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映画感想のブログ!!
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン、リクエスト・ライブラリー

2009-02-26 21:55:06 | 映画、DVDに関する雑記

 来月3月6日に20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンさんから、リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン出演、ロバート・アルドリッチ監督の『北国の帝王』のDVDが発売になります!

 「DVD化して欲しい」という希望が多かった作品をDVD化する「20世紀フォックスリクエスト・ライブラリー」というシリーズからの発売のようです。
 興味のある方は、「20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン」さんのホームページから行ってみて下さい。
 http://video.foxjapan.com/


 自分は、どの作品が、どこの会社が権利を持っているのか詳しくないんですが、リクストしました!

 その作品とは、1981年のカナダ映画、ロバート・リテル原作「チャーリー・ヘラーの復讐」の映画化作品
 『ザ・アマチュア』のリクエストをしました。
 監督チャールズ・ジャロット。出演ジョン・サヴェージ、クリストファー・プラマーのスパイアクション映画の傑作です。
 ストーリー的には、いつものスパイ映画的な内容です。いつものスパイ映画と言っても、アメリカ製のノーテンキな作品でなくイギリス的な“いつも”です!
 
 1974年のイギリス映画の『オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック』とかと同じで、内容的には「本当の敵は誰??」的ないつものエスピオナージ物のアクション映画です。
 あまりメジャーな作品でないでしけど、自分的には、スパイ映画ベスト10に入っちゃうくらい好きな作品です!!

 確か『オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック』も20世紀フォックスの作品??
 『オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック』もリクエストしてみます。でも、もしDVD化してくれるなら、イギリス版の97分版をして欲しいですね(ちなみにアメリカ版は90分です)

 今回、リクエスト・ライブラリーでDVD化されるのは、名作ばっかりですけど、エンターテイメント作品もどんどんDVD化して欲しいです!

北国の帝王 [DVD]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンこのアイテムの詳細を見る
100挺のライフル [DVD]
ジム・ブラウン,ラクエル・ウェルチ,バート・レイノルズ,フェルナンド・ラマス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

その後、『オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック』は発売になりましたが、残念なコトにランニングタイム89分版とのことです!

オスロ国際空港/ダブル・ハイジャック [DVD]
ショーン・コネリー,ジョン・クエンティン,イアン・マクシェーン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

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映画原作本発売!「夢で殺した少女」「CIAザ・カンパニー」

2009-02-22 09:34:30 | 映画以外の日記

 今日は、映画(1作はドラマです)の原作の紹介です。
 
 ビーリー・ゼイン、デニス・ホッパー、アン=マーグレット、トリシア・ヘルファー出演のスリラー映画『メモリー 殺戮のビジョン』(2006年)の原作が発売されました!
 
 原作のタイトルは「夢で殺した少女」(ヴィレッジブックス)です。
 2009年1月に発売されています。
 
 原作を書いているのは、映画版での監督、脚本、製作のベネット・ダヴリン。
 2002年に短編映画“Tc3”を監督、脚本をしています。その他、メジャーな作品としては、ジャッキー・チェン主演のアクション映画『メダリオン』(2003年)の脚本を書いています。

 映画的には、良くありがちな設定の作品ですが、原作が発売になるっていうだけで、少し評価が上がっちゃいます。
 こういうB級系のスリラー映画の原作が発売されるのは、ウレシイですね。
 
 何でも原作に惚れ込んでデニス・ホッパーが出演したそうです。

夢で殺した少女 (ヴィレッジブックス)ベネット・ダヴリンヴィレッジブックスこのアイテムの詳細を見る

 映画版DVDも発売中

スマイルBEST メモリー ~殺戮のビジョン~ [DVD]
デニス・ホッパー,ビリー・ゼイン,トリシア・ヘルファー
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 あと、もう1冊(上下巻なんで、正確には2冊)、アメリカのスパイ小説の巨匠ロバート・リテルの小説「CIAザ・カンパニー」(柏艪舎)が発売になりました。
 
 2007年にミニシリーズ“THE COMPANY”として映像化されています。
 ロバート・リテルは、自分が最も好きなエスピオナージアクション映画の1本『ザ・アマチュア』(1981年)の原作、脚本を書いている作家です。
 小説ファンには、説明もいらないくらいのスパイ小説の巨匠です。
 デヴュー作「ルウィンターの亡命」でCWAゴールドダガー賞をとっています。その後も「迷い込んだスパイ」を書いています。
 
 ミニシリーズ“THE COMPANY”は、ロバート・リテルが原作なんで、それなりの作品になっているんでしょうね。つまらない作品をDVD化しているヒマがあるんなら、こういう作品をDVD化して欲しいです。

 
DVD化して欲しいといえば、ロバート・リテルが脚本を書いた“ZITS”(1988年)もDVD化して欲しいですね!!

 監督はアーサー・シャーマン、出演はダニエル・デュクロス、ジェイソン・ニストファー、キャメロン・ジョーハン。有名なスターが出ている作品ではないからと言って未公開のままだなんて!!
 脚本を書いた作品なら、ちゃんとDVDスルーで構わないのでソフト化して欲しいです!!

 

CIAザ・カンパニー〈上〉 (文芸シリーズ)ロバート リテル柏艪舎このアイテムの詳細を見る
CIAザ・カンパニー〈下〉 (柏艪舎文芸シリーズ)ロバート リテル柏艪舎このアイテムの詳細を見る
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『ランボー最後の戦場』ランボー・オブ・バイオレンス

2009-02-16 22:00:12 | アクション

ランボー最後の戦場
JOHN RAMBO(2008年アメリカ)
 監督          シルヴェスター・スタローン
 脚本          シルヴェスター・スタローン
              アート・モンテラステリ
 出演          シルヴェスター・スタローン
              ジュリー・ベンツ
              ポール・シュルツ
              マシュー・マースデン

 ■ストーリー■
 特殊部隊出身のジョン・ランボーは、アメリカを離れタイでヘビを捕獲し生計を立てていた。ランボーの元に、医薬品を届けるために内戦の続くミャンマーまで連れて行って欲しいというアメリカのキリスト教支援グループがやってくるのだった。初めはその依頼を断るランボーだったが、グループの1人サラの熱意に心打たれミャンマーまでボートで案内するのだった。しかし、その後、グループは政府軍に捕らえられてしまうのだった。アメリカの支援グループから、救出するため5人の傭兵をミャンマーまで届けて欲しいという依頼されるのだった。

 ■感想■
 シルヴェスター・スタローン主演のアクション映画「ランボー」シリーズ第4弾。
 監督、脚本もシルヴェスター・スタローンが担当しています。

 一時期、と言っても1980年代後半あたりから、シルヴェスター・スタローン主演のアクション映画は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画より、頭が悪そうなイメージがありましたけど、最近はスタローンのアクション映画もファンが戻ってきているような気がするんですけど、どうでしょう??
 ファンが戻ってきているって言うよりも、新たなファンも生まれているんでしょうね!!
 
 「アクション映画にはもう出ない」みたいなこともかつて言ってましたけど、やっぱりシルヴェスター・スタローンにはアクション映画が良く似合いますよね!!
 
 最高です!シルヴェスター・スタローン!!
 
 自分は、A・J・クイネルの「燃える男」をシルヴェスター・スタローン主演で映画化してくれないかなぁ!って思ってるんですよね!デンゼル・ワシントン主演の『マイ・ボディガード』(2004年)が史上最悪の映画化でしたからね!!
 リメイクの際には、今度は原作にある程度は忠実に作って欲しいですよね!!
 『マイ・ボディガード』は、原作のアクション小説を、「お涙ちょうだい」みたいなユルユルファミリー映画にしちゃいましたからね!!
 
 話題を今作『ランボー最後の戦場』に戻すと、スタローンの映画が好きな自分なんか、もう手放しで喜んじゃいます!!
 ゴアシーンが話題になりましたけど、かなりインパクトが強いです!!インパクトが強いと言っても、アクション映画ファンには大丈夫な感じですけど、一般の普通の映画ファンには少し厳しいんでしょうか??
 デビッド・クローネンバーグ監督の『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のゴアシーン(シーンというよりカット)が話題になりましたけど、それを超える肉体破壊シーンの連続、連続、連続!実際の戦場では、もっとヒドイことが行われているんでしょうけど、エンターテイメント映画としては、このゴアシーンで十分でしょう!

 それにしても、短い!ランニングタイムが91分ですけど、本編は実質80分です!!
 余りにも展開が早いのでビックリ!!
 いくら、エンターテイメント映画は90分くらいが観やすいと言っても、今作は短すぎ!!
 あと、10~20分くらいは長くて良かったのに!!
 
 ランボーと行動をともにする傭兵たちの見せ場とかを盛り込んだり、あとは最後のクライマックスの戦闘シーン以外にも、中盤やラストにもう1つ盛り上がるアクションシーンがあっても良かったかも!!
 20分どころか、あと30分くらい長くても良かったのに!!
 エンドクレジットの長さを考えたら120分くらいあっても全然良かったのに!!
 
 5人の傭兵のうち、活躍の見せ場があったのがスクールボーイぐらいなのがちょっと寂しい感じです。元SASの傭兵のリーダーとかももっと活躍の場を与えれば盛り上がったのに。
 キャスティングも元SASのリーダーにルイス・コリンズとか、元デルタフォースでチャック・ノリスとかキャスティングしたらアクション映画ファンが大喜びだったのに。
 
 ただ、1つだけ言わせてもらうと、ランボーが行動を起こすきっかけになるのが、サラのセリフだけっていうのが、ちょっと弱い気がしますけど、アクション映画だから、しょうがないですよね!!

 ランボーが支援グループに「武器は調達するのか?」って聞いて、医薬品だけだと返事をもらって、「じゃぁ、何も変わらない」って言う最初の方のシーンはかなりインパクトがありました。ランボーは好戦的ですね!
 でも、結局拉致されていた支援グループのリーダーも最後は、暴力に訴えてましたもんね。こういうところもアクション映画として、ぶれていないというか、最高です!!  90点

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エクステンデッド版は、日本語吹替え音声なしです!

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シルベスター・スタローン
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ノベライズ版です。

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シリーズも発売中!

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『ウォンテッド』感想なし!!

2009-02-15 01:03:21 | アクション

ウォンテッド
WANTED(2007年アメリカ)
 監督          ティムール・ベクマントス
 脚本          マイケル・ブラント
              デレク・ハース
              クリス・モーガン
 原案          マイケル・ブラント
              デレク・ハース
 原作          マーク・ミラー
              J・G・ジョーンズ
 出演          ジェームズ・マカヴォイ
              アンジェリーナ・ジョリー
              モーガン・フリーマン
              テレンス・スタンプ

 ■ストーリー■
 何をやってもさえない日々を過ごす会計係りのウェスリーの前にある日、謎の美女フォックスが現われるのだった。その直後、激しい銃撃戦に巻き込まれるのだった。フォックスと逃げたウェスリーは彼女から、太古の昔より存在する暗殺組織「フラタニティ」の存在を聞くのだった。また、「フラタニティ」のメンバーは興奮状態に陥ったときに特殊能力を発揮する超能力をもっていて、ウェスリーもフラタニティのメンバーと同じ力があるというのだった。裏切り者に幼いときに家を出て行った父親を殺されたことを知ったウェスリーは暗殺者になる特訓を受け始めるのだった。
 
 ■感想■
 マーク・ミラー、J・G・ジョーンズ原作の人気グラフィック・ノベルの映画化作品。
 
 実は、今作、日本語吹替え版で観たんですけど、ひどかったです!!!!!!!!!!!!!
 
 暗殺者になる前、何をやってもさえない主人公の役だからって、いかにもダラダラな、聞く気にもならない声で日本語吹替え版作るのやめて~!!
 
 もう観ている間、ずっと
 
 「誰だ~ッ!この声!!!」
 
 と思って、家に帰ってきてから調べたら、ジェームズ・マカヴォイの声を吹替えていたのはミュージシャンのDAIGOさんでした。
 
 吹替えの依頼が来ても断って欲しいです!ただでさえ普通のデキのアクション映画の今作が、より一層、ヒドイ作品にしか感じられない状態でした。もう、このジェームズ・マカヴォイの吹替えだけでマイナス50点!!
 DAIGOの吹替えで無く普通の声優、俳優さんが吹替えていたら65点くらいの作品だったのに、この吹替えのせいで、まるっきり評価できない作品になっちゃいました!!!!!!!いくら話題作りのためとはいえ、これでは作品そのものの評価が変わっちゃいます!!

 DVD化の際は、日本語吹替え版でDAIGOの吹替え版を残すんだったら、もう1つ、普通の吹替え版もつけて欲しいです。

 とにかく、DAIGOの声が気になって、画面に集中出来なかったです。マイナス50点どころかマイナス70点です。

 ストーリー的には、かなり面白い設定の作品ですけど、後半、ヒネリが入ってネタが割れるあたりから、頭の中に「??」マークが出まくりですけど、アクション映画だから、ちょっとヒネリがあった方が面白いと思ったんでしょうね。
 暗殺組織の「フラタニティ」も、主人公を仲間にするためにあの行動を取ったとするなら、冒険しすぎ!!ドンデン返しのためのドンデン返しみたいで、あんまり好きなストーリー展開じゃないです。

 主人公の声(吹替えの)もダメ、ストーリーも今一なんで、何回も観直したくなる作品じゃないですね。まぁ、でもDVDに収録する日本語吹替えがDAIGOでなくプロの俳優(声優)さんになるなら、買っても良いかもしれないですね。

 字幕で観るなら 70点 
 DAIGOの吹替えで観るなら 0点

ウォンテッド リミテッド・バージョン [DVD]UPJ/ジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る
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『ザ・ウォンテッド』スタッフをウォンテッド

2009-02-14 07:50:13 | アクション

ザ・ウォンテッド
UNFAILING(2006年フランス)
 監督          ダヴィ・シアリ
 脚本          マリー・ゴティエ
              ダヴィ・シアリ
 出演          フランク=アレクシス・トゥルオン
              エミール・ドゥ・ラ・ベリエール

 ■ストーリー■
 タカムラは暗殺者のトーナメントを開催し、コンテストの中で冷酷な殺人者を育成しようとしていた。予選を突破した者たちはアメジスト、クオーツ、オパールと言った「宝石」で呼ばれることになるのだった。ただし、このコンテストには過去5年間の優勝者「シレックス」も参加していたのだった。トレーニングを積む参加者たちだったが、テストの脱落者には死が待っているのだった。

 ■感想■
 フランス製のアクション映画。
 暗殺者育成のためのコンテストに参加した者たちを描いた作品です。  
 
 良くありがちな設定のアクション映画ですけど、ランニングタイム102分は長すぎ!!せめて、あと30分くらい短ければ、もう少し面白く観れたのに!!
 思わせぶりなフラッシュバックが、何回も何回も何回も出てきますけど、思わせぶりなだけで、意味不明です!!銃撃戦とかもけっこうハデなんですけど、ストーリーが全然ないので、まるっきり盛り上がらないです!!
 監督と脚本家は、アクション映画を300本くらい観て、勉強し直して欲しいくらいです!!

 でも、今作の1番の感想は、まるで完成前の作品のラッシュを見せられたような感じに陥るところです!
時間が無かったので、完成前に公開しちゃいました!」みたいな感じの作品です!!
 こんな作品、よく公開できましたね??ストーリーも良くわからないし、殺し屋のテストもあんまり見せ場になってないし、今作で1番良いのは、DVDのパッケージかも??

 このトーナメントの主催者は、暗殺者をボディガードにしたかったんでしょうか??
 殺し屋を集めといて、どんどん人数減らしていくのは、すごい非効率!!
 殺し屋に大事な人間を殺させるテストがありますけど、あんなコトしたら、絶対に怨まれて、逆効果でしょ!!あんなテスト、必要無いでしょ!!

 小山ゆう原作、北村龍平監督の傑作時代劇『あずみ』じゃないんだから!!

 暗殺者のトーナメントの中に、優勝者の「シレックス」をまぜておくのも理解不可能です!!普通に考えたら「シレックス」が勝っておしまいですもんね!本当に良く分からないです!! 0点

ザ・ウォンテッド [DVD]ビデオメーカーこのアイテムの詳細を見る
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『スマイルコレクター』「死者の部屋」映画化

2009-02-02 00:05:00 | ミステリー

スマイルコレクター
LA CHAMBLE DES MORTS(2007年フランス)
 監督          アルフレッド・ロット
 脚本          アルフレッド・ロット
 原作          フランク・ティリエ 
 出演          メラニー・ロラン
              エリック・カラヴァカ
              ジル・ルルーシュ
              ジョナサン・ザッカイ

 ■ストーリー■
 会社をリストラされて頭に来ていた元社員のヴィゴとシルバンの2人は、深夜、会社の工場に落書きをしたあと車を無灯火で飛ばして、道に立っていた男性を轢き殺してしまうのだった。その男のそばにあったカバンには200万ユーロもの大金が入っていた。死体を処理し金を持ち去る2人だったが、その金は誘拐犯に払うための身代金だったのだ。金が手に入らなかった犯人は誘拐した娘を殺してしまうのだった。刑事課のモレノ警部補は刑事課に新しく配属される巡査部長のリューシーと、この誘拐事件の捜査にあたるのだった。
 
 ■感想■
 フランスのミステリー作家フランク・ティリエ「死者の部屋」(新潮文庫)の映画化作品です。
 
 フランス映画際でも上映されたそうです。
 原作があるしっかりとした作品なので、見ごたえ十分のサイコサスペンス映画になってます。
 
 誘拐犯に払うはずだった身代金を奪ってしまった2人組みの男性。
 誘拐した少女を殺してしまったことに快感を覚え、第2の誘拐事件を起こす犯人。
 その事件を追う刑事たち。
 
 3組のグループのストーリーが絡み合って映画が進んでいきます!
 やっぱり原作物のフランス映画のミステリーは違いますね!普段、未公開の作品を中心に映画を観るコトが多いですけど、今作は、未公開なのが信じられないほどのしっかりした作品です。思わず画面に引き込まれちゃいました。
 原作が【フランス国鉄ミステリー大賞】受賞」の作品だから、それなりに映像化すれば面白くなるんでしょうけどね。

 いや~、久々に映画らしい映画を観ました!
 これくらいの作品をいつも観れると幸せなのにね~!!サイコサスペンスは、あんまり得意なジャンルじゃないですけど、今作はかなり面白いです!!
 ミステリー系の要素以外にも、男を轢き殺した2人の男たちの葛藤や争いも描かれていて犯罪物系の作品の要素もあって見ごたえ十分です!!
 
 原作のおかげなんですけど、ヒロインの刑事の設定も、変わってて楽しめます!
 父親のいない双子の幼い子どもの母親で美人で、推理力、プロファイリング力もすぐれているっていう設定です。
 その上、幼いころのトラウマを抱えてて、愛読書は恐い本ばっかり!!
 そういえば、持っている本の中には「羊たちの沈黙」もちゃんとありました!!まぁ、ここは映画ファンをニンマリさせるためのシーンなんでしょうけどね。

 今作の内容も「羊たちの沈黙」ミーツ・“ノワール”みたいな感じですしね。

 映画的には、主人公は、警部補のモレノなのかな??って思って観始めると、徐々にヒロインのリューシーの見せ場が増えてきて、今作の主人公は、リューシーなのが分かる感じになっています。
 本国、フランスでは原作を知っている人が観るから、主人公がリューシーって最初から分かっているんでしょうけどね。

 最初から最後まで緊張感のある作品ですけど、狼の毛が犠牲者の少女についていたことから剥製を作る人間が怪しいと思って、剥製士の家に捜査に行くシーンとかは、けっこうなごみました。緩急ついていてこういうところも、監督デヴュー作とは思えないほど手堅く演出されてます!!
 パトカーの中でヒロインたちが笑ってるシーンとか、緩急つけるというより、あのシーンだけ良い意味で浮いてました!! 

 フランス映画は苦手っていうサイコスリラー映画ファンにこそ、絶対観て欲しい1本です!!大満足です!  80点

スマイルコレクター [DVD]タキ・コーポレーションこのアイテムの詳細を見る

原作も発売中

死者の部屋 (新潮文庫)フランク ティリエ新潮社このアイテムの詳細を見る



今作とは関係ないシャルコ警視シリーズ

タルタロスの審問官 (ランダムハウス講談社 テ 1-1) (ランダムハウス講談社文庫)フランク・ティリエランダムハウス講談社このアイテムの詳細を見る

 

七匹の蛾が鳴く (ランダムハウス講談社文庫)フランク ティリエランダムハウス講談社このアイテムの詳細を見る
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『アーマードマン』スイス製アクション

2009-02-01 13:11:16 | SF

アーマードマン
NIGHTCAST(2007年スイス)
 監督          マルコ・フォン・ムース
 脚本          マルコ・フォン・ムース
 出演          ファビアン・ラムザイヤー
              マルコ・フォン・ムース
              フィリップ・ライヒ

 ■ストーリー■
 数年前、街に無情で金に目のない犯罪王ウォレスがやってきた。参謀は彼の息子ジャックだった。警察はなす術もなく街はウォレスに支配されてしまうのだった。一部の市民はレジスタンスになり抵抗したが、返り討ちにあってしまうのだった。ある日、レジスタンスのリーダーは、ジャックの罠にかかり仲間たちと殺されてしまうのだった。警官のハリーは警報により、その現場に向かうがジャックに撃たれ、仕掛けてあった爆弾で大やけどを負うのだった。爆発現場から病院にかつぎこまれたハリーは、身元が不明の重体の患者ということで軍の研究施設に運ばれるのだった。ハリーは治療を施され、奇跡的に助かるのだった。目覚めたハリーは記憶を無くしていたが超人的な身体能力を身につけていた。何もわからぬままハリーは軍の施設を脱走するのだった。

 ■感想■
 スイス製のSF映画です。
 
 「えっ、スイス??」

 そういえば、スイス映画って観るの初めてかもしれないです!!
 スイスって、ドイツ語なんですね??ヨーロッパっていうと、なんとなくフランス語っていうイメージがあったんですけど、ドイツ語でした。

 今作の日本タイトルは「アーマードマン」ですけど、当然のように「鎧」や「パワードスーツ」系の物なんか身につけていません!!
 DVDのパッケージもなんかヒーローっぽいカッコした主人公の姿が描かれてますけど、当然、そんなカッコ良いヒーローも出てきません!!
 
 良くDVDのパッケージで、映画の中に出てこない爆発シーンや、ヒロインが拳銃もって構えているイラストが描かれてることが多いですけど、今作のパッケージもそんな感じですかね??

 まぁ、低予算のSF映画だろうな。と思って、ある程度覚悟はして観始めたんですけど、やっぱり、それなりの作品でした。まず、ストーリーが、あんまり無い上に格闘シーンや銃撃戦のシーンも、まるっきり迫力が無い!!でも、まぁビデオ録りの作品で無かっただけでも評価しないといけないですよね。

 最初のナレーションで、「数年前、街に犯罪王がやって来た。そしてレジスタンスが結成された」って説明が入るんですけど、全然説得力が無いです。犯罪王がやってきただけで街が支配されちゃってます。レジスタンスまで作られちゃって、どういうこと??警察はどうしたの??
 スイスって、そんなに犯罪が無い国なんですか??大体、犯罪者のくせに戦車まで持っていて、レジスタンスだからって市民を殺しまくりってどういうこと??
 
 あと、犯罪王ウォレスの部下が息子以外、目出し帽をかぶっているってどういうこと??ショッカーの隊員じゃあるまいし、今作って子ども向けの作品なんですかね??

 あと驚愕のラストにも、ビックリ!!まるで人気がなくて途中で打ち切られた連載コミックのような終り方!!
 
 長編映画で、こういうラストを用意するなんて、製作者たちは、どういう気なんでしょう??
 ヒットしたら続編でも作る気なんでしょうね!!
 どうせ、これ1作で解決しないラストにするなら、ランニングタイム88分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!
 あと20分くらい短くて良かったのに!!今作も68分くらいだったら、それなりに評価できるとは思いますけどね。

 今作も、1980年代前半の地上波の90分枠のTV東京の火曜ロードショーで放映されていたら、65点くらいの点数はつけられますけどね。実質68~69分の長さにカットしたら、テンポが良くなって、それなりに観れそうな作品になりそうですもんね。
 この90分の長さっていうだけでマイナス55点!!   10点

ARMORED MAN [DVD]
ファビアン・ラムザイヤー,イエルク・ライヒリン,フィリップ・リッチ,レグラ・ストゥエッシ,トーマス・ボイトナー,クリスチャン・ワイズ,マルコ・フォン・ムース,ミシェル・バウアー
ビデオメーカー

 

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