『アンダーフィールド』
THE INFORMANT(1997年アメリカ、アイルランド)
監督:ジム・マクブライド
脚本:ニコラス・メイヤー
原作:ジェラルド・シーモア
出演:アンソニー・ブロフィー
ケイリーエルウィズ
ティモシー・ダルトン
マリア・レノン
■ストーリー■
1983年アイルランド、武器の輸送で5年服役したあと、南部地方で身を潜めていたジンジーことショーン・マカナリーの元にIRAのメンバーが呼び戻しにくる。
拒否するジンジーだったが断ることは出来ず、妻ローシンと子どものもとへと帰って来るのだった。IRAからの指示は白昼ロケット弾を使った暗殺だった。ロケット弾は残り1発しかなく、使いこなせるジンジーが呼び戻されたのだった。
暗殺は、ロケット弾は命中、判事と2人の警官、3人が爆殺されるのだった。逃走中にイギリス治安兵のフェリス中尉に顔を見られ、すぐに逮捕されるが、戻ってきて2日で逮捕されたことでジンジーの妻はIRAに密告者がいると言い出すのだった。アルスター警察の警部レニーも、容疑者の逮捕したのは密告者がいたとニセの情報を流すのだった。
ジンジーが逮捕されるとき、暴力的だったイギリス兵から救ったフェリス中尉を使い、レニー警部はジンジーを寝返らせて転向させて情報を得ようとするのだった。
レニー警部の思惑通り、ジンジーは、恩赦で終身刑になるのを避けるため、IRAのベルファスト支部の師団長の名前を伝えることにするのだが、、、。
■感想■
今回も、未DVD化、古い作品を記事にします。
最近、昔観た映画をまとめていたノートが出てきたので、そのノートをもとに、記事にします、、、。
ストーリー、細かくチェックしてました、、、。
新作もそれなりに観ているんだから記事にしたいなぁと思いつつ、、、。
今作は、ジェラルド・シーモア原作「テロリストの荒野」の映画化作品です。
TVムービーのような作りなんですが、どうなんでしょう??
今作は【ヴェネチア国際映画祭】1997で、金獅子賞でノミネートされました。
脚本のニコラス・メイヤーは【ペン・センター・USA・ウエスト】文学賞受賞しました。TELEPLAYで受賞なんで、TVムービーなんでしょうか??
ヴェネチア国際映画祭でノミネートされているんで劇場作品なんでしょうが、、。
そうそう、ヴェネチア国際映画祭でノミネートされるような作品なんで、自分はハッキリ言って苦手、、、です。
TVムービーだとしたら良く出来ているとは思うのですが、、、。
ストーリーは、どこかで観たコトあるような、、、想像通りの展開!!!と、思ったら映画を観る前に原作読んでました(⇐単なる字数かせぎ、、汗)。
でも、原作も細かい部分忘れまくり、、、。
原作を読まないで観たら、もっと面白く観れた気もするんですが、、、。
VHSはアクション映画のようなパッケージだったと思うのですが、ジャンルは、完全にドラマ。すこーしアクションシーンもありますけど、、。
ジェラルド・シーモア原作の映像化作品は、
「襲撃指令」(ハヤカワ文庫)を映像化した『グローリー・ボーイズ』(TV題:『暗殺者の影 恐怖の殺人計画』)(1984年)
「暗殺者のゲーム」(ハヤカワ文庫)を映像化した『ハリーズゲーム』(1982年)
「レッドフォックス」(新潮文庫)を映像化した『二重誘拐』(1991年)と、今作が日本では公開されてますが、、、(TV公開、ビデオスルーですが)
今作のあと映像化された作品は2作あって、"The Waiting Time"(1999年)と"A Line in the Stand"(2004年)がありますが、ともに未公開。
ジェラルド・シーモアの作品自体、いつまにか邦訳されなくなっちゃいました、、、。
ヴォリュームがあって、読むのがけっこう大変なわりに、ストーリーがすごくイギリス的、、
って、全然 オススメでない文章になってしまいました。
今作のVHSに日本語吹替版が存在していたのか不明ですが、こういうこじんまりした作品を地上波のTVの映画枠で日本語吹替で放送して欲しいです、、、。
でも、地味で見せ場がないから、チャンネル変えられちゃうんでしょうねぇ。