『ドミニオン』
DOMINION:PREQUEL TO THE EXORCIST(2005年アメリカ)
監督:ポール・シュレイダー
脚本:ウィリアム・ウィッシャー
カレブ・カー
出演:ステラン・スカルスガルド
ガブリエル・マン
クララ・ベラール
ビリー・クロフォード
ラルフ・ブラウン
■ストーリー■
元神父の考古学者ランカスター・メリンは、東アフリカで発掘された教会の遺跡の調査に向かうことに。キリスト教が、その地域に布教される前に建てられた教会だった。
■感想■
監督が交代してレニー・ハーリン版が『エクソシスト ビギニング』(2004年)として公開された『エクソシスト』(1973年)前日談を描いたオカルト映画で、交代前のポール・シュレイダー監督版が『ドミニオン』のタイトルで配信されていました。
海外では『エクソシスト ビギニング』が不評だったんで今作も2005年に公開されたみたいです。
なんか、わかりずらい文章、、。すいません、、。
海外版のブルーレイには今作が特典映像(作品?)としてついていたソフトもあったみたいですが、日本では海外版のブルーレイを買わないと観られないんだろうなぁ、、。と思っていたんでこの配信はすごーくうれしかったです!!
ストーリーは、レニー・ハーリン版と大幅に違ってます。
誰が悪魔に憑りつかれたのも違っています。
でも、面白さで言えば同じような感じ。2005年という時代を考えてもCGのデキが悪いのが気になりますが、それ以外は、どっちもどっちって感じです。
今作『ドミニオン』のCGをしっかりやれば、これで十分だったような気が、、、。
いや、どちらかといえば「エクソシスト」の前日談としては、エンターテイメント作品としてのハデさはないこの『ドミニオン』の方が合っているかもしれない感じです。
時代設定もありますが、悪魔よりナチスドイツの方が怖い印象を受けた気が。
レニー・ハーリン版がとにかくハデでわかりやすい作品だったのに、今作は超地味。教会が発掘されたアフリカの村を舞台に色んなことが起きますが、とにかく地味。
英国軍が地元の住民に危害を加えたり、村人がキリスト教が悪いとか言い出して子どもが犠牲になったりして、キリスト教が世界を救えないみたいな感じで全然エクソシストっぽくないですけど、宗教的なテーマは今作の方が強いです。
エクソシスト度 ★★★★
戦争映画度 ★★★★★
CG完成度 ★
「エクソシスト」シリーズが好きな映画ファンは必見かも??
シリーズが好きな映画ファンから怒られそうですけど、自分は原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティがまるっきり認めていない2作目『エクソシスト2』(1977年)が最も好きな作品です。
それも「エクソシスト」シリーズの中でなく、今まで観たオカルト映画全作品の中でもベスト100に入るくらい好きです!!
最も好きなオカルト映画『エクソシスト2』
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