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『赤ずきんの森』傑作未公開

2007-09-30 23:14:43 | ホラー
赤ずきんの森
WILD COUNTRY(2005年イギリス)
 監督 クレイグ・ストレチェン
 脚本 クレイグ・ストレチェン
 出演 サマンサ・シールズ、マーチン・コムストン

 ■ストーリー■
 ケリー・アンは16歳で出産するが、子どもは養子縁組に出されてしまうのだった。6週間後、ケリー・アンと4人の友人たちでキャンプに出かけるのだった。その地方は人食い一族が住んでいたと言い伝えが残っている場所だった。その夜、赤ん坊の泣き声を聞いたケリー・アンたちは、泣き叫ぶ赤ん坊と、惨殺された羊飼いの姿を発見するのだった。

 □■□ネタバレあり!観る予定の人は読まないで□■□
 ■感想■
 2000年のフランス製の同名作品がありますけど、今作はイギリス製のホラー映画です。なぜ、今作の日本タイトルが「赤ずきんの森」なのかは、観てのお楽しみです。

 子どもを養子縁組させられてしまったって言う設定が、うまくストーリーに組み込まれてます。普通の設定だと子どもがキライって女の子もいますからね。赤ん坊が泣いてても、助けなかったり、せいぜい抱き上げるくらいですけど、今作の主人公は授乳させることができますからね。このシーンが、最後の方で活きて来ますからね。

 ところで、今作なんですけど、てっきり人食い一族の恐怖を描く作品かと思いきや、途中で、犯人の狼が出てきちゃいます。「あ~、動物パニック物なんだ」とか思ってると…。
 こういう展開になるとは思ってもみなかったです!確かに“狼”にしては、ちょっとオカシイ姿でしたもんね!この狼を観て「造形の悪い狼だなぁ」くらいにしか思わなかったです。だから、この展開には、やられちゃいました。「ビックリ!ビックリ!」
 
 ネタバレになっちゃうんで、詳しく書けませんけど、こういう展開は好きです。ランニングタイムが70分っていうのも、好感が持てる長さです。かつてのTV東京の「火曜洋画劇場」(あれ、番組タイトル合ってるかな??「火曜ロードショー」だったかも??)の90分枠の映画劇場枠でピッタリの長さです。
 最近は、なんでもかんでも、2時間超えの長い映画が多いですけど、やっぱりストーリーや展開を考えたら、これくらいの長さの作品もやっぱり良いですよね。テンポが良いです。

 今作のことを「若者が殺人鬼に襲われるだけのB級スラッシャー系ホラー」って思って、期待してなかったから、すごく楽しめました。でも、いかにもホラー映画ファン向けって感じで、説明が一切無いのは、どうなんでしょうか??最後の方の展開なんて、ホラー映画を観てない人が観てたら「なんで??なんで??」とか思っちゃうかも。
 ホラー映画好きには、常識の展開でも、このジャンルの作品を知らない人間が観たら「なんで??」って思っちゃうかも。でも、変身前に咬まれたのに、感染しちゃうんでしたっけ??(あ、これ、ホントのネタバレです。すいません)まぁ、その辺は適当なんでしょうかね??

 でも、ところで、あの狼たちは今まではどうしていたんでしょうね??あの村のあたりで暴れていただけなんでしょうかね??もっともっと犠牲者が出ていそうですけどね。まぁ、B級ホラーだから、そういう細かいことは気にしない方が楽しめるんでしょうけど。
 今作はちょっとした拾い物です!これだから、未公開の作品は、あなどれないです。未公開でこれくらいの作品だったら、合格点です!65点
赤ずきんの森

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テラートレイン、リメイク

2007-09-27 00:03:41 | 映画、DVDに関する雑記
 なんか1980年のジェイミー・リー・カーティス主演のカナダ映画『テラートレイン』がリメイクされるようです。
 『テラートレイン』の記事でも書こうかな??って思ったら、もうすでに以前に書いてました。もし感想を読みたい方は↑タイトルをクリックして下さい。
 『ホラーバス オノバルと魔王フェルシ』(05年)の感想の記事を書いたときに、「なんか『テラートレイン』みたいな作品かと思ってました」って書いたこともあったんで、観なおそうかな??と思っちゃいました。

 なんでもかんでもリメイクって風潮は変わらないですね。
 でも、良く考えるとオリジナルは27年も前の作品なんですね。27年前の作品と言われると、なるほどリメイクしても良いかな??って思っちゃいます。でも、DVD化されたりしてるんだから、いつでも好きなときに観れるんだから、やっぱりリメイクでなくオリジナルな作品を作って欲しい気がします。

 オリジナル版を知らない映画ファンと、オリジナル版と見比べようという映画ファンを取り込みたいんでしょうけどね。

 最近の外国映画(日本映画も含みます)をリメイクするなら、30年前の作品をリメイクした方がまだ良いですけど、1980年の作品をリメイクかぁ!でも、『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』(05年)のロブ・ゾンビがリメイクした“HALLOWEEN”もヒットしたみたいだし、やっぱり70年代~80年代の作品ってリメイクの元ネタとして魅力あるのかも!  
 『ハロウィン』(78年)もリメイク版が公開されるときに、日本語吹き替え付きでDVD再発して欲しいです!月曜ロードショーで2時間枠で放映されたんだからどこかに日本語吹き替え音源があるはず!
 
 日本語吹き替えつきだったら5000円でも買っちゃいます!ホントに日本語吹き替えが付いてないDVDって、買うのを躊躇しちゃうんですよね!500円でも躊躇しちゃいます。あと日本語吹き替えつきでも、オリジナル版の長さが100分を超えちゃうような作品で、TV音源のみの作品もちょっと考えちゃいます。
 
 DVDはせっかく複数の音声を入れられるんだから、
 ①TVの映画劇場の吹き替え音源
 ②TVの映画劇場の吹き替え音源+吹き替え音源無い部分の新録
 ③新録
 の3つくらい日本語吹き替えつけて欲しいです!それくらいしてくれたら、海外版の安いDVDと価格差があっても、なるほどと思えるのにね!
 
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『ホラーバス オノバルと魔王フェルシ』オランダのハリーポッター

2007-09-26 00:37:02 | ファンタジー

ホラーバス オノバルと魔王フェルシ
DE GRIEZELBUS(2005年オランダ)
 監督          ピーター・クイバース
 脚本          バーニー・ボス
              ピーター・クイバース 
 原作          パウル・ヴァン・ローン
 出演          セルジ・プライス
              リサ・スミット

 ■ストーリー■
 内向的でおとなしい作家志望のオノバルは、クラスのいじめっ子たちにいじめられていた。あるとき、いじめっ子のジーノの罠にはまり、好きな彼女リスローラがジーノとキスをするのを目撃させられてしまうのだった。リスローラは、ジーノがオノバルをいじめないようにさせるために、1つだけ頼みを聞く約束をさせられてキスをしたのだった。
 そうとは知らないオノバルは、ジーノに復讐するための物語を書き上げ、魔王フェルシに渡してしまうのだった。魔王フェルシに渡した物語は、現実となるという言い伝えがあった。


 ■感想■
 オランダの「ハリーポッター」と言われているらしいパウル・ヴァン・ローンのファンタジー児童小説の映画化。
 原作では作家の設定のオノバルですけど、映画では少年の設定になってます。それにしてもオノバルのクラスの担任の先生のフレンドが、すごい熱血漢です!

 「いじめは許さん!」とかいって。オノバルの母親は「あの子はいじめられて当然!」みたいな態度なのに!フレンド先生だけ、いじめはダメ!とか言って。
 
 それに、この先生、オノバルとリスローラが遅刻したときに「ユニークな言い訳を頼むよ!」なんて、なんと良い先生なんでしょ!

 日本の学校にもこんな先生が、いたらねぇ!

 この映画版を観るかぎり、ハリー・ポッターって感じはしないんですけどね!ファンタジーって意味では同じような感じかもしれないですけど、ちょっと今作の方が現実的です!!

 最後の方で、やっとファンタジー映画の世界に行きますけど、中盤までは、ずっと学校での生活が描かれるんですから。
 原作はヨーロッパでは100万部のベストセラーらしいんですけど、映画を観る限り「普通なファンタジー」って感じです。まぁ、安心して家族みんなで観られるって意味では、健全な作品として合格点ですけどね。

ホラーバス [DVD]
セルジ・プライス.リサ・スミット.ジム・ヴァン・ダー・バン
キングレコード


 それにしても、DVDのパッケージが、いかにも「ホラー映画」って感じがしすぎ!!とうてい「家族みんなで!」って雰囲気が出ていないのが残念です!
 そのうえ、タイトルも“ホラーバス”ってなんでしょう??
 原作のタイトルも「ホラーバス」だからしょうがないんですけど、なんか怖いタイトルですね。

ホラーバス〈1〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社
ホラーバス〈2〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社


 

ホラーバス 恐怖のいたずら〈1〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社
ホラーバス 恐怖のいたずら〈2〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社

 

ホラーバス 呪われた部屋〈1〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社
ホラーバス 呪われた部屋〈2〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社

 

ホラーバス第2期 暗黒の世界〈1〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社
ホラーバス第2期 暗黒の世界〈2〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社
ホラーバス第2期 呪いのバス旅行〈1〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社
ホラーバス第2期 呪いのバス旅行〈2〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社
ホラーバス第2期 恐怖のウイルス〈1〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社

 

ホラーバス第2期 恐怖のウイルス〈2〉
浜野 史子,Paul van Loon,岩井 智子
学習研究社


 “ホラーバス”なんてタイトルからだけだと1989年のイタリア、ユーゴスラビアのホラー映画『ザ・トレイン』とか、ジェイミー・リー・カーティス主演のカナダ映画のミステリー系スラッシャー映画『テラートレイン』(1980年)とかを想像しちゃいますよねぇ。

 てっきり、今作もB級系なバスを舞台にしたホラー映画だとばかり思ってました。
 
 一部のウワサでは、世界的イリュージョニスト、デヴィッド・カッパーフィールドは、『テラー・トレイン』に出演したことを無かったことにしたいみたいですけど。デビッド・カッパーフィールドのイリュージョンでもそれは出来ないですね!

テラー・トレイン [DVD]
ジェイミー・リー・カーティス,ベン・ジョンソン,ハート・ボックナー,ティモシー・ウェッパー,デビッド・カッパーフィールド
KADOKAWA / 角川書店
テラー・トレイン perfect edition [Blu-ray]
ジェイミー・リー・カーティス,ベン・ジョンソン,ハート・ボックナー,ティモシー・ウェッパー,デビッド・カッパーフィールド
KADOKAWA / 角川書店



 話題を『ホラーバス オノバルと魔王フェルシ』に戻すと、自分を狼男だと言い張る主人公オノバルのキャラクターがちょっと面白いですけど、その設定が最後に活きてきます(あれ、ネタばれ??)。
 観てるうちにそんなこと言ってたの忘れてました。
 
 それにしても、オランダの子どもたちはませてますね!キスしちゃったりして。これって日本でいうところの小学生くらいの設定なんですかね??それとも中学生??中学生ならまだしも、小学生でキスとか早くないですか??
 まぁ、自由そうな国だから良いですけど。 60点 

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最も偉大な映画監督

2007-09-25 00:10:03 | 映画、DVDに関する雑記
 ちょっと古いネタなんですけど、(1ヶ月くらい前かな??)イギリスの映画雑誌“TOTAL FILM”が、「最も偉大な映画監督トップ100」という特集(記事なのかな??)を掲載しました。まぁ、映画雑誌といっても、いろいろありますから、「へぇ~、そうなんだ」くらいな感じなんですけど、やっぱりこういう記事は気になるもんです。
 日本だって、「キネマ旬報」、「cut」、「映画秘宝」といろいろ映画雑誌があって、その雑誌によって、色が全然違いますからね。

 第1位は、これは当然、イギリスのサスペンス映画の神様「アルフレッド・ヒッチコック」でした。でも2位~10位は「へ~??」って感じ。一応載せておきます。
まぁ、自分は、こういう記事で「ふむふむ、なるほど」なんて思うことのが少ないですけど、「偉大な監督」って、他の監督や作品に影響を与えたって意味??それとも、映画史に残るような傑作を作ったって意味??その両方なのかな??

 1位 アルフレッド・ヒッチコック
 2位 マーティン・スコセッシ
 3位 スティーブン・スピルバーグ
 4位 ハワード・ホークス
 5位 フランシス・フォード・コッポラ
 6位 オーソン・ウェルズ
 7位 イングマール・ベルイマン
 8位 スタンリー・キューブリック
 9位 ピーター・ジャクソン
 10位 デビッド・フィンチャー

 ベルイマンの映画は、自分は観たことないです。ウェス・クレイブン監督の『鮮血の美学』(TV題『白昼の暴行間Ⅱ17才襲われた誕生日』)の元ネタになった『処女の泉』(60年)を監督したんだよねくらいしか知らないです。(すいません、映画をたくさん観てるのにジャンルが偏ってて)
 マーティン・スコセッシが2位??デビッド・フィンチャーが10位!デビッド・フィンチャーも苦手な監督です。最近の監督ではピーター・ジャクソンが9位なんですね。まぁ「指輪物語」を映画化したり『キングコング』を撮りましたもんね。トップ監督といえば、トップ監督かも。

 以下、11位より下で気になった監督を書いときます。
 11位 黒沢明
 12位 クエンティン・タランティーノ
 13位 ビリー・ワイルダー
 17位 デビッド・クローネンバーグ
 18位 ジョエル、イーサン・コーエン 
 19位 ウッディ・アレン
 21位 クリント・イーストウッド
 22位 デビッド・リンチ
 27位 サム・ペキンパー
 37位 セルジオ・レオーネ
 38位 ジェームズ・キャメロン
 39位 リドリー・スコット
 44位 フランソワ・トリフォー
 50位 サミュエル・フラー
 51位 ロバート・ワイズ
 53位 ドン・シーゲル
 54位 ブライアン・デ・パルマ
 61位 サム・ライミ
 63位 ジョン・カーペンター
 65位 ブライアン・シンガー
 71位 ジョン・セイルズ
 74位 トニー・スコット
 73位 ニコラス・ローグ
 79位 ジョージ・A・ロメロ
 85位 ジョン・ウー 
 90位 カーティス・ハンソン
 92位 ポール・ヴァーホーヴェン
 93位 アラン・J・パクラ
 94位 ウォン・カーワァイ
 95位 ジョージ・ルーカス
 96位 M・ナイト・シャマラン
 98位 ジョン・スタージェス
 100位 アベル・フェラーラ

 タランティーノが上にありすぎな気が。アベル・フェラーラが100位にいること自体、この記事、自分的にダメです。自分だったらアベル・フェラーラは、1000位くらいです。M・ナイト・シャマランも100位には、とうてい入らないです。

 自分にとっての「最も偉大な監督」を記事にしちゃいます。なんか前にも同じようねネタを書いた気がするんですけど、今回はあまりジャンルに偏りなく書いていきたいと思います。
 アルフレッド・ヒッチコックや黒澤明、スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、ジョン・カーペンター、ブライアン・デ・パルマ、セルジオ・レオーネ、ポール・ヴァーホーヴェン、ビリー・ワイルダー等、ベスト100に選ばれてなるほどと思う監督もいますので、ベスト100に選ばれなかった監督を書いてみたいと思います。
 
 ラリー・コーエン
 何といっても外せないのが、ラリー・コーエン!もっと評価されていいはず!
 
 セルジオ・コルブッチ
 なぜか、イタリアのエンターテイメント系の監督が少ない!レオーネが選ばれるなら、コルブッチも!
 マリオ・ヴァーヴァ、ダリオ・アルジェント、ルチオ・フルチ、ウンベルト・レンツィ、エンツォ・G・カステラーリ、トニーノ・ヴァレリ、セルジオ・マルティーノ、アルベルト・デ・マルチーノといった監督も選んで欲しいです。
続 荒野の用心棒

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殺しが静かにやって来る スペシャル・エディション

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 ジョニー・トー、バリー・ウォン
 香港映画の監督も全然選ばれてないです。チャウ・シンチー、アンドリュー・ラウ、ジェフ・ラウとかいった監督も自分だったら選んじゃいます。
ザ・ミッション 非情の掟

ケンメディア

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チャウ・シンチーのチャイニーズ・オデッセイ<其の弐>

ポニーキャニオン

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チャウ・シンチーのチャイニーズ・オデッセイ<其の壱>

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 ロジャー・コーマン、ロバート・アルドリッチ 
 なぜか、ホントに選ばれてない!ロジャー・コーマンが選ばれてないのはなぜ??やはりイギリスの雑誌だからなの??
 ロバート・アルドリッチといえば『攻撃
攻撃

紀伊國屋書店

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燃える戦場

角川映画

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 三隅研次、本田猪四郎
 日本映画の監督も、選んで欲しいです。若山富三郎の『子連れ狼』シリーズもDVD化して下さい!
狼よ落日を斬れ

松竹ホームビデオ

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 大傑作を何作も撮ったり、熱狂的なファンを作った作品を撮ったり、世界中にエピゴーネンな作品を生み出させたような傑作を撮った監督って意味で、はずせない監督たちでしょ!
 
 
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『セルラー』ラリー・コーエン原案傑作サスペンス

2007-09-08 23:53:06 | ラリー・コーエン
セルラー
CELLULAR(2004年アメリカ)
 監督 デビッド・R・エリス
 脚本 クリス・モーガン
 原案 ラリー・コーエン
 出演 キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、、ウィリアム・H・メイシー、ジェイソン・ステイサム、ノア・エメリッヒ、ジェシカ・ビール

 ■ストーリー■
 ごく普通の高校の生物教師ジェシカの家に、突然暴漢が侵入してきて理由も分からずジェシカは誘拐されてしまうのだった。そして、ジェシカは、暴漢の隠れ家の屋根裏部屋に監禁されてしまうのだった。屋根裏部屋にあった電話を破壊されたジェシカは、電話を修理し壊れた電話で助けを求めるのだった。その電話は、偶然ライアンという若者のケータイ電話に繋がるのだった。

 ■感想■
 原案ラリー・コーエンの傑作サスペンス映画。
 監督は『スネーク・フライト』(06年)のデビッド・R・エリス。
 
 ラリー・コーエンは、電話ボックスを舞台にしたやはり傑作サスペンス映画『フォーン・ブース』(02年)の脚本を書いてますんで、同じ電話ネタでまるっきり違う作品にネタを提供してます。
 さすが、ラリー・コーエン!
 ラリー・コーエンは、自分が最も好きなハリウッドの映画スタッフです!
 観ている間は、余りの面白さに興奮しちゃいますけど、良く考えると1回観ただけではストーリーが良くわからない傑作アクション映画『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』(82年)の脚本を書いた人ですから!
 当初、『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』は、監督もラリー・コーエンがするはずだったんですけど、制作費がオーバーしそうになり、リチャード・T・ヘフロンにバトンタッチされたんですよね。
 ラリー・コーエンが監督したら、どんな作品になったのか想像するだけでも楽しいです!(観たかったなぁ。ラリー・コーエン監督版の「探偵マイク・ハマー」)
 『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』も、最もDVD化して欲しい作品です!ボカシ無し!日本語吹き替え新録でDVD化して欲しいです!

 ところで、今作『セルラー』なんですけど、「観よう!観よう!」と思ってるうちに日曜洋画劇場(2007年9月1日)で放映されちゃいました!(最も好きなスタッフのラリー・コーエンが原案なのに、観てなかったです。すいません)
 「放映されちゃいました」ってこの表現おかしいですよね。「放映してくれました」ですね。

 理由もわからず誘拐された平凡な生物教師が、壊れた電話を修理して、助けを求めるという単純なストーリーが、いかにもTVの映画劇場向きな作品です。ハンマーで破壊された電話が、適当にくっつけたらどこかに電話がつながるの??とか突っ込みたくなりますけど、それを言ったら、この映画の設定そのものの否定になっちゃうんで、全然OKです!キム・ベイシンガーの設定が生物の教師という設定ですけど、電話まで直せちゃうんですね!映画だし、全然OKです!
 
 ランニングタイムが95分っていう時間も、いかにもエンターテイメントにちょうど良い長さ!何でもかんでも長ければOKみたいに思ってる最近のハリウッドのメジャー作品も見習って欲しい長さ!
 
 「いや~、ホントに面白い!」

 電話を受けた若者クリス・エヴァンスも、少し情けない役で良いです。腕っぷしも弱いし、まさに巻き込まれた感じで良いです。これが電話を受けたのが、いかにもヒーローっぽいスーパーマンでないところが良いです。腕っぷし的にはキム・ベイシンガー演じるジェシカより頼りない!
 良いといえば、エステ屋を始めようとしている警官ウィリアム・H・メイシーも良い味だしてます。どちらかと言えば、情けない役が多いですけど、今回はやり手の警官役です。TVのニュース番組観ながら事件に気づくあたり超ヤリテの警察官役です。「今まで拳銃を撃ったこと無かったのに!!」とか言ってましたけど、ジョン・ウーの映画のキャラクター並みに横っ飛びで銃を撃ってジェシカ・ビールを仕留めちゃいますからね!ダーティハリーも真っ青な感じです。ウィリアム・H・メイシーのキャラクター設定にムリがある設定ですけど、ラリー・コーエン原案だし、面白いから全然OKです!
 ウィリアム・H・メイシーの情けない感じが、悪役のジェイソン・ステイサムが強面なんで、その対比ですごく良いです!

 ラリー・コーエンも、原案だけでなくどんどん脚本書いたり監督をして欲しいです!原案だけなんてもったいないです!最近はホラーアンソロジー「マスターズ・オブ・ホラー」の1エピソード「ハンティング」を監督してましたけどね。70点
 
セルラー

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