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『砂漠の戦士 黒いライオン』エンツォ・G・カステラッリ監督アクション

2013-11-23 19:55:04 | イタリア映画/アクション

砂漠の戦士 黒いライオン
TUAREG DESERT WARRIOR(1984年イタリア、スペイン、イスラエル)
 監督          エンツォ・G・カステラッリ
 脚本          アルベルト・ヴァスケス=フィゲロア
              ヴィセンテ・エクスリヴァ
              ティト・カルビ
              エンツォ・G・カステラッリ
 原作          アルベルト・ヴァスケス=フィゲロア
 出演          マーク・ハーモン
              ルイス・プレンディス
              パオロ・マルコ
              アルド・サンブレル
              リッツァ・ブラウン
              アントニオ・サバト
                    
 ■ストーリー■
 サハラ砂漠の、“無の大地”チクダブラは全てを呑み込んでしまうと言われていた。かつて、キャラバン隊がこの砂漠に挑んだことがあったが、盗賊が襲ってくるのだった。ガイドをしていた勇敢なトアレグ族に反撃され盗賊は敗れ去った。しかし、その後、キャラバン隊は行方不明になり、チクダブラに入った者はいないと言われていた。しかし、ガセル・サヤは2度ほど、この“無の大地”に挑戦したことがある勇敢なトアレグだった。
 ある日、トラックが壊れたところをトアレグ族に助けられ、客人として2人の男が迎えられていた。しかし、トアレグの集落に、軍隊が現れ、2人を差し出すよう命令するのだった。トアレグ族の掟では、客人をもてなすことになっていて、その掟はコーランよりも古くからある掟だった。しかし、武力にものを言わせ、2人の男のうち、若い方は殺され、年寄りの者が連れ去られるのだった。名誉を傷つけられ、掟もやぶられることになったガセルは、軍の部隊に行き中尉を殺し逃走するのだった。トレアグ族が助けた老人は、エル・ケビア前大統領で、現政権にとって邪魔な存在だったのだ・・・。

 ■感想■
 エンツォ・G・カステラッリ監督の1984年のアドヴェンチャーアクション。
 砂漠の勇敢な遊牧民トレアグ族の男が、巻き込まれる大冒険物。
 主演はマーク・ハーモン。今やアメリカのテレビ界でドラマで大活躍ですが、この頃は、イタリアに出稼ぎに行っていたんでしょうかね??
 1984年の作品ですが、砂漠を舞台にしているせいか、マカロニコンバット物のような印象を受ける作品です。

 今作はクレジットから原作があることが分かります。原作者アルベルト・ヴァスケス=フィゲロア自ら脚本も書いているんでストーリーは、原作と多分同じ展開なんでしょうね!
 
 アクション映画なのに、思わず、「なんでこうなるの??」という爽快感のカケラも無い非情なラストが待っています。
 そのシーンの数分前から、イヤな予感はしていましたが、まさに、後味の悪いアクション映画になっています!
 
 中盤の展開は、マーク・ハーモンが、ランボーみたいに暴れまくり!
 まさに、爆発!銃撃!爆発!銃撃!
 爆風でスタントマン飛びまくりの1980年代的!
 捕虜収容所1つを、マーク・ハーモン1人で破壊って、どういうコト??
 
 アクション活劇かと思っていると、砂漠のサバイバルシーンがけっこう重要なシーンだったり、そして、最後は、脱力感一杯のオチ!
 
 こういうワケの分からない展開の作品こそ、地上波のテレビの映画枠で放映して欲しいですね。製作費が山ほどあって、誰が観ても理解できるような大作ばかり放映したって、そういう作品は、観たい人はすでにレンタルしてるか、ソフトを購入しちゃってますよね。

 今作のような作品もあるから、映画ファンはやめられないと思っちゃうんですが、どうでしょう??
 今作のみたいな作品も普通に地上波で放映してくれればもっともっと映画ファンが増えると思うんですけどね。
 もちろん、怒るファンも多そうですが…。

 ところで、今作は有限会社フォワードさんからDVDが発売されているんですよね。アマゾンの情報だとランニングタイム101分になっているんですけど、かつて、VHSで出たときは95~96分版だったんですが、本当に101分版なんでしょうかね??101分版って、どんなシーンが増えているんでしょうね?? 60点

砂漠の戦士/黒いライオン [DVD]
マーク・ハーモン,ルイス・プレンデス,パオロ・マルコ,アルド・サンブレル,リッツァ・ブラウン
有限会社フォワード

 

コメント (2)
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「TSUTAYA名作レスキュー隊」第3回投票中(11月30日まで)

2013-11-22 08:29:36 | ホントの日記

 TSUTAYAのオンデマンド式のDVD-Rのリクエスト「名作レスキュー隊」の第3弾の応募が始まっています。
 応募締め切りは2013年11月30日です。
 
 第1弾、第2弾で惜しくも漏れた作品からピックアップした24作品から、選ぶようになっています。
 自分は以下の3作品に投票しました!
 1回目と同じ作品ですが・・・。
 
 『サンタマリア特命隊』(1972年)
 
 『五人の軍隊』(1969年)
 
 『電撃脱走 地獄のターゲット』(1971年)

 VHSにもならなかった、サンタマリア特命隊』は、TVでも放映されるコトもなく、この機会を逃すと、観るのは厳しいので、是非ソフト化して欲しいですね。
 また、マカロニウエスタン『五人の軍隊』も絶対にソフト化して欲しいです。

 その他には、オーストリア、イギリスのエスピオナージ物で、原作者ロビン・エストリッジ自ら脚本を書いた『殺しの許可証』(1975年)、ウェス・クレイヴン監督の青春ホラー『デッドリー・フレンド』(1986年)等の作品もありますので、興味のある方は、「TSUTAYA名作レスキュー隊」で検索して投票して下さい。
  

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『メビウス』エリック・ロシャン監督スパイ物

2013-11-10 02:22:37 | スパイ

メビウス
MOBIUS(2013年フランス、ベルギー、ルクセンブルグ)
 監督          エリック・ロシャン
 脚本          エリック・ロシャン         
 出演          ジャン・デュジャルダン
              セシル・ドゥ・フランス
              ティム・ロス

 ■ストーリー■
 ロシア、FSBの高官チェルカチン配下のグレゴリー・リューボフは、力を持ちすぎた実業家ロストフスキーを潰すための情報を得るために、アメリカ人のやり手の女性証券マン、アリスに近づくのだった。FSBはモナコ警察を装い、アメリカでの証券取引委員会への復職を条件にロストフスキーの情報を流すようアリスに依頼してくるのだった。
 しかし、アリスは、今はCIAで働いていたのだった。CIAは、何も情報を与えない方が、活動しやすいとの判断で、アリスにFSBが接触してきたことを話さず、あくまでもモナコ警察の依頼でスパイ活動するように仕向けるのだった。一方、グレゴリーは、美しいアリスに惹かれていくのだった・・・。

 ■感想■
 『哀しみのスパイ』(1994年)エリック・ロシャン脚本、監督のスパイサスペンス。
 スパイをさせようとした一般の女性が、実は敵国のスパイだったらという、ちょっとだけ変わったスパイ映画です。
 フランス映画なので、そこに恋愛要素がしっかりと入り込み、まるで恋愛&サスペンス映画のような感じでストーリーが進んでいきます!

 ただし、後味もあまり良くないし、最初から最後まで、ストーリーが淡々と進んで行くので、スパイ映画ファン以外には、あまりオススメできないかも??
 でも、エンターテイメント映画が好きな映画ファンには楽しめるはずなので観て欲しいですね!
 
 スパイ映画といえば、最近の作品だと『裏切りのサーカス』(2011年)とかが好きな映画ファンなんかが、観たらけっこう楽しめるかも??
 イギリス映画的なノリと、フランス映画的なノリで、お国がらに違いがハッキリ出てて、映画ファンは、それだけでも楽しいですよね。今作は『裏切りのサーカス』みたいな本格派の作品では無いですけど・・・。
 
 ところで、今作より万人受けしそうな『哀しみのスパイ』は未DVD化作品なんでしたっけ??
 『哀しみのスパイ』って、なんで、DVD化されないんでしょうねぇ??
 オリジナルが138分の作品なのに、なぜか113分版のVHSにしかなっていないはず。
 138分版で、どこかのメーカーさんDVD、発売してくれないですかね??

 ちなみに今作は、大手レンタルDVDのチェーンTSUTAYAでのみ、レンタル扱いなんですが、こういう良質なサスペンス作品こそ、どこでもレンタル出来た方が良いのに・・・。
 こういう作品を観て、映画が好きになるような映画ファンを増やしたくないんでしょうかね??
 
 CIAよりも、FSBの方が上手な感じも、さりげなく描写してて、「やられちゃった!あ~あ」って感じです。スパイといえば、アメリカよりも、イギリスの方が情報戦が得意そうですもんね。
 65点
 

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