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『沈黙の傭兵』セガールファンなら必見

2007-05-31 08:32:51 | アクション
沈黙の傭兵
MERCENARY FOR JUSTICE(2006年アメリカ、南アフリカ、)
 監督 ドン・E・ファンルロイ
 脚本 スティーブン・コリンズ
 製作総指揮 アヴィ・ラーナー、ダニー・ビンボート、トレバー・ショート、ボアズ・デビッドソン、スティーブン・セガール   
 出演 スティーブン・セガール、ジャクリーン・ロード、ロジャー・グーンバー・スミス

 ■ストーリー■
 CIAの汚職職員ジョン・ドレシャムは、フィクサーのアンソニー・チャペルと組みアフリカのガルモラル島でのダイヤモンドと石油を手に入れるために傭兵を雇い入れる。南アフリカのアフリカーナで武器の専門家で500人以上を殺したクルーガーとデカーク。コンピュータの専門家、サミュエル・ケイ。凄腕の女性マキシーン・バーナル。通信の専門家、ラジオ・ジョーンズ。そして、ジョン・シーガー。ドレシャムは島民を解放するという名目で傭兵を雇うが、フランス軍が介入、作戦は失敗してしまう。しかも、ジョン・シーガーの戦友ラジオ・ジョーンズは戦死してしまうのだった。死の間際、家族の面倒を見るよう頼まれたシーガーは帰国するが、そんな彼にチャペルは、新たな仕事を依頼するのだった。南アフリカの刑務所からギリシャの武器商人の息子を脱獄させるという仕事だった。ジョーンズの家族を人質に取られたシーガーは、その仕事を引き受けることに。

 ■感想■
 スティーブン・セガール主演のアクション映画。オリジナルビデオ作品みたいです。
 監督は『沈黙の脱獄』(05年)のドン・E・ファンルロイ。セガールの『イントゥ・ザ・サン』(05年)の撮影もしてます。
 最初、CIAのドレシャムが「戦争は困る」とか言ってますけど、あのメンバーだったら絶対に戦争になっちゃうでしょ!って、次のシーンで実際に戦争になってます!それも紹介されたメンバー以外にも大勢の傭兵がいて、ホントに戦争が起きてます!
 「エーッ、何、この展開!」
 島民を解放するって、誰から解放するの??フランス領なの??(って大使館があるから違いますね)なんの説明もなく戦闘シーンが始まってて、驚きの展開!でも、驚きの展開がこの後待ってます!なんと、このフランス軍との戦闘シーンと、クルーガーたちがこの島を脱出するためのフランス大使館の家族をさらうシーンのすべてが本編と関係ないところ!!セガールの戦友が死ぬ間際に「家族のことを頼む」ってセガールに言うためだけのシーン以外必要ないところです!
 ランニングタイム96分の作品で、ここまでで20分強使ってます!でも、この島での活劇シーンすべてが、本筋に入る前の前フリだった!!エンターテイメント作品に多い90分の作品に比べて6分も余裕があるからって、これはビックリ!(モチロン、悪い意味で

 だって、メインストーリーってギリシャの武器商人の息子を刑務所から脱獄させることなんだから!最近、迷走するストーリーの多いセガールの映画ですけど、今作も焦点が定まらないまま、ストーリーだけ、どんどん進んでいきます!この迷走ぶりはまさに『沈黙の追撃』(05年)なみ!
 セガールと争うであろう傭兵のクルーガーとデカークが、今回もあっけなく途中退場!クライマックスでセガールと争わないんなら、あんな険悪なムードなキャラクター関係にしなくても良いのに!
 あと細かいコトですけど、あの銀行の金庫の中ってケータイ電話通じるの??地下鉄じゃないんだから、アンテナ無いと思うんですけど。

 ところで、今作『沈黙の傭兵』と『沈黙の脱獄』って、セガールが脚本を変えさせたりして、映画としておかしい作品になっちゃったってことで、プロデューサーたちから訴えられた作品じゃ無かったでしたっけ??(かなり前の話題なんで、ちょっと自信まいですけど)
 だからなのか、セガールは、背中ばかりみせてます!スタントですね!良くここまで、普通のアクション映画にしましたね!監督と編集、才能あるかも!
 セガールも、あんまり暴れないで、監督の言うとおりに素直に俳優として出演して欲しいなぁ!編集と演出でなんとか“映画”になってますけど、ホントもうギリギリの段階まで来てますよ!
 意味の無いシーンの連続で、カットしたら75~80分くらいの作品にでもできそうな『沈黙の脱獄』よりは、うまく出来てますけど、比較の問題ですからね!全然ほめられないです

 そうはいっても、スティーブン・セガールのファンは観ちゃうんでしょうけど、セガールのファン以外にはススメれれないかな??でも、めずらしい南アフリカ映画なんで(アメリカとの合作ですけど)、南アフリカ映画ファンも観てもいいかも!40点
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『機械じかけの小児病棟』エイミーmyスリラー

2007-05-30 23:31:00 | ホラー
機械じかけの小児病棟
FRAGILE(2005年スペイン)
 監督 ジャウマ・バラゲロ
 脚本 ジャウマ・バラゲロ、ホルディ・ガルセラン
 出演 キャリスタ・フロックハート、リチャード・ロクスバーグ

 ■ストーリー■
 退職した看護師の夜勤の後任としてエイミー・ニコルズがイギリスのワイト島のマーシー・フォールズ病院へやって来る。老朽化し閉鎖する予定だったが、突然の列車事故のため、病院のベッド数が足りなくなり営業を継続することになったのだ。エイミーが担当する小児病院では以前から不思議なコトが起きていた。入院している少女マギーから、シャーロットという少女の存在を教えられるのだが。
 
 ■感想■
 『ネイムレス無名恐怖』(99年)、『ダークネス』(02年)のジャウマ・バラゲロ監督のスリラー映画。ジャウマ・バラゲロは『サイコシスター呪われた修道女』(05年)の脚本も書いてました。
 主演は人気TVシリーズ「アリーMYラブ」でヒロインアリーを演じたキャリスタ・フロックハート。
 スペイン映画ですけど、舞台がイギリスで、ヒロインがアメリカの女優と世界への配給を考えてですかね??でも、『ダークネス』もアンナ・パキン、レナ・オリン、ジャンカルロ・ジャンニーニが出演してましたね。(でも、『ダークネス』はアメリカと合作でした)今作は純粋なスペイン製なのに、キャリスタ・フロックハート主演です。

 良くあるオカルト映画です。自分はあんまりヒネリの無い幽霊物は好きじゃ無いんで、評価は厳しくなっちゃいます!なんで2005年にもなって、こんな単純なオカルト映画を作っちゃうんでしょう??
 病院を舞台にしてるところが、面白いといえば面白いところかも!オカルト映画で、舞台が病院って、まさに王道中の王道のストーリー!監督のジャウマ・バラゲロって、ホントにホラーが好きなんでしょうね!

 ランイングタイムの102分が少し長いかも!この内容だったら、あと15分短くても良いです。いや、20分くらい短くても良かったかな??
 でも、オーソドックスな今作ですけど、“死期が迫ってる人間は、霊界に近いから、幽霊が見えやすい”っていう設定は面白かったです。でも、これって、良くある設定なんですかね??ただ、自分がホラー映画で、この設定を観るのは初めてかも。
 
 本当に、普通な感じな作品でした。ただ、“怖くない!”ので、ホラー映画初心者には、かなり楽しく観れるかも。55点
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『ホラー・エクスプレス』のDVD!

2007-05-29 00:51:00 | 映画、DVDに関する雑記
 廉価なDVDを、続々と発売しているWHDジャパンさんから、5月25日に、1972年のスペイン、イギリスのホラー映画『ホラー・エクスプレス』(ビデオ題:『ゾンビ特急“地獄”行』)が、1500円で発売になりました。
 知っている人には、説明するまでもないホラー映画のクラシック!
 監督は、『ガンクレイジー』(66年)のユージニオ・マーティン。出演はクリストファー・リー、ピーター・カッシング、テリー・サバラス。
 
ホラー・エクスプレス

WHDジャパン

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 ところで、今作は、紀伊國屋書店さんからも以前から、DVD化されてます。定価が違うので、お好きな方を選んでいただければということで、載せておきます。
ホラー・エクスプレス / ゾンビ特急"地獄"行

紀伊國屋書店

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 当然のことながら、日本未公開なんで、字幕ですけど、日本語吹替えって製作されてないんですかね??某TV局のゴールデンタイムの2時間枠の映画劇場で放映される予定もありました。(70年代後半のことですけどね)でも、1度吹替えが製作されて、放送されれば、TV東京とかで、放映してくれる可能性もまだまだありましたから、超残念!
 でも、1度しか放送されない映画って、たくさんありますから、期待は出来ないですけど、可能性は0じゃ無かったですからね。なんで、放送してくれなかったんでしょう??
 記憶違いかもしれませんけど、確か、この放送局は、他のホラー映画も放送予定だったのに、結局、放送されずじまいの作品があったような気がします。(「う~、タイトルが思い出せない!」)確か動物パニック系の作品だった気が!

 あと、傑作サスペンス『夕暮れにベルが鳴る』も、ゴールデンタイムに放送予定だったのに、スポーツ中継かなにかで、放送延期したままのはず!もう20年くらい待ってるんですけど…。(ちなみに、この件も記憶違いかもしれないですけど、確かそうだったはず)

 違う放送局ですけど、ジョン・リッター、アン・アーチャーの恋愛物『ニューヨークの恋人』(79年)も、ワイドドラマの再放送で放送しないまま!(このドラマの再放送がずれたのも、確かスポーツ中継のためだったはず)
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ブルーノ・マッティ監督

2007-05-28 03:17:52 | 映画、DVDに関する雑記
 ネット上の情報によると、イタリアの映画監督、ブルーノ・マッティ(ヴィンセント・ドーン)がお亡くなりになったようですね。
 
 ホラー映画ファン(特に“ゾンビ物”ファン)には『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』(80年)、『サンゲリア2』(88年)で、イタリアSF映画ファンには『ラッツ』(83年)、『エイリアンネーター』(89年)でおなじみの監督さんです。
 クラウディア・フラガッソの脚本で映画化することが多かったです。80年代後半は、戦争系アクション映画を、多数監督してました。1986年には、西部劇『ライジング・スターの伝説』を撮ってます。

 自分的には、ゴブリンの音楽と、数々のゴアシーン、後味の悪いエンディングが記憶に残る『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』と、体調が悪く途中で降板したルチオ・フルチ監督の代わりに監督した『サンゲリア2』の2作で、あまりイメージが良くないですけど、亡くなりになったって聞くと、さみしいです。最近もゾンビ映画を監督してたみたいですしね。
 1931年生まれの監督なんで、80歳弱まで、ゾンビ映画を監督するって、すごすぎ!普通は、年齢を重ねると、普通のドラマとかを撮るのに!イタリア映画界だから、そんなドラマなんか映画にならないのかもしれないですけどね!日本に輸入されないだけなのかな??まぁ、自分だって、恋愛映画や、普通のドラマなんて、あんまり観ないから、何にも言えないですけどね。

 今度、追悼の意味もこめて、ブルーノ・マッティ監督の作品の感想も記事にします。(いつとは言えないですけど)

 エンターテイメント作品の監督さんが、お亡くなりになると寂しいですね。
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『ゴッド・ギャンブラービギンズ』ゴッドギャンンブラーシリーズ!

2007-05-27 13:50:48 | 香港映画
ゴッド・ギャンブラービギンズ
賭侠之人定勝天 FATE FIGHTER(2003年香港)
 監督 スティーブ・チェン
 出演 ニック・チョン、クリスティ・ヤン、サム・リー、アレックス・トー

 ■ストーリー■
 ローという大富豪は、風水好きだったため、男の子を授かったら孫の代まで繁栄するという風水の占いを信じて妻とセックスをしたあと、厨房で働く女中に手を出す。どちらかが男の子を授かればただのスケベですんだのだが、同じ日に2人の女性が子どもが産むのだった。妻の産んだ子どもセイリョンは疫病神、女中が産んだ子どもアレックスは巨万の富をもたらすと占われるのだった。しかし、女中とアレックスは家から出て行くのだった。時が経ちアレックスは金持ちに、セイリョンは貧乏になっていた。
 ある日、アレックスはギャンブル王リーとギャンブル対決をするがアレックスが大勝利する。セイリョンは公園にいたギャンブル王リーと対決をして、ギャンブルの才能を見出されるのだった。リーは、セイリョンを使ってアレックスに仕返しをしようと企んでいたのだった。
 
 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 どこまでも増殖していく「ゴッドギャンブラー」シリーズの1作。(日本で勝手に「ゴッドギャンブラー」シリーズにしているって話も…。)
 実は、「ゴッドギャンブラー」シリーズって良く知らないんですよね!チョウ・ユンファの本当の『ゴッド・ギャンブラー』(89年)や『ゴッド・ギャンブラー完結編』(94年)まで未見だったりして!
 最近は映画をたくさん観てますけど、一時、映画をほとんど観ていない時期があるんですよね!ブログで記事にしてると、記事をアップするのにどうしても次から次へと観ないといけなくなっちゃうんですよね!で、その映画をほとんど観ていない時期の作品が『ゴッドギャンブラー』なんですよね。
 あと、「ゴッドギャンブラー」シリーズでは、続編としては、若き日を描く『ゴッド・ギャンブラー賭神伝説』(97年)がありました。
 でも、香港映画なんで、シリーズっていっても各作品につながりは無いだろうってことで鑑賞!
 
 やっぱり、チョウ・ユンファも、チャウ・シンチーの作品も全然関係ないギャンブル映画でした!
 でも、香港映画、最後にちゃんとギャンブル(??)の対決シーンを持ってきてます。もう、「ギャンブル映画」っていうのが1つのジャンルになってますね!
 
 香港映画って、ホントにコメディが面白い!何にも考えずに観るには最高です!(今作が“最高に面白い”って意味では無いですよ)。ジャンルとして、香港コメディって最高って意味ですからネ!

 今作も、驚きの展開が、途中で待ってます!主人公のセイリョンをだますために、幼なじみのガールフレンド、自分を育ててくれたおじさん、借金取りの2人組み、アパートに住む住人たちが全員雇われていた人間だったなんて!こんなギャンブルコメディで、こんな仕掛けが出てくるなんて!やっぱり、香港映画すごすぎ!
 ホントに、お手軽コメディでも手を抜かない香港映画です!ジム・キャリーの『トゥルーマン・ショー』(98年)って、こんな作品なんでしょ!観たことないけど。ピーター・ウィアー監督って苦手なんですよね!

 ところで、今作の日本タイトルの“ビギンズ”って!また新たなシリーズが始まるんでしょうか??それはそれで楽しみです!55点
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『タイム・トラベラー戦場に舞い降りた少年』感動ファンタジー

2007-05-26 04:23:25 | ファンタジー
タイム・トラベラー戦場に舞い降りた少年
AN ANGEL FOR MAY(2002年イギリス)
 監督 ハーレイ・コクリス
 脚本 ピーター・ミリガン
 原作 メルヴィン・バージェス
 出演 トム・ウィルキンソン、ジュリー・コックス、マシュー・ビアード

 ■ストーリー■
 現代、両親の離婚と、母親の再婚に悩む少年トムは、犬を追っているときに、突然、第2次世界大戦中のイギリスにタイムスリップしてしまう。そこで、戦争で家族を失ったメイという少女に出会うのだった。
 
 ■感想■
 『バトルトラック』(1982年)のハーレイ・コクリス監督の描くファンタジー映画。
 ハーレイ・コクリス監督は、『マッドマックス2』(1981年)系のニュージーランド映画『バトルトラック』以外にも『ブラックライダー』(1986年)や『マローン黒い標的』(1987年)を監督してます。
 ちなみに、1988年のファンタジー映画『ドリームデーモン』は未見のままです!

 自分的には、ハーレイ・コクリス監督といえば、何と言っても『バトルトラック』っていうイメージなんですよね!
 『バトルトラック』!
 『バトルトラック』!
 『バトルトラック』!
 フランスの【アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭】で、『バトルトラック』は“審査員特別賞”を受賞したんですよね!
 とにかく、最初のイメージって大切です!
 
 その後は、日本でもソフト化されたTVシリーズ「ヘラクレス」のエピソードを監督してます。「ヘラクレス」以外ではイギリスのTVシリーズ「特捜班CI☆5」の新シリーズ“CI5 THE NEW PROFESSIONALS”のエピソードや、レイ・リオッタ出演のスリラー“PILGRIM"を監督してます。

“PILGRIM”ってどんな作品なんでしょう??少し気になります!
 もちろんイギリスのTVシリーズ“CI5 THE NEW PROFESSIONALS”も観てみたいですけどね~!!

 ところで、今作の原作はメルヴィン・バージェス「メイの天使」(東京創元社)です。ちょっと前に(1997年)出版された本なんで、入手困難ですかね??メルヴィン・バージェスは「ブラッドタイド」「ダンデライオン」等が日本でも出版されてます。
 
 今作は劇場映画でなくて、イギリス製のTVムービーです!TVムービーですけど、今作はビデオ撮りじゃ無いです。ストーリーもちゃんとしてるし、しっかり作ってあるんで、本当に劇場用映画みたいです。
 こういう子ども向けのファンタジーは、あんまり観ないですけど、けっこう楽しめました!最後の方の展開なんて、まさにハラハラドキドキの展開です!!
 劇場で公開しても全然違和感無いくらい良く出来てます!!でも、そうは言っても、日本人が好きそうな有名な俳優も出演してないし、見せ場らしい見せ場も無いのでビデオスルーはしょうがないですかね??
 ハラハラドキドキの展開のあと、映画の最後は余りにもベタな展開ですけど、感動しちゃいました。たまには、こういう作品を観るのも良いですね!
 
 NHK総合で、土曜や日曜の昼間にでも放映したら良さそうなそんな感じの作品です!昔は、NHK総合でも、外国のTVドラマとかを放映してたのに!!
 高い受信料払っているんだから、週1~2回くらい、アメリカやイギリスのTVムービーを放映してくれたら良いのに!!
 今なんて、年に何回かしか観ないのにNHKの受信料払うんですからね!年に100本くらい外国のTVムービーや、未公開映画を日本語吹替えを放映してくれたら、受信料だって“払いがい”もあるのに!
 NHKだって、かつては、「刑事コロンボ」のクリエイター、ウィリアム・リンク、リチャード・レビンソンの傑作ミステリー『殺しのリハーサル』(1982年)やダン・カーティス監督の感動ドラマ『ある夏の日々』(1980年)とかを放映してくれたのにね~! 65点
タイム・トラベラー ~戦場に舞い降りた少年 [DVD]

ポニーキャニオン

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『ガーディアン陰・獣・教・室』エロ系ホラー

2007-05-25 00:31:20 | ホラー
ガーディアン陰・獣・教・室
THE HALFWAY HOUSE(2004年アメリカ)
 監督 ケネス・J・ホール
 脚本 ケネス・J・ホール
 出演 ジャネット・トレイシー・ゲイザー、メアリー・ウォロノフ、ショーン・サべージ、ステファニー・レイス

 ■ストーリー■
 ジョギング中に行方不明になった妹アニーの捜索依頼のため、ラリッサ・モーガンが警察を訪れる。同じ地区では複数の行方不明者が出ていた。巡査部長のデッィク・シーンは、行方不明者が続発しているマグダラのマリア更正院を捜査するのだった。更正院で使用人がアニーが使っていたラジオと同じようなラジオを使っていたことから怪しいと思うのだが、証拠が無く捜査が出来なかった。ラリッサは自分を囮に使い、更正院に潜入するのだった。

 ■感想■
 いくつものホラー映画の脚本を書いているケネス・J・ホールが脚本、監督のC級ホラー。それも、ちょっとエロ系!
 ハッキリ言って、自主映画に、少し毛が生えたくらいな感じの作品です。でも、今作はビデオ撮りでもないし、一応映画にはなってるかも。(う~ん、なってないかも)
 5名もの若い女性の行方不明者が出てるのに、警察が何もしないのが、おかし過ぎ!映画の中でも、その後、行方不明者が出てるし、その上、警察署の警視まで行方不明になってるのに、全然事件として騒いでないですもんネ!いくら、ちょっとユルユルなエロ系ホラーでも、この展開には着いていけないです!この連続行方不明事件は大事件です!!こんな小規模な捜査しか行わないわけないでしょう!更正院の女性が行方不明だって、TV局のワイドショー番組が喜んで中継にくるでしょ!舞台設定が、ニューヨークみたいな大都市っていう設定でもないんだから!
 
 どうやら、今作は、H・P・ラヴクラフトの作品からインスパイヤされてるみたいです。
 太古に地球を支配していた異形の支配者たちのストーリーの「クトゥルー神話」から影響を受けていると思えば、確かに思えなくも無いストーリーです。“H・P・ラヴクラフト大好き”スチャート・ゴードン監督だったら、すごくマジメに映画化するんでしょうけど、今作は、かなりユルユル、ヘロヘロ(エロエロって感じかな??)です。
 DVDのパケージで、怪物みたいなのが映っていたので、てっきりマジメなモンスター映画なのかな??って思って観たんですけど、ちょっと(かなり)想像と違ってました。
 まぁ、日本のタイトルの副題の「陰・獣・教・室」が作品の内容を正しく伝えてるかも。それで内容が100%伝わるような作品です!でも、観る前から、ある程度は「ユルユルな作品なんだろうなぁ」って思っては観たんですけど、想像以上のユルユル、エロエロ!ランニングタイムが85分と短めの作品ですけど、あと15分くらい短かったら、まだもう少しは面白く観れたんだろうけど。
 でも、こういうモンスター映画に、エロエロなシーンを入れるのって、意味があるの??エロいシーンが観たければHビデオを観ると思うんでしょうけど。
 それにしても、登場するキャラクターもユルユル!ヒロインなんて、最後、あんなに人が死んでるのに、ノーテンキにしてますもんね。マジメな作品と思わないで、ホラーコメディとして観れば良いのかな??20点 
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『鳥』ジャーマン動物パニック

2007-05-24 08:24:19 | ホラー

TDIE KRAHE(2006年ドイツ)
 監督 エッツァルト・オネッケン
 脚本 スヴェン・ボッチャー
 出演 スザンナ・シモン、ステファン・ユルゲンス、ナイキ・ファーマン、ドリス・クンストマン、マチアス・フレイホフ

 ■ストーリー■
 アレックスとマークの夫婦は、街から遠く離れた郊外に引っ越してくる。獣医のアレックスは近くの牧場で牛がカラスに襲われ何頭も殺されていることを知る。また、カラスの群れが街なかでカフェを襲う事件が起きたことも知るのだった。記者のダニーの協力を得て、カラスによって起こされた事件の調査を始めるのだった。

 ■感想■
 ドイツの動物パニック映画。
 そういえば、ブログを書き始めてから2年以上たつのに、ドイツ映画って観てませんでした!イタリア映画、フランス映画、スペイン映画っていうと、どちらかというとすぐ観るのに、ドイツ映画っていうと、なぜか敬遠しがち!(あ、もちろん自分が観るのはエンターテイメント作品だけですけどね)

 動物パニック物ですけど、大した事件が起きません!事件が起きる前に、ヒロインがカラスのことに気がついて、なんとか食い止めようと頑張ります!なんか、この展開やストーリー、TVムービーかも。劇場映画だったら、もっとパニック巨編にしますよね!ドイツ映画ってあんまり観ないからわからないですけど、多分そうですよね!だって、知能が発達したカラスの集団との戦いだなんて、動物パニック映画的に言うと『スウォーム』(78年)みたいな感じになるのかな??って期待しちゃったんですけどね!まぁ、あそこまで豪華なパニック映画にならなくても『BATS蝙蝠地獄』(99年)くらい盛り上がるのかな??って思ったんですけど、それは期待しすぎですね!
BATS 蝙蝠地獄 コレクターズ・エディション

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 実は、動物パニック映画で、1番好きな作品は、ルイス・ティーグ監督の『アリゲーター』(80年)で、その次に好きな作品が『BATS蝙蝠地獄』なんですよね!ちなみに、その次は『ジョーズ・アタック2』(旧ビデオ題:『死神ジョーズ 戦慄の血しぶき』)(84年)です!
 あれれ、また違う映画のこと書いてる!まぁ、ヒマつぶしに観るにはちょうど良いかも!でも他に観たい作品があるなら、後回しにした方が良いかも!50点
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『J★A★C★K』スウェーデン製刑事アクション

2007-05-23 00:09:33 | スウェーデン映画
J★A★C★K
RANARNA(2003年スウェーデン)
 監督   ピーター・リンドバーグ
 脚本   ピーター・リンドバーグ
 出演   ソフィア・ヘリン、ミカエル・ベルシュブラント

 ■ストーリー■
 ストックホルムの銀行に武装強盗が入る。1年前のドイツのICP銀行に武装強盗事件に似通っていることから調査を進める中、女性捜査官のクララ・アルビドソンはビデオの映像から、強盗団の訓練を受けたかのような動きから、警察や軍隊の経験者ではと疑うのだった。上司から、警察を退職した元特殊部隊のホグランドとコフーの2人を調べるよう命令されるのだった。2人は武装強盗の容疑をかけられたが目撃者を暴行し、証言が取り下げられたことがあったのだ。そんなとき、警察は武装強盗団を追い詰めるが、攻撃に遭い逃してしまうのだった。

 ■感想■
 劇場未公開のスウェーデン製の刑事アクション映画。
 主人公が女性なので、アクション!アクション!アクション!っていうより、サスペンス寄りの作品になってます。
 
 今作のヒロインのクララって、ヨーテボリに転勤したがってるんですけど、スウェーデンでも、西海岸ってあこがれがあるんですかね??少しあったかいんですかね。
 
 あと、特殊部隊のこと、字幕でも吹替えでも「S.W.A.T.」って言ってるんですけど、スウェーデンに「S.W.A.T.」は無いでしょう!まぁ、多くの観てる人が分かりやすいから「S.W.A.T.」って表現してるんでしょうけど。まぁ、観てる人がわかりやすいって、言えば分かりやすいですけど、ちょっと、意訳しすぎでしょ!アメリカのロサンゼルスやサンフランシスコじゃないんだから!
 それとも、スウェーデンの警察の特殊部隊も「S.W.A.T.」って言うの??

 スウェーデン製の刑事アクションっていうので『ゼロトレランス』(1999年)くらい面白い作品を想像しちゃったんですけど、さすがにあそこまでは面白くなかったです!残念です!

 でも、今作も、ランニングタイム100分を、中だるみさせることなく、最初から最後まで、面白いですよ!スウェーデンのエンターテイメント映画も、DVDスルーで構わないのでドンドン公開して欲しいです。

 ヒロインの恋人が、犯人の一味では??っていうのが、1番のポイントです!でも、あえて、そこはダラダラ引っ張らずに、もうさらっと流れていきます。
 「うわ~、またDVDのパッケージの説明と少し違う!」
 ストーリーは、合ってるんですけどね!でも、なんか、そこが今作の大きいポイントみたいに書いてあったんで、少し肩透かし食らっちゃいました。でも、そういうところも、未公開の作品を観る楽しみですけどね!
 DVDのパッケージの作品紹介なんて、あんまり真剣に読んでないので、全然OKなんですけどね。

 あと、今作のヒロインって、子どもを亡くしたって、設定なんですけど、夫とは離婚してる設定なんですよね。説明、説明のハリウッドの作品に比べると、やっぱりヨーロッパ製のエンターテイメント映画や、香港映画って、説明シーンが無くて良いですね!あんまり説明ばっかりの作品観てると、バカにされてるみたいですもんね。刑事物ファンは必見!68点 
J★A★C★K [DVD]
ステファン・サウク,ソフィア・ヘリン,ミカエル・バーシュブラント,スティーナ・エクグラ,トーマス・クルツェ,ピーター・リンドマーク,エリック・マディソン
ビデオメーカー
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『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』今一

2007-05-22 00:27:51 | 日本映画
スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
(2006年日本)
 監督 深作 健太
 脚本 丸山 昇一
 出演 松浦 亜弥、石川 梨華、竹内 力、長門 祐之、窪塚 俊介、斉藤 由貴

 ■ストーリー■
 爆弾事件の調査のため聖泉学園に潜入していた特命刑事が渋谷で爆死する。高校生の特命刑事を派遣する組織は、アメリカで不法滞在で捕らえられた元麻宮サキの娘を、母親を司法取引で釈放させる条件で特命刑事「麻宮サキ」として聖泉学園に派遣するのだった。

 ■感想■
 80年代のフジTVの人気TVドラマ「スケバン刑事」の劇場版。
 監督は『バトル・ロワイアルⅡ鎮魂歌』(03年)の深作健太。脚本は『化石の荒野』(82年)、『いつかギラギラする日』(92年)の丸山昇一。
 87年と88年に劇場版が作られてるので、劇場版の3作目になりますけど、

 「イヤ~!自分的にはダメでした」
 『バトル・ロワイアルⅡ鎮魂歌』の深作健太監督だって言うので、ある程度、覚悟はしてたんですけどね。

 松浦亜弥や石川梨華は、アクションシーンとか、すごく頑張ってると思うんですけど、ストーリーが…。
 テロを起こそうとする、敵の組織の目的が良く分からないです!敵のボスの目的があれ!!まさにゲーム感覚の悪党!もっと大きい目的があるのかと思うでしょ!
 それに、あのボス、なんで変身しちゃうの??意味不明です!最後、マスクみたいの取りますけど、マスク取る意味わからないです!「お前はトム・クルーズかッ??」って突っ込みたくなりました!
 劇場映画の悪党っていうより、Vシネの悪党なみの目的!もう少し脚本を練って欲しかったです!エンターテイメント映画として、悪党たちの目的が説得力が弱すぎ!映画的に悪党たちの魅力が無さすぎ!
 
 公安から派遣された学生刑事の石川梨華の設定とかは、けっこう好きです。学生刑事を持ってるのが暗闇警視の組織だけじゃ無っていうのは、けっこう好きな設定です!松浦亜弥と石川梨華とのヨーヨー対決は、かなり迫力あって良かったです。でも、アクションシーンが良くても、そのシーンにいくまでのストーリーがボロボロではね~。
 あと、敵に捕まって、つながれていた松浦亜弥ですけど、簡単に脱出できちゃって!まぁ、敵は素人っぽいからしょうがないですけど。本当に敵のグループの人間関係とかが、分からなくてそこも残念!どんな関係で、結びついてたの??ただ、破壊だけが目的で、みんな結びついていたの??不明、不明!不明!
 
 脚本を練って欲しいと言えば、タイムリミットが3日間っていうのもムリがありすぎ!映画的にはアリですけど、たった3日で何かを掴めるはず無いでしょ!高校生は若いからすぐ友達にでもなれるとか思ってるの??せめて1ヶ月くらいの時間が経ってる設定にはして欲しいです。松浦亜弥の学園生活を描くシーンとかあっても良いのに!
 映画の冒頭で、特命刑事が殺されちゃうシーンや、オープニングはけっこう良いのに、その後がダメダメ!もったいない!あと爆発シーンの処理!あれは制作費の問題??あれだけでもガッカリ
 
 爆発シーンと言えば、同じ部屋にいて爆弾が爆発した三好絵梨香なんですけど、死んでないの??オカシイでしょ!あの爆発で大丈夫だったなんて!『スパイダーマン3』(07年)のハリーみたい。三好絵梨香は火傷もしてないですけどね。

 ところで、斉藤由貴って、初代の麻宮サキでは無いんですよね!確かTVシリーズでは、行方不明のままのはずなんで、違う麻宮サキっていう設定なんですよね。はっきり言って、劇場作品としては合格点はムリですね。オリジナルビデオだったら、プラス15点でもいいですけど。30点
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『ノンフィクション』未公開傑作ホラー

2007-05-21 00:19:09 | ホラー
ノンフィクション
SUR LE SEUIL(2003年カナダ)
 監督 エリック・テシエ
 脚本 パトリック・セネカル、エリック・テシエ
 出演 ミッシェル・コテ、パトリック・ユアール、カトリーヌ・フロラン

 ■ストーリー■
 昼間、教師と路上を歩いていた11人の小学生が、ルイ・アーシャンボーという警官に突然発砲される事件が起きる。10人が死亡し、1人が重傷になる。今まで正常だったアーシャンボーがなぜ突然こんな事件を起こしたのか原因は不明だった。そんなとき、精神科医ポール・ラカスが勤める病院に、自殺未遂で、ホラー作家のトマ・ロアが入院してくるのだった。ロアは、指を切断し窓から飛び降りようとしたのだ。何の反応も無いロアに手を焼いているポールのもとに「週間スター」の記者シャルル・モネットが近づいてくるのだった。シャルルが持ってきたロアのスクラップブックには、この20年間に起こった37件の残虐な事件の記事が載っていた。ロアの書いた12作の小説が、この事件を題材にしていたことが分かるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 カナダ製のサスペンス映画です。「作家の書いたことが現実になる」なんていう内容と、パッケージから見て“なんかB級かC級、D級のホラー映画みたい”な作品かな??って思ったんですけど、良く良くDVDのパッケージを見たら、フランス映画ってあったんで、ちょっと面白そうかな??と思って鑑賞しました。で、調べたら、フランス映画でなくカナダ映画でした。

 すごく緊張感が張りつめた作品です!でも緊張感がありすぎて、ランニングタイム99分は少し長すぎかな!あと10~15分くらい短かったらもっともっと面白かったのに!
 どんなトリックの作品なんだろう??って思って観てたら、サスペンス映画でなくてホラー映画でした!ホラー映画なんだから、オカルトチックな展開にしちゃうんだから、本当にあと15分カットして欲しかったです。今作が75~80分だったら、大傑作だったのに!もったいないです。

 大した事件も起きないで、CGもなくて、ここまで怖い映画を作るのはさすがです!未公開のDVDスルーですけど、今作は「かなりのめっけ物」かも!
 「ノンフィクション」ってタイトルと、「SAW」系のDVDパッケージっで、かなり損してるかも!

 ジョン・カーペンター監督の大傑作ホラー映画『マウス・オブ・マッドネス』(94年)とまでは行かないですけど、今作もかなり面白いですよ!(あ、これは完全にホメすぎでした!すいません。未公開のDVDスルーのマイナー作品としては面白い!って意味ですよ)
マウス・オブ・マッドネス<dts版>

松竹

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 今作は、作家が主人公じゃなくて、事件を調査する精神科医が主人公っていうところも、『マウス・オブ・マッドネス』と比べてB級ぽくていいです。
 カナダ映画なんて、あまり小まめにチェックしてないですけど、こういう作品があるから、あなどれないですね!最後の展開も、「あれ、これで終り??」って感じなのもB級ぽくて良いです!
 結局、「悪」って、どういう存在なの??観てても良く分からなかったです!だって、トマ・ロアって、悪いことをしてる自覚が無かったでしょ!あくまでも、惨劇のイメージが湧いてくるだけですからね。最後の展開は「う~ん、ちょっと消化不良」って感じかな。

 世界中にゾンビがあふれるイメージとか、大都市に人工衛星が墜落してくるイメージとか、そういう終末観あふれるイメージが思い浮かんで終わるとかだったら、けっこうスゴイことになるのに!最後はアレですもんね!36歳の誕生日って!マイナス10点です!68点
ノンフィクション

ビデオメーカー

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『ダブルオー・ゼロ』スパイコメディ

2007-05-20 02:47:05 | コメデイ
ダブルオー・ゼロ
DOUBLE ZERO(2004年フランス)
 監督 ジェラール・ピレス
 脚本 マット・アレクサンダー
 出演 エリック・ジュドール、ラムジー・ベディア、エドィアール・ベア

 ■ストーリー■
 ロシアと取引予定だったM51ミサイルが奪われた。国防省の対外治安局は、今回の事件が2重スパイによる可能性があるとのことで、2名の民間人エージェントとして使うことにするのだった。恥ずかしがり屋で切れやすいブノア・リビエールと、オンラインゲームにはまって自身過剰なウィリアム・ソバージュの2名だった。
 
 ■感想■
 『TAXi』(97年)、『スティール』(02年)のジェラール・ピレス監督のフランス製アクションコメディ。航空アクション『ナイト・オブ・ザ・スカイ』(05年)も監督してます。
 今作は、フランス製のユルユルコメディです。フランス人しか喜びそうに無いようなギャグの連続!まぁ、最初から、「こういう作品なんだろうなぁ」って思ってたんで期待が裏切られる事もなかったですけど。
 
 大体、大事件に素人のスパイを送り込むこの設定が、もうコミックですもんね。この設定だけなら、60年代の永井豪のギャグマンガみたいですもんね!敵の目的も、そんなユルユルな目的だし!悪党たちの目的が気になる人は、観てみて下さい!脱力感にあふれる目的ですから!こんな、設定の作品を真剣に作れるっていうのは、逆にスゴイです!
 でも、今作って、真剣に観てると大ヒットした『オースティン・パワーズ』(97年)を、フランス映画流にしたような感じって思えてくるかも。(これって、ホメすぎかな??)
 
 でも、フランス人って、こういうどうしようもないギャグを連発するようなコメディが好きなんですよね。ジャン・レノが出演してた『コルシカン・ファイル』(04年)とか『HAKUGEKI 迫撃』(04年)とか、どうもノレ無いんですよね!まぁ、『HAKUGEKI 迫撃』はイタリア、イギリスとの合作ですけどね。
 でも、自分的には、全面にコメディ色一杯だった『ル・ブレ』(02年)あたりは、まだまだ面白く観れたんですけどね。
 
 フランス映画のコメディって、あんまり笑えないシーンの連続なんで、体力あるときに観た方が良いかもしれないです。(あれ、それって自分だけかな??

 自分的には、フランス映画だと、笑いのシーンが全然無いアクション映画のジャンルの方が断然好きなんですよね!フランス映画って、ノワール物やコメディ物の落差が激しすぎ!
 どんなマジメなアクション映画でも“お笑いシーン”を入れちゃう10数年くらい前の香港アクション映画とは大違い!でもまぁ、最近の香港映画は、一切、笑いのシーンが無いアクション映画ばかりですけどね!

 自分は、今作は、好きなジャンルのスパイ映画のコメディだったんで、けっこう良かったです!60点 
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『サイレントノイズ』EVPホラー

2007-05-19 02:13:01 | ホラー
サイレントノイズ
WHITE NOISE(2005年カナダ、イギリス、アメリカ)
 監督 ジェフリー・サックス
 脚本 ニーアル・ジョンソン
 出演 マイケル・キートン、チャンドラ・ウェスト、デボラ・カーラ・アンガー

 ■ストーリー■
 EVP…電子音声現象。電気機器を用いた霊との交信のことで1939年に発見され、それ以来研究されている現象のこと。
 建築家のジョナサン・リバースは、再婚した女流作家の妻アンナと暮らしていた。ある朝、アンナが妊娠していることを知り喜ぶジョンだったが、その夜アンナは帰って来なかった。翌日、アンナの車がパンクした状態で川沿いで発見される。警察は、誤って川に落っこちた可能性と誘拐された可能性の両面から捜査を行っていた。数週間後、レイモンドという男がジョナサンの前にが現れるのだった。レイモンドは、死んだアンナが、あの日から霊界から交信しようとしていると言うのだった。レイモンドも息子を亡くしており、交信したというのだった。
 
 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 EVPを扱ったサスペンス系のドラマです。電気製品の電波に霊界からの音や映像が入る現象のことをEVPって言うんですって!
 「え、そんなことあるんですか??」
 今作はホラー映画でなくて、自分はてっきり、EVPをモチーフにしたミステリー映画だと思ってました。マイケル・キートンの奥さん、誘拐されたんじゃないの??って思って、油断して観てたら、あんまりの展開にビックリ!
 ちゃんとした、バリバリのホラー映画でした!事前情報得ないで映画観るんで、良く勘違いして映画を観ちゃいます!

 ミステリー映画だと思ってたら、もう前半で、マイケル・キートンの奥さんが死体で発見されちゃいます!
 「あれれ、ミステリーじゃないのね!」
 どうなっちゃうの??って思ってると、その後の展開は、けっこう丁寧に描かれてます!こういう描き方はホラー映画ファン向けっていうより、一般映画ファン(っていってもエンターテイメント系のですけど)向けのような感じです。ランニングタイム101分もちょっと、丁寧すぎ!あと11分くらい短くても良かったのに!
 ホラー映画的には、もっとぶっ飛んだ展開でも良かったのに!ぶっ飛び方も足りないです。
 『フィアー・ドット・コム』(02年)のウィリアム・マローン監督だったら、もっとぶっ飛んだホラー映画になったかもしれないのに!

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マリオ・バーバ監督の『呪いの館』と見比べて!

呪いの館

J.V.D.

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呪いの館』マリオ・バーバ監督のホラー映画!
 
 
 ところで、“EVP”のことなんて、自分は全然知りませんでしたけど、“EVP”なんてことが実際にあるんなら、もっと“EVP”を扱った作品っても良いのにね!
 ホラーじゃ無くても、ミステリーとかサスペンスとかでも、このEVPを扱って、もっともっと色んなアイデアで、いくつもの映画にできそうです!それなのに、EVPの映画ってあんまり無いですよね!(「あんまり」っていうより、自分は知りません!
 
 スペインのTVのホラーアンソロジー「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の1エピソードに、霊を映すビデオを扱った「ベビー・ルーム」って作品がありましたけど、あれはEVPじゃないですもんね。

 ところで、今作って、ハリウッドのメジャー作品にしては、ラストが普通のホラー映画みたいで、良かったです!なんでもかんでもハッピーエンディングじゃ、逆に楽しめないですからね!あ、これってネタバレです!すいません。(今作は、そんなにメジャーな作品じゃないかもしれないですけど
 ちょっと変ったホラー映画を観たいっていう人には楽しめるかも!ホラー映画ファンなら必見。60点
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『カクタス・ジャック』誘拐コメディ

2007-05-16 08:05:17 | サスペンス
カクタス・ジャック
MATANDO CABOS(2004年メキシコ)
 監督 アレファンドロ・ロサーノ
 脚本 アレファンドロ・ロサーノ、トニー・ダルトン、クリストフ
 出演  トニー・ダルトン、アナ・クラウディア・タランコン

 ■ストーリー■
 ジャックは、財界の大物カボスの会社で働いていたが、カボスの娘と付き合っていた。しかし、そのことがカボスにバレてしまう。後日、ジャックが、カボスのオフィスを訪ねると、怒ったカボスがジャックをゴルフクラブで殴ろうとして、ゴルフボールにつまづいて転んで気を失ってしまう。困ったジャックが、同僚のムドに助けを呼びに行っている間に、カボスをうらんでいる清掃員チーノが、倒れているカボスを見つけ、カボスの洋服を着て帰ってしまうのだった。そんなとき、チーノの息子ボッチャは、カボスを誘拐して身代金を手に入れようとしていた。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 本国キシコで大ヒットした、コメディ系サスペンス映画。
 メキシコで大ヒットしたのもうなずけます。「面白いです!面白いです!」ブラックな味わいで、観ている間、ニヤニヤできます!
 ハッキリ言って、超オススメです!メキシコ映画も、こんなに面白い作品があるんですね!

 なんていっても、出てくる登場人物たちが、全員、魅力的です!ハリウッドのメジャー作品では、出てこないようなキャラクターが何人もでてきます!
 ちょっと、ダメキャラクターな主人公2人!2人を助けることになる元レスラーのルーベン。ルーベンの用心棒、人食いトニー。間違って、誘拐してしまう誘拐犯のボッチャ。みんな魅力的!ジャックの向かいの部屋の住人や、ロンパリって言われて切れる運転手等も魅力的!
 
 あとは、映画の本編が始まったトイレのシーンから、思わず画面に引き込まれます!中国人のコックの話が魅力的なんで、グイグイ画面に、引き込まれていきます!こういうところもウマイですね!やっぱり映画は、こうでないとね。ランニングタイムが、こういうエンターテイメント作品にピッタリの98分!っていうところも良いです!
 
 自分的には、ルーベンとムドが、向かいの部屋の住人に
 「飼っている鳥がうるさい!」って言いに行くシーンが1番面白かったです!それまで、ルーベンの強さを散々見せておいてからの“あの展開”には爆笑でした!
 だって、ルーベンって、レスラーのときの名前“マスカリータ”を言われただけで、切れまくりで、どんどん人をのしていたのに、あの展開ですもんね~!
 ジャックが、「向かいのヤツいたのか??どうだった??」って聞いたあとの2人の反応が、超オカシイ! 
 
 あと、軽い犯罪コメディと思わせといて、誘拐犯ボッチャの“切れ方!”ハリウッドのマジメなクライム物の悪党なみの“切れ方”です。全然関係ない、グランドの清掃係りを有無を言わせずに殺しちゃったりと、かなり怖い!怖い!あと、ボッチャって、自分で自動車を、泥棒しようとして出来なかっただけで、本来の持ち主を追いかけてきて発砲ですもんね!ちょっと性格がオカシイでしょ!
 
 そんな魅力的なキャラクターの魅力だけでなく、ストーリーもちゃんとしてます。上記に書いた「笑いのシーン」のための向かいの部屋の住人のシーンも後半にむけての伏線になっているところも、ウマイです!
 1番頼りになりそうな、「人食いトニー」が、途中から事件に全然絡んでこないところも笑えます!大体、トニーがいないのに、主人公たちが気づかないのも、ちょこっと笑えます!「おい、トニー」って呼びかけてから、いないのに気づくんですもんね!
 
 最後の方の展開も、てっきり、みんなハッピーで、大団円なのかな??って思わせといて、あの終わり方ですもんね!そういうところも好きです!68点
カクタス・ジャック

エイベックス・マーケティング

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『LOOP ループ』またいつものオチ…

2007-05-15 01:06:30 | ホラー

LOOP ループ
GRUESOME(SALVAGE)(2006年アメリカ)
 監督          ジェフ・クルック
              ジョッシュ・クルック
 脚本          ジェフ・クルック
              ジョッシュ・クルック
 出演          ローレン・カリー・ルイス
              クリス・フェリー
              コディ・ダーベ

 ■ストーリー■
 女子大生クレアは、免許を持っていないため、彼氏のジミーに送り迎えをしてもらっていた。ある日、朝までのバイトの帰りに迎えに来るはずのジミーは現れずに、見知らぬ男デュークがジミーに頼まれたと言ってやって来る。しかし、家まで送ってもらったクレアは、デュークに殺されてしまうのだった。
 しかし、次の瞬間、クレアは気が付くと殺される同じ日の朝を迎えていたのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 サンダンス映画祭で、評判になった(ってうたい文句の)スリラー映画です。
 本当に、サンダンス映画祭をはじめ、いろいろな映画祭で話題になったんですか??
 まぁ、話題にはなったかもしれないですけど、いつものオチのエンターテイメント映画ファン向きでは無い作品です!

 「時間軸が交差する」というより、同じ時間を何度も何度も経験するヒロインの恐怖を描いています。
 その中で、謎が少しづつ解き明かされていって、最後は驚きのオチが待っていれば良かったんですが…。
 驚きと言えば驚きのオチでした!あまりにも単純なオチなんで、想像もつきませんでした。
 「いや、そんなストーリーもありだけど、まさか違いますよね!」と思って観ていたら、まさかのオチ!
 
「こんなオチは、あり得ないですよね!」って観る前に勝手に自分の中で否定しちゃいました!

 ダメダメ!
 いつものオチ!
 このオチ!やめて!

 エンターテイメント映画のサスペンス映画やスリラー映画の脚本を書く脚本家だったら、誰もが思いつくアイデアだけど、実際には映画化しないオチの1個!
 こんなオチで話題になったの??
 だって、こんなオチの映画ってたくさんあるでしょ!
 「このオチ、禁止!!」
 
 
 「もう、こういうオチだけが勝負の映画、作らないで!」って感じです!
 それも誰もが分かってしまう禁断のオチ!
 このオチ、ダメダメ!フジTVのアンソロジー「世にも奇妙な物語」の1エピソードくらいのオチ!
 でも、そんな今作でも、唯一の救いは、ランニングタイムが80分ってコトです。実質、本編だけで言うと75分っていうことです。
 でも、それでも長すぎです!あと10分カットして!

 インディーズ映画で、このオチ!やめて!今作のひどさは、『-less[レス]』(2003年)並み!
 なんで、こんなオチで映画化しちゃうんでしょう?? 0点

LOOP ループ [DVD]
ローレン・カリー・ルイス,クリス・フェリー,コディ・ダーベ
アット・エンタテインメント
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