 ■ストーリー■
 生まれるときに母親が死に生を受けたグレイスは、厳しい祖母の元を離れ大学生活を送るが、身の回りで奇妙なできごとが起こりはじめるのだった。


 ■感想■
 1人称のPOV形式のホラー映画。
 良くあるビデオカメラの視点でなく、ヒロインの視点で描かれていきます。
 映画の冒頭は普通なのに、すぐに1人称形式に。
 (正確にはヒロインの視点ではなく、何かの視点なんですが…)

 まず、感想は

 「観にくい・・・」

 とにかく、観にくい。
 
 観にくくても、ストーリーが面白ければOKなんですが、肝心なストーリーが1970年代のオカルト映画そのままのストーリー!!
 「2010年代になぜ、このストーリー??」と思わせる、オカルト映画を観たことがある映画ファンだったら、何回もどこかで観たコトあるようなストーリーが展開されていきます。

 何回早送りしようと思ったか??
 何回ストップボタンを押そうと思ったか?
 観るのがつらかったです。
 最後まで観れば、なんか変わった要素が出てくるかも??と思って観ましたが、結局、何もなし!!
 何の変哲もないストーリーな上に、観にくい1人称!!

 ストーリーは大学生活と、実家に戻る2部構成に。
 「大学生活のシーン自体必要なかったのでは??」と思うくらいに、前半と後半で完全にストーリーが分断されています。
 長編映画を撮るのが少し苦手なんでしょうか??


 まぁ、でも若い映画ファンは『エクソシスト』(1973年)からブームになったオカルト映画のブームなんて知らないでしょうから、このストーリーでも少しは新鮮かもしれないです。
 もちろん、「エクソシスト」のイタリアの柳の下のドジョウの便乗作品『レディ・イポリタの恋人夢魔』(1974年)『デアボリカ』(1973年)も知らないでしょうしね。
 でも、エンターテイメント映画の製作者たちは、昔の映画と違う魅力ある映画を作って欲しいですね~。 

 自分は、この映画はダメでした。  0点

グレース 呪われた純潔 [DVD]
アレクシア・ファスト,アラン・デイル,リン・シェイ,ジョエル・デヴィッド・ムーア
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1973年からストーリーが全然変わっていない。

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エレン・バースティン,リンダ・ブレア,ジェーソン・ミラー,マックス・フォン・シドー
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昔の映画を観た方が怖いし、面白いかも??

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『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』シリーズ最高傑作

2015-03-22 14:14:49 | アクション

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
THE EXPENDABLES 3(2014年アメリカ)
 監督          パトリック・ヒューズ
 脚本          シルヴェスター・スタローン
              クレイトン・ローゼンバーグ
              カトリン・ベネディクト
 原案          シルヴェスター・スタローン
 出演          シルヴェスター・スタローン
              ジェイソン・ステイサム
              メル・ギブソン
              ドルフ・ラングレン
              ウエズリー・スナイプス
              アントニオ・バンデラス
              テリー・クルーズ
              ランディ・クートゥア
              ジェット・リー
              ハリソン・フォード
              アーノルド・シュワルツェネッガー
              ケラン・ラッツ
              ロンダ・ラウジー

 ■ストーリー■
 バーニー・ロス率いるエクスペンダブルズたちは、存在しないはずの刑務所に収監され行方不明になっていたエクスペンダブルズの初期のメンバー、ドクをスワジランドから救いだす。ドクを救い出したその足で、早速CIAからの任務にあたるのだった。その任務とはCIAにとって都合の悪い武器商人ミンズを亡き者にすることだった。
 準備も整い、作戦を実行しようとしたとき、バーニーは、ミンズがかつてエクスペンダブルズのメンバーで、自分が殺したはずのストーンバンクスであることを知るのだった。一瞬の機会を逃したバーニーたちは、逆襲にあい退却を余儀なくされるのだった…。

 ■感想■
 シルヴェスター・スタローンが、アクションスターに声をかけ作り上げたアクションスター大作「エクスペンダブルズ」シリーズ3作目。

 実は、1作目も2作目も記事にしていないんですよね。
 観た映画の備忘録と自己満足の感想のつもりで始めたこのブログ。余りにも記事にする数が少なく、備忘録にもなっていない…。

 
 そこで、今作の感想の前に、1作目、2作目の感想を一言づつ。
 1作目『エクスペンダブルズ』(2010年)は、出演者にすごいメンバーを揃えたっていうコトだけがすごいという作品に!!
 メンバーの紹介編も兼ねていたためか、主人公たちばかり目立って、敵の魅力が薄かったのが残念!
 スティーヴ・オースティン、ゲイリー・ダニエルズとい魅力的な悪役をキャスティングしているにも関わらず、見せ場がほとんど無し状態!!敵のボスがどんな作品にでも出演する印象のエリック・ロバーツ。はっきり言ってヘンリー・シルヴァよりもどんな作品にでも出演している印象。エリック・ロバーツは、余りのも数多くの作品に出演しているので日本ではほとんどが公開。
 ドルフ・ラングレンと仲たがいしたり、ストーリーに今一まとまりがない感じに…。

 2作目『エクスペンダブルズ2』(2012年)は、敵役にジャン=クロード・ヴァン・ダムと、スコット・アドキンスを揃えながら、主人公側にチャック・ノリスが参加!ドルフ・ラングレンとも仲たがいせず、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスも本格参戦で、弱い者いぢめ状態に!!でも1作目よりはるかに面白い作品に。

 で、3作目の今作ですが…。

 「面白い!」「面白すぎ!

 1980年代チックのアクション映画ファンが求めているものすべてが!!
 主人公たちが、若手メンバーを含めて、全員があり得ないアクションしすぎですけど、映画ですからね!!
 若手メンバーの格闘のプロの女性メンバーが、銃撃戦も完璧だったり、ビクター・オルティス演じる兵器の開発者として活躍シーンがなかったりしますが、そこは大目に見ちゃいます。
 全体的に若手メンバーも活躍するシーンがあまり無かったです!!ちなみに演じた女性メンバーを演じたロンダ・ラウジーは格闘家、ビクター・オルティスはプロボクサーだそうです。
 


 何回も書いちゃいますが「面白すぎ!

 こういうアクション映画の悪役にありがちな展開ですが、絶対に有利な立場にいるのに、メル・ギブソンも、もったいぶっているから主人公たちの反撃に。

 冒頭のウエズリー・スナイプスを救出するシーンだけでも、普通のアクション映画だったらクライマックスシーンなみの迫力!!
 なんで捕まっていたか聞かれ「脱税さ」と答えるウエズリー・スナイプスのシーンとか、みんなニヤニヤしちゃいますよね~。

 悪役のメル・ギブソンも迫力があって良かったですね!!脚本の魅力もあるんでしょうが、ジャン=クロード・ヴァン・ダムより悪役として迫力ありました!!
 迫力満点!!
 映画以外の話題も影響しちゃっているのかもしれませんが、顔も目つきも怖すぎ!!

  
 チャック・ノリスは、前作でオイシイ役を演じていましたが、今作では、やたら口数の多い殺しのプロを演じたアントニオ・バンデラスがオイシイ役を演じています。アントニオ・バンデラスのこの役を観て感動しないアクション映画ファンなんて少なくないはず。
 ペラペラと昔組んでいた仲間たちミンゴ、トレス、タイガーのことを話していて、実はこの仲間たちの話が観客を感動させる伏線に!スタローンがその話をしっかりと聞いていることも感動を呼び起こします!!

 ギャラで出演を断った、ブルース・ウィリスも出演すれば良かったのに…。何でも300万ドル(1日75万ドルで4日間)の申し出に400万ドル要求したとか。1日75万ドルで断るってハリウッドスターの感覚オカシスギでは??


 何の作戦もなく、体力と武器だけを頼りに乗り込んでいって、無事に作戦を成功させちゃうあたり、いかにも1980年代チックで、最近の映画ファンにはバカにされそうな感じですが、映画だから楽しんじゃいましょう!!


 ランニングタイム126分の作品ですがエンドクレジット抜きにすると2時間弱の本編!
 短すぎ!!もっと観ていたかったのに!!あと20分くらい長くても良かったのに!!あっと言う間の2時間です!!



 日本語吹替版のキャストも、豪華なメンバーで安心して観れます!!
 シルヴェスター・スタローン(ささきいさお)、ジョン・ステイサム(山路和弘)、ドルフ・ラングレン(大塚明夫)、ウエズリー・スナイプス(江原正士)、メル・ギブソン(磯部勉)、ハリソン・フォード(村井國夫)、ジェット・リー(池田秀一)、アーノルド・シュワルツェネガー(玄田哲章)
 と、軽い吹替ファンの自分も大満足でした!!
 ちなみに、アントニオ・バンデラスの声は東地広樹が吹替てます。  100点


エクスペンダブルズ3 ワールドミッション [DVD]
シルベスター・スタローン,ジェイソン・ステイサム,アントニオ・バンデラス,ジェット・リー,ウェズリー・スナイプス
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シルベスター・スタローン,ジェイソン・ステイサム,アントニオ・バンデラス,ジェット・リー,ウェズリー・スナイプス
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1作目、2作目も

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シルベスター・スタローン,ジェイソン・ステイサム,ジェット・リー,ドルフ・ラングレン,ミッキー・ローク
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『猿の惑星 新世紀(ライジング)』リブートシリーズ2作目

2015-03-17 01:16:54 | SF

猿の惑星 新世紀(ライジング)
DAWN OF THE PLANET OF THE APES(2014年アメリカ)
 監督          マット・リーヴス
 脚本          リック・ジャッファ
              アマンダ・シルヴァー
              マーク・ボンバック
 キャラクター創造    リック・ジャッファ
              アマンダ・シルヴァー
 出演          アンディ・サーキス
              ジェイソン・クラーク
              ゲイリー・オールドマン
              ケリー・ラッセル
              トビー・ケベル

 ■ストーリー■
 新薬の実験により知能が発達した猿のシーザーにより、猿が蜂起し人類に反乱を起こしてから10年。人類は猿インフルエンザによって大半が死亡し、絶滅の危機におちいっていた。そして、ここ2回、冬のシーズンに森の中で生活するシーザーたちは人類と遭遇していなかった。
 しかし、電力を確保するためダムを確保しようと森の中に入った人間たちが、シーザーの森に入ってくるのだった。

 ■感想■
 ロッド・サーリング脚本の1968年のSF映画の古典『猿の惑星』をリブートした『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』(2011年)の続編。

 アルツハイマー病の治療のために作られた新薬の投与によって、知能が発達した猿”シーザー”が主人公になっています。
 今まで、「猿の惑星」シリーズと言えば、人間が主人公でしたが、とうとう猿が主人公になっちゃいました。

 今作を観る前に思っていたのは、猿のコトを理解し、争いたくないと思っている主人公と、やはり人類と戦いたくないと思っているシーザーが、色々な誤解から争いになりそうになりながら、結局、最後には手を取り合って仲良く暮らしていくところで終わる作品なんだろうなぁ。とか勝手に思って観ていたら、全然違う超エンターテイメント作品でした。
 
 猿のシーザーが主人公っていうところが楽しめれば、すごく楽しく観れる作品のはず。

 自分は、猿が主人公というのが、ちょっとダメでしたが…。

 前作のクライマックスで、武器を持っている警官たちが、猿たちの動きがすごく速くて太刀打ち出来なかったかった印象ですが、今作では拳銃の前ではやはり弱い猿に!

 ゲイリー・オールドマンがサンフランシスコの人間のコミュニティーのリーダーで、物分りの良さそうな良い感じの役を演じていましたが、猿の襲撃で、結局、いつものような役に。こういうキャスティングは良いですね!でも、もっともっと活躍してもらいたかった気もしますが。 


 ところで、ケガをしたシーザーが前作の主人公ウィルの家で休むシーンがあるんですが、あのビデオカメラ、10年も経っているのに、普通に映るってすごすぎ!!自然に放電してるでしょうしね!!


 「そんなビデオカメラあるワケないでしょ!!」

 って思わず突っ込んじゃいました!!  50点


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アンディ・サーキス,ジェイソン・クラーク,ゲイリー・オールドマン,ケリー・ラッセル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

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『テリトリー8』感染ムービーZ級

2015-03-16 01:32:19 | サスペンス

テリトリー8
TERRITORY 8(2013年アメリカ)
 監督          ケリー・シュワルツ
 脚本          ケリー・シュワルツ
 出演          マイケル・A・タスハウス
              ヒュン・ウォン
              スチュー・チェイケン

 ■ストーリー■
 アメリカ、ネバダ州の化学工場で事故が発生し、工場が爆発、化学薬品が漏れ一帯は避難地区になる。工場の会社は、漏れた薬品の被害を抑えるため植物学者のイーライ・ドルトンを派遣し対策を講じるのだった。研究の末、土壌の草木は回復に成功するが、ドルトンと働いている化学者シンは中国からのスパイで、その新種の薬品を使うために中国から指示されていたのだった。
 また、工場から112キロも離れたテリトリー8地区にある地方の町では、住民たちが、化学薬品が含まれた飲料水を飲んで死んでいく症状が発生していたのだった。

 ■感想■
 新種の化学薬品による被害を描いたディザスタームービー。
 と、思っていたら、工場の緊急避難シーンはすぐに終わり、数か月後、化学薬品の被害を抑えるためにやってきた科学者のドラマに急展開!
 あれ、ずいぶん、思っていた印象と違う…。

 中国のスパイも絡むと思ったら、冒頭シーンだけで、その後は全然ストーリーに絡まない!!
 
 ならば、このスパイの要素は全然必要ないのでは??
 
 「どうなった??スパイ話??」

 とにかく工場内の部屋と、田舎町がちょこっと出てくるだけの超低予算のサスペンス映画でした。それも全然盛り上がらないサスペンスドラマ。
 いっそのこと、”サスペンス”を取っちゃって、「普通のドラマ」に分類した方が良いかも??と思うくらいの作品でした。

 登場人物も少なく、ストーリーもダラダラした感じで、超低予算!!
 久々に観ちゃいましたZ級映画。

 娘が感染して、研究所(工場?)に潜入してくるオヤジが、暴走しすぎ!
 関係者を殺そうって、逆恨みしすぎでしょ。
 もし、娘が元気になったら、町に戻って何ていうつもりだったんでしょう??
 普通は、化学者に治療薬作らせるとかするでしょう!!

 今作に比べたら、同じく感染をテーマにした作品で、ブライアン・ボズワース主演のB級アクション映画『スピル最終汚染』(1996年)が、A級のアクション映画に思えちゃいます。


 今作のオリジナルのランニングタイムは96分みたいですが、日本でリリースされたのは81分版です。確かにカット版をリリースしたい気持ちは良く分かります!!
 今作の96分版って、もっとゆっくり展開しているってことですよね。どんなシーンが日本リリース版より足されているんでしょうねぇ??  20点


テリトリー8 [DVD]
マイケル・A・トゥースハウス,ヒュン・ウォン,ストゥ・チェイケン,ジャスティ・ハッチンス,コリン・ワード
アメイジングD.C.
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『GODZILLA ゴジラ』ゴジラ2014

2015-03-09 00:05:29 | SF/モンスター・怪獣

GODZILLA ゴジラ
GODZILLA(2014年アメリカ)
 監督        ギャレス・エドワーズ
 脚本        マックス・ボレンスタイン
 原案        デヴィッド・キャラハム
 出演        アーロン・テイラー=ジョンソン
            渡辺 謙
            エリザベス・オルセン
            ジュリエット・ビノシュ
            サリー・ホーキンス

 ■ストーリー■
  1999年、フィリピンの採掘現場で事故が起きる。ウランがあると思われた地下には放射線を放出する巨大な生物の卵が2つあり、1つの卵は割れて生物はどこかに行った後だった。そんなある日、日本のジャンジラ市の原子力発電所が事故を起こし、働いていたアメリカ人ジョー・ブロディは妻のサンドラを喪うのだった。
 15年後、ジョーの息子フォードは海軍の爆発物処理班で働いていたが、帰宅早々、父親のジョーが日本で逮捕されたという連絡をもらうのだった。父親に会うために日本へ行ったフォードは、父親が15年前の事故の調査を未だしていることを知るのだった。

 ■感想■
 今回は日本が誇る怪獣”ゴジラ”をハリウッドで映画化した大作怪獣映画。
 監督は『モンスターズ 地球外生命体』(2010年)でモンスターが世界を破壊している恐怖の世界を映画化したギャレス・エドワーズ。
 ゴジラをハリウッドで映画化するのは、ローランド・エメリッヒ版の『GODZILLA ゴジラ』(1998年)以来です。

 
 ローランド・エメリッヒ版が、ゴジラ度が全然無かった作品でしたが、さすが『モンスターズ 地球外生命体』を撮ったギャレス・エドワーズ!
 ローランド・エメリッヒ監督もこれくらいの作品を撮ればファンからメチャクチャ言われなかったのに…。


 マニアックなゴジラファンは分かりませんが、普通の怪獣映画ファンが観ても十分楽しめる作品になっています!!
 何でもギャレス・エドワーズ監督は「ゴジラ」映画のファンだそうで、そうでなかったらこんな映画撮れないですよねぇ。

 アメコミの映画化にしろ、怪獣映画にしろ、こういうジャンルの作品は、そのジャンルの作品が好きな監督に撮らせないとダメですよね~。

 

 ゴジラvs軍隊の戦いがメインになると思いきや、もう1種類怪獣が登場します!!この展開にまず驚き!!

 「ゴジラVS怪獣」なのね!!

 ゴジラ映画なのに、なぜか冒頭からストーリーのメインが、もう1種類の怪獣といのも面白い展開です。

 ゴジラの恐怖が前面に出てくる作品だと思っていたので、ちょっと肩すかしを食らった感じでしたが、これはこれで面白かったです。
 今作に登場するもう1種類の怪獣を倒すための存在として、ゴジラがゆっくりと登場することで、ゴジラの恐怖感が弱くなっちゃているのが難点と言えば難点かもしれないですが、面白いのは確かです!!
 ハリウッドで作ったゴジラ映画として、十分満足出来る感じの作品になっています。

 世界最強の軍隊のアメリカ軍も、電磁パルスを出す怪獣の影響で兵器を使えなくなってしまう設定とかって、うまいですね!!
 
 ゴジラ映画の熱狂的なファンがどう観るかは分かりませんが、自分的には今作はゴジラシリーズの中でも、かなり上位にくる感じです!!

  ところで、吹替え版のヒロイン、エリザベス・オルセンの声に弱冠の違和感が!!
 調べてみたら、やはりタレントの波留さんが吹替えてました。自分は芸能人にうといので知りませんでしたが、女優、モデルさんのようです。2006年くらいから活躍しているらしいので芸歴はけっこう長い女優さんなんですね。
 こういうタレントを使ったエンターテイメント作品の洋画の吹替えは、もう止めて欲しいですねぇ。話題作りになったんでしょうか??



 自分はゴジラシリーズ全作、すべてを観ているようなファンでないんです!!2、3作品みていない作品があるのであまり偉そうなコト言えないですが、自分的には、正義の味方のようなゴジラの作品とか、ゴジラの子どもがでてくるような作品よりは断然スキです。 70点
 
 

GODZILLA ゴジラ[2014] DVD2枚組
アーロン・テイラー=ジョンソン,渡辺謙,エリザベス・オルセン,ジュリエット・ビノシュ,サリー・ホーキンス
東宝
GODZILLA ゴジラ[2014] Blu-ray2枚組
アーロン・テイラー=ジョンソン,渡辺謙,エリザベス・オルセン,ジュリエット・ビノシュ,サリー・ホーキンス
東宝



 

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『サベージ・キラー』復讐は酋長と一緒に。

2015-03-08 02:16:53 | ホラー

サベージ・キラー
SAVAGED(2013年アメリカ)
 監督          マイケル・S・オヘダ
 脚本          マイケル・S・オヘダ
 出演          アマンダ・エイドリアン
              ロドニー・ローランド
              マーク・アンソニー・サミュエル
 
 ■ストーリー■
 結婚まじかのろうあ者の若い女性ゾーイは、心配する婚約者に行く先々で写メを送りながら旅をしていた。ある田舎を通行中に、道路に出てきた人間を轢きそうになり、車を止めるのだった。道路に出てきたその人間は先住民狩りをしていた凶悪な兄妹たちから逃げていたのだった。
 ゾーイは助けようとするが、凶悪な兄妹たちに追いつかれ、先住民は殺され、彼女も監禁され乱暴され殺されてしまうのだった。埋められた彼女を発見した先住民の呪術師により息を吹き返しそうになるが、兄妹たちの曽祖父の将軍に騙され殺された大酋長”赤い袖”も一緒に甦りそうになったために呪術を中止するのだった。
 しかし、赤い袖はスキを見てゾーイの身体の中で甦ってしまうのだった。甦ったゾーイは復讐を始めるのだった。


 ■感想■
 最近は古い(どちらかと言えば)作品ばかり、記事にしていましたが、今回から、またしばらく新しい作品を観たので記事にしていきます。

 今回は『サベージ・キラー』
 【ポルトファンタスティック国際映画祭】で作品賞ノミネートになった”リベンジ系アメリカの田舎は怖いよホラー”
 その他の映画祭でも公式選考作品になったようです。

 【シッチェスカタロニア国際映画祭】世界プレミア上映
 【釜山国際映画祭】アジアプレミア上映
 【ロジョサングレファンタスティック映画祭】公式選考
 【スクリームフェストホラー映画祭】U.S.プレミア上映
 【ノクターンマドリッド国際映画祭】観客賞受賞
 【リーズ国際映画祭】公式選考
 【ニューオーリーンズホラー映画祭】公式選考
  【レイザーリールファンタスティク映画祭】公式選考
 【ウィスラー映画祭】公式選考   等々

 ところで、無念にギャングに殺された主人公がオカルト的な力で甦っちゃったら、もうどうしようも無いですよね!!
 カラスの力で甦った『クロウ 飛翔伝説』(1994年)も、主人公が一方的にギャングを殺しまくりで今一、盛り上がらなかったですが、今作もヒロインが強すぎ!!
 
 ゾンビ女の登場にビビる兄妹たちの描き方は良かったですが、バカなのか、ビビリ具合が弱すぎ!!

 どう考えても霊の力で甦っているんだから、勝てるはずがないのに、普通に銃を用意して立ち向かう姿勢!!
 想像通りの展開が待っています!!
 1番盛り上がるのが、最初のバーでの戦闘シーンです。ヒロインが強すぎて、あとは勝って当然みたいなノリに…。


 こういう作品の定番の展開ではありますが、でも、安心して観ていられるとか、観客が観たいと思っているものがその通りだとか、満足感は高いです!!こういうリベンジ系オカルトホラーが好きな映画ファンは必見!!  60点


サベージ・キラー [DVD]
アマンダ・エイドリアン,ロドニー・ローランド,ロニー・ジーン・ブレヴィンズ,リック・モラ,トム・アルダヴァニ
アメイジングD.C.



 

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『ダークショット』レーサーvs連続殺人鬼?

2015-03-05 00:18:26 | ミステリー

ダークショット
RAW NERVE(1991年アメリカ)
 監督          デヴィッド・A・プライアー
 脚本          ローレンス・L・シメオン
              デヴィッド・A・プライアー
              ジェーソン・コールマン
 出演          グレン・フォード
              テッド・プライアー
              ジャン=マイケル・ヴィンセント
              サンダール・バーグマン
              トレイシー・ローズ
              ランドール”テックス”コッブ

 ■ストーリー■
 世間では赤いハイヒールを履いた女性が連続して殺される事件が起きていた。殺し方は、被害者の女性の顔にショットガンを撃ち殺すという手口だった。
 レーサーのジミー・クレイトンは、ある日、レース中に幻覚を見るのだった。レースの帰り道に通った遊園地のミラーハウスで起きた事件の幻覚ということに気づき、警察に行くが相手にされなかった。そんなジミーを見ていた記者のグロリアは、話を聞かせて欲しいと近づいてくるのだった。

 ■感想■
 今日も相変わらず古い作品を記事に…。
 新作はここ1か月くらい全然観ていないので、昔の作品を。

 ジャン=マイケル・ヴィンセント、サンダール・バーグマン、トレイシー・ローズ、ランダール”テックス”コッブと、B級アクション映画ファンだったら、大喜びの豪華キャストのサスペンス・ミステリー映画。
 主人公の犯人が殺しを行う現場の幻覚を見るレーサー役は、デヴィッド・A・プライアー監督の兄妹で、監督作の常連俳優のテッド・プライアー。

 

 殺人現場の幻覚を見るレーサー役は、てっきり、ジャン=マイケル・ヴィンセントだと思ったら、彼は刑事役でした。しかも、警部補役。スーツ姿が全然似合わない!!
 筋肉質の体系のせいなのか、今まで出演した役のイメージのせいなのか、やっぱりジャン=マイケル・ヴィンセントにはラフなかっこうが似合います!!

 殺人現場の幻影を見る主人公を描く、超能力系主人公の活躍する作品と思いきや、B級作品には似つかわしくない、正統派のミステリーでした。
 
 「まさか、そんなオチ??」

 あまりにも正統派の展開に全然、途中、気がつきませんでした。
 
 まぁ、途中からミスリードのように犯人が示されるので、てっきり信じちゃいました。B級アクション系ミステリーと思ったら、正統派のミステリー。
 ちょっと、ビックリでした。

 でも、面白いかどうかは別なんで、今作を観る人は、あまり期待しないで下さい。

 正統派とか言って、ほめてますが、それは全然期待していなかったからで、明らかにオカシなところもあるので、要注意!!
 
 主人公の妹ジーナが犯人に襲われるシーン、あれは物理的に犯人にできないはず!!

 まぁ、そんなコト考えなかったんでしょうねぇ。あまり深く考えずに、1980年代の2時間サスペンスでも観るつもりで観れば、楽しく観れるはず!!   40点


ダークショット [VHS]
ジャン・マイケル・ビンセント
大映



 
 

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