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『コンフェッション』ウマイ話には気をつけろ!

2011-04-25 23:58:07 | ミステリー

コンフェッション
A MURDER OF CROWS(1998年アメリカ)
 監督      ローディー・ヘリントン
 脚本      ローディー・ヘリントン
 出演      キューバ・グッテンバーグ・Jr
          トム・ベレンジャー
          マリアンヌ・ジャン=パプティスト
          マーク・ベルグリノ
          エリック・ストルツ

 ■ストーリー■
 ニューオーリーンズの弁護士ローソン・ラッセルはダンサー殺害容疑のサーマンの弁護を引き受け、裁判を優勢な状況に持ち込むが、サーマンがダンサーを殺害したであろうことを感じた彼は裁判中に弁護を放棄し被告を侮辱する言葉を発し、弁護士の権利を剥奪されてしまうのだった。
 弁護士を辞めたローソンはフロリダに移住し、本の執筆活動を始めるのだった。そんなローソンの前にマーローという老人が現れ、5人の高給取りの弁護士を登場人物にした原稿“A MURDER OF CROWS”を渡すのだった。そして、その原稿の感想を聞かせてくれと言うのだった。傑作だと感じたローソンはマーローを探すが、発見したマーローが発作で死んでいたため、その原稿を自分のものとして、出版社へ送ってしまうのだった。出版した“A MURDER OF CROWS”は大ヒッし、ローソンは一躍ときの作家となるのだったが…。

 ■感想■
 『殺しのナイフ ジャック・ザ・リッパー』(1987年)、『スリー・リバース』(1993年)のローディー・ヘリントン監督の描くサスペンス。

 ランニングタイム101分のダラダラサスペンスです。
 『殺しのナイフ ジャック・ザ・リッパー
 『スリー・リバース
 と作品を追うごとに普通の監督になって、今作は間延びしたTVムービーって印象の作品になっちゃってます!
 大体、謎の老人から、「原稿を読んで欲しい」とか言われたら、絶対に怪しいと思うはず!!
 その後、その老人が死んでいたら、事件に巻き込まれるのに決まっているのに…。

 とにかく、想像したように、どんどんストーリーが展開していくので、ミステリー映画好きには安心して観ていられます!!少し物足りないという気も…。
 少しテンポが悪いので、あと15分くらい短ければ良かったのに!!
 あとは、もう2ヒネリか3ヒネリすれば良かったのかもしれないですけどね!!
 それでも、2000年代の日本の2時間サスペンスの100000000000倍は面白いですけどね。

 監督、脚本のローディ・ヘリントンは、2002年に、ジェームズ・スペイダー主演の犯罪物“The Stickup”、2003年に“I Witness”に監督しているので、本当はスリラー映画やサスペンス映画のジャンルが好きんあんでしょうねぇ!
 日本では、この2作は未だに未公開のままなのが残念!!
 “The Stickup”の方は面白そうなので観たかったんですけどね。
 その後、監督したジャンルのまったく違うゴルファーの伝記物『ボビー・ジョーンズ球聖とよばれた男』(2004年)は、DVD化されたのにッ!!
 

 ヒマなときにTVの映画劇場で、吹替えで放映されていたら普通に面白く観れるレベルではあるんですけどね…。本格ミステリーを期待しなければ、十分な感じではあるんですけど、“DVDを買え!!”っていうほどでは無いんでしょうかね??
 今はTVの地上波では映画枠が無いから、しょうがないですけど、こういう作品が、地上波の映画枠でひんぱんに普通に放映されるとウレシイんですけどね。

 かつては、ゴールデンタイムに各局で洋画を放映する以外に、深夜や、土曜、日曜の昼間とかで映画を放映してくれていたのにね。
 土曜や日曜の昼間に、その日の夜に放映する番組の予告みたいな特番や、ちょっと前のバラエティ番組の再放送しているなら、いっそTV番組自体放送しなくても良いのに!! 60点

コンフェッション [DVD]
ローディ・ヘリントン
クロックワークス
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『スコージ 災いをもたらす獣』ホラー版ヒドゥン、超こじんまり

2011-04-14 22:32:26 | ホラー

スコージ 災いをもたらす獣
SCOURGE(2009年アメリカ、カナダ)
 監督       ジョナス・カステル
 脚本       ジョナス・カステル
 出演       ニック・リンド
           ロビン・ルドゥー
           ラス・フェリアー
           ジェイソン・ハーダー
 
 ■ストーリー■
 1871年、ワシントン州ハーバーフォードの町で、怪物に寄生された1人の男に、落雷を利用して怪物を封じ込めることに成功するのだった。そして、現代、その怪物を閉じ込めた教会が火事になるのだった。火事の現場で消防士が封じ込められた怪物コリージアに寄生されてしまうのだった。消防士は異常な食欲をもって町を徘徊し、彼女のリディアの元へと現れるのだった。消防士の口からコリージアが現れリディアのへそから彼女に寄生するのだった。その夜、リディアはクラブで出会った男にコリージアを移し、血を垂れ流し、絶命するのだった。
 彼女のリディアの消防士との浮気を疑っていた彼氏のスコットは、リディアを追ってクラブのトイレにやってきて、血をあふれ出し死ぬリディアを抱きかかえるが、その場を違う客に目撃され、その場から逃亡するのだった。スコットの父親は犯罪者であったため、保安官はスコットを犯人と決め付け指名手配するのだった。スコットは、保安官の姪で、元カノのジェシーの元に身を寄せ、事件の真相を探ろうと奔走するのだった。


 ■感想■
 人々に寄生するモンスターを描くホラー映画。
 ゾンビのように、感染した人間が増えていくわけではないので、被害者は1人づつしか増えないので、そんなに怖くないです。
 ただし、モンスターが寄生したあと、次の犠牲者に寄生するまでの時間が6時間しかないので、次から次へと犠牲者が出ちゃいます!これだけ犠牲者が出たら、すぐにFBIとか出動しそうですけど、どうなんでしょうね??犯人が誰であれ同じ手口で犠牲者が短期間に出ているので連続殺人事件として大きな騒ぎになりそうです!!

 こういう作品の定番の展開で、主人公は犯人ではないかと疑われます!でも、被害者たちのあの状況を見たら、絶対に犯人は普通の人間で無いコトはわかりそうなもんなんですけどね!!
 主人公は、ウィルスか何かで事件を起こしていると思われ保安官に追われる結果にッ!!

 ストーリー自体は、人に寄生するモンスターが犠牲者を増やしながら乗り移っていくのを、主人公とヒロインが追うだけの単純なストーリーなんで、軽い気持ちで楽しく観れます!!
 低予算のモンスター映画が作れるアメリカって、やっぱり良いですよね!!

 ところで、電気に弱いスコージですが、寄生された人間にスタンガンでショックを与えるよりも、コンセントから電源を取った電気の方が、電気ショックが強いんでしょうかね??電気銃のスタンガンの方が電気ショックが強そうですけどね!!
 北米だと、コンセントの電圧は120ボルトじゃないんでしょうかね??スタンガンなら5万ボルトはありますよね??電圧はあまり関係ないんでしょうかね??電気の量の方が問題なんでしょうかね??
 そんなこと言うと映画が、中盤で終わっちゃいますけどね!!ヒロインがスコージに寄生されたおじさんをスタンガンで電気ショックを与えるシーンがありますからね!!

  『ヒドゥン』(1987年)のようなハデさや突出した面白さは無いですが、劇場未公開の低予算ホラー映画としては、十分面白い作品です。低予算ホラー映画ファンは必見の1本です!65点

 

スコージ 災いをもたらす獣 [DVD]
ロビン・ルドー,ニック・リンド,ラッセル・フェリアー
ポニーキャニオン
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『あのバスを止めろ』深夜バスはとまらない

2011-04-10 20:01:21 | サスペンス

あのバスを止めろ
NOTTURNO BUS(2007年イタリア)
 監督      ダヴィデ・マレンゴ
 脚本      ジャンピエロ・リゴシ
          ファビオ・ボニファッチ
 原案      マウラ・ヴェスピーニ
          イソッタ・トソ
          ジャンピエロ・リゴシ
          セザール・シカルディーニ
           マリア・グラジア・ペリア
 原作      ジャンピエロ・リゴシ
 出演      ジョヴァンナ・メッツォジョルノ
          ヴァレリオ・マスタンドレア
          エンニオ・ファンティスキーニ
          アナ・ロマントウスカ

 ■ストーリー■
 詐欺師レイラは、バーで引っ掛けた男を部屋に誘い、薬を飲ませその男からパスポートを盗むのだった。しかし、そのパスポートには、取引に使われる重要なマイクロチップが入っていたのだった。レイラはマクロチップを追う2人組みに追われ、気の弱いバスの運転手フランツの元にやってくるのだった。そんなフランツは、ポーカーで作った借金があり返済が迫っていた。
 レイラは、マイクロチップを狙う2人組み、捜査官に追われ、フランツは借金取りに追われるのだった。

 ■感想■
 イタリア製の犯罪物。
 犯罪物と言っても、ちょっとだけコメディチックな感じで、軽い、軽い、軽い作品です!
 
 「軽い」と言っても、コメディタッチでなく、あくまでも内容はマジメな犯罪物です!!
 ここまで軽い雰囲気の作品なら、いっそのコト、コメディの方が観やすかったのにネ!
 でも、けっこう簡単に人が死んでいくので、コメディにしたら、かなりブラックな作品にしなければいけないです。
 
 映画が始まって、すぐにバーテンがマイクロチップで脅迫しようとしている男を撃ち殺します!その後、謎の2人組みが現れ、また次にもう1人の謎の男マテーラが現れ、主人公のバス運転手フランツとヒロインのレイラ以外に、どんどん登場人物が増えていくので、
 「えーっ、登場人物多すぎ」
 とか思っていると、あっという間に、バーテンが退場!!
 
 一体、何が起きているの??
 とか思っていると、中盤すぎから、だんだんと、ストーリーも分かってきて面白くなってきます!!
 序盤の分かりづらさがウソのように面白くなっていきます!!
 冒頭から、中盤までも、面白かったら大傑作になったのに・・・。

 マイクロチップをめぐるラストのオチも、今までの努力がすべてムダになる皮肉が効いているようなオチで良い展開です!!さすが犯罪物が得意なイタリア映画!!今作の場合、原作があるから、ストーリーは原作通りなのかもしれないですけどね~。
 
 やっぱりイタリアのエンターテイメント映画は面白い!!
 軽いノリの犯罪物を観るには、本当に最適な作品です!!
 こういう作品が、テレビの映画劇場で放映されるようだと良いんですけどね!!
 土曜の昼とか、日曜の昼にでも吹替えで放映されると映画ファンももっと増えると思うんですけどね。その日の番組のハイライトや、バラエティ番組の再放送を放映してるなら、映画でも放映してくれれば良いのに・・・。

 本当に、テレビの映画枠が減りましたよね~。
 1970年代、1980年代は劇場観公開のエンターテイメント作品が、土曜や日曜の昼間や平日の深夜でも、放送しまくりだったのに…。
 知能指数が減りそうなバラエティ番組ばっかり放送していて、映画を放送しないのは悲しい!!
 テレビをつけたら、今作のような作品が放映されているような映画枠がたくさん出来ると良いのに!! 65点
 

あのバスを止めろ [DVD]
ジョヴァンナ・メッツォジョルノ,ヴァレリオ・マスタンドレア,エンニオ・ファンタスティキーニ,フランチェスコ・パンノフィーノ,ロベルト・シトラン
オンリー・ハーツ

 

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