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『ディープ・ブルー3』

2021-02-21 21:59:38 | 動物パニック

ディープ・ブルー3
DEEP BLUE SEA 3(2020年アメリカ)
 監督:ジョン・ボーグ
 脚本:ダーク・ブラックマン
 出演:タニア・レイモンド
    ナサニエル・ブリソック
    エマーソン・ブルックス
    ブレン・フォスター
    蒼 れいな

 ■ストーリー■
 フィン財団に雇われたエマ・コリンズ博士は仲間のショウ、スピン、ミヤたちとモザンピーク海峡の海面上昇の影響で廃墟となった漁村の島リトルハッピーで、生態系の頂上にいるホホジロザメの生態を研究することで生態系を理解することになると研究観察していた。ある日、リトルハッピーに1隻の船がやってくる。乗っていたのはエマの元恋人リチャードやダイバーのルーカスたちで製薬会社ジェノティクスに雇われ3匹のオオメジロザメを追っていた。
 オオメジロサメは、凶暴で研究していたホホジロサメやリチャードの仲間を食い殺すのだった。リチャードとルーカスたちはオオメジロザメの捕獲しようとするが、入り江でリチャードが襲われるがエマの活躍でオオメジロザメを1匹を麻酔銃で眠らせることに成功するのだった。だが、残りのオオメジロザメに島民のバハリが襲われ殺されるのだった。
 一方、スピンは、オオメジロザメに埋め込まれたGPS情報から、サメは富豪カール・デュラントの研究施設アケイロスから逃げてきたことを知るのだった。リチャードに問いただすと、彼らが追っていたオオメジロザメは遺伝子操作された高い知能を持っていているサメの第2世代だった。ジェノティクスはデュラントが作った知能が高いサメの脳を使って、新薬を作ろうとしていたのだ、、、。
 
 ■感想■
 『ディープ・ブルー』(1999年)のシリーズ3作目。
 1作目の『ディープ・ブルー』は、新薬を作るために作り上げた知能を高めたサメが海の上に未来的な研究施設で暴れる作品で、サメ映画の傑作です!
 監督は、レニー・ハーリン。出演者はサメを作ってしまったフランケンシュタイン博士の役にサフロン・バロウズ。
 共演は、トーマス・ジェーン、サミュエル・L・ジャクソン、LL・クール・J、ステラン・スカルスガルドと出演者も豪華で劇場公開時もテレビでCMけっこう流していました、、。

 自分にとって『ディープ・ブルー』はサメ映画ベスト5に入るくらい好きな作品なんです、、。
 『ディープ・ブルー』以外で好きなサメ映画と言えば、『JAWS ジョーズ』(1975年)、『最後のジョーズ アメリカ東海岸を最大の恐怖が襲う』(ビデオ題:『ジョーズ・リターンズ』)(1980年)、『人食いシャーク バミューダ魔の三角地帯の謎』(1978年)、『死神ジョーズ 戦慄の血しぶき』(DVD題:『ジョーズ・アタック2』)(1984年)、『パニック・マーケット 3D』(2012年)でしょうか??
 あれ、純粋に海でサメに襲われるようなサメ映画は『JAWS ジョーズ』と『最後のジョーズ アメリカ東海岸を最大の恐怖が襲う』の2本だけ、、。。

 『ディープ・ブルー』の続編『ディープ・ブルー2』が19年ぶりに公開され、今作はその2作目の続編らしいです、、、。
 らしいというのは2作目『ディープ・ブルー2』は、自分は未見なんです!!
 
 2作目観てないのに、3作目観ちゃいました!!
 
 こんな風にシリーズ作品なのに、順番飛ばして観ちゃダメですよねー、、。
 「ダーティハリー」シリーズみたいに、主人公が同じでストーリーつながりない作品ならOKですけど、、、。
 
 どうやら1作目と2作目はストーリーはつながっていなかったようですが、2作目と3作目はつながっていたようです、、、。
 超メジャーな1作目から、かなりスケールダウンしていますが2作目はどうなんでしょう??

 サメ映画の基準からいけば、ごくごく普通のデキの作品だと思うのですが、それどころか良く出来ているかも??あの『ディープ・ブルー』シリーズと言われると、、、「つまらない、、」って思っちゃうかも??

 『ディープ・ブルー』のシリーズでなく、オリジナルのサメの作品として作れば良かったのに、、、。

1作目は傑作です!!

 

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『海底47m 古代マヤの死の迷宮』

2021-02-02 22:53:30 | 動物パニック

海底47m 古代マヤの死の迷宮
47 METERS DOWN UNCAGED(2019年アメリカ)
 監督:ヨハネス・ロバーツ
 脚本:ヨハネス・ロバーツ
    アーネスト・リエラ
 出演:ソフィー・ネリッセ
    コリーヌ・フォックス
    ブリアンヌ・チュー
    システィーン・スタローン
    ダヴィ・サントス

 ■ストーリー■
 女子高生のミアは、学校でいじめられていたが、父親グラントの再婚してできたサーシャとも今ひとつ打ち解けられていなかった。姉妹が打ち解けられるように、ガラスの船底でホオジロ鮫を監察するツアーを2人で過ごすように提案するのだった。サーシャは友達と遊ぶ約束をしていたがキャンセルしツアーへ。
 しかし、集合場所にはいじめっ子キャサリンたちがいた。とそこへサーシャと遊ぶ約束をしていたアレクサとニコールが現れ、観光客が来ない場所へ行こうと誘うのだった。
 湖で遊ぶ4人だったが、グラントや助手のベンが用意していたダイビングの機材で、古代都市の洞窟を見るケーブダイビングに行くという意見が出る。ミアは反対するもののベンとダイビングして来たことがあるアレクサに押し切られ最初の洞窟を見て帰るということでダイビングへ。海底の古代都市を見て楽しむ4人だったが、深海魚に驚き、石柱を倒し遺跡を破壊し海底の泥を舞い上げ視界が遮られパニックに。と、そこへ偶然ベンがやって来るのだった、、、。

 ■感想■
 観光でダイビング中にケージに閉じ込められた姉妹を描くスリラー映画『海底47m』(2017年)の続編。
 監督は前作『海底47m』や、イギリスの学園ホラー『F エフ』(2010年)、倉庫を舞台にしたモンスター映画『ストレージ24』(2012年)のヨハネス・ロバーツ。

 ヒロインの義姉サーシャ役のコリーヌ・フォックスは、ジェイミー・フォックスの娘さんです。また、今作が映画初出演のデヴュー作です。
 また、サーシャの友人のニコール役で、シルヴェスター・スタローンの娘システィーン・スタローンが出演しています。コリーヌ・フォックスと同じく本作が映画初出演のデヴュー作です。
 映画ファンならすでに知っているかもしれないですが、自分はファミリーネーム見て調べるまで知りませんでした、、。コリーヌ・フォックスは気づかない、、。

 続編と言っても、ストーリーは、前作とのつながりはまったくないので、今作から観ても十分大丈夫です!!前作から観た方が、今作は設定がこうなのね、、と分かるからオススメですけど、、。

 ヒロインたちが鮫に襲われる!!

 それだけが前作と同じなだけで、何も関係ない作品です。
 前作よりも自分的には面白かったです。前作もそれなりに面白かったですけど、最初から最後まで緊張感ありすぎで、疲れちゃいました。
 今作もランニングタイム89分よ短めですけど、ずーとサメに追いつめられているので緊張感が低いわけではないです。

 エンターテイメント度の今作の方が高いです。

 ティーンホラー映画度     ★★★
 サメが怖い度         ★★★
 誰が生き残るのか分からない度 ★★★★

 サメ映画好きな映画ファンも、スリラー映画ファンも必見の動物パニック!!

 ポップコーン食べながら観るのに最適な1本です!!でもこういう映画観るとスキューバダイビングするの怖くなっちゃいますよねー。

 

前作も普通に面白いです。

 


 

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『アニマル・パージ』

2020-12-09 21:27:55 | 動物パニック

アニマル・パージ
URBAN JUNGLE(2016年フランス)
 監督:ニコラス・デュバル
 脚本:サミー・バルーン
    ジョセリン・ボセネック
    ニコラス・デュバル
 出演:ロマーナ・ポーテル
    トム・ハドソン
    ゾアー・ウエクスラー
    マクセンス・セヴァ
    ドゥサン・キス

 ■ストーリー■
 ある動物園でゴリラが入ってきて動物たちが暴れ出す。ホワイトタイガーが飼育員を襲ったのだ。動物学者のアリックスは居合わせた学生のユリシーズと調査を始め、動物園の休園しようとするが園はとりあってくれなかった、、。
 アリックスは血液中のウイルスが原因ではないかと、研究所で調査しようとするのだが、すでに動物園以外の街中の動物たち、ペットの猫や、カラスや下水にいたネズミ、ワニが人間を襲い始めていた、、。

 ■感想■
 前回の記事で触れたので、今回はフランスのTVムービーの動物パニック。
 TVムービーではなくTVシリーズの編集版です。

 今作のランニングタイム72分なんで、、「え、TVシリーズ??」と思っちゃいますが、1エピソード10分のTVシリーズ10話分です。
 多分、CMを入れての10分なので実質8分として、80分、、。多分ほとんどノーカット??

 1エピソード10分のTVシリーズって、どういう放送枠なんでしょうねぇ??

 もともとがTVシリーズなので、最後は、、
 「エッ??ここで終わり??」ってところで終わっちゃいます。
 2016年のTVシリーズで、続きは今のところないので、、仕方ないですね。

  アメリカのTVシリーズだと、次のシーズンの契約が結ばれずに最終回がないドラマが普通ですもんね。連続していても、謎が多く残っていても未完なのが普通ですからね、、、。
 TVシリーズ「ファイヤーフライ 宇宙大戦争」(2002年)は途中で終わってしまいましたが、ファンの要望で劇場作品でTVシリーズの続きが観れた『セレニティー』(2005年)もありました。
 
 フランスのTVシリーズも最終回とか、そんな感じなんでしょうか??



 新しく動物園にやってきたゴリラが発している謎の電波が原因なのでしょうか??
 原因もわからないまま、ストーリーも途中で、終わっちゃいました、、、。
 廃刊になるコミック雑誌に連載していたマンガのような終わり方、、、。

 でも、ランニングタイム72分と短くてテンポが良すぎるので、すぐに観終わるし、それなりに面白いので満足の1本です。世界への公開を考えてなかったんでしょうが、10分くらい続きを足して、もう少し最後はまとめて欲しかった気もしますけどね。

TVシリーズは未見ですが、今作だけでも十分面白かったです。
宇宙を舞台にしたウエスタン系のSci-Fiアクション。

 



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『キラー・ビー  殺人蜂大襲来』

2020-12-08 22:53:30 | 動物パニック

キラー・ビー 殺人蜂大襲来
PANIQUE!(2009年フランス)
 監督:ブノワ・ドベール
 脚本:エマニュエル・サルドゥー
    ヴァンサン・ソリニャック
 音楽:ジローム・ルッセル
 出演:リシャール・アンコニナ
    アレッサンドラ・マルティンヌ
    クララ・ポンソ

 ■ストーリー■
 アフリカでコレラを診ていた医師のフランソワは、娘のガランスを連れて海のそばの保養地バニェールへバカンスにやって来る。友人の医師が3日間家を貸してくれることになっていたのだ。フランソワは友人宅に向かう途中追い越していった車を運転していたモリセットが謎の事故を起こし死亡している現場を目撃する。モリセットは車に入ってきたハチに刺され事故を起こしたのだった。
 友人の家でフランソワは大量のハチに襲われるが、プールに逃げ込み難を逃れるのだった。また、町では海で泳いでいた若者がシュノーケルから侵入したハチに刺されて死亡する事件が発生していた。養蜂家クレマンティーヌと知り合いだったフランソワは彼女に相談するが、そのとき大量のハチがクレマンティーヌの彼パトリックを襲うのだった、、、。フランソワは、市長に警報を出すように依頼するのだが、取り合ってもらえないでいた、、、。

 
 ■感想■
 凶暴なスズメ蜂に襲われた田舎町の恐怖を描くフランスの動物パニックのTVムービー。
 主人公の言うことを聞かない市長。
 蜂が襲ってきそうなのに祭りを中止にしないとか、動物パニック映画定番の展開。
 でも、そんなこと言ってる間に、祭りは開始され蜂が襲ってきてしまいます!!あっという間の展開!!いくら、TVムービーでも展開早すぎでは??

 それなりに被害者も出ますがTVムービーなので描写も甘めで、そんなに被害者の数も多くないです、、、。
 ちょちょいのちょいで作ったようなシリーズ化している2000年代の日本の2時間サスペンスよりはまともですが、いかんせんTVムービー、、大したひねりもなく定番の展開になっています。
 最後は車に閉じ込められて絶対のピンチのはずが、消防隊に助けられます。助けを読んでいたんでしょうねぇ、、、。そんな消防隊に連絡するシーンはないですが、、(笑)。
 
 本当の最後はコメディタッチで終わるのもどうなの??って感じてしまうくらい軽いノリ!!

 でも、一応、動物パニック映画の最低限のラインは合格しているような作品をTVムービーで作っちゃうんですね、、フランス。
 しかも主演がリシャール・アンコニナ。

『アニマル・パージ』(2016年)もフランスのTVムービーでした。正確にはTVシリーズの再編集版ですが、、。2016年の1シーズンのみですが、、、。
『アニマル・パージ』は1話10分の10エピソードのシリーズでしたが、日本でリリースされたのは72分版だったので、時間から計算すると、ほとんどノーカットの再編集版だったんでしょう。

 フランスのTV界では、動物パニック映画が好きなんでしょうか??
 劇場映画では、特に動物パニック映画のジャンルが好きとか、本数が多いとかそんなイメージないんですが、、。
 日本でリリースされていないだけで大量に製作されているんでしょうか??

 ところで今作『キラー・ビー 殺人蜂襲来』いつのまにかセル版は品切れに(amazonでは、、)。

 

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『アクア・クリーチャーズ』通報は早めに

2015-05-19 01:15:57 | 動物パニック

アクア・クリーチャーズ
BLOODLAKE ATTACK OF THE KILLER LAMPREYS(2014年アメリカ)
 監督          ジェームズ・カレン・ブレザック
 脚本          アンナ・ラスムーゼン
              デロンドラ・ウィリアムス
 出演          ジェイソン・ブルックス
              シャナン・ドハーティ
              ザック・ウォード
              クリストファー・ロイド
              シアラ・ハンナ

 ■ストーリー■
 ミシガン州の田舎町シャルルボアの町に、ウミナツメが大量発生したとのことで、駆除のために魚類野生生物局からマイケルが家族を連れてやってくる。人間を襲わないと思われていたウミナツメだったが、食料である魚が減り、次の獲物として人間を襲い始めるのだった。生物局の調査員リッチがナツヤツメ襲われ遺体となって発見されるのだった。事態を重く見たマイケルはTV局へ会見を申し出るのだが…。

 ■感想■
 アニマルプラネットで放送された動物パニックのTVムービー。

 アニマルプラネットでは、初めてのホラー系作品ですが、製作はB級作品でお馴染みのアサイラムって、今作に力を入れているのか、いないのか??って感じです。

 主人公の奥さん役がシャナン・ドハティが、老けているのでは??と思って調べたら、彼女は1971年生まれで、主人公を演じたジェイソン・ブルックスは1966年生まれなので全然おかしくなかったです。
 主人公の方は若々しく見えたんですが、ちょっと錯覚しちゃいました。すいません。

 主人公の設定が魚類野生生物局の調査員って、地味すぎ~!!被害者出まくりの、町中大パニックなのに、州兵どころか、町の保安官さえ出てこないありさま!!
 まぁ、町長が事件と思ってなかったから知事とかにも事件を知らせていなかったからですね、多分。

 さすが、アサイラム社のTVムービーだけあって、どこかピントがずれた突っ込みどころ満載の作品になっています!

 地元の生物局の人間(保安官??)が遺体になって、検死を行っていた検死官までウミナツメに襲われて死んでいるのに、全然気にしない町長!!
 
 まあ、ビーチでウミヤツメに襲われて被害者が出ているのに、全然知らんふり!
 知らないふりをしているのは、町長だけでなく、登場人物の誰一人として、騒がないのはなぜ??

 息子を助けに行った主人公の奥さんが、はしごを降りるシーンとかって、必要でしょうか??必要とも思えないシーンをわざわざ描いて、しかも降りている途中でウミヤツメに襲われてしまう展開!しかも、襲われるだけで、被害は奥さんがはしごから落っこちて「痛い」っていうだけ。

 主人公と地元のウィルは、町とダムと主人公の自宅を行ったり来たりしているだけ!!

 水源からウミヤツメが襲ってくるのは、まぁ100歩譲るとして、水道管やトイレからも逆流して襲ってくるのはやりすぎでは??
 数匹の重みで天窓のガラスが割れたりするのも、もう観てて笑っちゃいました。

 こんな文句を書いちゃいましたが、つまらないのかと聞かれれば、ノーと答えちゃいます!!突っ込みながら、楽しく観ちゃいました!!

 こじんまりしていますが、TVムービーの動物パニック映画として、十分すぎる面白さ!!動物パニック映画ファンは必見かも?? 60点


アクア・クリーチャーズ [DVD]
デヴィッド・リマゥイー,アンナ・ラスムッセン,デロンドラ・ウィリアムス
アルバトロス
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『プテラノドン』翼竜クライシス

2012-01-28 21:58:31 | 動物パニック

プテラノドン
PTERODACTYL(2005年アメリカ)
 監督          マーク・L・レスター
 脚本          マーク・セヴィ
 出演          キャメロン・ダッド
              エイミー・スローン
              クーリオ

 ■ストーリー■
 トルコのティナラ山に、古代生物の化石を求めにやってきたマイケル博士と学生たちは、プテラノドンにお襲われるのだった。一方、ティナラ山にテロリストがキャンプを張っている情報を得たアメリカ軍の特殊部隊は、テロリストのキャンプを急襲、テロリストのリーダーを確保するのだった。プテラノドンに襲われジープで逃げているマイケルたちは、リーダーを失ったテロリストのグループに遭遇してしまうのだった。

 ■感想■
 ある日、甦った古代生物に襲われる人々を描く動物パニック映画。
 監督は『コマンドー』(1985年)のマーク・L・レスター。

 『コマンドー』の影響力は強いですね!強すぎ!20年前の大ヒットで、こんなZ級怪獣映画の監督を任されちゃうんですから。
 マーク・L・レスター監督も、今作が製作された2005年くらいまではコンスタントに映画を撮っているんですよね。
 主だった作品を挙げるだけでも、
 『処刑教室』(1982年)の続編で、前作と打って変ってB級アクションに徹した佳作『クラス・オブ・1999』(1990年)
 トンデモアクション映画『リトルトウキョウ殺人課』(1991年)
 実話の映画化(??)の『必殺処刑コップ』(1993年)
 ジョン・ラッツ原作、ラリー・コーエン脚本のスリラー『異常心理』(1996年)
 ラリー・コーエン脚本『プレッシャー2』(1997年)
 その後も、マリオ・ヴァン・ピープルズ主演『クロッシング』(1999年)、『ブロンド・ジャンクション』(2003年)と、佳作、B級、C級と何でもかんでも撮っているんですよね。
 
 でも、でも、今作『プテラノドン』は、残念ながらC級どころか、Z級の作品です。
 まるっきり共感できない、魅力のない主人公!
 あまりキレイで無いヒロイン!
 キャラクターはある程度描き分けられいるのに、活躍の場もなく、次から次へと退場していく登場人物!
 自分が連れてきた学生は無視して恋人だけは、救いに行こうとする主人公!
 ムダに死んでいく特殊部隊の隊員!
 
 とにかく、突っ込んだらいくつも突っ込める穴だらけのストーリー!
 プテラノドンに追われ逃げている最中に、テロリストに襲われるって、どこまで運が悪いの??って思っちゃいます。
 いっそのこと、大学生や教授たちは登場させないで、テロリストを追ってやってきた特殊部隊が、プテラノドンに襲われるっていうストーリーにすれば、もっとスッキリしたのに。
 プテラノドンに羊を襲わせて、ロープを張るシーンなんて、「あの羊、どうしたの??」って感じです。羊を捕まえて、崖のような山道を羊をかついで登ってきたってことですよね?その途中でプテラノドンに襲われちゃいますよ!!

 ハッキリ言って、C級動物パニック映画ファンにしか、オススメできないです!
 でも、C級映画と割り切って、ポップコーンでも食べながら、TVの深夜の映画劇場で観るには、ちょうど良い感じです。ちょっと目を離しても、大してストーリー影響にないですしね。でも、こんな映画でも、今の日本の2時間サスペンスよりは100000倍面白いから悲しい感じです。  40点


プテラノドン [DVD]
クーリオ,キャメロン・ダッド,エミー・スローン
アートポート




 

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『ピラニア』裸!血!裸!血!裸!

2012-01-01 00:05:01 | 動物パニック

ピラニア
PIRANHA 3D(2010年アメリカ)
 監督          アレクサンドル・アジャ
 脚本          ピーター・ゴールドフィンガー
              ジョッシュ・ストールバーグ
 出演          エリザベス・シュー
              スティーヴン・R・マックイーン
              アダム・スコット
              ジェリー・オコンネル
              ヴィング・レイムス
              ジェシカ・ゾー
              リチャード・ドレイファス

 ■ストーリー■
 ヴィクトリア湖では、サマーシーズンをむかえ、観光客や地元の若者でにぎわっていた。そんなとき、保安官のジュリーは、ヴィクトリア湖のそばの湖で釣り をしていた老人が行方不明になる事件が発生し、捜査にあたっていた。老人が行方不明になったのは、地震が発生し、ピラニアの先祖の古代魚が地底の湖から大 量に発生し、老人を襲ったためだったのだ。

 ■感想■
 ジョー・ダンテ監督の動物パニック映画の傑作『ピラニア』(1978年)のリメイク。
 『ジョーズ』(1975年)で大ヒットによって生まれた「動物パニック映画」のブームの中でも、傑作として印象を残したオリジナル版に対して、リメイク版の今作は、裸!裸!裸!血!血!血!血!のオンパレードの超B級の作品に!!

 ここまで、徹底して、血みどろなシーンと女性の裸を見せてくれたら、ホラー映画ファンは、手放しで大喜びするしかないです!!

 バンザイ!裸!

 今作のエログロシーンにのみ3Dを使うのを見て、ジェームズ・キャメロン監督は、「3Dにすべきでない映画の見本」みたいなこと言ってたみたいですけど、自分的には『アバター』(2009年)より1000000000000000000000倍面白いです!!

 おバカ映画と思わせながら、バカンスににぎわうリゾート地。凶暴な動物の存在に気づいた保安官。凶暴な動物に襲われ孤立した保安官の家族。と、「動物パニック映画」が大喜びの設定やシーンを盛り込んでいます!
 アレクサンドル・アジャ監督、最高ですッ!!

 ラストの方で、保安官の息子の主人公とヒロインが抱き合ってヒモで引っ張られて脱出するシーン、絶対に主人公とヒロイン死んじゃうよ~。無茶なシーンだなぁ。とか思って観てましたけど、良く考えたら、このクライマックスシーンは、オリジナル版の『ピラニア』の続編『殺人魚フライングキラー』(1981年)のシーンへのオマージュか、パクリか、焼き直しなんですよね!!観ている間は、あまりの面白さに気づきませんでした。
 
 もう、動物パニック映画ファンはニタニタしっぱなしですよね。ホラー映画ファン必見!!
 
 あえて言えば、ヴィング・レイムスの日本語吹替えを出川哲郎がやっているのが難点ですね。
 出川哲郎の声にマイナス5点で 85点

ピラニア [DVD]
ピーター・ゴールドフィンガー,ジョシュ・ストールバーグ
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ピラニア3D コンプリート・エディション <2枚組> [Blu-ray]
ピーター・ゴールドフィンガー,ジョシュ・ストールバーグ
ポニーキャニオン
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ジョー・ダンテ,ロジャー・コーマン,ジョン・セイルズ
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『プレデターズ エヴォリューション』イノシシ大脱走

2011-07-23 11:43:04 | 動物パニック

プレデターズ エヴォリューション
PROIE(2010年フランス)
 監督          アントワーヌ・ブロシエ
 脚本          アントワーヌ・ブロシエ
              エリッシュ・ヴォジェール
 出演          グレゴワール・コラン
              フランソワ・レヴェンタル
              ベレニス・ベジョ
              イザベル・ルノー
              フレッド・ユリス

 ■ストーリー■
 恋人クレールとの妊娠の話をするため、ナタンは森のそばにあるクレールの実家にやってきた。クレールの実家は、ルマン社という薬品会社で、家のそばでは工場を営んでいた。しかし、最近、家と工場のそばの森でイノシシが暴れていたため、狩りをするということで、その準備で慌しくしていた。ナタンは、クレールの父親エリック、エリックの息子のダヴィッド、ニコラと狩りに行くことになってしまうのだった。

 ■感想■
 フランス製の動物パニック映画。
 “動物パニック”と言っても、工場から垂れ流された化学薬品の廃液で凶暴化したイノシシが数匹暴れるだけの内容です!
 ネタバレしちゃった!!
 すいません!
 
 パニックといっても、数人の登場人物たちにとってのパニックなので、DVDのパッケージから、本格的なモンスター映画や、大規模な動物パニック映画を想像しちゃったら、かなり肩透かしをくらうことになっちゃいます・・・。
 まぁ、「プレデター△×□」とか、「スピーシーズ○△×」とか「バイオハザード◎△×」とかいうタイトルを、喜んで観る映画ファンは、当然、そんなコト分かって観るから大丈夫ですよね~。
 
 それに、今作の場合は、B級、C級でも、動物パニックを見せようと思って作っている感じでも無いですしね~。ほとんど、人間たちが(しかも血縁関係の・・・)争っているのがメインなんですもんね。
 映画の冒頭で、鹿が網にかかっているシーンなんかは、かなり期待出来たんですけどね。それに、その後、豪邸の当主、エリックの身体に謎の湿疹が出来ているシーンから、なんかやばそうな雰囲気があったんですけど、それは水が汚れていたってコトなんですよね。
 水の汚染が、もっと広がって、ラストは町中の人間たちまで感染して、凶暴化しちゃって、大パニック!みたいなことになっちゃうのかな??とも思ったんですけど、全然そんなコトもなく、こじんまりとした感じで終わっちゃいました。

 いかにもフランス映画っぽく、人間関係が中心に描かれ、イノシシが凶暴化して暴れているのにケンカに終始してます。まぁ、こういうところがフランス映画の良いところかも??
 でも、ランニングタイム94分は、長すぎ!あと15分くらい短ければテンポが良くなったのに・・・。かつて、地上波であった90分枠の映画枠で放映すればちょうど良い感じなんですかね。地上波の90分枠だと、実質68~75分ですけど、そんな長さで十分な感じの作品です!!
 
 未公開のフランス映画が観れただけでも良しとしましょう!! 50点

プレデターズ エヴォリューション [DVD]
グレゴワール・コラン,フランソワ・レヴァンタル,ベレニス・ベジョ
ケンメディア

 

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『ディープ・ブルー』レニー・ハーリン版ジョーズ

2006-07-10 00:34:58 | 動物パニック
ディープ・ブルー
DEEP BLUE SEA(1999年アメリカ)
 監督    レニー・ハーリン
 脚本    ダンカン・ケネディ
        ウィン・パワーズ
        ドナ・パワーズ
 出演    サハロン・バロウズ、サミュエル・L・ジャクソン
        LL・クール・J、トーマス・ジェーン
        ステラン・スカルスガルド、ジャクリーン・マッケンジー、アイダ・タトゥーロ

 ■ストーリー■
 スーザン・マカリスター博士は、アルツハイマー病を治療するため、サメに違法なDNA操作を行い実験を行っていた。しかし、第1世代のサメが逃げ出し、ヨットを襲った。資金を出している製薬会社に対して、スーザンは48時間の猶予をもらい、なんらかの成果を出すよう約束するのだった。スーザンは製薬会社のラッセルを連れ太平洋上にある海洋施設アクアティカにやってくるのだが…。

 ■感想■
 2003年の海洋ドキュメンタリーじゃなくて、レニー・ハーリン監督の海洋動物パニック映画の方です!

 「@KOBAのムービー!ムービー!」を読んでくれている方たちだったら、誰も海洋ドキュメンタリーの方とは思わないですネ。

 日曜洋画劇場で昨日(2006年7月9日)、放映されてたんで、またまた、つい観ちゃいました!
 かなり前にビデオで1回見て、その後も、TVの映画劇場で放映される度に観ちゃう作品です!
 今作も、TVで放映される度に観ちゃう映画ベスト10の1本です。ベスト10って言っても、別に10本ってわけじゃないです!もうちょっとありますね、ついつい放送される度に観ちゃう映画!

 出演は、アルツハイマー病を治したいと思っているヒロインの博士にサフロン・バロウズ!
 製薬会社の重役にサミュエル・L・ジャクソン。
 サメの専門家役にトーマス・ジェーン。
 その他、科学者にステラン・スカルスガルド、コックにLL・クール・J。
 とやたら豪華な配役です。

 はっきり言って、サメ映画の中では、『ジョーズ』(1975年)より好きかも…。
 『ジョーズ』って、面白いんですけど、1975年の作品だから、もうクラシックって印象を受けちゃうんですよね。『ジョーズ』は完成度が高すぎて、1回見れば十分、しばらくの間、お腹いっぱいって感じです。
 実際は、映画館で1回、TVで2回くらい見てるんですけどネ!
 
 まぁ、『ジョーズ』の世界的な大ヒットがなければ、動物パニック映画なんていうジャンルも出来なかったんでしょうから、『グリズリー』(1976年)も、『死神ジョーズ戦慄の血しぶき』(DVD題:『ジョーズアタック2』)(1984年)も、『最後のジョーズ』(1980年)も、『アリゲーター』(1980年)も多分、製作され無かったんでしょうから、それはスゴク、スゴク偉大な作品だとは思うんですけどね。

 もちろん、その他のたくさん、たくさんの動物パニック映画が、数百本も製作され続けているんですから、『ジョーズ』は偉大なんですよね!
 でも、そういう偉大さは、横に置いといて、考えると、やっぱり@KOBAは、2番煎じ、3番煎じのB級作品が好きなんですよネ!
 あ、『ディープ・ブルー』は、超A級作品ですけどネ!

 今作の中で、ヒロインのサフロン・バロウズは、マッドサイエンティストに描かれてますけど、アルツハイマー病を治したい気持ちが先に行っちゃっただけで、そんなに精神の不自由な博士って感じはしないんですけどね。でも、映画の中では、フランケンシュタイン博士状態になってます! 
 これで、みんなに論理的に反論して、演説でもしてくれれば『フランケンシュタイン恐怖の生体実験』(1969年)のピーター・カッシングみたいなのに!
 あの居間でのピーター・カッシングの演説シーン、大好きです!

 とにかく、こういう動物パニック映画が好きな人には、たまらない映画です!サミュエル・L・ジャクソンが、雪崩のあと脱出した感動的な演説のシーン、最高です。この演説シーンに、あっという展開が待っています!!でも、この最高のシーンも、今作がロードショー公開されるときかビデオ発売の予告でやってたでしょ!!今作で、1番の目玉のシーンなのに! 70点

ディープ・ブルー 特別版 [DVD]
サフロン・バローズ,サミュエル・L.ジャクソン,トーマス・ジェーン,LL・クール・J,ジャクリン・マッケンジー
ワーナー・ホーム・ビデオ

フランケンシュタイン 恐怖の生体実験 [DVD]
ピーター・カッシング,ベロニカ・カールソン
ワーナー・ホーム・ビデオ


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『戦慄!昆虫パニック』1970年代SF!

2005-09-23 23:56:19 | 動物パニック
戦慄!昆虫パニック 砂漠の殺人生物大襲来
PHASE Ⅳ(1973年アメリカ)
 監督    ソール・バス
 脚本    メイヨ・サイモン
 出演    ナイジェル・ダベンポート、マイケル・マーフィ
        リン・フレデリック

 ■ストーリー■
 <フェイズ1>
 その春、宇宙で起こった異変の影響は小さな生物“アリ”に出た。アリ同士の種族間の争いが無くなり、アリを餌とする虫たちカマキリ、カブト虫、クモが激減した。
 このままではアリが異常に増殖してしまう。異変に気がついた科学者アーネスト・ハップス博士はゲームの得意なサンディエゴ海軍海底センターのジムを助手に選び、アリが増えている砂漠に研究所を建設、研究を始めるのだった。アリたちは畑で不思議なミステリーサークルを作り、ジャマな生物を殺し、近隣の家も破壊していった。ハップスたちは近隣の1軒家の居住者に避難命令を出すのだった。
 <フェイズ2>
 研究成果を急ぐ博士は異様なアリ塚を破壊した。しかし、アリたちは近隣の1件家に侵入、人間たちを襲ってきた。また研究所の車を破壊しアリたちは研究所にも攻撃をしかけてくる。研究所に逃げ込もうとする近隣の居住者たちは研究所がアリ攻撃用に散布した黄色い猛毒で死んでしまうのだった。地下室に偶然隠れた1軒家の娘ケンドラが生き残り研究所に保護されるのだった。アリたちは黄色い猛毒の耐性をもった黄色いアリを生み出し研究所の周りに太陽光線を反射させ気温を上げる攻撃をしかけてくるのだった。
 <フェイズ3>
 ケンドラは研究所の外へ出てアリに襲われ砂漠へ消えていくのだった…。

 ■感想■
 1970年代後半、TV東京の映画枠で放映された未公開SF映画。

 タイトルからすると、アリが人間を襲う『鳥』(1963年)や『ドッグ』(1976年)系みたいな動物パニック??と思わせつつ、超低予算の制作費をアイデアでカバーした1970年代のハードSF映画です。
 TV題だと、動物パニック映画と思われると思ったのかビデオ題は『フェイズⅣ戦慄!昆虫パニック』とSF映画っぽいタイトルに変わりました。
 
 1970年代も、1977年の『スターウォーズ』の世界的な大ヒットまで、SF映画というと、どちらかというと、他のエンターテイメントのジャンルと比べても、1ランクか2ランク低いジャンル扱いでした!製作スタッフが“どうしてもSF映画を作るぞ!”っていう強い意志を持ってSF映画を作らないと、どうしようもない作品になりがちですけど、今作はしっかりとしたSF映画になっています!
 監督、脚本家に「絶対にSF映画を作るぞ!」という強い意志を感じます。
 
 監督のソール・バスは、グラフィックデザイナー出身で、数多くの映画のタイトルデザインに関わっています。『攻撃』(1958年)、『大いなる西部』(1958年)、『スパルタカス』(1960年)等々でタイトルデザインをしています!
 ソール・バスの最も有名なエピソードは、『めまい』(1958年)、『北北西に進路を取れ』(1959年)でも仕事をしたアルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』(1960年)での仕事でしょう!『サイコ』ではタイトルデザイン以外に、例のシャワーシーンの絵コンテまで描いたってことです!
 
 脚本家のメイヨ・サイモンは、1976年に、やはり傑作SF映画『未来世界』の脚本を書いています。
 ユル・ブリンナー演じるロボットガンマンが暴走するSF映画『ウエストワールド』(1973年)の続編ながら、まるっきり違うアプローチの作品に仕上げた傑作でした!

 
 今作は“人類vs進化したアリ”という壮大な侵略テーマのSF映画ですが、低予算だけに、主な登場人物はわずか3人です。
 主人公の博士と助手、助けられたヒロインです。あとは、すぐに退場になってしまうヒロインの家族3人が出てくるくらいのシンプルさ。
 
 低予算なら低予算で、アイデアを使えばいくらでも映画を作れる!
 という見本みたいな作品です。
 実は、出だしのドキュメンタリー映像が長くてちょっとテンポ悪いんですけど、1970年代前半という製作年度を考えると、B級映画なんで、こんなテンポかな??って感じです。
 
 今作は、ビデオバブルの1980年代中盤に、VHSでソフト化されましたけど、未だにDVD化されていません!
 今作は、TV東京の「火曜ロードショー」(あれ、火曜洋画劇場かな??)で放映された未公開傑作映画です。
 ぜひ、TV東京の放映版の吹替え音声つきでDVD化して下さい!!
 どこかのマーカーさんよろしくお願いします!

 同じ映画枠でオンエアされた作品と言えば
 『愛欲の魔神島 謎の全裸美女虐死体』(1972年)やら
 『悪夢の地底遭難 血を吸う斧連続襲撃の恐怖』(1973年)やら
 『ヘルショック』(1972年)とかとかを、地上波の21時からのゴールデンタイムで放映していたんですもんね。良い時代でした!また観たいです!
 85分枠(実質約69分)でもいいから吹替えで観たい!観たい!ゴールデンタイムなんて言いません。深夜枠でいいから放映して下さい!
 
 今作もTV放映版は、オリジナルは84分だから、実質70分だと10分強はカットされちゃいますけど、逆にテンポが良かったりして。
 それにしても、こんなマニアしか喜ばないようなハードSF映画を、TVでごく普通に観れたなんて本当に良い時代でした!低予算でもアイデア勝負の作品に甘いので、 85点
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『ウィラード』動物パニック’03

2005-09-03 09:23:05 | 動物パニック
ウィラード
WILLARD(2003年アメリカ)
 監督    グレン・モーガン
 脚本    グレン・モーガン
 原作    スティーヴン・ギルバート
 出演    クリスピン・グローヴァー、ローラ・ハリング
        R・リー・アーメイ、ジャッキー・バロウズ

 ■ストーリー■ 
 年老いた母親と暮す青年ウィラードは、父親の死後、父親の作った会社を経営している伯父のマーティンのもとで働いていた。だが、マーティンは、内向的で遅刻を繰り返すウィラードを目の仇にしていた。ある日、ウィラードは自分の住む古い屋敷の地下室でネズミの駆除をしていて、白いネズミを捕まえるのだが、ウィラードはネズミにソクラテスという名をつけペットにするのだった。

 ■感想■
 ブルース・デイビソン、アーネスト・ボーグナイン出演のネズミパニック映画『ウイラード』(1971年)のリメイク。
 
 リメイクの今作は、劇場未公開になっちゃいました!!
 ネタ切れハリウッド、こんな作品までリメイクかぁ??

 オリジナル版『ウイラード』も二昔前(もっと前でした…)のTVの洋画劇場枠で、けっこう放映されてましたけどね。あんまり好きな映画じゃなかったですけど、歳とってから見直すとそんなにイヤじゃないかもしれないです。
 ブルース・デイビソンのキャラクターに、どうも感情移入できなかったんですよね~。
 ストーリーも、1970年代の雰囲気が全開で暗い感じでしたしね。
 動物パニックっていっても人間ドラマの方がメインですしね。まぁ、時代的にも“動物パニック”っていうジャンルもなかったですしね。
 人間ドラマより、ストレートに動物の恐怖を描く動物パニック映画は、アルフレッド・ヒッチコックの『鳥』(1963年)以来、しばらく無くて、スティーヴン・スピルバーグ監督の大々々ヒットの鮫映画『JAWSジョーズ』(1975年)以降に、大量に製作されたんですもんね!
 “動物パニック”というジャンルが出来たのは、『JAWSジョーズ』と、そのパクリ熊映画『グリズリー』(1976年)のヒット以降ですもんね。
 その後は、犬が人を襲う『ドッグ』(1976年)、『グリズリー』と同じくウィリアム・ガードラー監督の『アニマル大戦争』(1977年)とか色々ありました。
 でも、動物パニック映画の主役は鮫だ!とばかりに『JAWSジョーズ』の正式な続篇だけでも『JAWS2ジョーズ2』(1978年)、『ジョーズ3』(1983年)、『ジョーズ87復讐編』(1987年)までありましたもんね。
 その他、主なサメ映画だけでも、それに便乗する形でイタリア映画をはじめ数多くの作品が製作されました!
 エンツォ・G・カステラーリ監督の傑作『最後のジョーズアメリカ東海岸を最大の恐怖が襲う』(1980年)
 動物パニックというより怪獣物『死神ジョーズ戦慄の血しぶき』(1984年)(a.k.a.ジョーズアタック2)
 正確には、動物パニックでなくSF映画『人食いシャーク バミューダ魔の三角地帯の謎』(1978年)
 Z級映画『タイガーシャーク』(1977年)
 等々、たくさんありました!

 サメくらい人気のあるワニも動物パニック映画の主役になりました!
 『アリゲーター』(1978年)(a.k.a.パニック・アリゲーター悪魔の棲む沼)
 『アリゲーター』(1980年)
 『キラー・クロコダイル密林に潜む巨大ワニの恐怖』(1988年)
 『キラー・クロコダイル怒りの逆襲』(1990年)
 『クロコダイル』(2000年)
 『レプティリア』(2000年)
 等々、ワニ映画もたくさんありました!
 とにかく、クマ!サメ!ワニ!山ほどあってフォローできないです!

 今作『ウィラード』に話を戻すと、途中、ベンのテーマが流れたときは、昔のオリジナルのファンにも気を使ってるのね!って感じでした。
 でも、1970年代初頭の、ちょっと変わったスリラー映画としてオリジナル版の『ウイラード』は、それなりに存在価値はあったと思うんですけど、今さらリメイク化する意味はあるんですかね??劇場未公開になるくらいヒドイデキでもない、けっこう面白い作品です。

 監督は『ファイナル・デスティネーション』(2000年)、『ザ・ワン』(2001年)の製作、脚本のグレン・モーガンなんで、手堅い演出です。
 出演は『チャーリーズ・エンジェル』(2000年年)、『チャーリーズ・エンジェルフルスロットル』(2003年)のクリスピン・グローヴァー。
 『ディレルド暴走超特急』(2002年)、『パニッシャー』(2004年)のローラ・ハリング。

 それなりに面白いので、ヒマ潰しに観るなら、けっこう良い作品かも。
 オリジナル版の毒も抜けて、ちょうど良い感じです!
 オリジナル版を知らない人には、かえって新鮮で良いかも。ポップコーンでも食べながら、楽しく観てください。 65点

ウィラード(2005) [DVD]
クリスピン・グローヴァー,ローラ・ハリング
東北新社


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『殺人鼠KILLER RATS』B級未公開の佳作。

2005-08-02 23:42:12 | 動物パニック
殺人鼠KILLER RATS
RATS(2003年アメリカ)
 監督    ティボー・タカクス
 脚本    ジェイス・アンダーソン
        アダム・ギーラッシュ
 出演    サラ・ダウニング、エイミー・パークス
        ベアリー・チェイス、ロン・パールマン

 ■ストーリー■
 下水工事の現場で係りの人間が2名行方不明になる事件が発生する。同じ頃、ブルックデル更正院にサマンサという女性が入院してくる。サマンサの本名はジェニファー、ブルックセル更正院を調査するために患者を装って入院してきた新聞記者だ。ジェニファーは病院から患者たちが退院と称して行方不明になっていることを突き止めるのだった。

 ■感想■
 ティボー・タカクス監督の描く動物パニック映画。

 ティボー・タカクス監督は『ザ・ゲート』(1987年)、『ハードカバー黒衣の使者』(1988年)、『ゲート2デモンボーイズ』(1989年)、『サボタージュ』(1996年)と1990年代までは、エンターテイメント映画の傑作を数多く監督していましたが、2000年以降は活躍の場をTVムービーに移したようです。
 製作は『グローイングアップ』シリーズや『X線悪魔が棲むホスピタル連続殺人』(1981年)のイスラエル出身のボアズ・デビッドソン。ボアズ・デビッドソンは怪獣物『オクトパス』(2000年)や『オクトパスIN N.Y.』(2001年)の製作もしてました。
 ティボー・タカクス監督、ボアズ・デビッドソン製作で観たくなるなんて、B級映画ファンにしか言えないです。

 で、今作ですけど、元患者でネズミと意思疎通できる雑用係りの存在とか、まるっきり要らないでしょ。ストレートな動物パニック映画として見せてくれた方が良かったです!
 雑用係りのキャラクターが、サイコ系映画の要素になって、純粋な動物パニック映画のストーリーを邪魔しちゃってます!!こういう動物パニック映画のストーリーは単純にした方が良いですよね。

 でも、B級映画だけあって、出てくる登場人物たちに、全然魅力がありません!
 主人公のサマンサをはじめ、患者たち、院長のロン・パールマン、サマンサの彼氏とかみんな、いかにも、ただ出てきただけって感じです。
 こういう作品だと、普通、院長あたりが悪だくみした結果、怪物が生まれたとか、マッドサイエンティストだったとかっていう設定が普通なのに、悪いのは雑用係りだけなんですもんね。 
 まぁ、そんなところがこういうB級映画の良いところなんですけどね。

 ランニングタイム90分と、エンターテイメント作品にはちょうど良い長さなんですけど、少しだれちゃいます!!あと10分くらい短かったらもっともっと面白かったのにッ。
 最後の最後のシーンが1980年代のホラー映画のお約束のシーンみたいで、少しニンマリしました。この展開は、使い古されたラストですけど、お約束ですからね! 50点

殺人鼠 KILLER RATS [DVD]
マイケル・ゼルニカー,ロン・パールマン
アートポート


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『アナコンダ2』今度はANACONDAS

2005-07-24 13:43:33 | 動物パニック
アナコンダ2
ANACONDAS THE HUNT FOR THE BLOOD ORCHID(2004年アメリカ)
 監督    ドワイト・リトル
 脚本    ジョン・クラフリン
        ダニエル・ゼルマン
        マイケル・マイナー
        エド・ニューマイヤー
 原案    ハンス・バウアー
        ジム・キャッシュジャック・エップス・jr
 出演    ジョニー・メスナー、ケイディー・ストリックランド
        マシュー・マースデン、モリス・チャスナット
        カール・ユーン
 
 ■ストーリー■
 生物の細胞分裂の限界を超える作用のあるといわれる幻の蘭ブラッドオーキッドをめぐりへ科学者グループがインドネシア、ボルネオ島に向かう。7年に1回、半年間だけ咲くと言われているブラッドオーキッドを研究すれば人間の老化を遅らせることが出来るのだ。今年は、その7年目にあたるのだが、あと2週間しか咲いていなかった。会社の許可をもらった、化学者のグループは早速ボルネオに向かうのだが、ボルネオはちょうど雨季で船を出せそうにはなかった。誰も船を出さない中、怪しげな船長ジョンソンに依頼し船を出すことになるのだった。
 
 ■感想■
 巨大ヘビの動物パニック映画『アナコンダ』(1997年)から7年ぶりの続編です。
 
 前作って続編が作られるほどヒットしたんでしょうか??

 ところで、今作に限らず『~2』とかいう続編の作品で、突然、前作を観ずに、続編から映画を観る人がいますけど、どうなんでしょう??自分だったら、前作を観ずに続編を観たいとは思わないんですけどね。

 もちろん、ストーリーがまるっきり関係ない続編だったらOKですけどね。
 「ダーティハリー」シリーズとか、勝手に邦題だけ続編にしちゃった作品はOKですけどね。

 今作は、前作とストーリー的に直接の関係がないんで、今作『アナコンダ2』から観ても、全然大丈夫です。
 巨大なヘビが出てくる以外、共通項はないですからね。
 
 前作『アナコンダ』が、出演者がジェニファー・ロペス、ジョン・ヴォイト、アイス・キューブ、エリック・ストルツと、いわゆる「B級動物パニック映画」としてはやたら豪華だったのに、続編の今作は出演してる俳優たちはどちらかといえばあんまりメジャーな俳優さんではありません。
 監督は前作が『山猫は眠らない』(1992年)、『スペシャリスト』(1994年)のルイス・ロッサから、『ホワイトハウスの陰謀』(1997年)、『ラピッド・ファイアー』(1992年)、『死の標的』(1990年)のドワイト・リトルにバトン・タッチしてます!
 監督がドワイト・リトルなんで、“THE B級映画”になってます。でも、ルイス・ロッサ監督も、どちらかと言えばB級系なんで、そんなに差はつかないと思うんですけど、どうしても続編としてのスケールダウン感が全体的に漂ってます。

 『アナコンダ』の原題がANACONDA
 『アナコンダ2』の原題がANACONDAS
 って、『エイリアン』シリーズみたいに“今度は戦争だ”って怪獣映画にでもなるのかな??っ
 て少しは期待したんですけど、そんなコトは全然ありませんでした!!
 同じような題材で、同じようなストーリーの、ただの動物パニック映画でした。
 あと今作の登場人物たちのキャラクターも、いつもの動物パニック映画みたいで、今作ならではの特徴のあるキャラクターもいません。
 前作のジョン・ヴォイトのようなアクの強いキャラクターも出てこないですしね。
 でもまぁ、逆に「動物パニック映画」として安心して軽い気持ちで観ていられます。
 あと、あえて1番キャラクターがハッキリしていた船長の設定が、元特殊部隊っていう設定とか必要でしたか??ワニより強いっていうのにはビックリしましたけどね!!
 
 ランニングタイムが97分なんで、そんなには退屈はしませんけど、でもあと10分くらいカットしてくれてもいいかも??テレビの映画劇場で放映したりビデオで見るには十分面白く観れる作品くらいにはなってますけどね。ポップコーンでも食べながら、みんなでワイワイ言いながら観てください。  50点

アナコンダ 2

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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