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『ブラインドネス』ブラインドネス時代

2009-05-31 11:05:18 | SF

ブラインドネス
BLINDNESS(2007年カナダ、ブラジル、日本)
 監督          フェルナンド・メイレレス
 脚本          ドン・マッケラー
 原作          ジョゼ・サラマーゴ
 出演          ジュリアン・ムーア
              マーク・ラファロ
              ダニー・グローバー
              ドン・マッケラー
              ガエル・ガルシア・ベルナル
              伊勢谷 友介
              木村 佳乃
 
 ■ストーリー■
 ある日、日本人男性が目が見えなくなり、視界が真っ白になる病気になるのだった。眼科医は彼を診察するが、目には異常が無く原因不明だった。翌日、目覚めた眼科医は、患者と同じく視界が真っ白になり目が見えない病気になってしまうのだった。また、各地で同じ病気が発生、視界が失われる人間が現れるのだった。原因不明の病気が伝染感すると判断した政府は、病気になった者たちを精神病院を使用した隔離施設へと強制収容していくのだった。
 眼科医の妻は、病気に感染せず目が見えるままのだったが、夫に付き添い収容施設に入所するのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 ジョゼ・サラマーゴ原作「白の闇」を映画化したスリラードラマ。
 監督は『シティ・オブ・ゴッド』(2002年)『ナイロビの蜂』(2005年)のフェルナンド・メイレレス。
 
 強制収容所での人間ドラマが延々と描かれて、何も解決しないまま、映画が終わるんだろうなと思っていたので、後半の急展開にはちょっとビックリしちゃいました。
 
 強制収容所から街に出て行って、さらにラストの展開は、まるっきり予想外の展開でした。

 ところで、強制収容所って何日に1回食料品が届けられていたんでしょうね??
 ジュリアン・ムーアが収容所の扉を開けるシーンですけど、もう監視所に誰もいなくなっていたんですよね。
 1日に1回食料品が配給されていたとすると、24時間前までは監視所や食料配給が機能していたことになりますよね。
 24時間前って、ちょっと前…。

 ちょっと、そこだけ気になっちゃいました。

 
 そして、ジュリアン・ムーアたちが外の世界に出たら、街中、大パニック後の荒廃した世界が展開されていたので、またまたビックリ!
 あの状況は、どう考えても、街から収容所へ収容されていない人々が現れてから1ヶ月くらいはしてそうな雰囲気ですよね。
 1ヶ月はオーバーでも、どう見てもあの状況は街が荒廃し出してから1~2週間は経っていますよね!
 強制収容所の食料品の配給って何週間に1回だったの??

 あと、強制収容所の中で、独裁帝国を作ろうとした男性がいましたけど、なんで許すの??ジュリアン・ムーア!!

 「あなた、目が見えるのに、なぜ従う??」

 って、普通、思っちゃうでしょう!!

 まぁ、最初からあの場面で、独裁者から拳銃を奪って撃ち殺しちゃったら、ドラマが盛り上がらないんでしょうけど、あそこまで暴走するまで黙ってるのって共感出来ないです。
 それにしても、死者が出て犠牲者が出てるのに、ひたすら耐えて黙ってるのは、なぜ??なぜ??なぜ??周りの人間は見えていないのに…!!

 でも、最初からジュリアン・ムーアが邪魔な人間をどんどん殺して行っちゃたら、それはそれで、まるっきり共感できないヒロインになっちゃいますかね??
 
 普段観ている作品がアクション映画が多いのでつい、つい
 「なんで、黙って従ってるんだーッ!!」
 って思っちゃいます!!

 今作は、日本語吹替え版で観たんですけど、それにしても、伊勢谷友介と木村佳乃の声って、誰が吹替えてたんですか??もしかして、本人??
 なんか2人だけ、声が浮いてました!!まるで、話題集めでタレントを起用したTVの映画劇場の吹替え版みたいでした!
 最近は、TVの映画劇場の吹替えでタレントを起用した作品は多く無いですけどね。イヤ、それどころか、最近は洋画を放映してくれる地上波の映画枠が減りまくりで、TVで映画が放映されることが本当に少ないです…。
 また、話題がずれちゃいましたけど、今作は普通に面白いです! 60点 

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『マザーズデー』母の日には何をプレゼント??

2009-05-30 00:31:12 | ホラー

マザーズデー
MOTHER’S DAY(1980年アメリカ)
 監督          チャールズ・カウフマン
 脚本          チャールズ・カウフマン
              ウォーレン・レイト
 出演          デボラ・ルース
              ナンシー・ヘンドリクソン
              ティアナ・ピアース
              フレデリック・コフィン

 ■ストーリー■ 
 学生時代からの親友ジャッキー、アビー、トリーナの3人は年に1度幹事任せの旅行に出かけていたが、今年は週末を利用して、ドライブでディープバロンズの森へと向かうのだった。しかし、ディープバロウズの森には旅行者を殺している殺人鬼ファミリーが住んでいたのだった。

 ■感想■
 1980年代にホラー映画のジャンルでブームになったスラッシャームービー。
 なんと今作がDVD化されました。
 今作の製作されたあたりから、海外版の今作のポスターを見たときから、
 
 「観たいなぁ~。」
 
 と、思っていたんですけど、一時期、まるっきり映画を観ていない時期があって、今作もその映画をまるっきり観ていない時期にソフトがリリースされたので見逃していた作品でした。
 
 まさか、こんな低予算のスラッシャームービーが、2009年にDVDでリリースされるとは思ってもみませんでした。
 画像があまり良くないのが難点ですけど、レンタルで見るには十分でしょう!!
 でも、3000円出して買うのか??と言われたら微妙な感じですね。でも、今作の熱狂的なファンはウレシイでしょう。

 ストーリー的には、「アメリカの田舎は怖いよ!」的な田舎ホラーです。
 1980年代のアメリカの低予算スラッシャームービーとしてはけっこう面白い方です。

 冒頭の殺人シーンから軽快にストーリーが進んでいきます。
 こういう作品はテンポが大事ですからね。殺人鬼ファミリーが描かれたあとは、定番の主人公たちが描かれて、このヒロインたちが次の犠牲者になるのね。と、まさに定番のストーリー展開。
 
 今作は殺人鬼ファミリーたちが、少し間が抜けているのが特長です。人質を縛っておいて、縄をほどいたまま部屋に置き去りにしたりしてます。

 仲間の1人が殺されて、反撃にでるヒロインたちの行動も早くて、本当にテンポが良いです。
 スラッシャームービーでは、普通は最後の1人になるまで反撃しないですけど、今作はもうクライマックスがヒロインたちvs殺人鬼ファミリーで、アクション映画風の雰囲気まで出してて、見応えあります!!
 
 最後のヒネリもいかにも1980年代的で好感がもてます!こんなラスト、想像してませんでした!!  50点

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『コマンドー』DVD日本語吹替えつきで発売!!

2009-05-25 00:31:09 | DVD新譜の記事
 DVD新譜の記事です。書こう、書こうと思いつつ発売日が過ぎてしまいました。    
 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンさんからアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『コマンドー』(85年)のDVDがディレクターズカット版として2009年5月22日に発売になりました。

 今回のDVDはディレクターズカット版として2~3分長い以外に、なんとTVで放映された音源を使用した日本語吹替え音声つきでの発売です!!
 
 そうです。日本語吹替えつき!!での発売です!!すごくウレシイです!!

 アーノルド・シュワルツェネッガー・・・玄田 哲章
 レイ・ドーン・チョーン       ・・・土井 美加
 ヴァーノン・ウェルズ        ・・・石田 太郎
  
 この吹替えで、もうこれで自宅で何度でも好きなときに観れちゃいます!!

 まぁ、TVの映画劇場で2~3年に1度くらいは放映されているんですけどね。でも、これで、放映のたびにエアチェックしなくて済むと思うだけでウレシイです!!

 こういう再発はウレシイですよね。どんどん今のDVDのヴァージョンで日本語吹替えがついていない作品を日本語吹替えつきで再発して下さい!! 

 
コマンドー<ディレクターズ・カット> [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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 そういえば、同じくアーノルド・シュワルツェネッガー主演の刑事アクション『レッド・ブル』(88年)のDVDも日本語吹替え音声の無いままですよね!
 日本語吹替えが付いていたら絶対に買っちゃうのに!!
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『殺しのナイフ』低予算スラッシャー

2009-05-24 12:04:06 | ホラー

殺しのナイフ
SORORITY HOUSE MASSCRE(1986年アメリカ)
 監督          キャロル・フランク
 脚本          キャロル・フランク
 出演          アンジェラ・オニール
              ウェンディ・マーテル
              パメラ・ロス

 ■ストーリー■
 女子大生のベスは、殺人現場や殺人鬼に襲われる幻覚を見て悩まされていた。一方、15年前に今はベスたちの女子寮になっている家で家族を殺した殺人鬼が、精神病院から脱走、生き残った妹を殺すために女子寮に向かっていた。

 ■感想■
 1986年のスラッシャームービー。
 当時は、13日の金曜日、エイプリルフール、ハロウィンと言った記念日はもちろんのこと、入寮式、プロムと言ったイベントの日まで殺人鬼が暴れる映画がたくさんありました。
 今作は大学の女子学生の社交クラブハウスの寮を舞台にしたスラッシャームービーです。
 
 今作は、冒頭、ヒロインのベスが病院(らしき)ベッドで目覚めるシーンから、始まるので、てっきりベスが殺人鬼の作品かと思っちゃいました。ベスの兄が精神病院から脱走して、犯人と思わせておいて、実は15年前の事件も今回の事件もベスが犯人なのかな??
 とか思っていたら、犯人は本当にベスの兄で、なんのヒネリも無いストーリーの単純な作品でした。

 ランニングタイムが74分と短めな作品なのに、ベスたちの友達たちが他の友達の服を勝手に着飾るシーンまで入れて、ダラダラ、ユルユル系でした。
 でも低予算の作品としてはこういうシーンを入れないと間が持たないんでしょうね。
 74分といえば、1980年代にあったTBS深夜の85分枠の「金曜ロードショー」でほとんどノーカットで放送出来る短さ!!TV東京の90分枠の映画枠でも5~7分カットで放送出きちゃう短さ!!
 短い!短い!潔い短さ!でも、今作の魅力は、この短さだけかも??この内容で90分もあったら、かなり厳しいかも??

 スプラッター映画もたくさん作られましたけど、今作は犯人も被害者もマヌケです。犯人が部屋の扉に手を挟まれてるのに、みんなで逃げるだけ。ここでトドメを刺しちゃうとかしないとダメなのに!!
 また、2階(か3階)から犯人が落っこちて、みんながホッとしているのに、そのまま部屋に閉篭っていればいいのに、なぜか、みんなで犯人がいるであろう外へ行っちゃいます!!
 
 「なんで、自分たちから殺人鬼の方へ寄っていくの??」

 そのためにヒロイン以外、皆殺しに!!ヒロインは冒頭のシーンで生き残ることが分かっているのに、その他のメンバーがみんな殺されちゃうってどういうコト??
 あと、いくら低予算映画言っても、犯人が収容されている精神病院の部屋とか描写が酷すぎ!!普通の部屋で撮影してるでしょ!普通凶暴な殺人を起こした患者がいる部屋なのに、普通に看護人が部屋の中に食事を持っていくなんてコトありえないでしょ!!
 看護人が襲われて、大怪我か殺されてるのに、警察も病院長も緊張感のカケラも無し!パトカーを使う予算も無かったのね。普通は指名手配でしょ!!それに精神病院も敷地が広すぎ!!何人、患者が収容されているんでしょう??

 まぁ、今作が劇場未公開なのもしょうがないですよネ。

 1980年代のこんな作品が堂々とソフト化されていたんで良い時代でしたね。良い時代というより、こういう作品をソフト化するのは少しもったいない気も…。
 低予算の作品には、甘いので 30点

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『ポゼスト狂血』オカルト99

2009-05-23 08:07:14 | ホラー/オカルト

ポゼスト狂血
BESAT(1999年デンマーク、ルーマニア)
 監督          アナス・ロノウ・クラーラン
 脚本          アナス・ロノウ・クラーラン
              オーラ・サルティン
 出演          オーレ・レメケ
              キアスティ・エリーネ・トアハウク
              ウド・キア

 ■ストーリー■
 デンマークの病院に原因不明の瀕死のルーマニア人の患者が運ばれてくるのだった。患者はエボラ出血熱に似た症状を起こし死んでしまうのだった。検査の結果、エボラ出血熱に対して陰性であったため、遺体はルーマニアに返送されてしまうのだった。医師のソーレンは患者がかかっていたのは新種の病気でないかと疑うのだった。ルーマニアで同じような症状で死んだ少年がいたことを知ったソーレンは、教え子で恋人のサラを連れてルーマニアへと向かうのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 デンマーク製の医療サスペンス映画。
 と思って、観始めていると、しばらくすると、だんだん、雲行きが怪しくなって…。
 完全なオカルト映画でした!!
 
 「やられた~!!見事にだまされました!!

 オカルト映画と宣伝されていませんでしたよね~。まぁ日本公開が2000年なんで、全然覚えていないんですけど。
 
 「伝染する謎の病気」
 「爆弾魔」
 「超新星出現によるサタン復活の予兆」
 とにかく、色んな要素を入れて面白く見せてくれます!! 
 基本的には、1970年代のアメリカ映画のオカルト映画みたいな内容の作品なんですけど、そんな設定の作品を堂々とマジメに1990年代に作っちゃうなんて、素晴らしすぎ!!
 
 とにかくオカルト映画ファンは必見の作品です!!

 最初の方は、本当に新種のウィルスを扱った医療スリラーのように展開していくんですけど、なぜか、平行して爆弾魔による事件も描かれていきます!! 
 まぁ、このあたりで勘の良い観客は「あれ、もしかしたら??」って思っちゃうんでしょうけどネ。
 
 でも、良く考えれば、医療スリラーで爆弾を使った犯罪者が描かれること自体おかしいですからね。それも、爆弾魔を演じるのはウド・キアー。
 どう考えても、爆弾魔は、病気を持っている患者やウィルスを狙って爆発させているんだな。って思っちゃいますよね。
 
 1970年代のアメリカのオカルト映画よろしく、今作では警察は、邪魔をする!邪魔をする!最後は絶対に警察が余計なコトしてウド・キアーは逮捕されるか殺されちゃうんだろうなぁって感じながら観ちゃいました。
 それに、爆弾魔がいるホテルがすぐ警察にバレちゃうのも…。
 デンマーク警察って優秀すぎ!すぐに指名手配かけちゃうし、刑事物だと何をやるのも遅い警察もオカルト映画では、超優秀な捜査能力!!

 どちらかといえば悪役が似合うウド・キアーを謎の犯罪者っぽく見せてますけど、逆に良いことしているんだろうなぁ。
 ってネタが割れ気味に展開していきます。
 
 ルーマニアで死んだ少年の墓をあばくあたりから、
 「どう考えても、今作は医療スリラーでなく、絶対にオカルト映画か、吸血鬼を扱ったホラー映画に違いない!!!」
 と思って観ちゃいました。

 作品の舞台がルーマニアだし、これは絶対に吸血鬼映画だ!!と思っていたのに、超新星出現によるサタンの復活の印の説明のあたりから、
 
 「あれ、今作って吸血鬼映画でなさそう」
 「『オーメン』(1976年)系のオカルト映画に違いない…」
 って納得していきます!!

 そう思って観続けていると、オカルト映画の定番中の定番の展開になっていきます!
 ウド・キアーも警察がいるのに拳銃をぶっ放して、やりすぎ!!
 拳銃で撃っても死なないと分かっているのに!
 キャビンアテンダントを足止めしたかったんでしょうけど、あれはやりすぎ!!
 でも、あそこは自分の逃亡を優先しないと!!警察に捕まっても本当のコトしゃべってるし。誰も信用してくれるわけ無いでしょ。

 これがデンマークでなく、シカゴだったらね。インデペンデントニュース通信社の事件記者コルチャックだったら、わずか1時間でサタンでも、吸血鬼でも狼男でも倒してくれるのにね。
 

 あ、また、話題がずれちゃいましたけど、今作『ポゼスト 狂血』はオカルト映画ファンなら必見です!!  70点

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舞台がシカゴなら…

事件記者コルチャック DVD-BOX
ダーレン・マクギャヴィン(声:大塚 周夫)「ナチュラル」「600万ドルの男(サイボーグ大作戦)」,サイモン・オークランド(声:木村 幌/追加収録箇所:池田 勝)「北国の帝王」「ブリット」,ジャック・グリネイジ(声:富山 敬/追加収録箇所:坂東 尚樹),ルース・マックデヴィッド(声:高村 章子)
キングレコード
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『SHOCKER ショッカー』ウーヴェチックスリラー

2009-05-18 23:56:47 | スリラー

SHOCKER ショッカー
SEED(2007年カナダ)
 監督          ウーヴェ・ボル
 脚本          ウーヴェ・ボル
 出演          マイケル・パレ
              ウィル・サンダーソン
              ラルフ・モーラー
              ジョデル・フェルランド
              アンドリュー・ジャクソン

 ■ストーリー■
 マット・ビショップ捜査官は連続殺人鬼シードを逮捕する。シードは電気椅子にかけられるが2度の電気ショックに耐え生命反応があったため、関係者はシードを生き埋めにするのだった。3度の電気ショックに耐えた受刑者は無罪となり釈放されるため、3度目にも生き残る可能性を考えたのだ。
 その夜、シードは土の中から這い出て、刑務所の所長、電気イスの係り、医師を殺害して刑務所を脱走するのだった。ビショップ捜査官は自分たちがしたことを隠蔽するためにもシードを追い続けるが、シードは次々へと殺人を起こしていくのだった。

 ■感想■
 『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003年)、『アローン・イン・ザ・ダーク』(2005年)のウーヴェ・ボル監督のスリラー映画。
 
 今作は、TVゲームの映画化やコミック原作でないオリジナルな作品です!
 ウーヴェ・ボル監督のTVゲームやコミックが原作でないオリジナルな作品といえば『シアトル猟奇殺人捜査』(2001年)がありましたが、作品の展開が後半ボロボロでいまいち面白く無かったです!!
 ただ、『ハウス・オブ・ザ・デッド』は世間ではボロクソ言われるほどつまらなく無いと思うんですけどね。
  
 とにかく今作は低予算!低予算!!低予算!!!
 ウーヴェ・ボル監督も資金が集められなかったんですかね??
  
 ウーヴェ・ボル監督の作品の出演者というと、ちょっと思いつくだけでも、クリスチャン・スレイター、ユルゲン・プロフノウ、クリスタナ・ローケン、ミッシェル・ロドリゲス、マイケル・マドセン、ベン・キングズレー、ビリー・ゼインとなぜか豪華な出演者が多いんですよね??
 
「なぜ??」

 今作では、ウーヴェ・ボル監督の作品の常連の俳優マイケル・パレとウィル・サンダーソン以外に有名な俳優が出演してません。
 やっぱり、ビデオゲームやコミックの映画化でないと、出演者も集められないんでしょうか??

 ところで、今作は、どうしようも無いようなスプラッター系ホラーですけど、ラストに向けての展開は、スゴすぎです!!
 
 妻と娘を誘拐されたマイケル・パレが殺人鬼シードのアジトに乗り込みますけど

 「なんで、アジトを知ってるんだーッ!!
 
 画面を観ながら、思わず突っ込んじゃいました!!
 もし、あのアジトに殺人鬼シードがいると分かっていたんなら、捜査チームと一緒に乗り込まないと…。
 殺人鬼シードを生き埋めにしたことをバラされたら困るから単身乗り込んだんでしょうけど、それだったら、それで準備が悪すぎ!!
 電気イスでも死なない、生き埋めにされても生き返ってくるそんな殺人鬼に対して準備悪すぎ!人間と思わないで、ヒグマかワニとかを捕らえるつもりでアジトに行かないと!!
 電気ショックで、脳や目がやられてるはずなのに、なぜ生きてるの??その理由は一切無いのもB級ホラーらしいですけど、ちょっとくらい説明してくれても良いのに…。

 あと、今作は驚愕のラストが待ち受けてるので、B級ホラー映画ファンやB級刑事物が好きな映画ファンは必見です!

 「えーッ!何、このラスト!!」

 B級ホラーやB級刑事アクションを観慣れてる映画ファンほど、受けるはずのラスト!あまりの展開にプラス10点!!

 ジェイソン・ステイサム、リリー・ソビエスキー、ロン・パールマン出演の“IN THE NAME OF KING A DUNGEON SIEGE TALE”(2007年)を始めとして“TUNNEL RATS”(2008年)、“FAR CRY”(2008年)等々、日本では未公開の監督作がまだまだあるので、これからも観続けますからね!! 60点

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やっぱりオリジナルな作品よりビデオゲームが原作の作品の方が良いかも??

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『シアトル猟奇殺人捜査』ウーヴェチックサイコ

2009-05-17 13:06:06 | サスペンス

シアトル猟奇殺人捜査
SANCTIMONY(2001年アメリカ、ドイツ)
 監督          ウーヴェ・ボル
 脚本          ウーヴェ・ボル
 出演          マイケル・パレ
              キャスパー・ヴァン・ディーン
              エリック・ロバーツ
              ジェニファー・ルービン

 ■ストーリー■
 シアトルで猟奇的な連続殺人事件が発生し15人の犠牲者が出ていた。レナート刑事は相棒の女性刑事スミスと捜査を行うが、新たな犠牲者が出るのだった。捜査権がFBIに移る前に、事件を解決しようと捜査をあせるレナートは第1発見者の実業家ターナーを疑うのだった。

 ■感想■
 ウーヴェ・ボル監督のサスペンス映画。
 主演は、B級映画に出まくりマイケル・パレ。
 その他もB級映画出演常連のキャスパー・ヴァン・ディーン、エリック・ロバーツ。
 
 “マスター・オブ・エラー”とか最低監督とか言われてるウーヴェ・ボル監督のハリウッドデビュー作です。
 今作のデキだけだと、“マスター・オブ・エラー”って言われてもしょうがないかな??って印象ですが、自分はけっこう好きな監督です。 
 
 ウーヴェ・ボル監督はゴールデンラズベリー賞の常連で、最低監督賞のみならず、最低功労賞まで受賞しちゃいました。
 まぁ、ゴールデンラズベリー賞も、本当の低予算で面白くない「犬のクソ」のような駄作やゴミ映画は受賞しないから、栄誉と思った方が良いですね。

 そのウーヴェ・ボル監督のサスペンス映画なんですけど、かなりスゴイです!
 ストーリー展開がスゴイ!!
 ストーリー自体は単純なのに、犯人の動機がまるっきり分からない!動機を描く気なんか無いんでしょうけど、何がスゴイって、後半にかけてのストーリー展開!!
 犯人が暴走して刑事を殺しちゃうところもすごいですけど、TVの生中継なのに、突然暴走して殺人しまくり状態!!
 そして、その勢いでパーティ会場に乗り込んで、殺す!殺す!
 この犯人ってサイコキラーじゃなかったの??単なる暴走殺人者になっちゃってますよ!
 
 「連続殺人を起こす人間なんて、まともな精神状態の人間じゃ無いんだから、何やってもオカシク無いでしょ!!
 
 って、思ってるんでしょうね!!
 でも、連続殺人鬼って、それなりにルールをもって、こだわりを持って事件を起こしているんじゃ無いんでしょうかね??

 『セブン』(1995年)のようなスリラー映画を作りたかったんでしょうけど、結局、作ったのは中途半端な刑事物のアクション映画みたいなサスペンス映画に…。
 
 ところで、猟奇的に15人もシリアルキラーに被害者が殺されてるのにFBIが捜査していないのも不思議です!15人も殺されてるのに、マイケル・パレと相棒の女性刑事しか事件を担当していないのもオカシすぎ!!
 TVのワイドショーでも大騒ぎの事件だから、警察も、すごい力を入れて捜査するはずなのに…。
 
 肝心なストーリーが、そういうことは無視しているのに、サイドストーリー的なSMクラブみたいなところでの殺人事件も描いているんだから!!なおかつ、そのクラブの事件は起きたまんまで、その後、その事件のことはホッタラかし!!
 
 「エッ、どういうこと??」
 
 そんなサイドストーリーを描くヒマがあったら、メインの事件の捜査を描いて欲しいです!!

 でも、結局、今作の最後はストーリーが暴走したまま、最後は犯人を射殺して終わり!って。まるで、連載の打ち切りが決まって突然最終回になってしまったコミックのようです!!
 まぁ、そんなコトを感じさせてくれるって意味では、面白い作品ですけどね!!

 この作品から観たら、同じくウーヴェ・ボル監督の『ハウス・オブ・ザ・デッド』って、すごく面白いエンターテイメント作品に思えてきます!!
 今作と比べたら、それこそ雲泥の差がありますよね!すごい急成長って感じです!
40点

シアトル猟奇殺人捜査 [DVD]
マイケル・パレ,キャスパー・ヴァン・ディーン,エリック・ロバーツ,ジェニファー・ルービン,キャサリン・オクセンバーグ
アットエンタテインメント
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『エージェント・オブ・ウォー』戦争のはじめかた2008

2009-05-11 22:33:34 | ドラマ

エージェント・オブ・ウォー
WAR,INC.(2008年アメリカ) 
 監督          ジョシュア・セフテル 
 脚本          マーク・ライナー
              ジェレミー・ピクサー
              ジョン・キューザック 
 出演          ジョン・キューザック
              マリサ・トメイ
              ベン・キングズレー
              ヒラリー・ダフ
              ダン・エイクロイド  

 ■ストーリー■
  21世紀、企業が国にとって代わり歴史を作るようになっていた。元副大統領に雇われる殺し屋ハウザーは新しい指令を受けるのだった。最近、アメリカの力で民主化された中東のトラキスタンでパイプラインをひき石油の利権を得ようとしている企業ウジのCEOオマー・シャリフの暗殺だった。アメリカの企業タメレーン社の見本市の役員として潜入したハウザーは、トラキスタンで行われる人気の歌姫ヨニカの結婚式に乗じて暗殺を実行しようとするのだった。  

 ■感想■
 ジョン・キューザックが殺し屋を演じたコメディ系アクション映画。 
 ジョン・キューザックが元CIAの殺し屋を演じた1997年の傑作コメディアクション『ポイント・ブランク』があったので、同じような雰囲気の作品と思って観たのですが…。 

 「うわぁ~、ヒ、ヒ、ヒドイ!!」  
 
 とにかく観終わった感想はこれでした。  

 冒頭のカナダでの殺人シーンなんかは好調だったんですけど、そのあとから始まる映画の本筋になってくると、もうダラダラ、ユルユル!!
 
 ランニングタイム107分も長すぎ!長すぎ!長すぎ!あと20分くらい短くても良かったのに!! クライマックスの方のラスト15分くらいになって、始めて盛り上がってきますけど、遅すぎです!!
 ラストはブラックでけっこう楽しめましたけど、そこまでの展開が普通だったので、あのラストのミサイルのシーンは余計だったかも??
 余りの展開に、画面を観ながら呆然としちゃいました。 どうせ、ここまでやるなら、前半、中盤の展開も、もうちょっとハチャメチャでも良かったのに。

 主人公のジョン・キューザックが殺しを止めちゃうのも、いまいち意味不明ですし、ストーリーがいきあたりばったりの連続って印象しか受けなかったです!
 
 ジョン・キューザック好きになっちゃうマリサ・トメイとの関係もやたら軽いし。恋愛映画じゃ無いから、丁寧に描くコトは無いですけど、なんかいつのまにか、映画のヒロインになっちゃってるって感じです。 

 「なぜ??」 

 ランニングタイム107分もあるのに、大事なシーンがなくて、大して面白くないシーンが延々と描かれていたりして…。  
 
 せっかく、ジョン・キューザック、ベン・キングズレー、ダン・エイクロイド、マリサ・トメイ、ヒラリー・ダフと、超、超、超、超、超豪華な出演者なのに、この内容ではもったいなさすぎ!!
 
 単純なアクションコメディで無く、風刺の効いた作品にしたかったんでしょうけど、それが映画的に見ると全然面白くない!
 風刺を効かせた作品で、なおかつエンターテイメント作品にするのは難しいですかね??  

 面白くなりそうな題材なのに、エンターテイメントに出来なかったのが最大の難点ですかね?? 0点

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『クライモリ デッドエンド』殺人鬼ファミリーわんさか

2009-05-10 07:19:38 | ホラー

クライモリ デッドエンド
WRONG TURN 2 DEAD END(2007年アメリカ、カナダ)
 監督          ジョー・リンチ
 脚本          テューリ・メイヤー
              アル・セプティエン
 キャラクター創造    アラン・B・マッケルロイ
 出演          エリカ・リーセン
              ヘンリー・ロリンズ
              テキサス・バトル

 ■ストーリー■
 賞金10万ドルを獲得するため6人の若者がウェストバージニアの森をサバイバルするリアリティ番組「アポカリプス」の出演のため出場者が集まってきた。しかし、出場者の1人、キンバリーは集合場所に行く途中で殺人鬼に襲われ殺されてしまうのだった。そうとは知らない番組スタッフは、番組をスタートさせるのだった。しかし、番組がスタートするや、殺人鬼の家族がスタッフ、出演者を殺し始めるのだった。

 ■感想■
 ロブ・シュミット監督の森林を舞台にしたホラー『クライモリ』(2003年)の続編。
 続編と言っても、ウェストバージニアの森の中に殺人鬼の家族が住んでいて、犠牲者たちを襲ってくるという設定のみ同じだけのホラー作品です。
 
 『悪魔のいけにえ』(1974年)『悪魔の沼』(1976年)等々、アメリカの田舎は怖いですね~!
 その他、ちょっと思いつくだけでもアメリカの田舎ホラーと言えば
 超能力者が旅行者をマネキンにしていく『デビルズ・ゾーン』(1978年)
 砂漠にいる食人族の家族を描く『サランドラ』(1977年)
 おかしな兄妹がいる『恐怖のいけにえ』(1980年)
 孤島に住んでいるモンスター『猟獣人ヒューモンガス』(1981年)(←アメリカでなくて、カナダが舞台だったかも??)
 おいしいソーセージを作る兄妹を描く『地獄のモーテル』(1981年)
 
 
 キャンプ場にティーンが行けば、ジェイソンがいたり、バンボロがいたり(←クロプシーです)、田舎に行けば殺人家族や超能力者や殺人鬼の宿屋の主人がいたりして怖い、怖い。

 ところで、今作『クライモリ デッドエンド』は本国、アメリカではビデオ公開作品みたいですけど、オリジナルビデオとして観るなら十分面白い作品でしょう!!
 スプラッターシーンもそれなりに用意されているし、登場人物たちも、区別がつくぐらいには描かれているし、この水準なら十分及第点でしょう!!
 登場人物が多い作品だと、誰が誰だかキャラクターを覚える前に、殺されてしまう作品が多いですけど、今作は、それぞれのキャラクターが描かれています!!

 まぁ、作品としては、やはり前作の方が、断然面白いですけど、劇場作品とオリジナルビデオ作品ですから単純に2作品を比べちゃいけないですよね!!

 今作の登場人物の中では、ヒロインと思っていたマーラが序盤で退場してしまうので、ちょっとビックリでした。ネタバレすいません。
 

 こういうホラー映画を観て思うのは、途中、犯人にとどめをさせる場面があっても、登場人物たちがその場から逃げてしまうシーンがけっこうありますけど、今作の場合はムリですよね!犯人の殺人鬼ファミリーが不死身すぎ!これじゃ、とどめさせないです!!

 あと、元軍人の教官デールが、ランボーばりに弓矢にダイナマイトをつけて戦闘準備するところは少しおかしかったです。最近のホラー映画では、1番頼りになりそうなキャラクターが最初の方で殺されることが多いので、1番頼りがいのありそうなデールが最後の方まで活躍するので、逆に驚いちゃいました。
 あそこまで頑張るなら最後まで殺人鬼家族VSデールで見せて欲しかったです。それはそれで、今作の魅力になったでしょうしね。
 
 そういえば『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ』(2006年)でも殺人鬼と因縁があって、1番頼りがいのある人物が最初の方でいなくなっちゃいましたよね。

 殺人鬼家族VSヒーローみたいな作品も観てみたいですよね!
 もちろん主演はシルベスター・スタローンとかチャック・ノリスとかスティーブン・セガール!!ヒーローが強すぎて、一瞬で相手が倒されちゃいそうですね。
  
 こういうホラー映画が好きなファンには必見の1本でしょうね!! 50点

クライモリ デッド・エンド [DVD]
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

ウェストバージニアの森の中に殺人鬼の家族が住んでいるという設定の前作

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『地球侵略戦争2150』DVD発売!

2009-05-07 00:01:21 | DVD新譜の記事

 最近は、DVD雑誌のチェックもしていないし、ネットでのチェックもあんまりしていなくて、本当にDVDの新譜のチェックが甘くなってます!
 
 2009年5月9日にジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント・ジャパンから『地球侵略戦争2150』(1966年)のDVDが発売になります!
 それも最初から1500円という廉価版での発売!!
 
  
 『地球侵略戦争2150』は、イギリスのSFTVシリーズ「ドクター・フー」の映画版です。
 ビデオバブルのころ、日本でもビデオテープでソフト化されてました。
 
 前作『Dr.フーin怪人ダレクの惑星』(1965年)もいつかDVD化されるんでしょうかね??
 こういう古い作品のDVD化はウレシイんですけど、どうせならシリーズで前作もDVD化してくれると、より一層ウレシイんですけどね。
 前作はジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント・ジャパンの作品では無いんでしょうかね??

 イギリスでは長寿な人気を誇ったTVシリーズ「ドクター・フー」ですけど、なぜか日本では人気があんまり無いんですよね。まぁ、実写のSF自体人気が無いんですけどね。SFドラマを真剣に作れるなんて良いですよね。

 

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『クライシス』ロサンゼルス大パニック

2009-05-06 12:37:30 | パニック

クライシス
RIGHT AT YOUR DOOR(2006年アメリカ)
 監督          クリス・ゴラック
 脚本          クリス・ゴラック
 出演          ロリー・コクレイン
              メアリー・マコーマック

 ■ストーリー■
 ある朝、ロサンゼルス各地で同時多発テロが発生、爆発が発生しダウンタウンでは煙が立ち上がり、非常事態宣言が発声されるのだった。ブラッドは妻のレクシーが出勤したため迎えにいこうとするが、ダウンタウンを始めとする道路は封鎖されてしまうのだった。爆発と同時に発生した煙の中に有毒物質が含まれている可能性があり、ブラッドは止む無く家に帰り戸締りをするのだった。そんな中、妻のレクシーが帰ってくるのだった。

 ■感想■
 インデペンデント映画の祭典、サンダンス映画祭で撮影賞を受賞したというサスペンス映画。
 でも、出演者はTVで活躍するロリー・コクレイン、映画に多数出演しているメアリー・マコーマックと、それなりに豪華な作品です。
 監督、脚本は、『バーバー』(2001年)、『ファイト・クラブ』(1999年)などで美術監督をしたクリス・ゴラック。今作は2006年の作品ですが、今作以降は2009年現在は、監督作は無いようですね。
 低予算だけあって、限られた空間と少ない登場人物たちをうまく使ってます。街の破壊されたシーンを映さず、何となく郊外の混乱した様子とラジオ放送をうまく使ってパニック状態を演出してます。
 こういうアイデアで勝負したような低予算映画を観ると、なんか得した気分です。


 アイデア勝負っていうのは、低予算のエンターテイメント映画の重要な要素ですからね!
 今作の100倍くらい制作費がかかっていそうなSF映画『リバース』(1997年)も20分間だけタイムスリップして事態がドンドン悪くなっていくというアイデア勝負の傑作でしたよね。
 『リバース』もかなり好きな作品なんですけど、DVD化されないですよね~。劇場公開もされているのに…。

 なんか話題がづれちゃいましたけど、今作『クライシス』はクライマックスの展開には、ちょっとだけ驚かされました。この展開のおかげで、映画全体がピリリと引き締まって、全体の印象を10点はアップさせてますよね。
 
 「どうせ、低予算のサスペンス映画だし、限られた空間を舞台にしたまんま、少ない登場人物たちだけで展開して、何となくバッドエンディングで終わっちゃうんだろうなぁ…

 って軽い気持ちで観てたんで、ちょっとビックリしちゃいました。

 ランニングタイムが84分と短いのもテンポがダレなくて良かったです。あと5分くらい短くても良かったかもしれないですけど、ちょうど良いと言えばちょうど良い感じです。 65点

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『ワールド・オブ・ライズ』ディカプリオの報酬

2009-05-05 10:36:39 | アクション

ワールド・オブ・ライズ
BODY OF LISE(2008年アメリカ)
 監督          リドリー・スコット
 脚本          ウィリアム・モナハン
 原作          デイビッド・イグネイシアス
 出演          レオナルド・ディカブリオ
              ラッセル・クロウ
              マーク・ストロング
              ゴルシフテ・ファラハニ
              オスカー・アイザック

 ■ストーリー■
 中東で活躍するCIAのエージェント、フェリスは危険と背中合わせの状況の中で任務を遂行していた。一方、フェリスの上司ホフマンはアメリカ本国で安全な場所から指示を送るだけだった。2人は世界を騒がしている爆弾テロの首謀者アル・サリームを追っていた。CIAのメンツや自分の立場しか考えないホフマンの命令のもとフェリスはヨルダンへ向かうのだった。

 ■感想■
 デイビッド・イグネイシアス「ワールド・オブ・ライズ」(小学館文庫)の映画化。
 主演はレオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ。
 監督はリドリー・スコット。

 予告でも重要なキーワードになっていたのが“嘘”
 チラシにも堂々と載っていた謳い文句“どっちの嘘が、世界を救うのか。”
 原題が“BODY OF LIES”なんでよっぽど、“嘘”が大事なポイントになるんだな…。
 
 と、思って観てたんですけど、「嘘」なんかあんまり出てこない、ごくごく普通のスパイ物でした。
 エスピオナージュ物として、アメリカ映画としては面白い方の作品ですけど、こういう作品はスパイ物が本場の国、イギリスに任せて欲しいですね。
 でも、イギリス映画だったら、アクションシーンは1/100だし、後味も悪い作品になっちゃうんでしょうね。
 あ、でも、ハデハデなアクションシーン満載の「007」シリーズ」イギリス映画でしたね。

 ところで、スパイ系の作品として、今作はどこに「嘘」があるのかが微妙な感じでした。諜報活動ですから、当然、各国の組織と「だまし」「だまされ」のやりとりがあるんでしょうけど、そういう緊張感のある「だまし」が、全体的に薄い印象しか受けないです。
 
 原作は未読なんで、良く分からないですけど、原作自体、そういう作品なんでしょうかね??

 ストーリー的には、CIAの本部はバカで、ヨルダン情報部は仕事をしているって印象しか受けないです。CIAはハイテクも使用してますけど、テロリストに翻弄されっぱなしで良いとこなしです。
 現場の人間は頑張っているのに、指示を出す人間がバカって感じで、アメリカ映画なのに、そういう印象を与えるような感じで面白かったですね。
 企業もそうですけど、大きい組織はダメなんでしょうかね??
 
 ディカプリオの「中東を好きになっていないところがCIAのダメなところ」みたいなセリフがあるんですけど、けっこうそういうセリフも、作品全体の印象を引き締めてます。
 
 まぁ、スパイ物として良くありがちなストーリーの作品ですけど、アクション映画としては、最近の作品としてはそれなりに面白いです。
 アクションシーンもハデだし、かなり見応えあり!の作品になってます。
 リメイクでなく、こういうオリジナル作品である程度面白い作品を見せてくれると、やっぱりウレシクなっちゃいます。 60点

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こういうノベライズみたいな表紙はやめて欲しいですけど、しょうが無いですかね??

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