『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』
HORIZON LINE(2020年スウェーデン、アメリカ)
監督:ミカエル・マルシメーン
脚本:ジョッシュ・キャンベル
マシュー・ステューケン
出演:アリソン・ウィリアムズ
アレクサンダー・ドレイマン
■ストーリー■
都会の仕事を希望するサラは南の島でスキューバダイビングのインストラクターの恋人ジャクソンと別れることに、、。1年後、ロンドンで働くサラは友人の結婚式のため、インド洋の南の島へ戻ってくる。同じ結婚式に出席する元カレ、ジャクソンと再会し一夜をともに。つい寝過ごしてしまい結婚式場の島への連絡船フェリーに乗り遅れてしまうのだった。フェリーは1日1便しかないためたサラは軽飛行機で結婚式場に向かうことに、、、。
軽飛行機では、同じくその島へ向かう同乗者がいるのだが、その同乗者はジャクソンで気まずい雰囲気に。気にしないようにし、飛び立つのだが、離陸してしばらくするとパイロットが心臓発作により急死してしまうのだった、、、。
■感想■
当初のタイトル”元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話”が『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』に変更になったことが話題になった作品。
どちらのタイトルでも、かなり軽めのスリラー映画だと思って観たら、すごーくマジメなスリラー映画でした。
それでも、なぜ、ツイラクがカタカナ??
ちなみに、映画に登場する小型飛行機はセスナでなく、ジップスエアロG8エアバンなので、タイトル変更はしょうがないでしょうか??
でも、日本でセスナって言ったら、軽飛行機の代名詞みたいになっちゃってますからね。
文具のステープラーをホッチキスと言ってしまったりするのと同じようなものでしょうねぇ、、、。
飛行機に乗ってしばらくすると、パイロットが心臓麻痺で死亡!
GPSは故障!
自動操縦もオフ状態!
燃料も減ってきて、、、。
乱気流に突入、、、。
実際に起きたら、大パニックですが、エンターテイメントのスリラー映画的にはすごーく地味地味。
でも、燃料が漏れたりして、飛んでる飛行機で燃料パイプを修理したり、飛行機の上に乗ったり、なんでこんなコトに状態!!
こういうこじんまりとしたパニック映画ってあんまりなかったかも??
元カレと再会し、パーティシーンの後の、ついHしちゃうみたいなシーンの翌日、ほとんどが飛行機の中のシーン!!
ほとんどが手に汗握りっぱなし!!
面白すぎ!!
監督は『コールガール』(2012年)のミカエル・マルシメーン。
『コールガール』は「スウェーデン映画祭2014」で上映されたようです。今作と違い、2時間20分の長い作品です。
映画祭で上映されただけで、その後、ソフト化されない作品ってけっこうあるんですよね、、。
大半がソフト化されず、それでもいくつかの作品は、忘れたころにそっとソフト化される作品もあるんですけど、、、。
その他には劇場作品では2014年の”Gentlemen”も監督しています。こちらも2時間21分の長い作品。
今作を観る限り、すごーく面白いのではないかと想像しちゃうんですけど、どうなんでしょう??
120分超なのが少し気になりますが、2作品とも観てみたいです、、。
Z級の作品や、観たらすぐに忘れてしまうようなアクション映画も良いですが、スウェーデン映画も公開して欲しいです。