@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『悲愁』 ビリー・ワイルダー監督ミステリー系ドラマ

2024-12-19 21:28:34 | ドラマ

悲愁(別題:『ビリー・ワイルダーの悲愁 フェドラ』『悲愁 ~FEDORA~』)
FEDORA(1978年フランス、西ドイツ、アメリカ)
 監督:ビリー・ワイルダー
 脚本:ビリー・ワイルダー
    I・A・L・ダイアモンド
 原作:トマス・トライオン
 出演:ウィリアム・ホールデン
    マルト・ケラー
    ヒルガルト・ナフ
    ホセ・ファーラー
    ヘンリー・フォンダ
    マイケル・ヨーク
    フランシス・スターンハーゲン

 ■ストーリー■
 映画界を引退した有名な女優フェドーラが列車に飛び込み自ら退場する。ハリウッドのプロデューサー、バリーは数週間前のフェドーラとのことを回想するのだった。
 バリーは、若くして絶頂期に引退した優フェドーラを作品に映画にカムバックさせようとエーゲ海の島にやってくる。フェドーラの後援者の老伯爵夫人はバリーの提案を拒否する。しかし、フェドーラは脚本を気に入り、マイケル・ヨークの共演を希望するのだったが、、。
 
 ■感想■
 ビリー・ワイルダー監督のミステリー映画。
 脚本は『お熱いのがお好き』(1959年)、『アパートの鍵貸します』(1960年)、『あなただけ今晩は』(1963年)、『恋人よ帰れ!わが胸に』(1966年)、『シャーローック・ホームズの冒険』(1970年)、『お熱い夜をあなたに』(1972年)、『フロント・ページ』(1974年)などなどビリーワイルダー監督と脚本書いたI・A・L・ダイアモンド。
 
 原作は『悪を呼ぶ少年』(1972年)、『悪霊の棲む村』(1979年)のトマス・トライオン。

 今回、この記事を書くまで、今作は映画オリジナル脚本の作品だと思っていたんですが、、ちゃんと原作があったんですね、、。知りませんでした。

 TV放映はTBSの「金曜ロードショー」(1983年4月29日)だけだったんですね、、すごーくもったいない!!
 TBS「月曜ロードショー」でも、TV朝日「日曜洋画劇場」で放送しても、絶対に評判良かっただろうに、、。
 ちなみに、通常「金曜ロードショー」は90分枠でしたが、今作は105分枠の延長枠で放送されたはず、、。(自分の映画を観たノートのデータなので、かなり不確かですいません、、)
 90分枠のときの実質本編が75分くらいあったので、105分だったので90分弱だったのではないかと、、。実際に測ったのではないのではわからないですが、、。


それを言ったら、アンソニー・シェイファー脚本、ローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン出演の傑作ミステリー『探偵 スルース』(1972年)も深夜枠の放映だけ、、。
 
 「なぜ?」
 「なぜ?」
 
 TVのゴールデンタイムの映画枠は今や日本テレビの「金曜ロードショー」だけですが、かつての地上波の映画枠も、映画枠が無くなる前に、こういうめったに放送しないような作品を放送すれば良かったのに、、。レンタルDVDとかでいつでも観れる作品を放送して視聴率が悪いとか言われても、、。
  
 『スキャナーズ』(1981年)
 『デッドゾーン』(1983年)
 『美しき獲物』(1992年)
 『瞳が忘れない ブリンク』(1994年)
 『スティーヴン・キング ナイトフライヤー』(1997年)
 『トラックス』(1997年)
 『解剖室殺人事件』(VHS題:『キルジョイ』)(1981年) 
 『宇宙の7人』(1980年)
 『リレントレス 若妻誘拐』(1977年)
 『殺しのリハーサル』(1982年)
 『THE エージェンシー』(1980年)
 『巨大クモ軍団の襲撃』(1977年)
 『デスレース2000年』(1975年)
 『愛のメモリー』(1976年)
 『マスター・ガンファイター』(1975年)
 『ゼブラ軍団』(1975年)
 『パリ警視J』(1984年)
 『ナポリ犯罪ルート』(1976年)
 
 とかとか、あげればきりがないですが、、こういった作品を地上波の映画枠で放映してくれれば、一部の映画ファンだけからでも話題になったのに、、。視聴率がすごーく心配ですが、、。
 自分の好みが出すぎて、1970年代、1980年代の作品ばかりで、ゴールデンタイムで放映するには「木曜洋画劇場」以外ムリな気も、、。


 いつも通り、全然関係ない話題でした、、。
 今作『悲愁』に話題を戻すと、、。30年ぶり??に会った女優が依然と変わらぬ美貌というネタが普通に使われていてビックリ!!ミステリー度も低く、どちらかと言えばジャンルが”ドラマ”の作品なのに、。
 このネタを平然とミステリーで使ってるミステリー小説の作品とかありそうですよね、、。何か言われたら、偶然とか『悲愁』にインスパイアされたとか言うんでしょうけど、、。
  というより、「定番トリックなんで同じでどうした??」とか言われちゃいそう、、。でも、今作はジャンルがドラマの1978年の作品ですからね、、。その作品と同じ謎を使っちゃね、、。
 自分の知識不足で、このネタ、もっと以前にも他の作品でも使われているのかも??

 『サンセット大通り』(1950年)と同じく、冒頭でメインキャラクターが退場状態で、回想シーンになるので、このパターンでもう1回撮りたかったんでしょうか。

 ミステリー映画度 ★
 謎解き度     ★★★
 ドラマ度     ★★★★★

 ブルーレイも発売中なので、今作のファンは要チェック!!

 

TV放映時の吹替音声収録で「吹替シネマCLASSICS」シリーズでBlu-ray発売中

このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ビフォア・アイ・フォール』 YA小説映画化。

2024-01-02 01:05:44 | ドラマ

ビフォア・アイ・フォール
BEFORE I FALL(2017年アメリカ)
 監督:ライ・ルッソ=ヤング
 脚本:マリア・マジェンティ
    ローレン・オリヴァー
 原作:ローレン・オリヴァー
 出演:ゾーイ・ドゥイッチ
    ハルストン・セイジ
    ローガン・ミラー
    キアン・ローリー
    エレナ・カンプーリス

 ■ストーリー■
 17歳のサマンサは友達に囲まれ楽しい高校生活を送っていたが、ある晩、パーティからの帰り道に交通事故で死んでしまうのだった。しかし、気づくと、サマンサは自分が死んだその日の朝にいるのだった。
 その後も、自分が死んだあと同じように死んだ日の朝(正確には前日)に目覚める日が続き、タイムループにはまってしまうのだが、、。
 

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 ローレン・オリヴァーのYA小説を原作を映画化した青春ドラマ。
 同じ日を繰り返すので少しファンタジー風、Sci-Fi風。
 
 2024年1月2日現在、IMDbで6.4点ととてつもなく高い点数がついていました!!!

 YA小説とかが好きな人には好きな作品でしょうね、、、。
 YA小説系の作品があまり好きでなくても、確かにランニングタイム98分ちゃんと苦痛なく観れる作品ですけど。

 最近、Z級系の作品が続いたので、この観やすさはすごいと思っちゃいます。
 98分ってこんなに短かったんですねー。

 タイムループ物ですけど、普通は抜け出すことと生き延びることをメインに活動するんですけど、今作のヒロインはタイムループを抜け出すことを中心に活動していて、生き延びることは全然考えていないように見えるのですがどうなんでしょうか??
 すごく珍しい!!
 死ぬことを何とも思っていないように見えちゃうんですが、。
 繰り返す日に死ぬことを前提に行動しています!!
 
 なぜ??

 最後は偶然死んじゃったんでしたのでしょうか??
 死ななくてもタイムループするのが分かっているんですから、あの最後はちょっと考えちゃいます。
 主人公は、死んじゃうのが普通っていう風に考えているように思えたんですが、どうなんでしょう??
 
 拝一刀の子ども、大五郎か??
 それは、ちょっと褒めすぎですね、、。

 物語を感動的にするためだけに死んじゃったようにしか思えない!!
 少し、『パーム・スプリングス』(2020年)の主人公たちくらいな行動しても良かったのでは??それだと、マジメな青春物がコメディになっちゃいますけど、、。

 珍しいといえば、ヒロインがこういう作品では普通入っていないようなグループのメンバーっていうのも珍しいです。こういうグループって、普通は主人公をイジメる悪い感じのグループですよねー。

 サマンサの考え方や行動の変化を表現したかったんでしょうけど、いかにも教訓的で、自分は苦手でした。

 同じ時間を繰り返すタイムループ系の作品の自分のベスト5は、順不同ですが、ルイス・モーノウ監督、カイリー・トラヴィス、ジェームズ・ベルーシ出演のSci-Fi映画『リバース』(1997年)や、日本のライトノベル小説を映画化したダグ・ライマン監督、トム・クルーズ、エミリー・ブラント出演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年)、クリストファー・ランドン監督、ジェシカ・ロース、イズラエル・ブルザード出演のコメディタッチのホラー『ハッピー・デス・デイ』(2017年)、Sci-Fiになっちゃった続編『ハッピー・デス・デイ2U』(2019年)、ジョー・カーナハン監督、フランク・グリロ、メル・ギブソン、ミッシェル・ヨー出演のSci-Fi『コンティニュー』(2021年)です!!

■『オール・ユー・ニード・イズ・キル』最も好きなタイムループ作品の1つ。

■『ハッピーデスデイ』この作品も大好き!!

■『ハッピー・デス・デイ 2U』続編は突然Sci-Fi映画に、、。

■『コンティニュー』タイムループ系の作品は傑作が多いのでしょうか??

 



    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ベネシアフレニア』 オーバーツーリズムはつらいよ

2023-12-12 01:38:24 | ドラマ

ベネシアフレニア
VENECIAFRENIA(2021年スペイン)
 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
 脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシア
    ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
 出演:イングリッド・ガルシア=ヨンソン
    シルヴィア・アロンソ
    ゴイセ・ブランコ
    ニコラス・イヨロ
    アルベルト・バング
    コジモ・フォスコ

 ■ストーリー■
 結婚を間近に控えたイサは、友人たちとイタリアのベネチアに羽目をはずそうとやってくる。来て早々、ベネチアの街ではカーニバルで賑わっていたが、一方、観光客が多すぎるから帰れとプラカードを掲げた地元住民の集団に出くわすのだった。また、カーニバルの道化師の扮装をした人物が旅行者を狙っていたのだった、、、。
 
 ■感想■
 アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の描くドラマ。
 ジャッロ映画風の作品かと思って観たら、マジメな作品でした。

 イタリアが舞台だし、監督がアレックス・デ・ラ・イグレシアだし、、勘違いしちゃいました。
 アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の作品は『マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾』(2002年)、『オックスフォード連続殺人』(2008年)、『スガラムルディの魔女』(2013年)、『クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的』(2017年)とけっこう観てます。
 別に監督で観ているワケではないんですが、、、。好きそうな作品を観ていたら結果、けっこうな作品数観たことに、、。

 今作を観る前に勝手にイメージしたのは、黒い革の手袋をした連続殺人鬼、弱い犯行動機、『血のバレンタイン』も真っ青になるような、ほとんど不可能に近い犯人の正体等々だったんですが、そんなコトはありませんでした。

 ジャッロ映画度     ★
 テーマがちゃんとある度 ★★★★
 最後があっけない度   ★★★
 

 「オーバーツーリズムはイヤだなぁ」をテーマになっていました。
 
 あれ、違うかな???
 映画を観る理解力が高くなくてすいません、、。

 旅行先で出てくる登場人物、みんな怪しそうで、怖いですよね。
 水上タクシーの運転手も、犯人の仲間なのでは??とか思っちゃいました。全然違ってました、、。
 それにしても観光都市で、こんな事件起きたら、旅行者も一時的にはかなり減るんじゃないでしょうか??犯人の思惑通り、、。
 
 犯人グループと連続殺人鬼といて、、、全然思っていた作品と違っている。
 事前に作品の情報を得ないようにしているので往々にしてこういう勘違いが、、。
 まぁ、今作の場合、ガッカリしたというより、楽しく観るコトができました。

 【ヨーガ・アワード】2023年ワースト監督賞を受賞しました。この映画賞って、アメリカのラジー賞みたいな賞でしょうか??
 ネットで調べたんですが、調べ方が悪く良く分かりませんでした。
 
 カテゴリーは、あえて”ドラマ”にしていますが、連続殺人鬼もでてくるので、スペイン映画のホラーが好きな映画ファンは観ても良いかも!!

 正確にはカテゴリーは”ホラー”なので、小さなお子さんの家族みんなで観ないように、、。

このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ベネデッタ』 P・ヴァーホーヴェン監督、、歴史もの

2023-11-26 00:58:58 | ドラマ

ベネデッタ
BENEDETTA(2021年オランダ、フランス)
 監督:ポール・ヴァーホーヴェン
 脚本:デヴィッド・バーク
    ポール・ヴァーホーヴェン
 原案:ジュディス・C・ブラウン「ルネサンス修道女物語 聖と性のミクロストリア」(ミネルヴァ書房)
 出演:ヴィルジニー・エフィラ
    シャーロット・ランプリング
    ダフネ・パタキア
    ランベール・ウィルソン
    ルイーズ・ジュヴィヨット
 
 ■ストーリー■
 17世紀、両親に連れられベネデッタは修道女になるため修道院にやってくる。修道院に入ったベネデッタは、ある晩、廊下にあるマリア像に祈りを捧げるが、倒れてきたマリア像の下敷きになるがケガ一つ負わなかったことから奇跡だと騒がれるが、院長のフェリシタは、奇跡は簡単には起きないと言うのだった。
 18年後、修道院の芝居で聖母マリアを演じたベネデッタは、キリストを幻視するのだった。そんなとき、父親から虐待されている少女バルトロメアを、ベネデッタの父親に持参金を払ってもらい、修道院に入ることになるのだが、、。


 ■感想■
 ポール・ヴァーホーヴェン監督が描く実在した17世紀の修道女の裁判記録をもとに描く歴史映画。
 ポール・ヴァーホーヴェン監督が前作『エル ELLE』(2016年)で成功をおさめて次に取り組んだ作品。
 ヒロインが火刑になりそうな展開にするため、そのあたりを脚色しているそうです。
 2006年の『ブラックブック』以降、『ポール・ヴァーホーヴェン トリック』(2012年)『エル ELLE』(2016年)と今作と真面目なドラマを撮り続けてますね。
 
 ポール・ヴァーホーヴェン監督の作品の熱狂的な映画ファンならすごーく楽しめる作品のはず。

 自分は、『グレート・ウォリアーズ 欲望の剣』(1985年)『ロボコップ』(1987年)『トータルリコール』(1990年)『氷の微笑』(1992年)『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997年)と1980年代中盤から1990年後半までのポール・ヴァーホーヴェン監督の作品は好きな作品多いんですが、普通のドラマ系の作品は苦手で、、。
 それでも、公開されれば観続けてしまうんですけどねー。

 131分ですけど、あっという間に観れます。
 
 歴史ものですけど、ファミリー映画度は低いので家族と観ない方が、良いですね。ポール・ヴァホーヴェン監督作なので、そんなの今作に限ったことではないですけど、、。
 『エル ELLE』以上にエロス度アップ!!
 あんまりレイティングとか好きじゃないですけど、実際、レイティングがR18ですしね、、。

 ポール・ヴァーホーヴェン監督度  ★★★★★
 歴史映画度            ★★★★★
 エロス度             ★★★

 ヒロインのベネデッタが、本当に神に祝福されているんか?キリストのビジョンを見たのか?聖痕は本物なのか??
 奇跡を起こしたのか?
 それともヒロインの思い込みと狂言なのか??
 
 映画を観たあとに色々と話し合うフランス人とか楽しめる作品です。そういえば、今作はフランスとオランダの合作でした。
 
 17世紀の修道院が持参金なければ、困ってる人がいても見てみぬで面倒見ないよみたいに、当時のキリスト教の修道院を冷静に描いています。
 さすがポール・ヴァホーヴェン監督!!

 それにしても、元気なポール・ヴァーホーヴェン監督、84歳で今作を撮っちゃうなんて!!

 共同脚本のデヴィッド・バークって、どんな作品の脚本を書いているのか調べたら
 『心臓が凍る瞬間』(1992年)『吸血家族』(2004年)『13の選択』(2014年)『エル ELLE』(2016年)『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』(2018年)となんかサスペンスとかが得意そうな感じのフィルモグラフィーでした。ヴァホーヴェン監督とは2度目で、相性が良いんでしょうね。

 

 

このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『マッドタウン』 豪華キャストだけどすごーく長く感じる、、。

2023-06-29 21:15:21 | ドラマ

マッドタウン
THE BAD BATCH(2016年アメリカ)
 監督:アナ・リリー・アミールポアー
 脚本:アナ・リリー・アミールポアー
 出演:スーキー・ウォーターハウス
    ジェイソン・モモア
    ジョヴァンニ・リビシ
    キアヌ・リーヴス
    ジム・キャリー

 ■ストーリー■
 アメリカの法律の及ばない地区にやってきた少女アーレンは、マッチョな食人族に捕まり片手、片足を奪われるが、何とかマッチョな食人族がいるエリアを逃げ出し砂漠で力尽きるものの男に助けられコンフォートという町に運び込まれるのだった。
 コンフォートで義足を手に入れたアーレンは歩けるようになり、拳銃を手に入れゴミの山にいた食人族の女性を撃ち殺すのだった。その場にいた幼い少女をコンフォートに連れて帰るのだが、、。

 ■感想■
 『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』(2014年)のアナ・リリー・アミールポアー監督のドラマ。
 ランニングタイム119分というとてつもなく長い長いドラマ。
 あまりの盛り上がりなさに240分にも感じるくらいでした、、、。
 
 マッチョな食人族っていうから、てっきり、アクション映画系か、スリラー映画系かと思って観たら、だらだらと主人公がふらふらとしている作品でした、、。
 
 ジェイソン・モモア、キアヌ・リーヴス、ジム・キャリーと、自分が観る作品としては、やたら

超豪華な出演者ですが、なぜ、みんな出演しちゃったんでしょう??

 キアヌ・リーヴスは、誰でも楽しく観れるような面白い作品から、あまり盛り上がらないような作品まで出演しているから、良く考えたら驚くようなコトじゃないですけど、、。

 ジェイソン・モモアはTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」、「スターゲイト:アトランティス」、映画では『コナン・ザ・バーバリアン』(2011年)が主な出演作だったから作品を選べる感じではなかったんでしょうけど、、。
 2012年のシルヴェスター・スタローン主演の『バレット』ではどこに出演していたか記憶にないです、、。今観直せば絶対にわかるんでしょう!!
 その後は、アクション映画『ワイルド・ブレイブ』(2017年)、DCコミック映画『ジャスティス・リーグ』(2017年)、『アクアマン』(2018年)と出演しまくりで超メジャーに。

 最初だけ、ヒロインが食人族に捕えられるという展開なのに、その後は、やたらダラダラと、2時間近く、普通のドラマを見せられることに、。

 盛り上がらない度 ★★★★★
 普通のドラマ度  ★★★★★
 豪華キャスト度  ★★★★

 せめて65分くらいだったら、こんなに悪い印象でないんでしょうけどね、、。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ライトハウス』 2人の灯台守争う

2023-02-25 18:59:38 | ドラマ

ライトハウス
THE LIGHTHOUSE(2019年アメリカ)
 監督:ロバート・エガース
 脚本:ロバート・エガース
    マックス・エガース
 出演:ウィレム・デフォー
    ロバート・パティンソン
    ワレリヤ・カラマン

 ■ストーリー■
 1890年代、ニューイングランドの孤島の灯台守としてやって来た2人の男。4週間の仕事のはずだったが嵐のため孤立してしまうのだった、、。

 □■□ロバート・エガース監督の作品のコトほめてないので、監督の作品が好きな方は読まないで下さい□■□

 ■感想■
 2015年のホラー映画『ウィッチ』が話題になったロバート・エガース監督の描くスリラー映画。
 、、、なんですが、自分的には普通のドラマでした、、。

  自分の好みではなかったです。
 『ウィッチ』もみんながほめるほど好きになれなかったし、次回作の『ノースマン 導かれし復讐者』(2021年)も、個人的には期待度が低ーい感じです。
 
 『ウィッチ』もごくごく普通のホラー映画で、面白いとも何とも思わなかったのに、ついうっかり観たのが悪いんですけど、ランニングタイム109分は長すぎ!
 
 『ウィッチ』はサンダンス映画祭で監督賞受賞しましたけど、こんな作品が受賞しちゃうの、、、?と思った覚えがあります。『ウィッチ』もランニングタイム93分の作品なのに2時間30分くらいに感じるくらい長く感じました。

 今作も灯台の2人の灯台守の話しというだけで、こき使われた若者が怒って(怒りすぎて少しおかしくなった??)年輩の灯台守を殺すだけの話し、、。

 それだけに109分!!

 この内容なら20-30分で良いのでは??
 
 灯台の周りに霧が発生してかつての復讐のために幽霊が出てくるとか、西暦3000年の話で灯台以外人類がいないとかいう話しでもなく、本当に登場人物2人が起こす心理スリラーだけで109分!!


 なぜ年輩のトーマスが若いイーフレイムをこき使うのか?評価しないのか??何の説明もない、。別に理由も知りたくないですけど。
 ストーリーが進むにつれ、若者の名前もトムと分かり、2人のトムの物語になるんですが、何か表現したいのかもしれないですが、こんな芸術的な作品で色々考えたくないです、、。

 

このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 もっともっと長いバージョン観たい!!

2022-05-01 16:04:03 | ドラマ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD(2019年アメリカ)
 監督:クエンティン・タランティーノ
 脚本:クエンティン・タランティーノ
 出演:レオナルド・ディカプリオ
    ブラッド・ピット
       マーゴット・ロビー
    アル・パチーノ
    ブルース・ダーン
    ニコラス・ハモンド

 ■ストーリー■
 1950年代にTVドラマ「賞金稼ぎの掟」で活躍した俳優リック・ダルトンは映画界進出に失敗、今ではTVドラマの悪役を演じている生活。
 リックのスタントマン、クリフ・ブースと日々アルコールを飲み過ごす毎日。プロデューサーのマーヴィン・シュワーズからは、イタリアの西部劇に出演しないかと提案されるが断っていた。そんなとき、リックの豪邸の隣に、話題になった評判の監督のロマン・ポランスキーと妻の新進女優のシャロン・テートが引っ越してくるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 『イングロリアス・バスターズ』についても触れています。
 今作と『イングロリアス・バスターズ』を観てから読んで下さい!
 また、「今作のどこが面白かったの??」とか思われた方は読まないで下さい。

 ■感想■
 クエンティン・タンランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)を、やっと観たんですが、、、み、み、短い、、。
 まず、観たのが最近って話題に乗り遅れすぎ、、、。
 「いつでも観れる」、「いつでも観れる」と思っていたら2022年になっちゃいました。
 
 ジャンルは、アクションでも、犯罪物でも、ウエスタンでもなく、ドラマ!
 それもあって、観るのを後回しにしていたんですが、、、すごく面白い!!
 自分が、あまり観ないジャンルの作品ですが、あっという間の161分でした!!

 クエンティン・タランティーノ監督の1960年代の映画への愛に満ちた作品!!
 エクステンデッド版が期間限定で公開されましたが、10分プラスの171分!
 どこが長くなっていたんでしょう??

  今作のコトが面白いって感じる映画ファンって多いんでしょうか??特に若い映画ファン、、。
 作品の時代設定は1969年ということもあり、出てくる作品なども当時の作品ばかり、、。
 当時の作品知らない人は置き去り状態!!

 この突き放し方もけっこう好きかも!!知らなくてもストーリーに影響ないし、。
 
 タイトルが出てくるTVシリーズも「FBI」とか「マニックス」(「マニックス捜査網」)とか「ボナンザ」って、、。そんなに日本でも若い映画、ドラマファンにも有名なんでしょうか??
 「ボナンザ」って自分はタイトルしか知らないです、。
 
 「ナポレオン・ソロ」やブルース・リーがカトーを演じた「グリーンホーネット」とかならまだまだ有名でしょうけど、、、。
 でも、自分の記憶では関東地方では「グリーン・ホーネット」は頻繁に再放送されていなかったような、、。
 
 自分は「対決ランサー牧場」にいたってはタイトルふくめ、全然知りませんでした。
 
 名前だけの登場ですけど、『大脱走』(1963年)でスティーヴ・マックイーンと役の候補になったチャキリス、マハリス、ペパードって誰?誰?ってなっちゃうのに、説明なし!!
 まぁ、ジョージ・ペパードは『ティファニーで朝食を』(1961年)やTVシリーズ「特攻野郎Aチーム」とかでお馴染みでしょうけどね、。
 ジョージ・マハリスとか「ルート66」に出演していたことくらいしか分からないし、、、『続・ローズマリーの赤ちゃん 悪魔の子が生まれて8年がたった・・・』(1976年)に出演していたんですがすでに記憶がない、、。
 ジョージ・チャキリスは『ウエスト・サイド物語』(1961年)に出演していた印象しかないです。
 
 
 また、イタリアの監督でセルジオ・コルブッチだとか普通に名前が出てきますけど、、。
 当時のハリウッド俳優がイタリアのマカロニ(スパゲティ)ウエスタンへ出稼ぎに行ったこととか通常に出てきちゃう、。

 基本、ラストのアクションシーン以外は、リックとクリフがあーでもない、こーでもないとしゃべっているだけなんで、当時のことを知らないと何やってんのー??って感じですけど、もっと2人のやりとり観ていたい!!
 

 あと2時間くらい長くても良いのに!!
 リックがイタリアで出演したウエスタンやスパイ映画とか10分くらいでも良いから観てみたいです!!
 280分くらいの作品でも良いのにッ!!インターミッション入れればトイレにも行けるし、、。

  ラストは、なんと歴史を変えてしまう!!
 でも、良く考えたら(良く考えなくても)、『イングロリアス・バスターズ』のラストの方で、歴史変えてヒトラー殺してましたもんね。

 1960年代、1970年代にTVで海外ドラマや映画を観まくった映画ファンにはオススメです!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『キャッシュトラック』 ”ブルー・レクイエム”リメイク

2022-04-30 10:55:55 | ドラマ

キャッシュトラック
WRATH OF MAN(2021年イギリス、アメリカ)
 監督:ガイ・リッチー
 脚本:ガイ・リッチー
    アイヴァン・アトキンソン
    マーン・デイヴィス
 オリジナル脚本:ニコラ・ブークリエフ
         エリック・ベナール
 出演:ジェイソン・ステイサム
    ボルト・マッキャラニー
    ジェフリー・ドノヴァン
    ジョッシュ・ハートネット
    スコット・イーストウッド
     アンディ・ガルシア

 ■ストーリー■
 ロサンゼルスの現金輸送車の武装警備会社フォーティコ・セキュリティにパトリック・ヒルが就職してきた。フォーティコ・セキュリティは1日1500万ドルを輸送する危ない仕事で、先日も輸送車が襲われ警備員が殺され一般人にも犠牲が出る事件が起きたばかりだった。名前がヒルということで””と呼ばれるコトに。上司のブレット(弾丸)とデイヴ仕事を始めるのだった。
 ある日、現金輸送中に武装強盗にブレットが人質に取られるが、Hは的確な射撃で6人の犯人グループに反撃、全員をを射殺するのだった。この活躍でHは同僚から暖かく迎え入れられるのだった。
 3か月後、Hとブレットがチャイナタウンで武装強盗に襲われるが、輸送車から降りてきたHの顔を見るなり強盗たちは、恐れをなし逃げて行くのだった、、。その様子を見てブレットはHを疑うようになるのだったが、、。

 ■感想■
 2004年のフランス映画の犯罪物『ブルー・レクイエム』のリメイク作品。
 日本版タイトルの”キャッシュトラック”は、『ブルー・レクイエム』のアメリカ公開タイトルなので、自分的には今回の日本版タイトル”キャッシュトラック”は良いですね、、。
 
 それにしても、すごーくすごーく長かった!
 リメイク化権はすぐに売れたのに、リメイクが作られるのを2021年まで待たされるとは、、、。
 余りにも時間が経ったので、リメイク化権は売れたものの実際の製作はてっきり、立ち消えたと思ってました、、、。

 ちなみに『ブルー・レクイエム』の感想はコチラ⇒『ブルー・レクイエム』 現金輸送車ノワール - @KOBAのムービー!ムービー! (goo.ne.jp)


 オリジナルの『ブルーレクイエム』は、少しだけリアルな主人公の拳銃の取り扱いシーンや発砲シーンがあったんですが、ハリウッドでリメイクさらたらありがちなアクション映画になっちゃうのでは??と思っていたら、主演がジェイソン・ステイサムと聞いて、、、
 
 ‘‘やっぱり派手なアクション映画になっちゃうんだなぁー”

 と思って観たら、、アクション度が低い、というよりドラマ度が高い想像と全然違う作品でした、、。
 派手なアクション映画だと思っていあたら、マジメなドラマ、、、、。


 アクション映画度    ★
 ドラマ度        ★★★★
 時間軸行ったり来たり度 ★★
 

 リメイクなんで、オリジナル版を観ている人から見ると、主人公の行動の要因がネタが割れちゃっているのに、引っ張る!引っ張る!
 「えー、まだ引っ張るの??」

 オリジナルと雰囲気も違いすぎる作品なんだし、どうせなら主人公の行動の要因も、時間軸いじらずに、ストレートに映画の冒頭で描いても良かったような気もするんですが、、。
 
 オリジナルが2004年で15年以上前だし、フランス映画ってことでアメリカでは観ていない映画ファンも少なくないんでしょうねー。

 どうせだったら、ジェイソン・ステイサムが暴れまくる映画にしちゃえば良かったのに、、。
 前回は、そんな映画、イヤみたいに言っていたのに、15年経ったら、そういう映画が観たくなりました、、、。

 

オリジナル版とは雰囲気が全然違います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『バジュランギおじさんと、小さな迷子』 感動的なインド映画。

2021-07-16 00:08:34 | ドラマ

バジュランギおじさんと、小さな迷子
BAJRANGI BHAIJAAN(2015年インド)
 監督:カビール・カーン
 脚本:カビール・カーン
    パルヴェーズ・シーク
    V・ヴィジャエーンドラ・プラサード
 原案:V・ヴィジャエーンドラ・プラサード
 出演:サルマーン・カーン
    ハルシャーリー・マルホートラ
    カリーナ・カプール

 ■ストーリー■
 パキスタンの山で育った少女シャーヒダーは誰とも話せないでいた。やはり、5歳まで話せなかったが聖者廟に行ったおかげで話せるようになったという村人の意見に従い、母親はシャーヒダーをデリーの聖者廟に連れていくことにするのだった。デリーに向かう列車で母親が寝ている間に、シャーヒダーは降りてしまうのだった。シャーヒダーはそばの貨物列車に乗ってインド側に行ってしまうのだった。
 迷子になったシャーヒダーをインドの少女と思った若者パワンは家に連れて帰り面倒を見るのだった。しかし、ある日、クリケットの試合のTV中継で、シャーヒダーがパキスタンを応援していることから、彼女がパキスタン人と分かり国に返すよう家を追い出されてしまうのだった、、、。

 ■感想■
 迷子になったパキスタンの少女を母親のもとへ送り届けようとするインドの若者を描くドラマ。
 あまり観ないインド映画ですが、旧作の紹介を見ていたら面白そうな作品だと思いレンタルしてきました!

 本国インドで大ヒット!世界中でもヒットした作品です!!
 全然ノーチェックで、今作のコト、スルーしてました、、。

 インド映画って、『ムトゥ踊るマハラジャ』(1995年)、『女神は二度微笑む』(2012年)、『バーフバリ 伝説誕生』(2015年)の3作品しか観たことないかも??
 正確にはもう1本観ていました、、。中国との合作『カンフー・ヨガ』(2017年)がありました、、。
 インド本国で製作される映画の数はもちろんですが、日本でもそれなりの作品が観れるのに、この少なさ、、、。
 
 香港映画だったら、どんな作品でも観るようにしていた時期もあり、今でもイタリア映画だったらエンターテイメント作品すべて観るみたいにしているのに、、、インド映画は全然観ていない、、。
 なにせ、あのランニングタイムが、、。
 80分の映画2本分ですからねー、。

 今作は、インド国際映画祭の【ナショナル・フィルム・アワード】をはじめ、インドの色んな映画祭で賞を受賞しています!!たくさん受賞しているので全部書いたら、それだけで記事が終わっちゃうので、少しだけ書くと
 【ナショナル・フィルム・アワード】2016年 インド
  健全な娯楽を提供する大衆映画賞 受賞
 【フィルム・フェア・アワード】2016年
  ストーリー賞 受賞
  作品賞、監督賞、主演男優賞 ノミネート
 【スタードスト・アワード】2016年 インド
  作品賞 受賞
 

 ところで、今作ですが、出てくる人が一部を除いてみーんな良い人!
 平和な作品です!!
 普段、こんな平和な感動的な作品は観ないので、これも感想書きにくい!!

 インド映画なので、ランニングタイムは他の国の作品より少しだけ長めの159分!
 でも、あんまり長さも感じないです!!
 とにかく、あっという間に終わります!!
 最後の方の展開に、「あんなコトになるわけない!!」とか言わずに素直に感動的なシーンでウルウルしながら観るのが正しい見方なんでしょうねぇ、、。
 インドやパキスタンの政治的背景とか知らなくても十分面白く観ることができます。
 でも、2国が対立していることとか最低限の知識は仕入れておいて観て下さい!!
 宗教の違いとかも出てきます。

 でもバジュランギをインドに引き渡してしまった、国境警備隊(軍隊?)の隊長や、捕えていた警察署の署長??もあのあとどうなっちゃうんでしょう??
 そんなコトの方が気になっちゃいました!!
 
 素直に感動度        ★★★
 観やすい度         ★★★★
 続きの方が気になっちゃう度 ★★★

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『命の相続人』

2021-05-19 23:21:53 | ドラマ

命の相続人
EL MAL AJENO(2008年スペイン)
 監督:オスカール・サントス
 脚本:ダニエル・サンチェス・アレバロ
 出演:エドゥアルド・ノリエガ
    ベレン・ルエダ
    アンジー・セペダ
    クリスティーナ・プラサス
    マルセル・レアル

 ■ストーリー■
  病院に、自殺未遂の多発性硬化症の妊婦サラが担ぎこまれてくる。サラは病院に運ばれたときにはすでに心停止の状態だった。臨月までサラが生き残ればお腹の中の子どもは出産できるが、その可能性は低かった。サラに付き添って病院にやってきた愛人のアルマンは、サラの主治医だったディエゴがサラに鎮痛剤を渡したときに、それを殺すための薬と思い込み、ディエゴを逆恨みするのだった。
 アルマンは「サラの診察を毎日見ろ」と言い、ディエゴを拳銃で撃ち、自殺してしまうのだった。
 発砲によってケガをし、重症だったディエゴは、無事回復するが、その日以来不思議な出来事が、起こり始めるのだった。事故に遭った結婚式に向かう新郎新婦をディエゴが治療を行うと、瀕死状態だった新郎が回復するのだった。
 ディエゴは、その後、サラを診察すると、彼女が目を覚ますのだった。ディエゴは胸の苦しみを覚え調べると、胸に弾丸があることを知るのだった。アルマンが自殺したときの弾丸がディエゴの体内にあるのではないかと思うのだが、、。


 ■感想■
 『次に私が殺される』(1996年)、『アザーズ』(2001年)のアレハンドロ・アメナーバル製作のメディカルドラマ。
 メディカルと言っても、人を治癒する能力を得た主人公を描いているドラマなんですが、、、。
 とにかく地味!!
 スペイン映画だから観たんですが、、とにかく地味。
 自分は今作をてっきりサスペンス映画だと思って観たので、ちょっと肩すかしをくらいました、、。

 今作のうたい文句は”「海を飛ぶ夢」「オープン・ユア・アイズ」のアレハンドロ・アメナーバルが放つ傑作メディカル・スリラー!”だったんで、、いつも通り思い違いで観ちゃいました。
 スペイン映画には甘いので全然良いんですが、、。

 
 他人を治癒できる能力を、誰かに移動させることが出来るといういくらでもエンターテイメント映画にできるのに、そうはしないで、地味に重たいドラマに、、。

 いつも通り、事前情報をあまり得ないで観たのでこういうことに、、。

 ホラー映画だと思って観たら、サスペンス映画でした!
 ミステリー映画だと思って観たら、ホラー映画でした!
 スリラー映画だと思って観たら、普通のドラマでした!
 
 とにかく、そういうコトが多い!

 監督は『アメイジング・ワールド カラクリ地下迷宮とおもちゃ王の秘宝』(2013年)、『アドベンチャーアイランド』(2016年)とホセ・エスコバル原作のスペインの人気コミックの映画化作品を撮ったオスカール・サントス。
 ジッピとザッペの兄弟を描いているシリーズですが、『アメイジング・ワールド カラクリ地下迷宮とおもちゃ王の秘宝』は発売当時けっこうレンタル店にあったんですが、『アドベンチャーアイランド』はあまり見かけなかったような気がしたんですが、、、。
 オスカール・サントスは今作と、ジッピとザッペ兄弟シリーズ以外は主にテレビ界で活躍しているようです。

 ハリウッド映画でないので、あんまりすっきりせず、淡々とストーリーが進んでいきます。また、主人公がアルマンから授かった特殊能力ですが、誰かを治癒すればするほど、自分の身近な人間が病気になってしまうというコトで、結局、主人公がその能力を自由に使えないという、、。

 ドラマ度  ★★★★
 スペイン度 ★★★
 爽快度   ★ 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『レ・ミゼラブル』(2019年) 社会派サスペンス!

2021-05-14 23:41:42 | ドラマ

レ・ミザラブル
LES MISERABLES(2019年フランス)
 監督:ラジ・リ
 脚本:ラジ・リ
    ジョルダーノ・ジェデルリーニ
    アレクシ・マナンティ
 出演:ダミアン・ボナール
    アレクシ・マナンティ
    ジブリル・ゾンガ
    ジャンヌ・バリバール
    イッサ・ペリカ

 ■ストーリー■
 ワールドカップでフランス優勝で沸くパリ、田舎からパリ郊外のモンフェルメイユ地区に転属でやってきた私服警官ステファンは髪型からポマードと呼ばれるようになる。ポマードは、上司で班長クリスと同僚グワダと街へ早速パトロールに出ることに。街では市長と呼ばれるギャング、元チンピラで町のボス、サラーなどがいた。そんなとき、移動サーカス団のゾロからライオンの子どもジョニーが盗まれたと報告を受けるのだった。ライオンの子どもを探すステファンたちだったが、SNSの画像からイッサという子がライオンといることを知るのだった、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 少しだけラストに触れてます!!

 ■感想■

 ヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」の舞台になったモンフェルメイユの町を舞台にしたドラマ。
 警官が主人公ということもあり、アクション映画風でも、サスペンス映画風でもあります。

 フランスのセザール賞をはじめ、数多くの映画祭で賞を受賞したり、ノミネートされました。少しあげると、、

 【セザール省】
  作品賞、観客賞、新人男優賞、編集賞 受賞
  ファースト映画賞、撮影賞、音響賞、音楽賞、脚本賞、監督賞、俳優賞(ダミアン・ボナール) ノミネート 
 【リュミエール賞】
  作品賞、新人男優賞(アレクシス・マネンティ)、脚本賞 受賞
 【アカデミー賞】
  国際長編映画賞
 【ゴールデン・グローブ賞】
  外国語映画賞 ノミネート
 【ヨーロッパ映画賞】2019年
  ディスカバリー賞 受賞
 【アテネ国際映画祭】2019年
  観客賞 受賞
 【ドーヴィル・アメリカ映画祭】
  ミッシェル・ドルナノ賞 受賞
 【ダヴィッド・ディ・ドナッテロ・アワード】2021年 イタリア
  優秀外国語映画作品賞 ノミネート
 【カンヌ映画祭】
  審査員賞 受賞
 【ダーバン国際映画祭】南アフリカ共和国
  作品賞、脚本賞 受賞
 【エル・グーナ国際映画祭】
  ヒューマニティ映画観客賞 受賞
 【エルサレム国際映画祭】
  外国語映画賞 受賞 
 【コルコア・フランス映画祭】(アメリカのフランス映画の賞)
  ベスト・ファースト・フィーチャー賞 受賞
 【ボディルアワード】2021年 デンマーク
  優秀ノンアメリカ映画作品賞 ノミネート

 まだまだ、色んな賞をノミネートされたり、受賞したりしてます、、。書ききれないのでこのくらいで止めちゃいます、。

  フランス映画って、面白い!って思わせてくれます。
 どうせ、最後はトンデモない系になっちゃうんだろうなぁ、、と思ってるとその通りの展開に。ハリウッドのジャンル映画系だったら主人公が活躍して終わりなんでしょうけど、、。
 
 マジメ映画度  ★★★★★
 サスペンス度  ★★
 アクション度  ★

 エンターテイメント作品というよりは、観たあと色々考えてね系の作品です。でも、普通に観ても十分面白い、良く出来てます。でも映画好きな人を対象にしてるところがあるかも、。映画があまり好きじゃない人には少し長いかも??
 映画があまり好きじゃない人は映画観ないかもしれないですが。

 今回の記事は、映画祭の受賞歴だけ書いて、超手抜き、、(⇐いつも手抜きという声も聞こえてきそうです、、、ドキッ!)
 
 

 映画祭の受賞歴だけで記事じゃ、さすがにひどいので、少し続き。
 フランス、セザール賞で音楽賞にノミネートされてますけど、今作って音楽ありましたでしょうか?全然気が付きませんでした、、。てっきり音楽の無い作品だと、、。
 人種問題や、世代間の考え、行動の違いなど、問題提起しばがら、エンターテイメントしているいかにも映画祭で賞をとりそうな作品です。
 ラストのオチも、どうなるんでしょう??
 自分的には、主人公は発砲できず火だるまに!だと思うんですが、どうでしょう??もしくは発砲してイサカも重症って感じでしょうか??

 ところで、フランスの警官は3人1組で行動するのでしょうか?主人公が町のことを覚えるまでということ???
 映画とかで観るとアメリカでは2人組の警官が多いのですが、どうなんでしょう?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『キョンシー外伝 月光殺人事件』

2021-04-12 00:11:06 | ドラマ

キョンシー外伝 月光殺人事件
新月魅影 MOONLIGHT(2011年中国)
 監督:ウォン・パッケイ
 脚本:ホ・ジン
 出演:チェン・ロン
    ジャン・ジアナン
    ホァン・ジュンチー

 ■ストーリー■
 警察官が首にキョンシーにつけられたような傷を残し殺される事件が発生する。事件はキョンシーの仕業ではないかとウワサの中、傅田の町に新しい町長がやって来る。町長の妹の傅紫雲(フー・ズーユン)は、死体安置室の看守歩一風(フー・イーフォン)と組んで、事件の調査を始めるのだが・・・。

 ■感想■
 2011年の中国のドラマ。
 キョンシーを題材にしているので、てっきりホラーと思いきや、日本の2時間サスペンスなみのドラマでした。
 それも1980年代のではなく、2000年代以降の日本の2時間サスペンスドラマのような感じといえば作品の雰囲気が伝わりやすいでしょうか??
 
 キョンシーがまるっきり出てこない!!日本タイトルも”キョンシー外伝”ですが、これは日本タイトルだから、まぁしょうがないですけど、、。
 現実にキョンシーなんていたら大騒ぎだから出てこなくて良いんですが、、、ミステリーとしても面白くない、、。

 アクション映画だと、DVDやVHSソフトのパッケージに、本編に出てこないような爆発シーンが描かれていることが多いですが、そういうのには馴れっこのはずでしたが、今作は騙されちゃいました、、、。
 タイトルと言い、絶対にホラー映画(コメディ調の)だと思い込んで観ちゃいました。

 こういう風に騙されるのも、未公開作品を観る楽しみでもあるんですけどね、、。

 もう少しコメディ調で楽しく観れたら良かったのに、、。
 ランニングタイム85分なのに、すごーく長く感じちゃいました、、、。

 2時間ドラマ度 ★★★★★
 キャンシー度  ★
 ミステリー度  ★

 実は、この作品、観たのは2015年くらいだったのですが、記事を書いていなかったので、今回記事にするんですが、観た直後に書かないと印象がうすくなって、記事の内容もうすく、、って、毎回記事の内容はうすいので同じかな??とも思って書いてます。

 キョンシー映画でなく(今作もキョンシー映画でないですが、、)、それこそ1980年代の台湾や香港の武侠映画とかをリリースしてくれたらすごーくウレシイのに、、。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ザ・パクト 白蜘蛛の呪縛』

2021-04-08 20:27:57 | ドラマ

ザ・パクト 白蜘蛛の呪縛
EL PACTO(2018年スペイン)
 監督:デヴィッド・ヴィクトーリ
 脚本:ジョルディ・ヴァレホ
    デヴィッド・ヴィクトーリ
 オリジナルアイデア:サルヴァドール・ヴィクトーリ
 出演:ベレン・ルエダ
    ダリオ・グランディネッティ
    ミレイア・オリオール
    アントニオ・ドゥラン

 ■ストーリー■
 ある女性が9階から飛び降り、自殺を図るが突然起き上がるのだった。現場にいたその女性の息子フランは「できない」と独り言をつぶやくのだった、、、。
 シングルマザーの弁護士モニカの娘クララは、ある日、偶然出会った友人のフランに車で送ってもらうことに。しかし、その後、クララは昏睡状態で発見されるのだった。
 モニカは、クララがその足取りから古い工場に行くが、そこで、謎の男に契約を持ち掛けられるのだった、、、。

 ■感想■
 誰かを救うために、他人を殺さなければならないという契約を結んだ母親が体験するできごとを描くスペイン製のドラマ。
 
 GEO先行レンタルで借りてきました、、。
 PACTOはスペイン語で、協定とか取引とか契約っていう意味みたいです、、。
 
 誰かを救うためには、誰かを殺す??

 なぜ、そんなコトが出来るのか説明はないです、、。その説明が少しは会った方が、より一層面白かったような気がするんですが、どうでしょう??
 その他の場面はすべてマジメな作品なので、その部分が浮いているような気がしちゃいますが、魔法でも、超能力でも何でも良いので説明が欲しかった、、。
 

 スペイン映画で、他人の運を奪うことが出来る男を描いた『10憶分の1の男』(2001年)という作品がありました、、。確か『10憶分の1の男』でも、その運を奪う能力について説明がなかった気がするんでしたけど、、、。
 スペイン映画って、運を奪う力とか、人を救う力とか、そういう謎の力みたいなの好きなんでしょうか??

 正確には、ジャンルは、ホラー映画とかスリラー映画になるんでしょうが、怖いシーンもないし、ドラマがちゃんとしてたので、記事のカテゴリーは”ドラマ”にしちゃいました、、。
 クライマックスへの盛り上がりとかもない全然マジメな作品でした。
 
 ホラー映画のようなパッケージだったんですが、、、。

 ラストの方の展開は、モニカをつけ狙っていた男を、工場に放置した時点でバレバレですけど、まぁ、OKでしょう。
 ランニングタイム106分、少しもだれないのでそれなりに面白く観れます。

 ■日本語吹替キャスト■
 モニカ  :井上 ひかり
 アレックス:西垣 俊作
 クララ  :安藤 ゆりあ
 ラウル  :高橋 ちんねん
 フラン  :福原 かつみ
 サンデロ :菊池 康弘
 ガリード :川端 快彰
 アンヘル :御子神 孝次
 ラウラ  :阿井 智恵

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ガーンジー島の読書会の秘密』

2021-03-02 22:11:08 | ドラマ

ガーンジー島の読書会の秘密
THE GUERNSEY LITERARY AND POTATE PEEL PIE SOCIETY(2018年フランス、イギリス)
 監督:マイク・ニューウェル
 脚本:ドン・ルース
    ケヴィン・フッド
    トーマス・ベズーチャ
 原作:メアリー・アン・シェイファー(「ガーンジー島の読書会」(イースト・プレス))
    アニー・バロウズ
 出演:リリー・ジェームズ
    ミキール・ハースマン
    グレン・パウエル

 ■ストーリー■
 1941年、第2次世界大戦中のイギリスのガーンジー島はドイツの占領下にあった。ある夜、4人の島民が飲んで歩いていると夜間外出を禁止されていたためドイツ兵に呼び止められる。4人はとっさに、ガーンジー島読書とポテトピールパイ会の集まりの帰り道と言って言い逃れる。その場は4人のうちの1人エベンがゲロを吐いたため難を逃れるのだった。
 1946年、ロンドン、イジーシリーズを書いた作家のジュリエットは、ある日ドーシー・アダムスというイギリスのガーンジー島の住人から手紙をもらう。戦時中に入手したチャールズ・ラムの随筆集にジュリエットの名前があったため手紙を送ってきたのだった。チャールズ・ラムの本で笑うことができたとのコトだった。ガーンジー島では今も本屋がない状態だった。ジュリエットはドーシーが欲しがっていた本を送り、ドーシーが入っていると言うガーンジー島の読書とポテトピールパイの会について手紙をやりとりしだすのだった、、。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 メアリー・アン・シェイファー、アニー・バロウズの「ガーンジー島の読書会」(イースト・プレス)を映画化したドラマ。
 主演は『シンデレラ』のリリー・ジェームズ。
 監督は『鉄仮面』(1977年)、『ピラミッド』(1980年)、『サイレント・ボイス 愛は虹にのせて』(1987年)、『フェイク』(1997年)、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)、『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』(2012年)のマイク・ニューウェル。
 マイク・ニューウェルの作品は、『ピラミッド』しか観てないぞ!と思っていたら、けっこう観てました!!
 それにしても、1980年代の作品が1番最初に思い出されてしまうなんて、、、。
 年齢のせいでしょうかね??
 
 ブラム・ストーカー原作のホラー映画ですが、あまり話題にならずホラー映画ファンからも評判があまり良くない、、、。
 大して期待もしないで観たのが良かったのか、けっこう好きな作品です!!


 なぜか、ミステリーにもジャンル分けされている本作『ガーンジー島の読書会の秘密』ですが、ミステリー度はかなり低いです、、、。ジャンルで言えばミステリーでなくドラマでは??


 感動度    ★★
 ミステリー度 ★
 読書好き度  ★★★★★

 ヒロインのジュリエットは、ガーンジー島の読書とポテトピールの会を作ったエリザベスのことを知りたくなり、ガーンジー島へ行きます。
 でも、でも、もう観はじめた多くの映画ファンが気づいていると思います。

  エリザベスは、もうすでにいない、、、。戦時中のガーンジー島はドイツ軍に占領されていたし、どう考えても元気に生きているとは思えない、、、。

  ここからは悲劇が描かれるんだろうなぁ、。と思っていると、なぜか、島の読書好きなメンバーがみんないい人で、感動的な話に、、、。観るまえから、感動的なストーリーなんだろうなぁと思っていると、その通りに、、。

 たまには、こういう素直な作品も良いですね、、。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人』

2021-01-22 22:28:13 | ドラマ

デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人
BRAWL IN CELL BLOCK 99(2017年アメリカ)
 監督:S・クレイグ・ザラー
 脚本:S・クレイグ・ザラー
 出演:ヴィンス・ヴォーン
    ジェニファー・カーペンター
    マーク・ブルカス
    ムスタファ・シャキール
    ドン・ジョンソン
    ウド・キア

 ■ストーリー■
 仕事をクビになったブラッドリーは早く家に帰り、妻ローレンが浮気していることに気づく。ブラッドリーはローレンとやり直すため、ブラッドリーは出来る仕事としてギルの麻薬を運ぶ仕事につく。
 1年半後、運び屋として成功したブラッドリーだったが、あるとき新たな取引相手エリエイザーとの現場に警察が現れ取引が失敗、銃撃戦になるのだった。ブラッドリーは警察に発砲していたエリエイザーの部下2人を殺すが警察に捕まり刑務所送りになるのだった。
 刑務所にエリエイザーの使者が面会に現れ、ローレンを人質にして、脅迫をしてくるのだった。重犯罪者を収監するレッドリーフ刑務所の独房棟99号棟にいるクリスファー・ブリッジを殺せというものだった。

 ■感想■
 『トマホーク ガンマンvs食人族』(2015年)の監督&音楽、S・クレイグ・ザラーが監督&脚本&音楽のバオレンスな犯罪ドラマ。

 S・クレイグ・ザラー監督は、『トマホーク ガンマンvs食人族』以外では、精神の不自由な患者の病院で厨房に閉じ込められた主人公たちが停電によって事件に巻き込まれるスリラー映画『ザ・インシデント』(2011年)の脚本も書いています。

 ランニングタイム132分という長さで、日本版のタイトルにもなっているデンジャラス・プリズンになかなか舞台が移りません、、、。
 仕事の解雇、奥さんの浮気、運び屋の仕事と淡々と主人公ブラッドリーの生活が描かれていきます。淡々としていても、無駄なシーンは全然ないので、だれることなく面白く観ていられます、、、。
 
 主演のヴィンス・ヴォーンは、今作の役のため15ポンド(7キロ弱)体重増やしてトレーニングしたようです。
  筋肉、すごすぎ。
 元ボクサーっていう設定ですけど、いかにも強そうな体格になっています。
 冒頭から車を素手で壊しちゃうって、オカシイでしょ。
 でも、そうじゃないとラストの暴力的なシーンの説得力が弱まっちゃう??
 (そんなコトないとおもいますけど、、)


 S・クレイグ・ザラー監督、これからも要チェックです!!
 面白すぎ!!
 重犯罪者を収監する刑務所に移送されるあたりから、なんとなくネタが割れちゃうんですが、、想像通りの展開ですが、それでも面白いです。

 数多くの映画祭でノミネートされました!

 【サターン賞】2018年
  ノミネート、スリラー映画賞、優秀俳優賞(ヴィンス・ヴォーン)
 【ハワイフィルム批評家協会賞】2018年
  ノミネート、HFCS賞
 【トロント国際映画祭】2017年
  ノミネート、観客賞

 とにかく面白い!!
 『トマホーク ガンマンvs食人族』に比べるとエンターテイメント度が少しなくなって、普通のドラマっぽいですが、それでも一般的なアクション映画よりゴアな描写が激しいです。

 エンターテイメント性が、あまり一般的でないんで、地上波の映画枠(そんな枠、すでにTV東京くらいしかないですが、、、)で放送して欲しいとは思いませんが、劇場公開はして欲しかった気はしちゃいます。

 DVDスルーだと、こんな面白い作品に気づかない映画ファンも少なくないんじゃないでしょうか??

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする