『ベルリンファイル』
THE BERLIN FILE(2013年韓国)
監督 リュ・スンワン
脚本 リュ・スンワン
出演 ハ・ジョンウ
ハン・ソッキュ
リュ・スンボム
チョン・ジヒョン
イ・ギョンヨン
■ストーリー■
ピョ・ジョンソンは、CIA、モサド、MI6にも記録が無い“ゴースト”のような北朝鮮の秘密諜報員だった。ジョンソンは、中東の組織との武器取引現場を韓国情報院に急襲されるが何とか、その場を切り抜け逃走に成功するのだった。秘密が漏れたことを疑うジョンソンの前に、かつての後輩の保安監視員トン・ミョンスが現れ、ジョンソンの妻リョン・ジョンヒが二重スパイの疑いがあると伝えるのだった。ジョンソンは秘かに妻の調査を始めるのだった。
一方、韓国国家情報院のエージェント、チョン・ジンスは、捕り逃したジョンソンを追い続けていた・・・。
■感想■
韓国製のスパイアクション。
スパイアクションといっても、スーパースパイが活躍する活劇物というより、エスピオナージ物のサスペンス色の強いアクション映画になっています。
同じく韓国のスパイアクション『シュリ』(1999年)を、2000年くらいに観たときも、韓国映画のあまりの見せ場!見せ場!のしつこいくらいのアクションシーンのアクション度の高さに驚きましたが、今作もあまりのエンターテイメント度の高さにビックリ!
アクション度も満足ですが、ストーリーもエンターテイメント映画としてすごく楽しめる内容になっています!!
「面白い!」
スパイ映画が好きな映画ファン必見!!
でも、スパイ映画ファンだと、ベルリンで北朝鮮と韓国が好き勝手やっているのが気になるかも・・・。
「ドイツの連邦情報局は、どうした??」とか突っ込みたくなるかも??
CIA、モサド、MI6に記録が無いスパイって、設定もすごすぎですしね!
そういうコトが言わずに、楽しむしかないですよね・・・。
本当に面白い!スパイ物にありがちな、少し複雑なストーリーと、観客を飽きさせないアクションシーンの数々!
観る前は、北のハ・ジョンウと南のハン・ソッキュが対決するアクション的な作品と思っていたのに、実際は、イギリスのスパイ映画風のエスピオナージ的なアクション映画だったので、ちょっと驚いちゃいました!
東西冷戦の象徴ドイツのベルリンでロケまでしちゃって、こんな作品を作っちゃうなんて、すごすぎ!
ハン・ソッキュの活躍するシーンが少ないのが、ちょっとだけ残念な気もしますが、それ以外はすべて良いです!
こめかみを銃で狙っても逃げ出す特訓をしている北のスパイ!このシーンを観るだけでも、今作を観る価値ありかも??
主人公のハ・ジョンウが映画の冒頭で、この技を使うのが、後半の伏線になっているのも良いです!!
クライマックスでの敵との対決シーンが、長めすぎでちょっとしつこいのが、ちょっと気にかかりますが、まぁ、アクション映画だし、これくらいはしょうが無いですね!!韓国のアクション物らしく、主人公も敵も、不死身すぎなのも愛嬌で楽しんじゃいましょう!! 80点
ベルリンファイル Blu-ray | |
ハ・ジョンウ,ハン・ソッキュ,チョン・ジヒョン,リュ・スンボム | |
TCエンタテインメント |
ベルリンファイル [DVD] | |
ハ・ジョンウ,ハン・ソッキュ,チョン・ジヒョン,リュ・スンボム | |
TCエンタテインメント |