『スマホを落としただけなのに』
(2018年日本)
監督:中田 秀夫
脚本:大石 哲也
原作:志駕 晃
出演:北川 景子
田中 圭
千葉 雄大
バカリズム
原田 泰造
要 潤
■ストーリー■
ビジネスマンの富田はタクシーの中にスマホを忘れてしまう。富田の恋人、稲葉麻美が富田に電話すると聞き覚えのない男性がスマホに出る。拾ってくれた男性からスマホを取り戻し安心するのだが、、。
■感想■
2018年にヒットした日本映画。
タイトルからして、「スマホをうっかり落としたヒロインが何か事件に巻き込まれるんだろうなぁ、、、」くらいに思っていたんですが、原作ありの正統派のスリラー映画でした。
監督は『リング』(1998年)、『リング2』(1999年)、『ザ・リング2』(2005年)、『クロユリ団地』(2003年)の中田秀夫。
こんなタイトルつけて、北川景子、田中圭、千葉雄大出演のチョチョイのチョイ系2時間サスペンス??って思っちゃったら絶対スリラー映画ファン、ミステリー映画ファン見逃しちゃうのでは??
原作があるから、本当のミステリー好きなら、事前に知っているんでしょうけどねぇ。
勉強不足で、自分は劇場公開時、100%ノーチェックでした。
なおかつ、あんまり期待して観ていなかったので、思わず画面に引き込まれていきました!!
普通に面白く観れました!海外のエンターテイメント作品と比べてもっていう意味です!!
サスペンス映画度 ★★★★
ミステリー映画度 ★★★
エンターテイメント度 ★★★
日本映画もちゃんと面白い作品が撮れるって良い例です。大作は作れないですけど、こういうこじんまりした設定の作品は面白く作れますよね。
なんか褒めすぎかな??
本来ならヒロインを助ける役の田中圭がすごく頼りなかったりしてスリラー作品的にはどうなの??とも思いますけど。
まぁ、実際にこんな事件に巻き込まれたら、怖くてビビっちゃって、ここまで活躍できないでしょうけど、、、
一方、原田泰造、千葉雄大の刑事たちが優秀すぎてアメリカ映画の刑事のように活躍しすぎな気もしますが、これくらいの刑事さんが登場してくれないと事件が解決しないですもんね。
序盤から中盤までのスリラー映画的な展開から、終盤は警察物みたいになっちゃいますけど、最後の方まで、「犯人は誰??」って楽しませてくれます。
自分は、原作未読だったので、本当に犯人わかりませんでした、、、。