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『カットスロート・ナイン』ブルーレイ発売中、、。

2021-01-31 21:52:56 | DVD新譜の記事

 今日はブルーレイ新譜の記事を書きます。正確には2020年11月6日にTCエンタテイメントさんから発売になっているので、そんなに新譜でもないです、、、。

 ノーチェクで気が付きませんでした、、。
 
 紹介するソフトは1972年のウエスタン『カットスロート・ナイン』。
 クェンティン・タランティーノの『ヘイトフル・エイト』(2015年)に影響を与えた作品というコトで有名になりましたが、日本初公開です!

 
 何でも、マスターの紛失でパッケージ化が不可能と言われていた作品で、2015年に米国で唯一現存するプリントからテレシネを行った本編マスターを、日本国内で更にクオリティアップして商品化しているそうです!!

 

 

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『ワールドエンド』

2021-01-30 22:42:37 | SF

ワールドエンド
AVANPOST(2019年ロシア)
 監督:イゴール・バラノフ
 脚本:イリヤ・クーリコフ
 出演:ピョートル・フェードロフ
    アレクセイ・チャドフ
    スヴェトラーナ・イワーノフ
    コンスタンチン・ラヴロネンコ
    ルケリヤ・イリヤシェンコ

 ■ストーリー■
 近未来、あるときブラックアウトが発生し、世界中の大都市で電話、電信、ラジオ、ネットすべてが不通になり使えなくなってしまう。生き残ったロシアの偵察隊が都市部へ向かうが、大量の死体を発見するだけだった。
 世界中の人口が密集した都市部は停電したままの孤立地区となっていた。孤立地区以外の生存サークルはロシア西部と、一部のフィンランド、エストニア、ラトヴィア、ベラルーシ、ウクライナだけだった。孤立地区では住民が死亡し、死体を調べたところ汚染されていた。原因究明のため5つの偵察班を送ったが消息を絶ち、またキーロフ地区に送った戦車旅団が消え去っていた。調査のため孤立地区へ向かうのだが、、、。
 

 ■感想■
 「魔界探偵ゴーゴリ」シリーズのイゴール・バラノフ監督の描くエイリアンによる侵略Sci-Fi映画。
 ストーリーが良くわからない、、正確には登場人物を理解する前にストーリーだけ進んでいきます、、、。
 登場人物の顔を覚える前に、次の展開に、、。
 
 特殊部隊のオレグ??
 元タクシー運転手のユーラ??
 
 IMDbのデータを見ると今作は127分なので、日本版は25分長いヴァージョンのようです。それでもストーリーが良く分からない、、、127分はインターナショナル版なのか、劇場作品版なのか??
 
 ネットで調べたら『ワールドエンド アルティメット完全版』のDVDソフトが2021年4月16日に発売になるようです、、。
 このオリジナル版のランニングタイムは299分!

  TVのミニシリーズ6エピソードみたいですね、、、(ちょっと分からないですけど、、)

 ということは、この日本公開版の152分版はオリジナル約半分、、、。
 127分版は、オリジナルから40%強しか残ってない!!
 
 ところで、この152分版の編集って、どうなんでしょう??

 1980年代にあったTV東京の90分枠に編集していた映画枠(「2時のロードショー」や午前中に放送していた枠です)のスタッフの方が編集すれば良かったのでは??
 すごく面白そうな作品や、名作の2時間超えの作品でも68~69分にしてしまう編集。かなり荒っぽい編集でしたけど、少なくともストーリーは分かりました、、、。

 20万年かけてのエイリアンの地球移住のための改造計画。
 人類発生の秘密
 すごーく壮大なSci-Fi映画、、、。
 
 詰め込みすぎの内容なのに、152分、、、。でもメインは激しい戦闘シーン、、。

 もう少し、戦闘シーン以外の登場人物の紹介やその他のシーンを観てみたい。
 でも、丁寧に描かれていても同じストーリーなら、完全版購入してまで観ようか?どうしようか?迷っちゃいます。

 この152分版ですけど、Sci-Fi映画ファンなら観てもOKな感じでしょうか??
 

 

 

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『カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇』

2021-01-29 22:23:02 | ホラー

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇
COLOR OUT OF SPACE(2019年アメリカ、ポルトガル、マレーシア)
 監督:リチャード・スタンリー
 脚本:リチャード・スタンリー
    スカーレット・アマリス
 原作:H・P・ラヴクラフト
 出演:ニコラス・ケイジ
    ジョエリー・リチャードソン
    マデリン・アーサー
    ブレンダン・マイヤー
    ジュリアン・ヒリヤード

 ■ストーリー■
 アーカムの町から離れた林のそばに住むネイサン・ガードナーの一家。ある夜、家の前に隕石が落下する。翌朝、隕石の様子を見にトゥーマ市長とピアース保安官がやってくる。その場へ、林の中の湖で調査していた水文学者のワード・フィリップスがやって来る。ワードは調査のため隣人のエズラに話を聞き、水質の調査を行うのだった。
 大きかった隕石は姿を消し、地面には大きな穴が出来ていた。そして、井戸のそばに赤い花が咲き始めるのだった。その夜、うわのそらだった料理中だったネイサンの妻テレサは包丁で指を切ってしまうのだった。ネイサンとテレサが病院を行っている間にも、家のそばに赤い花が次々と咲き始めるのだった。ガードナー家の末っ子ジャックは井戸の中の何者かと会話をはじめ、井戸からは不気味な赤紫の昆虫を発見するのだった。一方、長女ラヴィニアは幻を見始め体調を崩すのだった。
 ワードは水が汚染されていることを知り、水を飲まないように忠告し、アーカムの町のラボへ調査のために向かうのだった。


 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■

 H・P・ラヴクラフト「宇宙からの色(異次元の迷彩)」を映画化した作品。
 監督は『ハードウェア』(1990年)のリチャード・スタンリー。

  ニコラス・ケイジ出演の作品にしては、普通の面白さのだったので感動しちゃいました、、、。
 
 ニコラス・ケイジの映画と言えば、2016年の『ドッグ・イート・ドッグ』あたりから、観終わったときに、「もうニコラス・ケイジ主演の映画は観続けなくても良いかなぁ??」と思い始めたものの、、 その後も、『キング・ホステージ』(2016年)、『ヴェンジェンス』(2017年)、『ヒューマンハンター』(2017年)、『マッド・ダディ』(2017年)、『マンディ 地獄のロードウォリアー』(2017年)、『コード211』(2018年)、『トゥ・ヘル』(2018年)、『ナイトストーム』(2019年)、『ザ・ビースト』(2019年)と公開されるたびについつい観ちゃって今にいたるんですが、、、
 ちなみに、2018年の『ダークサイド』、2019年の『ラストパニッシャー』『KILLERS10人の殺し屋たち』は未見です、、。

 そんなにつまらなくはないんですが、特別面白くもない作品に出演しまくりって感じで、、、。
 『ドッグ・イート・ドッグ』以前の作品でも『ラスト・リベンジ』(2014年)観たときは、、何ー、これ??と思っちゃったこともあったんですが、色んな作品に出演しすぎ、、。
 
 で、今作は、H・P・ラヴクラフト原作、リチャード・スタンリー監督なんで、ニコラス・ケイジ出演作品ですけど、観たくなり鑑賞しました。

 ハッキリ言って、ちゃんとSci-Fiホラー映画になってます。それもそれなりに面白い!!
 後味の悪さはあるものの、Sci-Fi映画、ホラー映画のジャンルが好きな映画ファンは観ておかないと、、。

 ランニングタイム110分と決して短くない長さですけど、だれることなく緊張感もって最後まで一気にストーリーが進んでいきます。
 ところどころにクリーチャーが出てきて、最初のカマキリみたいな昆虫は怖かったです。怖いと言うより気持ち悪いって感じ、、。
 ホラー映画の登場人物は、たいてい1人くらいは事件に対して対応が早いですが、今作の登場人物たちは何もできないまま最後まで犠牲者のまま。現実的と言えば現実的!

吹替は山路和弘さん。

 

    

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『スクリーマーズ』コレクターズエディションブルーレイ発売

2021-01-28 00:52:25 | DVD新譜の記事

 久々にDVD(正確にはブルーレイですが、、、)新譜の記事を書きます。

 フィリップ・K・ディック原作「変種第二号(人間狩り)」を映画化した宇宙Sci-Fi映画『スクリーマーズ』がとうとうブルーレイで発売に!!
 2021年5月7日にTCエンターテイメントさんから発売になります。
 
 ㈱フィールドワークスさんが音源募集をしていたのでソフト化されるのは分かっていたんですが、正確に発売日等々分かったので記事にします。

 『スクリ-マーズ』は1996年のアメリカ、カナダ、日本の作品。
 監督は『アサインメント』(1997年)、『アート・オブ・ウォー』(2000年)のクリスチャン・デュゲイ。
 最近は普通の作品を撮っていてさみしい限りですが、またアクション映画の世界に戻ってきて欲しい監督の1人です。
 脚本はダン・オバノンとミゲル・テハダ=フロレス。
 ダン・オバノンはもう説明いらないと思いますが、『エイリアン』(1979年)をはじめ、『ブルーサンダー』(1983年)、『スペースバンパイア』(1985年)、『トータル・リコール』(1990年)等々メジャーなアクション映画、Sci-Fi映画の脚本家です。
 ミゲル・テハダ=フロレスは『アンディ・ガルシア 沈黙の行方』(2001年)、『ファイナル・ストーム』(2005年)、『武器人間』(2013年)の脚本家です。

 ソフトの仕様ですが、特典映像として82分収録(新規収録含む)。

★特典映像
“Northern Frights":クリスチャン・デュゲイ監督 インタビュー
“From Runaway to Space":ジェニファー・ルービン(ジェシカ・ハンソン役) インタビュー 
“Orchestrating the Future":製作トム・ベリー インタビュー 
“More Screamer Than Human":脚本ミゲル・テファダ=フロレス インタビュー 
フューチャレット映像
予告編集(オリジナル版/日本版/日本版TVスポット)
 
★既発売のDVDには未収録だったVHS版日本語吹替音声とTV放送版日本語吹替音声(2000年5月20日フジテレビ系「ゴールデン洋画劇場」版)日本語吹替音声をダブル収録!!

 最も好きなSci-Fi映画の1本です。今まで観たSci-Fi映画のベスト100に入るくらいな感じです!


 

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『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』

2021-01-27 23:49:36 | ホラー

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷
HAUNT(2019年アメリカ)
 監督:スコット・ベック
    ブライアン・ウッズ
 脚本:スコット・ベック
    ブライアン・ウッズ
 出演:ケイティ・スティーヴンス
    ウィル・ブリテン
    ローリン・アリサ・マクレーン
    アンドリュー・ルイス・カドウェル
    シャジ・ラジャ

 ■ストーリー■
 イリノイ州カーボンデール学生寮、彼氏サムにストーカーされているハーパーは友達に誘われハロウインパーティに出かける。
 ネイサン、ベイリー、エヴァン、アンジェラ、マロリーとすごすが、その後エヴァンの提案で究極のお化け屋敷に行くことに、、、。
 入口で誓約書を書き、携帯電話を置いて先へ進む6人の若者たち。数々の仕掛けがあるお化け屋敷で危険コースか安全コースかを選ぶことになり2手に分かれることに。
 ベイリーがハーパーから借りた指輪を落として取ろうとしてケガをすると、お化け屋敷のスタッフたちは次第に正体を現していくのだった、、、。

 ■感想■
 『クワイエット・プレイス』(2018年)の原案&脚本家のブライアン・ウッズ、スコット・ベックが監督&脚本のホラー映画。


 町はずれにある、郊外のお化け屋敷が実は殺人鬼たちが作った本当のホラーハウスだったらという映画です。

 こういうジャンルの映画が好きな人には楽しめる作品に、。
 
 ティーン向けのホラー映画ですが、主人公たちのオバカ度はこういう作品の登場人物としては高くないです。ごくごく普通の学生たちです。

 ところで、殺人鬼たちは協力してこんな大きなお化け屋敷作ったんでしょうか??準備にどれだけかかったんでしょうか??あまりにも大がかりな仕掛けがしっかり作ってあるので気になっちゃいました、、。
 そんなコトばかり考えちゃいました、、、。

 ヒロインの彼氏がストーカーになっている状態という設定なので、てっきりヒロインたちを探しに来て殺人鬼たちと対決するとかストーリーにしっかり絡んでくるのかと思いきや、出てきてすぐに退場、、、。
 
 「えー、ストーカーで暴れん坊という設定いらなかったのでは??」

 主人公たちのオバカ度  ★★
 追いつめられ度     ★★★
 殺人鬼たちの用意周到度 ★★★★

 

 ポップコーンでも食べながら、キャーキャー言って楽しみながら観るには十分面白い作品では??こういう作品を観なれていると、次の展開が分かりやすいので、要注意ですが、とにかく先を想像しないでボーとして観た方が楽しめます。
 あれ、あまりほめてない文章に、、、。
 
 つまらなくはないです!!

 ランニングタイム92分なので、あっという間に観れます!!

 

 

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『無敵のドラゴン』

2021-01-26 23:11:16 | 香港映画

無敵のドラゴン
九龍不敗 THE INVINCIBLE DRAGON(2019年香港)
 監督:フルーツ・チャン
 脚本:フルーツ・チャン
    ラム・キー・トー
 出演:マックス・チャン
    アンデルソン・シウヴァ
    ケヴィン・チェン
    アニー・リウ
    ロレッタ・リー
    ラム・シュー

 ■ストーリー■
 警察官の九龍(ガウ・ロン)は潜入捜査のときに犯人を追い詰め銃を乱射し、それが問題になり、左遷させられ、郊外の元朗(ユンロン)の流浮山(ラウファウサン)で20人も署員がいない警察署の署長になる。
 流浮山では、女性警官が連続して殺される事件が発生していた。囮捜査で犯人を追い詰めるものの、捕り逃してしまい婚約者のニンを連れ去られてしまううのだった。それから事件は起きなかったが、1年後、マカオで手口が似た事件が起きるのだった。香港警察のモウは捜査協力を申し出るが断られてしまうのだった。
 かつての部下モウは、警察を辞めたガウ・ロンに協力を依頼するが断るのだった。その後ガウ・ロンは犯行現場で香港警察が使用している9ミリの銃弾を発見するのだった。ガウ・ロンは警視長の計らいで、仕事に復帰、事件の捜査を始めるのだった。


 □■□ネタバレあり!□■□
 ネタバレなしで観た方が10倍面白いので、今作を観てから読んで下さい!!

 ■感想■
 マックス・チャン主演のアクション映画。

 今作のメインは、マックス・チャンvsアンデウソン・シウヴァ!
 
 タイトルが無敵のドラゴンだったので、てっきり20世紀初頭の香港を舞台にしたクンフー物だと思い込んで観たら、現代が舞台の警察物だったので、超ビックリ!!
 タイトルだけで観るので、こんなコトがたまに起きます。

 しかも、出演はマックス・チャンにアンデウソン・シウヴァ!

 何か、すごい映画を借りちゃった!!と喜んだものの、いつもの香港の警察物の雰囲気で進んでいきます!!
 
 主人公ガウ・ロンの潜入捜査のシーンでラム・シューが出てくるので、いつもの警察物かぁと思って油断して観ていると、数分後には銃を撃ちまくりの残酷なシーンに、、、。
 銃を乱射して左遷させられても。地方の警察署の署長って、けっこう良い待遇なのでは??とも思いますが、その赴任先では婦人警官が殺される連続殺人事件が起きてるって、どこまでもストーリーがあっちの方向に飛んでっちゃうので、唖然状態!!

 何かローカルな警察物と思っていると、人が死にまくり!!

 事件の被害者はもちろんですが、その他メインの登場人物でも、
 ガウ・ロンの部下で捜査に参加させようとする刑事モウ。
 ガウ・ロンの婚約者ニン。
 アンデウソン・シウヴァ演じるシンクレアの恋人レディ。
 犯人のシンクレア。

 なぜ、ここまで?? 
 
 で、みんなが観たがっているはずの、マックス・チャンvsアンンデウソン・シウヴァの対決シーンもなぜか中途半端で、最後は本当に龍が出てきて、ファンタジー映画に、、、。
 こうなると、ぶっ飛びすぎて意味が分からない、、、。

 香港映画ファンにだけオススメします。

 

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『ゴールデン・ジョブ』

2021-01-25 00:32:45 | 香港映画

ゴールデン・ジョブ
黄金兄弟 GOLDEN JOB(2018年香港)
 監督:チン・ガーロウ
 脚本:キム・ドンギュ
    クァク・キンロウ
    エリカ・リー
    チョン・シューカイ
 出演:イーキン・チェン
    ジョーダン・チャン
    マイケル・ツェー
    チン・ガーロウ
    ジェリー・ラム
    エリック・ツァン
    倉田 保昭
    ビリー・チョウ

 ■ストーリー■
 曹(チョウ)に育てられた親のいない5人の若者たち、シウォン、フォサン、ビル、タンディン、マウスはある任務が失敗し、情報局を去りフリーに。
 5年後、シウォンはアフリカ貧しい子どもたちを救うため高価な新薬を奪う計画を立てる。しかし、その新薬は情報局がらみの品物だった。ブダペストにある倉庫から空港までの移送中に奪う計画だった。計画は成功するものの輸送車に積まれていたのは新薬ではなく金塊だった。
 ビルが情報局のライスと組んで、仲間を裏切り金塊を手に入れるための計画だったのだ、、。

 ■感想■
 イーキン・チェン、ジョーダン・チャン、マイケル・ツェー、ジェリー・ラム主演の香港アクション映画。
 
 上記の俳優たちが出演して大ヒットした犯罪青春物「欲望の街・古惑仔」シリーズ。第1作の『欲望の街・古惑仔Ⅰ銅鑼湾(コーズウェイベイ)の疾風 』が1995年ですが、続編やスピンオフ作品が短期間で次々と作られました、、、。
 スピンオフ作品は、今でも短期間で製作される印象はありますが、正式な続編まで製作されたんで、このヒットはすごかったんでしょうねぇ、、。
 続編が『欲望の街・古惑仔 II/台湾立志伝』(1996年)、『新・欲望の街 I 古惑仔疾風、再び』(1996年)、『新・欲望の街 II '97古惑仔 最終章』(1997年)。
 スピンオフが『欲望の街・外伝 ロンリーウルフ』(1996年)、『欲望の街・純愛篇 紅い疾風』(1996年)。日本で公開されただけでこれだけあるので本国ではもっとあるのかも??当時は日本でもそれなりに香港映画は公開(ビデオスルーですが、、)されていたので、シリーズ全作公開されている可能性も高いですが、、、。

 その後もシリーズ5作目(未公開)、6作目『狼たちの伝説 亜州黒社会戦争』(2000年)が製作されました。自分は、この「古惑仔」シリーズを観るのに間に合っておらず、2005年にソフトが発売された『狼たちの伝説 亜州黒社会戦争』のみ観ています、、、。

 このシリーズを観たいと思ったときは、DVDにもなったんですが高価で買えず、VHSはレンタルショップで売り場がなくなり観れずじまい、、、。

 そんなヒットシリーズの出演者たちが再集結して作ったのが、今作『ゴールデン・ジョブ』。
 1990年代か2000年くらいの香港映画のノリの軽い感じのアクション映画です。でも香港映画なので、軽いノリでも、メインの登場人物や名前のない登場人物死にます、、、。

 映画冒頭の化学者(学者??)を救出するエピソードもわざわざ描いてますけど、「このシーン必要だったの??」っていうくらいアクションシーンのムダ使い(ほめてます、、)
  素手で戦うシーン、銃撃戦、カーチェイス、とにかくたっぷり観れます!!

 最後のシーンも、なぜ兄弟で争う必要があったの??今作の敵役のビルですが007の敵のボスのような要塞のような自宅に住む必要なかったのでは??
 最初から父親と兄弟たちに謝ればすんだ話では??
 って感じですが、それだと映画にならないので、、、。


 1980年~1990年代の香港映画ファンだったら、楽しめると思います、、(多分)。肩がこらない、ボーとして観てても楽しめる系の作品です(これもホメてますよー)

 倉田保昭が日本人のお酒作りのおじいさん役で出演していますが、見せ場も用意されています。あんなに強いおじいさんがいたらオカシイのでは??と思いますけど香港映画なんでOKです。

 

 

 

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『インビジブル・シングス 未知なる能力』

2021-01-24 15:08:04 | SF

インビジブル・シングス 未知なる能力
INVISIBLE SUE(2018年ドイツ、ルクセンブルグ)
 監督:マルクス・ディートリッヒ
 脚本:マルクス・ディートリッヒ
 出演:ルビー・M・リヒテンベルク
    アンナ・シリン・ハーベダンク
    ルイ・エクハルト
    ヴィクトリア・メイヤー
    リュック・シルツ

 ■ストーリー■
 遺伝子学の第一人者化学者の母親を持つ12歳の少女スー(スザンヌ)は、コミック”スーパームーン”のファン。”スーパームーン”は孤独な少女Tがある日超能力に目覚めスーパームーンになるというストーリーのコミックだった。
 クラスでも孤独な少女スーは、父親と母親マリー・ハートマン博士の誕生日をサプライズで祝うため勤め先DECの研究室に潜り込むのだった。スーは、母親あてのメッセージを書くため研究室のボードの字を消してしまうのだった。父親のつけた花火に反応し警報がなり、母親が研究室に来て状況を把握、2人を怒るのだった。
 祝おうとしたのに怒られたスーは持っていたムッとして持っていたケーキを機械にぶつけると装置が反応、研究室にあった液体を浴びるのだった。
 翌日、学校でスーは自分が透明になってしまうことに気づくのだった。母親に相談すると、液体をあびた影響だと思われることではないかと言うのだった。液体はNT26Dという薬剤で、ケガをした皮膚に作用して遺伝子を組み換えを行って傷を治すという研究中の薬剤だった。
 そんなとき、スーと一緒にいた母親マリーが何者かに連れ去られてしまうのだった。変人扱いされている発明クラブのカヤ(アプリ)と、スーと同じく”スーパームーン”のファンの転校生トビーと母親マリーを探し始めるのだった。アプリの力を借りてDECの研究所に忍び込む。
 一方、DECのドリル博士は、NT26Dでマリーの娘スーが透明になることを知り、スーを探しはじめるのだった。
 

 ■感想■
 ドイツ、ルクセンブルグのファミリー向けSci-Fi映画。
 透明になる力を手に入れた少女の活躍を描いています。

 実は、今作、2度借りちゃいました、、、。前に観たコト忘れて、タイトルをチェックしていたら、10月くらいに借りてました、、、。2か月前の記憶が、、、。

 観たら思い出しました、、、。
 サミュエル・L・ジャクソン出演のフィンランド、イギリス、ドイツの傑作アクション映画『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(2014年)も観たコト忘れて2度観ちゃいました、、、。歳のせいで記憶力が悪くなってますねー。

 今作は、つい最近観たコトもあってすぐにストーリー思い出しました。

 面白くて、2回目もしっかり観ちゃいました。

 こういうファミリー向けの実写の映画、好きなんです。
 日本では作らない(作れない?)このジャンルの作品、もっとリリースして欲しいです。

 好きな作品をあげると

 同じく透明になれる13歳の少年を描いたイタリア、フランス映画『インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士』(2014年)も好きな作品です。ストーリーが途中で終わっているので続編”Il ragazzo invisible Seconda gerazione”(2018年)もどこかのメーカーさんリリースして下さい、、。
  
  12歳の少年がアントボーイになって活躍するデンマークのヒーロー物『アントボーイ』(2013年)

 日本でアニメ化された作品のリメイクのようなドイツ映画『小さなバイキング ビッケ』(2009年)と、その続編『ビッケと神々の秘宝』(2011年)。

 タイムトラベル出来る少女を描いた『タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッド』(2013年)、『タイムトラベラーの系譜 サファイア・ブルー』(2014年)、『タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーン』(2016年)。

 魔法使い物『リリーと空飛ぶドラゴン Epiode 1新しい魔法使いの誕生』(2008年)と速編『リリーと空飛ぶドラゴン Episode 2魔法の国マンドランと消えた王様』(2011年)。
 1作目はスゴく面白かったんですが、2作目は普通でした、、。続編は難しいと思わせてくれます。

 
 だけど、今一歩だったり、全然面白くなかった作品も多いので、要注意なのも確か。
 まぁ、それは他のジャンルでも同じですけど、、、。
 ノルウェーの冒険物でそれほどでもなかった『ハンターズ 北欧伝説の秘宝を追え!』(2017年)。

 デンマーク、ノルウェー、チェコ、アイスランドの全然子ども向けに作っていない上に面白くない『ウイッチ・アンドドラゴン 秘密が見える少女』(2015年)(原作は「秘密が見える目の少女」(ハヤカワ書房))。あまりのつまらなさに原作を読んでみたくなりました。どれほど原作を変えているのか知りたくなって、、、、。

 子ども向けか大人向けか分からない上に、1989年ドイツで起きたことがらを描いたドラマだった『ビームマシンで連れ戻せ テレポーテーション大作戦』(2013年)。

 と全然違う作品をあげて感想書いていない、、、。

 とにかくファミリー向けということで、想像通りの展開と、甘目のストーリー(ほめてます)。悪いボスは画像を観ていればすぐに分かるのもファミリー映画ぽくて良いです。
 ところで、今作に出てくるNT26Dですが全員に出るわけではないですが、摂取した人間に透明になるとか、変身できるとかすごすぎる液体で、この存在をしったら、世界中の軍需産業が欲しがるはず。今作の悪いボスも「世界中がひれふす」とか言ってましたけど、軍需産業に売り渡そうとしていたんですけね??
 こういうジャンルの作品が好きな映画ファンは必見。
 最後は、ほんの少しだけ続編を期待させる感じも良いです。

好きな作品のリンクです。

1作目は大傑作。

2作目はストーリー重視に。

少しヒロインが年齢高めなのでファミリー向けではないですね

 

 

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『ANNA アナ』

2021-01-23 02:08:11 | スパイ

ANNA アナ
ANNA(2019年フランス、ロシア、カナダ、アメリカ)
 監督:リュック・ベッソン
 脚本:リュック・ベッソン
 出演:サッシャ・ルス
    ルーク・エヴァンス
    キリアン・マーフィ
    ヘレン・ミレン
    アレクサンドル・ペトロフ

 ■ストーリー■
 1985年、ロシアのモスクワでスパイ活動を行うアメリカのエージェントたちが1日にして9人殺されるのだった。
 1990年、モスクワのイズマイロフスキー市場でモデル候補を探していたエージェントはマトリョーシカ売りの大学生アナを発見し、モデルにスカウトしパリに来るよう誘うのだった。アナはモデル事務所に入り半年でトップモデルとして活躍しはじめるが、モデル事務所の共同経営者オレグにしつこく誘われるのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 絶対に知らないで観た方が面白いので、今作を観る映画ファンは読まないで下さい。


 ■感想■
 リュック・ベッソン監督のスパイスリラー映画。

 リュック・ベッソン監督の作品なので、またまた『ニキータ』で観たようなレストランで標的を狙うシークエンスが出てきますが、アクション映画度よりもスパイスリラー度の方が高い作品になってます、、、。
 このレストランのシーンは、リュック・ベッソン監督でなかったら、パクリと言われちゃいますよねー。

 例えるなら『レッド・スパロー』(2018年)のアクション風味付けって感じの作品です。
 アクション映画だと思っていたらスパイ物だったんで、なんかすごく得した気分に、、、。

 スパイスリラー度 ★★★★
 アクション度   ★★★
 真面目度     ★★★★
 

 アクションシーンもそれなりに用意されていますが、逆にストーリーの流れを遮っているのでは??と思ってしまう感じの作品に。
 リュック・ベッソンのいつもの軽ーい感じのアクション映画でなく、かなりマジメ風な作品に、、、。

 リュック・ベッソンだし、主人公は女性だし、いつもの脚本を書いているような女性を主人公にした『コロンビアーナ』(2011年)みたいなアクション映画??くらいの軽い気持ちで観たら思わずストーリーに引き込まれてしまいました、、、。

 リュック・ベッソンの映画が好きな映画ファンなら必見の1本。
 リュック・ベッソンの監督作なんか観たくもないという映画ファンにはおすすめしませんが、そうでないなら観ておいて損はないはず!!

 唐突にモデルのアナが拳銃を出して共同経営者を殺すあたりから時間軸が遡ったり、戻ったり、、、。
 時間軸、いじりすぎーとか思いますけど、今作のストーリーを考えるとしょうがない気も、、、。
 個人的には、時間軸が戻るのは、出来ればヘレン・ミレンとアナとの最後の車でのやりとりくらいの方が良かった気もしますけどねー。

 KGBの上司がヘレン・ミレンなので、絶対に何かある!と思ったらその通りの展開でした。
 これがイギリスのスパイ映画だったら、すでにCIAと密約が出来ているという設定なんでしょうが、そこまでではなかったです。それにアナも今作のようにはならず犠牲になったままって感じでしょうねぇ。

 ■日本語吹替キャスト■
 アナ      :志田 有彩
 オルガ     :磯辺 万沙子
 アレクセイ   :藤 真秀
 レナード    :津田 健次郎
 モード     :高橋 雛子
 ワシリエフ   :篦津 弘順
 モッサン    :栗田 樹
 サミー     :丸山 智行
 ジョン     :菊池 通武
 ドロテ     :村松 凪
 オレグ     :中野 泰佑
 ヴュルテンベルク:相馬 康一
 ペトラ     :大黒 舞香
 レナータ    :杉山 里穂
 インゲ     :古木 海帆
 マリオ     :菊池 康弘
 カメラマン①  :越後屋 コースケ

 

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『デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人』

2021-01-22 22:28:13 | ドラマ

デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人
BRAWL IN CELL BLOCK 99(2017年アメリカ)
 監督:S・クレイグ・ザラー
 脚本:S・クレイグ・ザラー
 出演:ヴィンス・ヴォーン
    ジェニファー・カーペンター
    マーク・ブルカス
    ムスタファ・シャキール
    ドン・ジョンソン
    ウド・キア

 ■ストーリー■
 仕事をクビになったブラッドリーは早く家に帰り、妻ローレンが浮気していることに気づく。ブラッドリーはローレンとやり直すため、ブラッドリーは出来る仕事としてギルの麻薬を運ぶ仕事につく。
 1年半後、運び屋として成功したブラッドリーだったが、あるとき新たな取引相手エリエイザーとの現場に警察が現れ取引が失敗、銃撃戦になるのだった。ブラッドリーは警察に発砲していたエリエイザーの部下2人を殺すが警察に捕まり刑務所送りになるのだった。
 刑務所にエリエイザーの使者が面会に現れ、ローレンを人質にして、脅迫をしてくるのだった。重犯罪者を収監するレッドリーフ刑務所の独房棟99号棟にいるクリスファー・ブリッジを殺せというものだった。

 ■感想■
 『トマホーク ガンマンvs食人族』(2015年)の監督&音楽、S・クレイグ・ザラーが監督&脚本&音楽のバオレンスな犯罪ドラマ。

 S・クレイグ・ザラー監督は、『トマホーク ガンマンvs食人族』以外では、精神の不自由な患者の病院で厨房に閉じ込められた主人公たちが停電によって事件に巻き込まれるスリラー映画『ザ・インシデント』(2011年)の脚本も書いています。

 ランニングタイム132分という長さで、日本版のタイトルにもなっているデンジャラス・プリズンになかなか舞台が移りません、、、。
 仕事の解雇、奥さんの浮気、運び屋の仕事と淡々と主人公ブラッドリーの生活が描かれていきます。淡々としていても、無駄なシーンは全然ないので、だれることなく面白く観ていられます、、、。
 
 主演のヴィンス・ヴォーンは、今作の役のため15ポンド(7キロ弱)体重増やしてトレーニングしたようです。
  筋肉、すごすぎ。
 元ボクサーっていう設定ですけど、いかにも強そうな体格になっています。
 冒頭から車を素手で壊しちゃうって、オカシイでしょ。
 でも、そうじゃないとラストの暴力的なシーンの説得力が弱まっちゃう??
 (そんなコトないとおもいますけど、、)


 S・クレイグ・ザラー監督、これからも要チェックです!!
 面白すぎ!!
 重犯罪者を収監する刑務所に移送されるあたりから、なんとなくネタが割れちゃうんですが、、想像通りの展開ですが、それでも面白いです。

 数多くの映画祭でノミネートされました!

 【サターン賞】2018年
  ノミネート、スリラー映画賞、優秀俳優賞(ヴィンス・ヴォーン)
 【ハワイフィルム批評家協会賞】2018年
  ノミネート、HFCS賞
 【トロント国際映画祭】2017年
  ノミネート、観客賞

 とにかく面白い!!
 『トマホーク ガンマンvs食人族』に比べるとエンターテイメント度が少しなくなって、普通のドラマっぽいですが、それでも一般的なアクション映画よりゴアな描写が激しいです。

 エンターテイメント性が、あまり一般的でないんで、地上波の映画枠(そんな枠、すでにTV東京くらいしかないですが、、、)で放送して欲しいとは思いませんが、劇場公開はして欲しかった気はしちゃいます。

 DVDスルーだと、こんな面白い作品に気づかない映画ファンも少なくないんじゃないでしょうか??

 

 

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『インターセクション』

2021-01-21 00:06:08 | サスペンス

インターセクション
INTERSECTIONS(2013年フランス)
 監督:デヴィッド・マルコーニ
 脚本:デヴィッド・マルコーニ
 出演:ロシュディ・ゼム
    ジェイミー・アレクサンダー
    フランコ・グリロ
    マリ=ジョゼ・クローズ
    ムーサ・マースクリ

 ■ストーリー■
 モロッコに新婚旅行にやってきたスコットとテイラー。しかし、テイラーは家を修理にやってきたトラヴィスと愛人関係にあり、共謀してスコットを砂漠の真ん中で殺そうとしていた。
 砂漠へのドライブ中に、トラヴィスが追跡、カーチェイスになり2台の車は大暴走!砂漠にいたバスと激突、大事故に!
 スコット、テイラー、トラヴィス、護送中の凶悪犯オマール、赤ん坊を連れた母親オードリー、そしてバイクが壊れ砂漠を歩いてやってきた修理工サレイ、砂漠に取り残された6人は脱出できるのかな??

 ■感想■
 『ハーヴェスト 奪われた腎臓』(1993年)のデイッド・マルコーニが脚本&監督のサスペンス映画。
 制作リュック・ベッソンなので、けっこう大味な感じの作品なのかな??と思って観ないでいたら、あっという間に6年、、、。

 そうこうしているうちに、昨年2020年11月にTV東京「午後のロードショー」で放送したので、録画してやっと観ることが出来ました。

 面白かったです。地上波で普通に放送しているのを観たら十分楽しめる面白さです!!
 わざわざ借りてきたりしても、まとめ借りの本数合わせだったら、十分面白いです。
 出てくる登場人物たちが、みんな少しづつイヤなヤツというのもけっこう珍しい、、、。こういうサバイバル物だと、生き残って欲しいとか思わせて観客にハラハラドキドキさせるのが普通なのに、全員嫌なヤツなんで、どうでもいいやと思わせちゃうという感じに、、、。
 ストーリーや、登場人物たちの設定にもう少しヒネリがあるのかな??と思ったらドンデン返しは特に用意してなかったです、、。

 あっという間に、車も修理してさっさと砂漠を脱出しちゃいます、、、。

 「え、早すぎ、、、。」

 砂漠の水がないとか、日差しが強いとかは関係なく、怖いのは凶悪犯でした、、、。

 砂漠のサバイバル度  ★★
 凶悪犯が最も番怖い度 ★★★
 ドンデン返し度    ★
 リュック・ベッソン度 ★
 サスペンス映画度   ★★★

 ところで、今作に主人公(かと思ったら、そうでもない)でフランク・グリロが出演してましたが、最近観る機会が多いです、、。少し前に記事にした『ブラック アンド ブルー』(2019年)や、一昨日記事にした『バッド・チェイサー』(2015年)にも出演していました。

 

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『ボディカメラ』

2021-01-20 23:19:27 | ホラー

ボディカメラ
BODY CAM(2020年アメリカ)
 監督:マリク・ヴィタル
 脚本:ニコラス・マッカーシー
    リッチモンド・リーデル
 原案:リッチモンド・リーデル
 出演:メアリー・J・ブライジ
    ナット・ウルフ
    デヴィッド・ザヤス
    アニカ・ノニ・ローズ
    デヴィッド・ウォーショフスキー

 ■ストーリー■
 制服警官のレネは民間人に対する暴力で訴えられ8か月の停職になっていたが、仕事への復帰を許され新しいパートナーのダニーと夜勤パトロールに出発する。
 パトロール中、同僚からの連絡で事件現場に向かうのだががそこでは、同僚ギャニングが惨たらしく殺されていた。レネはギャニングのパトカーの車載カメラの映像で緑のバンのアフリカ系アメリカ人の女性を見るのだが、その女性の画像は消えてなくなっていた。そして事件現場を荒らしたということで逆に注意されるのだった。
 レネは車載カメラに映っていた女性の制服からスィントン病院の看護師タニーシャ・ブランズだと突き止めるのだった。
 そんなとき、スーパーで警官2人とチンピラ2人が殺される事件が起きるが現場に緑のバンがありチンピラ2人による事件とされるのだった。
 レネはギャングの抗争の巻き添えでタニーシャの死んだ息子デマルコの事件が何か関係してるのではないかと捜査を続けるのだが、、、。

 ■感想■
 警官殺しの謎を追う警官の活躍を描くホラー映画。

 ランニングタイム96分の短めの作品ですが、かなり見ごたえのあるミステリー仕立ての作品になっています。
 脚本は『ディスコード DISCORD』(2012年)の脚本&監督のニコラス・マッカーシー。

 ホラーでなくても、普通のサスペンス映画でもおかしくないような作品です。
 汚職警官が売人を殺すシーンをボディカメラに撮ってしまった警官の活躍を描く、似たような作品『ブラック アンド ブルー』(2019年)がありました。
 今作は『ブラック アンド ブルー』+ホラー映画で製作費半分みたいな感じでしょうか??

 主人公のヒロインは事件に関わっていないので、全然怖い目には合わない、、、。怖くないホラー映画です。
 
 怖くないホラー映画で、いつも思い出すのが ジョージ・C・スコット出演の『チェンジリング』(1979年)。『チェンジリング』も主人公は事件に関わっていないので怖い目に合わない。事件の捜査をする探偵役になってました、、、。

 今作は、ホラー映画の要素が薄まっていて、監督や脚本家は、本当にホラー映画撮りたかったんでしょうか??と思ってしまうような出来上がりに、、、。
 今作からホラー映画の要素を除いてサスペンス映画にしても、ごくごく普通に面白い作品になってしまう!!

 展開も早く、あっという間にラストに!
 主人公や、他の警官たちのキャラクターを掘り下げるための描写を増やして、もう少し長くても良かったのでは??

 サスペンス映画度 ★★★ 
 ストーリー定番度 ★★★★
 ホラー映画度   ★★ 

 

 

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『二ノ国』

2021-01-19 00:08:03 | アニメーション

二ノ国
(2019年日本)
 監督:百瀬 義行
 脚本:日野 晃博
 原案:日野 晃博
 原作:レベルファイブ
 出演:山崎 賢人
    新田 真剣佑
    永野 芽郁
    山寺 宏一
    坂本 真綾

 ■ストーリー■
 高校生のユウとハルとコトナは幼馴染の3人。ある日、学校からの帰り道で別れたあとコトナから2人に連絡が入る。何者かに追われているというのだ。足の不自由なユウは自分を養ってくれているサキに車で送ってもらい助けに行く。電話に気づかなかったハルも助けに、、、。
 しかし、コトナは何者かにナイフで刺されてしまうのだった。コトナを襲った男から逃げるが、車に轢かれそうになった瞬間、ユウとハルは別世界に飛ばされるのだった。
 その世界二ノ国でユウは足が自由に動き、また、動物のようなヒューマノイドが言葉を話し、魔法が存在する世界だった。二ノ国にはコトナにそっくりなアーシャ姫がいたが、アーシャ姫は呪いをかけられ命が危ない状況だった。

 ■感想■
 人気ゲームソフトを原作にしたアニメ映画。
 魔法が存在する異世界に行った高校生2人が、お姫様を救い敵国のボスを倒すまでを描いています、。
 
 アニメ映画、あんまり観ないんですよねー、、、。
 「好きなアニメ映画は?」と聞かれたら、『ゴルゴ13』(1983年)、『SPACE ADVENTURE コブラ』(1982年)、『ゴルゴ13 QUEEN BEE』(1998年)くらいしか、、、。
 TVで放送するたびについつい観ちゃうのが『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)、、、。

 TVシリーズの再編集版は別としてアニメ映画って、どれくらいあるんでしょうか??
 山ほど観ているんですが、、、1990年くらいまで、、、。

 1991年以降は全然観ていない、、、。
 『もののけ姫』(1997年)も観たい、観たい、と思って観たのが、4~5年前。
 『千と千尋の神隠し』(2001年)を観たのも、3~4年前、、。
 
 『思い出のマーニー』(2014年)は、前に観たことがあるのに、全体の4/5を観るまで前に観たことがあるのを思い出せなかった、、、。
 
 そのくらいアニメは弱い、、。全然リアルタイムで観てません、、。
 
 ディズニーのアニメもあまり観ていないんですが、何の期待もしないで観たら『ズートピア』(2016年)はすごく面白かったです!!
 大ヒットした『アナと雪の女王』 (2013年)も、すごく楽しめました、、、。

 今回、全然違うアニメの記事で終わっちゃいます、、、。

 と、思ったんですが、さすがにそうもいかないので、『二ノ国』ですが、特撮、CGとか酷くても良いので、実写で映画化して欲しかったです。
 レベルファイブのゲームもからんでいるのでそーもいかないんでしょうけど、、、。
 映画的には、普通でした。小さなお子さんと一緒に観るにはちょうどいい感じです、、。(ほめてますよ)

CG直して欲しいです、、、。

続編は中編です。

 

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『バッド・チェイサー』

2021-01-18 02:09:27 | サスペンス

バッド・チェイサー
THE BIG SKY(2015年アメリカ)
 監督:ホルヘ・ミッチェル・グラウ
 脚本:エヴァン・M・ウィナー
 出演:ベラ・ソーン
    キーラ・セジウィック
    フランク・グリロ
    アーロン・トヴェイト
    フランソワ・アルノー

 ■ストーリー■ 
 ヘイゼルは広場恐怖症を抱え自宅の部屋に閉じこもって引きこもり母親のディーと生活していた。ヘイゼルが18歳になり別れた夫からの援助を打ち切られ、ヘイゼルを砂漠にある精神科の施設に連れて行くことにするのだった。
 ディーは、他の3人の患者とともに、ヘイゼルが恐怖を感じないよう箱に入れて施設へ向かうのだが、途中、砂漠地帯で2人の男に待ち伏せされ襲撃されるのだった。
 運転手と他の患者2人は死亡、残った患者ヴィッキーが連れ去られるのだった。犯人の2人組は、撃ったディーは死んだと思い、ヘイゼルの存在に気づかなかったため、そのまま逃走していた。
 騒ぎが収まったあと、ヘイゼルは箱から出て瀕死の母親を発見、助けを求めるため、顔を隠し地面に集中し1歩づつ近くの居留地目指すのだった。一方、犯人2人組は車の中にいたヘイゼルの存在に気がつき



 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 広場恐怖症のヒロインの活躍を描くサスペンス映画。
 
 Z級映画とか地雷映画のような気がしたものの好きそうなジャンルの映画だったのでレンタル。
 
 何もチェックしないで観たら、監督はホルヘ・ミッチェル・グラウでした。
 『猟奇的な家族』(2010年)、『ABC・オブ・デス』(2012年)、『肉』(2013年)、『メキシコ・オブ・デス』(2014年)等々の監督です。。
 あとは、日本未公開のコロンビア、スペイン映画『ヒドゥン・フェイス』(2011年)のリメイク”Perdida”(2019年)を監督しています。

 突っ込みどころもありますが、ごくごく普通のサスペンス映画でした。

 広場恐怖症を抱えながら助けを求めて砂漠を進んでいくヒロインと、その存在に気づいた犯人2人組の逃走と追跡を描く映画かと思いきや、、、、そうなっていない、、、。

 「えっ、なんで??」

 
 まずは、撃たれた母親の止血ですが、何とかしないと出血多量で死んじゃうのでは??
 ヒロインのヘイゼルが出来なきゃ、母親が自分でするとかしないと、、、。

 あと、死んだふりしていた母親のディーが頭が不自由な犯人弟に銃を向けますが普通は撃っちゃうでしょ、、、。
 結局、数時間手を上げさせたまま、、、。えッお互い体力ありすぎ。
 
 ヒロインのディーは居留地に向かう途中でなぜかサイコ野郎と出会ったり、、。
 そのサイコ野郎から逃げる途中で倒れ、次のシーン(意識朦朧のつなぎのシーンはでてくるものの)では、悲鳴を聞きつけ親切な夫婦に助けられている、、、??
 このシーンの流れは、『スウォーム』冷凍室に閉じ込められた絶体絶命のシーンのはずが、気づいたら病院のベッドにいるキャサリン・ロスを彷彿とさせてくれます、、、。

 その後は、アッという間にクライマックスになっちゃいます。
 親切な夫婦と、犯人2人組とそのボスと銃撃戦になって、終了って、、、。そこまでのダラダラな展開がウソのように気づいたら終わっちゃうます。

 ヒロインはなぜか連れ去られたヴィッキーがトランクにいたこと気づきます、、。なぜ??

 

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『ファンタジー・アイランド』

2021-01-17 00:45:31 | ファンタジー

ファンタジー・アイランド
BLUMHOUSE'S FANTASY ISLAND(2020年アメリカ)
 監督:ジェフ・ワドロウ
 脚本:ジェフ・ワドロウ
    クリス・ローチ
    ジリアン・ジェイコブス
 出演:マイケル・ペーニャ
    マギー・Q
    ルーシー・ヘイル
    オースティン・ストウェル
    ジミー・O・ヤン
    ポーシャ・ダブルデイ
    マイケル・ルーカー

 ■ストーリー■
 太平洋の島、ファンタジーアイランドはリゾートに来た客の夢をかなえる島だった。来る客に、事前のアンケートで夢を聞いていてその夢をかなえさせるというのだが、、、。
 数年前にプロポーズを断って後悔しているグウェンは、プロポーズされた場所を再現し、もう1度プロポーズをされる夢。
 学校1の人気者スローンに目をつけられ、いじめれていたメラニーは、その仕返しをする夢。
 兵隊になりたかったものの母親に反対され警官になったものの事務職になったパトリックには兵士になる夢。
 JDとブラックスはパーティをしたりしてリゾートを楽しむ夢。
 グエンはプロポーズを受け、パトリックは兵隊として森に入り、JDとブラックスはリゾートを楽しむのだった。
 メラニーは、VRでホログラフと思っていたいじめっ子のスローンが本物の人間と分かりスローンを助け出すのだが、、、。


 ■感想■
 1977年から1984年まで放送されたABCで放送された人気ドラマ「ファンタジー・アイランド」を映画化した作品。
 
 ファミリー向けのファンタジー作品のTVドラマが、リメイクしたら、なぜかホラー風味のスリラー映画に、、、。

 TVシリーズを映画化した作品はいくつもありましたが、今作のようなファミリー路線をスリラー映画にしたのは、あまりなかったかも??

 『ゲット・アウト』(2017年)、『ザ・ギフト』(2015年)、『グッドシリアルキラー』(2018年)、『マー サイコパスの狂気の地下室』(2019年)等々、サスペンス映画で有名なブラムハウスプロダクションなので今作も当然、そういう感じに、、。
 
 TVシリーズの映画化作品を、いくつかあげると、、、、。
 「地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル」を映画化した『チャーリーズ・エンジェル』(2000年)とその続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(2003年)。そして新たにリメイクした『チャーリーズ・エンジェル』(2019年)
 「モッズ特捜隊」を映画化した『モッド・スクワッド』(1999年)
 「刑事スタスキー&ハッチ」を映画化した『スタスキー&ハッチ』(2004年)
 「ロンドン特捜隊スウィーニー」を映画化した『ロンドン・ヒート』(2012年)
 等々、映画化したのでバージョンアップしました系の作品が多いですが、(『スタスキー&ハッチ』はコメディになっちゃいましたが、、、)今作のようなまるっきりジャンル変えちゃいました系リメイクも良いですね。

 作品の冒頭から島から逃げ出そうとする女性が映しだされ不穏な雰囲気で映画はスタートします。
 この冒頭で逃げ出そうとしている女性、良く見るとメラニーが仕返ししようとしているスローンなんですね、、、。全然気づきませんでした。

 この雰囲気からして、てっきり、1972年のポール・ウェンドコス監督、ロイド・ブリッジス、アン・フランヒス、クロリス・リーチマン出演のTVムービー『呪いの島』みたいな展開になるのかな??と思ったら、そうではなく伏線もすべて回収されます。

 ”夢オチ”とか”実は全員死んでました”とかの禁断のオチでもなく見ごたえのある正統派サスペンス映画(ファンタジー要素あり)になっています!!

 オリジナルのTVシリーズ「ファンタジー・アイランド」が好きだったという映画ファンよりスリラー映画、ミステリー映画好きな方にオススメです!!

 スリラー映画度  ★★★ 
 ミステリー映画度 ★★★★
 TVシリーズ度   ★



 今作は、ジャンルはファンタジーにしてありますが、正確にはミステリーとかスリラーでしょうねぇ、、、。

  なぜか今作もソフト化されず配信のみのようです!!
 ソフトがあまり売れないのは分かるんですが、こういう面白いあまりメジャーでもない作品こそ、持っていたいのでソフト化とかしてくれるとウレシイんですけどね、、、。
 配信&レンタル&販売ではダメなんでしょうか??

 

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