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映画感想のブログ!!
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『ウルフマン』狼男vs狼男

2010-10-31 22:48:13 | ホラー

ウルフマン
THE WOLFMAN(2010年アメリカ)
 監督    ジョー・ジョンストン
 脚本    アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
        デヴィッド・セルフ
 出演    ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス
        エミリー・ブラント、ヒューゴ・ウィーヴィング
        ジェラルディン・チャップリン

 ■ストーリー■
 1891年、ロンドンで俳優をするローレンス・タルボットの前に、行方不明の彼の弟ベンを捜す婚約者グエンが現れる。アメリカ公演があったために、最初は故郷ブラックムーアに帰ることを断ったローレンスだったが、やはり気にかかり、ブラックムーアへと帰るのだった。
 ブラックムーアで待っていたのは、ベンの死体と、母親の死後、疎遠になった父親からの冷たい出迎えだった。帰る数日前にベンの死体が発見されたのだった。その殺害状況から野獣に襲われたものと思われたのだが…。

 ■感想■
 ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス出演の狼男映画。
 クラシック映画『狼男』(1941年)のリメイクです。
 自分的には、狼男映画の古典と言えば、ハマープロの『吸血狼男』(1960年)です。
 ユノバーサルの『』は未見なので、今作がオリジナル版と同じ展開なのか不明なんですけど、中盤以降の展開にはけっこう驚きがありました。

 2009年に全米で公開される予定でしたが、追加撮影に次ぐ追加撮影で、公開が1年延びたってコトで有名になった作品です。
 あえて、クラシックな作品をリメイクしたんでしょうねぇ??
 
 つまらなくはないですけど、特別面白いワケでもない、ごくごく普通のデキのホラー映画になっています。
 中盤から、後半にかけて、やっと少し盛り返しますけど、冒頭から中盤までがダラダラです。全体的な印象は可も無く、不可も無くって感じです!
 
 豪華なキャスティングと高い制作費で、こんなクラシックな狼男映画のリメイクを作るなら、“ハウリング”の新作でも作ってくれた方がうれしかったりして…。
 今作が大ヒットして、全世界で狼男映画が作られるキッカケにでもなれば、意味がありますけど、そんな感じでもないしねぇ。
 ヒューゴ・ウィーヴィングが、狼男に襲われるシーンがあるんで、あわよくば続編って、ことなんでしょうけど、多分作られないでしょうね!

 ところで、“ハウリング”といえば、 日本では6作目の『ハウリングVI突然変異』(1991年)までソフト化されていおますけど、その後の作品“HOWLING NEW MOON RISING”(1995年)はどうしちゃたんでしょうね??
 ハウリングとは関係ないドイツでは“HOWLING RESURRECTION”のタイトルのついた“THE STRANGERS”(1998年)とかも未公開のままですね!
 もう、狼男映画はリリースされにくいんでしょうかね??

 『ハウリング』(1981年)といえば、最近、HD-リマスター版として、豪華な特典付きでDVDが再発されましたけど、なぜか日本語吹替え音声がついていないままでの発売!
 「なぜ?」
 ・ジョー・ダンテ監督、主要キャスト、スタッフによるインタヴュー
 ・デヴィッド・アレンのインタヴュー
 ・未使用シーン、削除シーン
 ・オリジナル予告編
 ここまで、映像特典があるのに、日本語吹替えを付けないなんて!!
 TV東京の「午後のロードショー」でも、ここ数年で何回も放映されているから音源はあるはず!もう、怠けているとしか思えないです!
 『ハウリングII』(1985年)とセットにして、DVD-BOXで再発して欲しいくらいです。『ハウリングII』も、もちろん、フジTVの深夜枠で放映された日本語吹替え音声つきでお願いします。
 50点

  

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『グリーン・ゾーン』破壊兵器はどこ??

2010-10-30 23:49:20 | アクション
グリーン・ゾーン
GREEN ZONE(2009年アメリカ、フランス、スペイン、イギリス)
 監督    ポール・グリーングラス
 脚本    ブライアン・ヘルゲランド
 原案    ラジーフ・チャンドラセラカン
 出演    マット・デイモン
        グレッグ・キニア
        ブレンダン・グリーソン
        エイミー・ライアン
        ハリド・アブダラ
        ジェイソン・アイザックス
 
 ■ストーリー■
 2003年イラク、フセイン政権を倒したアメリカ軍は大量破壊兵器を発見するため、動いていたが、結果は得られないでいた。アメリカ軍のロイ・ミラー准尉は、ある日、地元の住民の情報から不審な家を探索する。銃撃戦が始まり、家の中にいたグループは逃走するが、その中に指名手配犯のアル・ラウィがいたことが判明するのだった。また、その家の主人サイードが持っていた手帳には謎の暗号が書かれていたのだった。サイードを確保するものの、アメリカ軍の特殊部隊が現れ、サイードを連れ去ってしまうのだった。

 ■感想■
 マット・デイモン主演、ポール・グリーングラス監督の『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』のコンビが放つアクション映画。
 
 脚本がブライアン・ヘルゲランドだったんで、少し心配だったんですけど、今作は普通に面白い作品になっていました!
 ブライアン・ヘルゲランドは、作品によってかなりデキ、不出来があるんで、観るまで安心出来なかったんですけどね。
 脚本を書いた作品で有名な作品をあげると
 『LAコンフィデンシャル』(1997年)(満足度★★★★★)
 『陰謀のセオリー』(1997年)(陰謀度★)
 『ペイバック』(1999年)(アクション映画度★★)
 『ロック・ユー!』(2001年)(青春映画??度★)
 『マイ・ボディガード』(2004年)(マイナス5000点
 と、自分の評価の中ではかなり差があるんですよね。

 ストーリー的には、イギリス映画的なオチでけっこう好きな感じです!
 でも、ランニングタイム114分は長すぎ!
 「長すぎ!」ってわざわざ言うほど、テンポは悪く無いんですけど、イギリスの“スパイ映画”みたいな、いつもと同じストーリーに、いくらなんでも114分は使いすぎでしょう!
 でも、今作はハリウッドの「メジャー作品」なんで、このストーリーも、認めないといけないですね。今作は、万人受けが前提のハリウッドのメジャーのエンターテイメント作品なんですからね。
 今作は、実は、アメリカ、フランス、スペイン、イギリス合作の作品なんですよね。監督のポール・グリーングラスも、イギリス出身ですしね。こういうオチは、お得意なんでしょうね。

 “映画的”というより、小説向きな内容なのかもしれないですけど、自分的には大満足です!
 ただ、「大量破壊兵器があったのか??なかったのか??」っていうテーマが、ちょっと普通すぎちゃう気がしちゃうんですけどね。
 生粋のイギリス映画だったら、最後に事実も公表されず、主人公も、おっ死ンじゃったりって感じですけど、そこまで暗くならないので、家族全員で観れる作品になってます。

 ちょっと捻ったストーリーに、程よいアクション!まさにエンターテイメント!
 アクション映画ファン、必見ですね! 75点

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『クライヴ・バーカー血の本』透視は危うきに近寄らず

2010-10-24 14:38:40 | ホラー

クライヴ・バーカー 血の本
BOOK OF BLOOD(2010年イギリス)
 監督          ジョン・ハリソン
 脚本          ジョン・ハリソン
              ダリン・シルヴァーマン
 原作          クライヴ・バーカー
 出演          ジョアス・アームストロング
              ソフィー・ウォード
              ポール・ブレア
              クライヴ・ラッセル
        
 ■ストーリー■
 大恐慌時代、オカルト信仰者のトーリント氏が手に入れた幽霊屋敷を調査するため、教授メアリーは、透視能力を持つ霊能力者サイモン・マクニールを雇い調査を行うのだった。
 幽霊屋敷での調査が始まるや、謎の文字がサイモンの部屋に浮かび上がり、また何かがサイモンを傷つけるなど怪奇事件が起こり始めるのだった。

 ■感想■
 クライヴ・バーカー原作「血の本」の映画化作品。
 透視能力を持ったサイモンが、2度目に何かに襲われるシーンで「今回は違う」みたいなことを言うので、1回目のが嘘の霊現象っていうのが、すぐにばれちゃいます。
 まぁ、でも、今作は、謎解きのミステリーでなくホラー映画だから、そんなのはどうでも良いですね。実際に、すぐにそのことをサイモンが白状しちゃいます。
 逆に、メアリーが、2度目の霊現象もトリックだと思っちゃう展開に!
 
 今作の主人公、サイモンもすぐに逃げ出さないとダメですよね!
 原作がホラーアンソロジーのオープニングの部分だから、登場人物たちがあんまり変わった行動をとらせられなかったんでしょうけどね。
 でも、映画版の今作は、原作から、離れてもうちょっと違う展開でも良かったのに…。

 クライヴ・バーカーも、スティーヴン・キング同様、原作が映画化されていますけど、その中では、普通のデキの映画化作品です。
 やっぱり映画化された作品の中では、原作者クライヴ・バーカー自ら脚本、監督の『ヘルレイザー』(1987年)が最高でしょうか??
 と、その続編『ヘルレイザー2』(1988年)が一般的にも評価されていますよね。
 『ヘルレイザー』もTV放映版の吹替え音源つきでDVD化されないでしょうかね??どこかのメーカーさんお願いします。『ヘルレイザー2』も日本語吹替え付きで発売して欲しいと思っていたんですけど、なんかTVでは放映していないみたいですね…。観た気がしていたんですけど、勘違いだったんでしょうか??

 自分的には、『ロード・オブ・イリュージョン』(1995年)とかも好きなんですけどね。

 あと、クライヴ・バーカー原作の映画化作品と言えば、『あずみ』(2003年)の北村龍平監督が、ハリウッドで監督した“THE MIDNIGHT MEET TRAIN”(2008年)も、日本ではなかなか公開されませんけど、どうなっちゃったんでしょう??早くどこかのメーカーさんがDVD化してくれないですかねぇ~。なんかアメリカでコケちゃったから、日本では公開されないんでしょうかね??

 ところで、今作は、原作の存在抜きで考えれば、ごく普通のホラー映画として楽しめるくらいの内容になっています。ランニングタイムを101分使わなくても良いとは思いますけどね。せいぜい90分でしょう。
 幽霊屋敷物のホラー映画としては、1970年代前半に、原作者リチャード・マシスンが自ら脚本を書いた『ヘルハウス』(1973年)が最高傑作として存在しているので、なかなか、面白い映画を作るのは大変なんでしょうけどね。 50点


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『セクシー・キラー リベンジ・オブ・ザ・デッド』

2010-10-23 07:57:15 | コメデイ
セクシー・キラー リベンジ・オブ・ザ・デッド
SEXYKILLER MORIRAS POR ELLA(2008年スペイン)
 監督    ミゲル・マルティ
 脚本    パコ・カベサス
 出演    マカレナ・ゴメス、セサール・カミーノ
        アレホ・サウラス、アンヘル・デ・アンドレス
        フアン・ディアス、ナディア・カサード
        フェルナンド・ラマーロ

 ■ストーリー■
 スペインのエリート大学で連続して殺人が起きる。犯人は“キャンパスキラー”として恐れられていた。そんなとき、被害者の解剖を手伝っていたトマスとアレックスは被害者が見ていた映像を視覚化できる装置を発明するのだった。

 ■感想■
 スペイン製のホラーコメディ。
 DVDのパッケージから、低予算のセクシー物かと思いきや、正真正銘のホラーコメディです!
 キャンパスで殺人を繰返すシリアルキラーのヒロインが、最後はゾンビと対決することになるというぶったまげ系の作品です!
 とにかく、映画の冒頭から、ヒロインが殺す!殺す!殺す!
 理由もなく、理由があっても、とにかく殺しまくり!
 はっきり言って、あんなに連続殺人事件が起きたら、学校は休校になっちゃうはずなのに、普通にやってます。まぁ、コメディ映画ですから気にしちゃぁいけませんね。

 冒頭の更衣室での、いたずらシーンが、次のシーンではマジに殺人シーンに!
 あまりのあっけない殺人シーンに、ちょっと笑いがクスクス!
 その後、愛犬ジェイソンを車でひき殺されたヒロイン、バルバラが犯人をおいかけ、犯人を車のボンネットに、はりつけにして回想シーンを語り始めます!
 そして、バルバラが今、話題になっているキャンパスキラーと分かったのに、なおかつ、自分の車のボンネットに鋭利な刃物で手を串刺しにされているのに、この犯人、最後に文句言っちゃいます!せっかく逃してくれそうだったのに!
  シリアルキラーが、自分の正体をペラペラしゃっべちゃうとか、しゃべった相手を殺そうしないとか、コメディ映画だから深く考えないでね!状態!!
 冒頭の更衣室での殺人も、誰にも見られず、どうやって死体を運んだの??そこも、とにかくコメディだから突っ込まない!突っ込まない!

 とにかく、こんな感じでコメディタッチで、どんどん描かれていきます。
 “シリアルキラー物”と思わせておいて、最後は、なぜか“ゾンビ物”にッ!!

 あっという間の100分間です!
 最後はなぜか、“サソリとかえる”の寓話が出てきます!
 ヒロインの口から、このセリフが出てきたんで、当然、ラストは想像通りの展開になります!
 ヒロインが、自分と同じくシリアルキラーだと勘違いして、解剖をやっていた学生トマスを好きになってしまいます。その後、トマスがシリアルキラーでなく、解剖の話をしていたことを知ったあとに、に言うセリフなんで、この“サソリとかえる”の話が活きてきます!
 ハッキリ言って、『クライングゲーム』(1992年)の100万倍効果的に使われています!!

 エンターテイメント度では、ニール・ジョーダン監督なんかと比べられたら、今作の監督ミゲル・マルティをバカにし過ぎですね!監督のミゲル・マルティに謝らないと、いけないですね。
 
 こんな面白い映画が、劇場未公開だなんて、もったいないです!
 腐ったような邦画を上映するなら、こういう映画ファンを増やすようなエンターテイメント作品を上映して欲しいですね!80点

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マカレナ・ゴメス,セサール・カミーノ,アレホ・サウラス,フアン・カルロス・ベイード
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『沈黙の鉄拳』最高の特殊効果

2010-10-17 12:11:58 | アクション
沈黙の鉄拳
A DANGEROUS MAN(2010年アメリカ)
 監督    キオニ・ワックスマン
 脚本    キオニ・ワックスマン
 出演    スティーヴン・セガール
        バイロン・マン、マーライナ・マー
        ジェシー・ハッチ、テリー・チェン
        ヴィタリー・クラヴチェンコ、バイロン・ローソン

 ■ストーリー■
 元特殊部隊のシェーン・ダニエルスは、妻を襲ってきた強盗をなぎ倒し、逃走した犯人を追いかける。その後、犯人が無残な殺され方をしたため、シェーンは犯人とされ投獄されるのだった。服役中、妻も彼の元を去っていくのだった。
 しかし、6年後、別の事件の犯人のDNA鑑定により、シェーンの無実が証明され釈放されるのだった。出所後、ドラッグストアの前で強盗に出会ったシェーンは返り討ちにするのだった。その後、強盗からかっぱらった車で休憩所で休んでいると、中国マフィアと警察官を殺害現場を目撃してしまうのだった。マフィアを追っ払ったシェーンは、車のトランクから、大量の金と囚われていた美女ティアを発見するのだった。偶然、その場にいた若者セルゲイを連れ、その場を去るのだった。一方、金とティアを奪われた組織のチェンと悪徳警官リッチーは、シェーンたちのp足取りを追うのだった。

 ■感想■
 スティーヴン・セガール主演のアクション映画。
 最近の作品同様、今作もオリジナルビデオ作品です。
 
 いつも無敵のスティーヴン・セガールが、今回も無敵の超人ぶりを発揮して、目の前にいる敵を、バッタ!バッタ!と殺していきます!
 スティーヴン・セガールの向かうところ、敵なし!
 まず、奥さんの前に現れた強盗を簡単になぎ倒します!
 次に、出所後、ドラッグストアの前にいた強盗2人を返り討ち!
 中国マフィアの手先を素手で打ち殺し!
 その後も、拳銃やら、セガール拳で殺す!殺す!殺す!
 原題の“A DANGEROUS MAN”の通り、超danger!
 ランニングタイム94分間、活躍しっぱなし!
 「カッコ良い~!」

 でも、自分の妻を強盗しようとした犯人が何者かに殺されたら、罪を疑われたのに、出所後は、誰の目も気にすることなく殺しまくり!同じ国での出来事とは思えないです!(笑)
 悪徳警官とはいえ、殺しちゃったら大問題のはずなのに、拳銃撃ちまくりで殺しまくり!
 
 
 監督のキオニ・ワックスマンが、メイキングで言ってますが、
 “スティーヴン・セガールが今作の特殊効果だ!”
 2億ドルのメジャー作品でも、半分が特殊効果だが、今作では、スティーヴン・セガールが特殊効果になっている。って。キオニ・ワックスマンは、スティーヴン・セガールの価値が分かっていますね。
 でも、あいにく、全然意味の無いところで、細かいカット割り等、最近の監督っぽくて、アクション映画の演出力が無いのが難点かも??
 アンドリュー・デイビス監督くらい才能があったら良かったのにッ!残念!

 スティーヴン・セガールも、シルヴェスター・スタローン監督、主演のアクションスター製ぞろいの『エクスペンダブルズ』(2010年)のオファーを断ってしまったのが、本当に残念です。
 今作のようなオリジナルビデオ作品で主役をやるのもOKですけど、たまには、大作でスティーヴン・セガールを見てみたいですよね。どの役でのオファーかは別にして、OKして欲しかったです!

 いつもいつも同じような役で、同じような内容の作品に出演しゅていると、もうタイトルだけでは、どの作品がどんな内容だったのか分からなくなっちゃいそうです!
 今作は、中国マフィアと戦うセガールとういうことで、その点さえ覚えておけば大丈夫そうですけどね。今作の敵は、『沈黙の聖戦』(2003年)でスティーヴン・セガールと共演したバイロン・マン。スティーヴン・セガールvsバイロン・マン!
 けっこう、盛り上がりそうなのに、一瞬で倒しちゃいました! さすが、スティーヴン・セガール!アクション映画のクライマックスのバランスを崩してでも、敵を瞬殺!映画全体を考えてアクションシーンを演じて欲しいなぁ!

 あまり演出に口出ししないで、少し身体を鍛えて、スリムに絞って、だまって普通のアクション映画に出演した方が良いと思うんですけどね。
 でも、今作は、スティーヴン・セガールのファンだったら、大満足のデキです!普通に楽しめちゃいました!  65点

スティーヴン・セガール 沈黙の鉄拳 [DVD]
スティーヴン・セガール,マーライナ・マー,ジェシー・ハッチ
ワーナー・ホーム・ビデオ
映画プレスパンフレット★『沈黙の鉄拳』/スティーブン・セガール
シネマインク
シネマインク

 
 
 
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『REAL』ノルウェー田舎監禁ホラー

2010-10-16 10:27:59 | スリラー

REAL
SNARVERIEN(2009年ノルウェー)
 監督          セヴラン・エスケランド
 脚本          セヴラン・エスケランド
 出演          マルテ・クリステンセン
              ソンドレ・ラーセン
              イェンス・ハルテン
              ヨハン・ヘンデンバーグ
              マリン・キング

 ■ストーリー■
 ノルウェーに住むマルティン、リナのカップルは、友人のラッセの結婚式用の買出しを頼まれ、国境を越えてスウェーデンまでやってくる。買出しは無事に終わるが、ラッセから連絡が来る。大量のアルコールを持ち込んではいけなかったのだ。そのまま走り続けていたが、迂回の案内があり、警官がいたこともあり迂回路を進むことにするのだが、田舎道で衰弱した若い女性を発見するのだった。

 ■感想■
 監禁して殺す様子をサイトで流して金もうけをしているガイキチ家族を描くノルウェー製のホラー映画。
 
 こういう田舎の森の中に殺人鬼がいるという設定のホラー映画としては、特に目新しいところは無いですが、ランニングタイムが76分と短めなんで、テンポ良く、“あっ”という間に観れるのが良いです!
 同じ内容でも、100分で、監禁された被害者の拷問シーンが延々と、延々と、延々と、延々と、延々と、描かれても困っちゃいますからね。この76分という短めの時間が、今作の最大の魅力です。

 ところで、今作の犯人たちは、国境を越える人間たちを襲っていたんでしょうけど、アメリカの田舎でもないのに、そんなに行方不明者がいても事件にならないんでしょうか??ノルウェーとか北欧って安全な印象があるんですけどねぇ。
 
 こういう系統のホラー映画を観ると、いつも思うのが被害者の立場になる人間が、スティーヴン・セガールとか、チャック・ノリスとかだったら、どうなっちゃうんでしょうね。 
 犯人が、道を迂回させようとするときに、「道の工事は終わりました」とか言って、そのまんま迂回させないで通しちゃうんでしょうね!
 運転席に、ケイシー・ライバックが座っていたらビビッちゃいますもんね。訓練された傭兵たちが、名前を聞いただけでビビリまくりのケイシー・ライバック!
 もちろん、チャック・ノリスが運転席に座っていても、普通の道を案内しちゃうんでしょうね!

 スティーヴン・セガールや、チャック・ノリスだったら、犯人グループが完全武装した30人くらいいないと映画にならないですもんね!30人どころか50人くらいいないと盛り上がらないですね。

 まぁ、そんなことを思いながら観ていたら、76分ということもあって、あっという間に終わっちゃいました!オーソドックスな展開で先が分かっている作品なんだから、この短いランニングタイムは魅力的です! 60点

REAL [DVD]
マルテ・クリステンセン
ARC



スティーヴン・セガールがケイシー・ライバックを演じる沈黙シリーズ

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『ロスト・コード』J・M・ジンメル「シーザーの暗号」映像化

2010-10-15 23:45:23 | サスペンス
ロスト・コード
UND JIMMY GING ZUM REGENBOGEN(2008年ドイツ)
 監督    カルロ・ローラ
 脚本    ユーゲン・ブッシャー
 原作    J・M・ジンメル
 出演    ハノイ・フェルヒ、デネンシュ・ゾウデ
        ウォルフ=デートリッヒ・スプレンガー、ジュディ・ウィンター
        エリザベス・ラース

 ■ストーリー■
 マヌエルの父親が、ベルリンの街で見知らぬ老婆に毒殺される事件が起きる。老婆はマヌエルの父親を殺したあと服毒自殺するのだった。死体を引き取りに、やってきたマヌエルは、老婆の孫で刑事のイレーネとともに事件の調査を始めるのだった。

 ■感想■
 オーストリア生まれのドイツのスパイ小説家J・M・ジンメル「シーザーの暗号」の映画化作品。
 今作は、ドイツ製のTVムービーです。

 「シーザーの暗号」は1971年に、同タイトル“UND JIMMY GING ZUM REGENBORGEN”、アライン・ヌーリー主演で映画化されているのでリメイクということになります。1971年版はランニングタイムが133分と長めの作品ですが、TVムービーの今作は、1971年版と比べると、長さだけですけど90分とかなり刈り込んだ長さの作品になっています。

 登場人物が多く、映像化されたシーンでなくセリフだけの説明のシーンもあるので、一生懸命観ていないと、物語においていかれることになるので注意!
 ドイツでは、こんな作品を、堂々とTVでオンエアしているんですか??日本の2時間サスペンスとは大違い!
 今作と日本の2時間サスペンスを比べたら
 月とスッポン!
 “ゾンビ”と“世界の中心で、愛をさけぶ”
 “若山富三郎版子連れ狼”と“水戸黄門第42部”
 “ハネムーンクライシス新妻蒸発”と“シャッターアイランド”
 
 TVムービーということもあり、90分ということもあって、テンポ良くストーリーが進んでいって、あっという間に終わっちゃいます。逆に、物足りないくらいかも??もう少し、あと20分くらい長くても良かったかも!!

 監督のカルロ・ローラは、ドイツのTV界を中心に活躍している監督さんのようですね!
 今作以外にも、犯罪物やスリラー系の作品としては
 “Gefahrliche Traume-Das Geheimnis einer Frau”(2000年)
 “SASS”(2001年)
 “Die schone Braut in Schwarz”(2004年)
 等々を監督しています。
 
 どうもドイツ映画って、テンポが悪くて、面白いシーンも特に無いって印象があって、今一、イメージが悪いんですけど、今作を観るかぎり、そんなコト無いです!
 TVムービーだからなのか、テンポも良いし、最後まで楽しく観れます!

 謎の殺人事件が、世界を揺るがす陰謀につながっていく、サスペンス物の王道のストーリーです。

 ところで、主人公は父親の作ったノートを燃やしちゃいますけど、あれで、もう主人公は狙われないと思うんですけど、そうはいかないんでしょうかね??何か、秘密を知っていると思われて、各国のスパイ組織に狙われちゃうんですかね??
 大長編の映画化なんで、かなりストーリーを、はしょっているんでしょうけど、とにかく面白く観れます! 65点


シーザーの暗号〈上〉 (1977年) (イフ・ノベルズ)
J.M.ジンメル
番町書房
シーザーの暗号〈下〉 (1977年) (イフ・ノベルズ)
J.M.ジンメル
番町書房

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『パワープレイ』吹替え音源確保!

2010-10-13 22:42:09 | ホントの日記

 ㈱スティングレイさんが、来年発売予定のDVD『パワープレイ』(1978年)のTV放映音源を募集していましたが、どうやら音源が確保できたようです。良かったです!
 
 あとは、TV放映音源つきのDVD発売を待つばかりですね!
 「すごくウレシイです」
 
 『パワー・プレイ』は、イギリス、カナダ製の架空の国を舞台にした政治サスペンスで、最後のオチは、「さすがイギリス映画!」って感じの作品です。
 監督は『ラスト・カーチェイス』(1980年)、『ザ・ボディガード』(2002年)のマーティン・バーク。
 キャストは、デヴィッド・ヘミングス、バリー・モース、ドナルド・プリザンス、ピーター・オトゥールと超豪華!
 とにかく、傑作です!

 今からDVD発売、楽しみですね。

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『ハロウィンII』ネタバレハロウィン

2010-10-11 00:14:14 | ホラー

ハロウィンII
HALLOWEEN II(2009年アメリカ)
 監督    ロブ・ゾンビ
 脚本    ロブ・ゾンビ
 出演    マルカム・マクダウェル
              タイラー・メイン
        スカウト・テイラー=コンプトン
              シェリ・ムーン・ゾンビ
        ブラッド・ドゥーリフ
              ダニエル・ハリス
        チェイス・ヴァネク
              キャロライン・ウィリアムズ

 ■ストーリー■
 精神病院を抜け出したマイケル・マイヤーズが、故郷ハドンフィールドの町に舞い戻り、連続殺人を起こすが、妹ローリーの放った拳銃の銃弾に倒れて1年。
 しかし、マイケル・マイヤースの遺体は、移送される途中に謎の失踪をとげていた。人々の間では、マイケルが生きているのではないかとウワサがたっていた。ローリーは1年前の事件がもとになり、マイケルに殺されるのではないかとトラウマを抱えて生活していた。一方、ハロウィンの惨劇から生き延びたルーミス博士は、事件をことを記事にした本を出版し大金を稼いでいた。ルーミス博士は1年前の事件が起きたハドンフィールドで、TV番組に出演するのだった。

 ■感想■
 ジョン・カーペンター監督の低予算スラッシャームービーの傑作『』(1978年)をロブ・ゾンビがリメイクしたシリーズ第2弾。
 1作目が、それなりに正統派のリメイクだったのに対して、続編の今作は、超変化球での映像化になりました!

 でも、ローリーの夢のシーンが何回も、何回も出てきたりするのは少し興ざめです…。
 冒頭の方の、1作目の事件の直後から、ローリーが病院で襲われるシーンは特に長すぎ!延々とローリーが逃げるシーンを見せておいて、それが悪夢のシーンだったなんて、やり過ぎ!!
 余りにも、ローリーが悪夢を見るシーンが多いのと、子どものころのマイケルと母親が出てくるので、途中でネタが割れちゃいました!
 同じようなオチの作品を、いくつか観たコトがある映画ファンなら、ほとんどの人がネタが割れちゃうはず!
 
 でも、オリジナル版のジョン・カーペンター監督が作り上げたキャラクター、マイケル・マイヤース=ブギーマン(モンスター)だったから、今作のマイケル・マイヤースも当然、怪物と思っちゃうようにはなっているんですけどね。でも、そのミスリードがオリジナル版の「ハロウィン」シリーズに因っているっていうのは、ちょっとズルイ感じがしちゃうんですけど…。

 「Gメン’75」の連続殺人鬼、望月源治じゃあるまいし、殺人鬼の兄弟がいるなんていうオチかな??とも思ったんですけど、それはないだろうなぁ…。と思ったら、案の定、思った通りの展開!!
 こんなミステリー映画的なトリックを用意しないで、普通のスラッシャームービーとして続編を作って欲しかったです!

 ところで、疑問点を2つ!
 マイケル・マイヤースの死体はどこに行っちゃったんですか??
 クライマックスで、ローリーは、マイケルに山小屋に連れ去られるんですが、大男に連れ去られた少女の目撃者がいるって警察が言ってますけど、その目撃者は何を見たんですか??
 この2つのシーンは、どうしてもオカシい!!変に凝ったトリックを使おうとするから、辻褄が合わなくなっちゃうんですよね!

 素直に、マイケル・マイヤースは、ブギーマンで不死身で、1年後にハドンフィールドの町の住民を襲うために戻ってきた!っていうストーリーの方が、断然良かったのにッ!! 35点
 


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『ワナオトコ』トラップvs泥棒

2010-10-10 00:16:10 | スリラー
ワナオトコ
THE COLLECTOR(2009年アメリカ)
 監督    マーカス・ダンスタン
 脚本    パトリック・メルトン
        マーカス・ダンスタン
 出演    ジョッシュ・スチュワート、マイケル・ライリー・バーク
        ダニエラ・アロンソ、アンドレア・ロス
        マデリーン・ジーマ

 ■ストーリー■
 宝石商の家の修理をするアーキンは、実はその家の金庫の場所を探っていた。その家の主人と妻が旅行に出かけた日に盗みに入るが、すでにその家には、侵入者がいたのだった。その侵入者は、その家の主人と妻を監禁し拷問をかけていたのだった。

 ■感想■
 「ソウ」シリーズの脚本家マーカス・ダンスカンが監督したスリラー映画。
 「ソウ」シリーズ同様、数々の罠が仕掛けられた家の中で、主人公たちが味わう恐怖を描いています。

 「ソウ」シリーズがいつまで続くか分からないので、新しいシリーズを作りたかったんでしょうかね??
 そんな風にかんぐりたくなるような作品です!
 謎の犯人!
 数々のトラップ!
 意味不明の犯人の行動!
 犯人の目的は??
 
 そういったものが何も解決されないまま、最後は続編をどうぞみたいな終わり方!
 まるで、アナザー“ソウ”って印象しか受けないです!同じようなネタで違う作品を作るようなことは、やめて欲しいです!!
 「だから何??」って感じです。

 「ソウ」シリーズが受けたからって、同じような内容で違う作品を作るのとか、こういうの止めて欲しいです。マーカス・ダンカスタンって、こんなストーリーしか考えられないんでしょうかね??

 画面が暗すぎ!何が起きているのか分からない!

 他にもいくつか!
 あの家の数々のトラップなんですけど、何時間で設置したんですか??
 娘が出かけてからの数時間で、あれだけのトラップを用意したんですか??
 2時間??3時間??4時間??
 ありえない!!
 あと、通報を受けたパトロール警官が家の中で、人が死んでいるのを発見して、犯人を追いつめるシーンがありますけど、あのシーンもおかしいでしょ。絶対に応援の警官が来るのを待つと思うんですけどね。たった1人で犯人を追うのは、おかしい!!

 犯人たちが、こういう事件を次々と起こしているなら、連続殺人事件として、世間ですご~く話題になっているはず!そうだとしたら、不用心すぎ!
 第一、少女を助けるためとは、主人公がせっかく脱出できた殺人トラップ屋敷に舞い戻るのは、どうなんでしょうねぇ??普通は警察に電話してさっさと逃げるべきでしょ!

 「ソウ」シリーズも、突っ込みどころが、たくさんの映画でしたけど、今作はそれ以上!
 もう観ている間、「おかしい!」「おかしい!」と思いながら鑑賞しちゃいました!

 とにかく、この作品がシリーズ化されないことを祈ります!「ソウ」シリーズを観る限り、同じネタで何本も続編作っちゃうでしょうからね!
 突っ込みどころがありまくりで、デジャヴュ感たっぷりな上に、なおかつ暗い画面なんで、マイナス30点

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『サベイランス』藪の外の殺人鬼

2010-10-09 22:34:26 | サスペンス
サベイランス
SURVEILANCE(2008年アメリカ、カナダ、ドイツ)
 監督    ジェニファー・リンチ
 脚本    ケント・ハーパー
        ジェニファー・リンチ
 出演    ジュリア・オーモンド、ビル・プルマン
        フレンチ・スチュアート、ベル・ジェームス
        ライアン・シンプキンス、マイケル・アイアンサイド
        ギル・ゲイル

 ■ストーリー■
 猟奇的な連続殺人事件の起きているサンタ・フェの田舎町にFBI捜査官のサムとエリザベスがやって来る。殺人鬼が起こした事件で生き残った者たちから証言を得るためだった。生き残ったのは、田舎道で恐喝を行う悪徳警官ジャック、恋人のジャンキーを殺された麻薬中毒の患者ボビー、家族を殺された少女ステファニーたちだった。
 3人の証言から、犯人を割り出そうとする2人だったが、3人の証言は微妙に食い違っているのだった。

□■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 ジェニファー・リンチの描くサスペンス映画。
 いわゆる“藪の中”系のスリラー映画かと思いきや、内容は以外にも、ごくごく普通のストレートなサスペンス映画でした!

 謎が謎を呼ぶような展開になりそうなのに、そうはならずに、中盤で、あっという間にネタをばらしちゃいます。
 まぁ、ネタがばれたあとも、ストーリーが続くんで、ネタバレは大して重要な要素では無いってコトなんでしょうね。

 それでも、犯人たちが分かったときは、けっこうビックリしました!
 全然、想像もしていなかったので、このトリックには驚いちゃいました!
 驚き度★★★
 でも、クライマックスの前に、このトリックが明かされちゃうのは、ちょっと残念な感じがしちゃいます!!

 デヴィッド・リンチ監督の娘のジェニファー・リンチが監督したサスペンス映画と思わなければ、かなり楽しく観れる作品になっています。
 ジェニファー・リンチは、『ボクシング・ヘレナ』(1993年)以来の長編作品が、ごく普通のサスペンス映画の今作ってどういう風の吹き回しなんでしょうねぇ??
 多くの作品を監督しているんなら、こういう作品や色んな作品を撮っても不思議でも何でも無いですけど、あんまり作品を撮らない監督が、こんな普通のエンターテイメント作品を撮ると、「どうしちゃったの??」って思っちゃいます!!

 ジェニファー・リンチは、父親のデヴィッド・リンチ監督から、思わせぶりなミステリ映画的演出の才能は受け継がなかったようですけど、エンターテイメント作品の演出力は、及第点は軽く超えています!
 こんな普通のサスペンス映画が監督出来るなら、もっと前からたくさんたくさん映画を撮って欲しかったですね!
 
 今作の最大のトリックは、ジュリア・オーモンドとビル・プルマンのFBI捜査官2人組みのキャスティングです!いかにも主人公然とした2人が、連続殺人鬼だというのが効いています! 
 
 ジェニファー・リンチ監督も、今後は、どんな作品を監督していくのか、ちょっとだけ興味が湧きますね!もう、こういうサスペンス映画を次から次へと撮っていって欲しいです!!65点

サベイランス [DVD]
ぺル・ジェームズ,ビル・プルマン,ライアン・シンプキンス,ジュリア・オーモンド,マイケル・アイアンサンド
Happinet(SB)(D)
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「事件記者コルチャック」DVD-BOX発売!

2010-10-03 21:26:15 | DVD新譜の記事
 キングレコードさんから、1974年のアメリカの傑作TVシリーズ「事件記者コルチャック」のDVD-BOXが、2010年11月10日に発売になります!
 今回のDVDは、以前、レーザーディスクとVHSで発売された日本語完全版での発売です!
 
 外国の60分のTVドラマを日本で放映する場合は、放送時間の関係から、5~10分くらいカットすることがありますけど、そのカット部分を収録して、日本語吹替えを新録したバージョンです。

 残念ながら、今回のDVD-BOXでは、シリーズのパイロット版と、2番目のパイロット版は収録されていませんが、この日本語吹替えが収録されているのが、なんとも魅力的!
 主人公コルチャック(ダーレン・マクギャビン)の声を吹替えている、大塚周夫さんが最高です!
 その他のキャスティングは
 上司トニー・ヴィンセント(サイモン・オークランド) 木村 幌(追加収録 池田 勝)
 同僚アップダイク(ジャック・グリンナージ)      富山 敬(坂東 尚樹)
 同僚というより職場の花エミリーおばちゃん(ルース・マックデヴィッド) 高村 章子


 毎回、毎回、INSの事件記者コルチャックが、伝説のモンスターや、最新アンドロイド、宇宙人の起こした事件を追っていく傑作シリーズです。
 中でも、最高なのが、本国アメリカでのシリーズ第1話「恐怖の切り裂きジャック」
 この1エピソードのためだけでも、BOXを買う価値があると、思えるほどの傑作!
 
 とにかく、食事のときのおかずを1品減らしてでも、今からBOX購入資金を貯めないと。
 発売が楽しみです!


事件記者コルチャック DVD-BOX
ダーレン・マクギャヴィン(声:大塚 周夫)「ナチュラル」「600万ドルの男(サイボーグ大作戦)」,サイモン・オークランド(声:木村 幌/追加収録箇所:池田 勝)「北国の帝王」「ブリット」,ジャック・グリネイジ(声:富山 敬/追加収録箇所:坂東 尚樹),ルース・マックデヴィッド(声:高村 章子)
キングレコード
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『ホーンティング・ラヴァー 血ぬられた恋人たち』ヴァネス・ウー、加護亜衣、ホラー

2010-10-03 10:55:16 | 香港映画
ホーンティング・ラヴァー 血ぬられた恋人たち
借室還魂 THE HAUNTING LOVER(2009年香港)
 監督    イップ・ウィンキン
 脚本    ワン・ポー
        クルス・チェン
 出演    ヴァネス・ウー、加護 亜衣
        リー・シャオルー、ロー・ラン
        ラム・ジーチョン、ユエン・チュンヤン
        クー・フェン

 ■ストーリー■
 無職のリャンクァンは、恋人シウチャンのおじさんの紹介で、製薬工場の広昌堂の工場にやって来るのだった。しかし、人を雇ったあとということで、門前払いを食らうのだった。帰り道で、社長の2番目の坊ちゃんの命を救ったことが縁で、広昌堂に勤めだすのだった。しかし、クァンは、数年前に失踪した三男チャンクァンにそっくりだったのだ。

□■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 ヴァネス・ウー、加護 亜衣、リー・シャオルー主演のホラー映画。
 ちょこっと、禁断のオチ系のトリックが用意されていますけど、ミステリー映画でも無いですし、まぁ、OKってコトに…。
 
 ところで、このオチで、不明な点が!
 どこから、どこまでがリャンクァンの思い込みだったの??
 広昌堂に面接行って、採用されて、壁の修理行うまでは、現実だったんでしょうか??
 そのあたりが全然分からない!
 タネ明かしが、あいまいで100%納得って思えない!!
 でも、ミステリー系の作品じゃなかったので、すっかりだまされちゃいました!
 やはり、香港映画は油断出来ないです! 
 映画の冒頭のシーンから、すべて、リュンクァンの精神状態がみさせた映像っていうんなら、かなり驚けたんですけどね。
 どこまでが現実だったんでしょうかね??説明シーンが無さすぎ!でも、そいういトコロが、香港映画の良いトコロっていうことですかね??

 時代設定も、良く分からないですしね。
 レコードとか、古いかたちのレコードプレイヤーとかが出てきたので、それなりの時代設定なんでしょうけど、冒頭と最後のシンガポールのシーンは、どうみても現代!走っている車とかも現代の車でしたしね。
 もう少しだけ脚本を練って、分かりやすくして欲しかったですね。
 せっかくのオチがもったい無いです!

 “幽霊モノ”と思わせておいて、普通のドラマというトリック!
 どう考えても、オカルト映画っぽい、英語タイトルの“THE HAUNTING LOVER”自体、トリックになっているという素晴らしさ!
 「ヴァネス・ウー、加護亜衣主演のホラー映画??」
 って、思っていたんで、この展開には、驚くしか無いです!!

 ところで、加護亜衣の広東語、うますぎですけど、吹替えですよね??
 広東語、勉強して、もっともっと、香港映画に出演して欲しいですね。加護亜衣が出演したら、日本でも公開されるでしょうからね。
 香港ノワール系のアクション映画に、出演しまくって欲しいです!!  65点


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