『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
GONE BABY GONE(2007年アメリカ)
監督 ベン・アフレック
脚本 ベン・アフレック
アーロン・ストッカード
原作 デニス・レヘイン
出演 ケイシー・アフレック
ミッシェル・モナハン
エイミー・ライアン
モーガン・フリーマン
エド・ハリス
ジョン・アシュトン
■ストーリー■
ボストンで、幼い子どもアマンダの行方が分からなく事件が発生する。警察の動きが頼りなく思ったアマンダのおばとおじが人探しを得意とする探偵パトリックとアンジーのところへやってくるのだった。しかし、アマンダの母親ヘリーンは、麻薬の運び屋もやっているあばずれだった。
■感想■
ベン・アフレックが脚本、監督のサスペンス映画。
原作は、デニス・レヘインの「愛しき者はすべて去りゆく」。
パトリック&アンジーシリーズの4作目です!
俳優のベン・アフレックが監督したことで、話題になり批評家たちに絶賛され、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされました。また、その他の色んな映画祭で話題になり、賞を受賞しました。ちょっとあげるだけでも、
【ニューヨーク映画批評家協会賞】
助演女優賞
【ロサンゼルス映画批評家賞】
助演女優賞
【フェニックス映画批評家協会賞】
助演女優賞
【ボストン映画批評家協会賞】
新人監督賞、助演女優賞
等々、他にも色んな映画賞で受賞しています。
今作のあと、ベン・アフレックは、チャック・ホーガンの「強盗こそ、我が宿命」を『ザ・タウン』(2010年)として映画化しています。ベン・アフレックは、今作といい、『ザ・タウン』といい、ハードボイルド系の作品が好きなんでしょうねぇ!!
今作は、評判が高かったにも関わらず、日本では劇場未公開、DVDでの公開になっちゃいました!!デニス・レヘインの原作があるからですけど、しっかりとしたストーリーで安心して観ることができます。
真実を明かすことを正義と信じて行動する主人公パトリックですが、最後は「これで良かったの??」って思うこと必至です!彼女のアンジーが言う通り!最後の決断は、ダメでしょう!!自分だったら、考えるまでもなくアンジーのアドバイスにしたがっちゃいますね。
どんな決断??何がダメなの??
ネタバレになってしまうから、書きませんが、パトリックの行動、若すぎ!
原作知っている人には、特に驚くストーリーでは無いんですけど、原作未読の映画ファンには二転三転するストーリーに、引き込まれていくでしょう!!
パトリックが捜査を続けていくうちに、死体がゴロゴロと増えていきます!まるで、捜査を進めると死体が増えていく金田一耕助シリーズのようです。原作無しのオリジナル脚本で、今作くらいの作品があったら、その年のベスト5に入っちゃうのにねぇ。
エンターテイメント作品としては、けっこう複雑なストーリーをうまく処理して、ランニングタイム114分にうまくまとめあげています。
確かに、ベン・アフレックの演出力は、ヘタな監督たちより、よっぽど素晴らしいです!!
ベン・アフレックは、今作ではデニス・レヘインの原作を映画化!次作『ザ・タウン』ではチャック・ホーガンの原作を映画化していますが、いつかオリジナル脚本(もちろん脚本も書いてね)のミステリー、犯罪物を監督して欲しいですね!! 70点
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