『コンフェッション』
A MURDER OF CROWS(1998年アメリカ)
監督 ローディー・ヘリントン
脚本 ローディー・ヘリントン
出演 キューバ・グッテンバーグ・Jr
トム・ベレンジャー
マリアンヌ・ジャン=パプティスト
マーク・ベルグリノ
エリック・ストルツ
■ストーリー■
ニューオーリーンズの弁護士ローソン・ラッセルはダンサー殺害容疑のサーマンの弁護を引き受け、裁判を優勢な状況に持ち込むが、サーマンがダンサーを殺害したであろうことを感じた彼は裁判中に弁護を放棄し被告を侮辱する言葉を発し、弁護士の権利を剥奪されてしまうのだった。
弁護士を辞めたローソンはフロリダに移住し、本の執筆活動を始めるのだった。そんなローソンの前にマーローという老人が現れ、5人の高給取りの弁護士を登場人物にした原稿“A MURDER OF CROWS”を渡すのだった。そして、その原稿の感想を聞かせてくれと言うのだった。傑作だと感じたローソンはマーローを探すが、発見したマーローが発作で死んでいたため、その原稿を自分のものとして、出版社へ送ってしまうのだった。出版した“A MURDER OF CROWS”は大ヒッし、ローソンは一躍ときの作家となるのだったが…。
■感想■
『殺しのナイフ ジャック・ザ・リッパー』(1987年)、『スリー・リバース』(1993年)のローディー・ヘリントン監督の描くサスペンス。
ランニングタイム101分のダラダラサスペンスです。
『殺しのナイフ ジャック・ザ・リッパー』
『スリー・リバース』
と作品を追うごとに普通の監督になって、今作は間延びしたTVムービーって印象の作品になっちゃってます!
大体、謎の老人から、「原稿を読んで欲しい」とか言われたら、絶対に怪しいと思うはず!!
その後、その老人が死んでいたら、事件に巻き込まれるのに決まっているのに…。
とにかく、想像したように、どんどんストーリーが展開していくので、ミステリー映画好きには安心して観ていられます!!少し物足りないという気も…。
少しテンポが悪いので、あと15分くらい短ければ良かったのに!!
あとは、もう2ヒネリか3ヒネリすれば良かったのかもしれないですけどね!!
それでも、2000年代の日本の2時間サスペンスの100000000000倍は面白いですけどね。
監督、脚本のローディ・ヘリントンは、2002年に、ジェームズ・スペイダー主演の犯罪物“The Stickup”、2003年に“I Witness”に監督しているので、本当はスリラー映画やサスペンス映画のジャンルが好きんあんでしょうねぇ!
日本では、この2作は未だに未公開のままなのが残念!!
“The Stickup”の方は面白そうなので観たかったんですけどね。
その後、監督したジャンルのまったく違うゴルファーの伝記物『ボビー・ジョーンズ球聖とよばれた男』(2004年)は、DVD化されたのにッ!!
ヒマなときにTVの映画劇場で、吹替えで放映されていたら普通に面白く観れるレベルではあるんですけどね…。本格ミステリーを期待しなければ、十分な感じではあるんですけど、“DVDを買え!!”っていうほどでは無いんでしょうかね??
今はTVの地上波では映画枠が無いから、しょうがないですけど、こういう作品が、地上波の映画枠でひんぱんに普通に放映されるとウレシイんですけどね。
かつては、ゴールデンタイムに各局で洋画を放映する以外に、深夜や、土曜、日曜の昼間とかで映画を放映してくれていたのにね。
土曜や日曜の昼間に、その日の夜に放映する番組の予告みたいな特番や、ちょっと前のバラエティ番組の再放送しているなら、いっそTV番組自体放送しなくても良いのに!! 60点
コンフェッション [DVD] | |
ローディ・ヘリントン | |
クロックワークス |