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『オールドマン』 スティーヴン・ラング暴れない、、

2024-05-04 23:48:41 | スリラー

オールドマン
OLD MAN(2022年アメリカ)
 監督:ラッキー・マッキー
 脚本:ジョエル・ヴィーチ
 出演:スティーヴン・ラング
    マーク・センター
    パッチ・ダラフ
    リアナ・ライト=マーク
    
 ■ストーリー■
 山奥で1人で暮らしている老人の小屋に道が分からなくなったというハイカー、ジョーがやって来る。老人はジョーのことを疑い銃を突きつけるのだった。老人は小屋の中にジョーを招き入れたあと、銃をつきつけ、自分の身の上話を語り始めるのだが、、。
 
 ■感想■
 スティーヴン・ラング主演のスリラー映画。
 監督は『ザ・ウーマン』(2011年)、『ブラッド・マネー』(2017年)のラッキー・マッキー。

 暴力的な映画かと思っていたら、心理スリラーでした、、。
 【エル・パソ映画祭】2022年で製作者賞を受賞しました。

 監督ラッキー・マッキー、主演スティーヴン・ラングなんで心理スリラー映画だとは思ってもいませんでした、、。
 
 まさか、、こういう作品だとは、、。てっきり『ドント・ブリーズ』系の作品だと思い込んでました、、。

 今作は心理スリラーだと思っていなかったので、けっこうオチに、、「そうだったのか、、??」と思えました、、。
 騙されました、、(勝手に思い込んでいただけですが、、)
 いつもの良くあるオチでした、、。

 でも、ランニングタイム97分は長すぎでは??せめて、あと25分くらい短くても良かったのでは?
 72分だったら、この内容でも全然OKですけど、、。
 オムニバス映画の1篇だったら良かったのに、、。

 でも、スティーヴン・ラングって、『ドント・ブリーズ』(2016年)、『ドント・ブリーズ2』(2021年)、『VETERAN ヴェテラン』(2019年)の印象が強すぎです!!怖い年配者って印象です!!

 心理スリラーだと思っていなかった度 ★★★★★
 スティーヴン・ラングが暴れる度   ★
 いつものオチ度           ★★★★

 

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『デッド・カーム 死の航海 狙われた人妻』 午後のロードショーでやっと観ました

2024-02-22 00:00:11 | スリラー

デッド・カーム 死の航海 狙われた人妻
DEAD CALM(1988年オーストラリア)
 監督:フィリップ・ノイス
 脚本:テリー・ヘイズ
 原作:チャールズ・ウィリアムズ
 出演:サム・ニール
    ニコール・キッドマン
    ビリー・ゼイン

 ■ストーリー■
 ヨットでクルージングしているレイとジョンのは、ボートで漂流しているヒューイを助ける。ヒューイが言うには、自分が乗っていた船の乗組員は食中毒で死亡したという。ジョンがその船を調べていると、ヒューイはレイを乗せたままヨットで逃げて行ってしまうのだった、、、。

 ■感想■
 フィリップ・ノイス監督がメジャーになったオーストラリアのスリラー映画。
 日本ではビデオスルーで、ビデオ題は『デッド・カーム 戦慄の航海』。
 ニコール・キッドマンのファンは必見かも、、みたいな作品でした。

 フィリップ・ノイス監督は、今作のあとルトガー・ハウアー主演のアクション映画『ブラインド・フューリー』(1989年)、ジャック・ライアンシリーズ『パトリオット・ゲーム』(1992年)、『今そこにある危機』(1994年)、シャロン・ストーン主演のスリラー映画『硝子の塔』(1993年)、「怪盗セイント」の映画化『セイント』(1997年)、ジェフリー・ディーヴァー原作『ボーン・コレクター』(1999年)、アンジェリーナ・ジョリー主演、カート・ウィマー脚本のアクション映画『ソルト』(2010年)、ナオミ・ワッツ主演の『デスパレート・ラン』(2021年)、などなどコンスタントに作品を撮り続けています、。

 
 今回、今作の記事を書くので調べたら、ブルーレイには日本語吹替音声が収録されているそうです!!
 「知らなかったー!!」
 てっきりソフトは英語音声だけだと、思い込んでました。DVDのときは英語音声のみで、ブルーレイ発売時に日本語音声が収録されたみたいですね。
 初回のTV放映は1993年のTV東京「木曜洋画劇場」での放送のようです。

 TV東京「木曜洋画劇場」で日本語音声が作られたんですね、、。すごいなぁ、TV東京。

  今作も、いつか観よう!いつか観よう!と思っているうちに2024年になって、やっと「午後のロードショー」1月17日に放送したので初めて観ました、、。TV東京の「午後のロードシー」で2年(3年かも?)に1度くらい放送されている印象の作品です。
 でも、前回放送したのは「午後のロードショー」で2020年のようです。
 2,3年に1度は、かなり勘違いでした、、。
 印象とか思い込みってイヤですねー、、。

 
 今作が製作された頃に観たら印象が違うのかもしれないですけど、、今観ると、なんかTVの2時間サスペンスドラマみたいな感じに思えちゃいます。
 と言っても、今や、TVの2時間サスペンスドラマがないので、この例えも悪い例えです、、、。かつては、たくさん放送していた2時間サスペンス。
 TV朝日「土曜ワイド劇場」、日本テレビ「火曜サスペンス劇場」、TBS「ザ・サスペンス」「水曜プレミア」、フジテレビ「木曜ドラマストリート」などなど、、、。
 2時間サスペンスも、1990年代前半くらいまでは。けっこう今では放送できないようなお色気シーンとかあったような気がするんですが、、いつの間にか明るいシリーズ物ばかりになってしまったような印象なんですが、、。これも自分の思い込みかも??日本のドラマはほとんど観ないので、違っているかも。。

 2時間サスペンスと言えば、「火曜サスペンス劇場」で放送されたバリ・ウッド原作、中村敦夫、大原麗子出演の超能力物『殺したくないのに 私の中には危険な殺人者がひそんでいた!!』(1982年)とかもう1度観てみたいですね、、。
 タイトルだけでネタバレしちゃってるんですが、、。


 今作は『マッドマックス2』(1981年)のテリー・ヘイズが脚本を書いています。『マッドマックス2』のイメージが強すぎてその後の作品はほとんど記憶にないんですが、、。『ペイバック』(劇場公開版)(1999年)、『バーティカル・リミット』(2000年)の脚本を書いています。
 小説家としては、2014年にはハヤカワ文庫で大作「ピルグリム」が邦訳されました。海外のエンタメ小説好きならオススメのスリラー小説です。

  原作は『日曜日が待ち遠しい!』(1982年)、『ホット・スポット』(1991年)のチャールズ・ウィリアムズ。アラン・ドロン、ジェーン・フォンダ出演の『危険がいっぱい』(1964年)の脚本も書いています。

 と、今回は、映画についてでなく、監督、脚本家、原作にだけ記事を書いてしまいました、、。しかも関わった作品を羅列しただけ、、。 

 2時間サスペンスドラマ度        ★★★★
 ニコール・キッドマン頑張ってます度 ★★★★
   午後のロードショー度         ★★★

 

 

テリー・ヘイズが書いたスリラー小説

 

 

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『キラードール』 このあとどうなるの、、、

2024-02-12 00:17:30 | スリラー

キラードール
KILLER UNDER THE BED(2015年)
 監督:ジョン・ヘア
 脚本:J・ブライアン・ディック
 原案:J・ブライアン・ディック
    ケン・サンダース
 出演:クリスティ・スワンソン
    ブレック・バッシンジャー
    マディソン・ロウラー
    アシュリー・ファース
    クリス・プラスカス

 ■ストーリー■
 歯科医のサラと娘の姉妹クリッシーとカイリーは、クリッシーの運動部の関係で新しい町にに引っ越してくる。サラは以前この町に住んでいたが、姉妹は初めて住む町だった。引っ越して来た夜、納屋でカイリーはブードゥーの人形を発見し部屋へ持って帰り、ネットで調べ、その人形が願いをかなえる人形だと知るのだった。
 新しい学校へとクリッシーとカイリーは通学するが、転校早々、カイリーは世話係のティナに金を100ドルせびられるのだった。しばらくするとティナは金でなく着ているジャケットを渡すよう要求し、翌日まで考えておくよう言ってくるのだった。
 父親のジャケットの形見で渡したくないカイリーに対して、高額寄付者の娘のティナには逆らわない方が良いとアドバイスするクリッシーとケンカするカイリーは、ブードゥーの人形にクリッシーの足に痛みがあるようにと願うのだった。翌朝、クリッシーはカイリーの願い通り足に痛みがあると訴えるのだった、、。
 
 ■感想■
 ブードゥーの呪いの人形を手に入れた少女が、最初は願いを聞き入れてもらい喜んでいたものの、その後、ブードゥーの呪いが解かれず暴走してしまう恐怖を描いたホラー映画。
 ホラー映画と言っても、全然怖くないです。
 映画の冒頭、納屋に逃げる女性が何かに追われていて悲鳴を上げるシーンで始まるので、てっきり人形が襲ってくるホラー映画??と思っていたのですが、、違ってました、、。
 1977年のカナダの『呪いの人形』(VHS題:『甦る怨霊 魔界少女キャシー』)や、「死霊館」シリーズの『アナベル 死霊館の人形』(2014年)みたいな作品かと思ったら全然違う、、違いすぎる、、。
 
 想像のはるか上を行く、、ホラーというより学園ドラマとかコメディ映画みたいな感じの作品でした、、。「えー、、今作ってホラーですよねー」
 
 納屋でヒロインがブードゥーの人形を見つけて部屋に持ち帰るシーンがありますけど、、あの人形を部屋へ持ち帰りますか??
 
 個人の考えがあるでしょうけど、、。自分だったら持っていかない、、。
 
 途中、途中、キリの良いところで画面が暗くなるので、多分TV用に作られた作品ではないかな??
 と思うような軽い雰囲気の作品です(いい意味で)
 
 ランニングタイムも90分で、怖いシーンや、ゴアシーン、エロシーンもないので家族みんなで、あっという間に観れるような作品です。でも人形が暴れまくるので、12歳以下のお子さんの鑑賞は注意して下さい、、。
 日本版タイトルにも、原題にも”キラー”の単語が入ってますけど、、結局誰も死なない、、。
 
 地上波の90分枠とかで放送したら、楽しく観れそうな作品です、、。
 NETFLIX配信ですが、「13+」になってます、、。
 ホラー要素では怖いシーンはないものの、学校でのイジメがあったり、イヤな生徒も生き残ったりして、それが怖いシーンかも??
 あのいじめっ子だけはもう少し懲らしめた方が良かった気がしまうけどねー。
 
 「学校の先生が自分を好きになるように、、」って願う主人公も十分怖いですけど、、、。
 
 学校の先生は、とりあえず大事になりませんでしたけど、、。母親サラの同僚の歯科医ライダーにいたっては警察ザタになって、、この町では歯科医できないでしょう、、、。
 それも、原因はカイリーのかけた呪いって、、。
 主人公、迷惑かけすぎー、、。
 
 最後も何かブードゥーの人形吊るして終わりって、主人公の家族中かなり大雑把な性格では??
 
 あの家から引っ越すにしろ、引っ越さないにしろ、人形あのままってワケにはいかないでしょ、、。

 ホラー映画度  ★
 学園ドラマ度  ★★★★
 コメディ度   ★★

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『パージ:エクスペリメント』 エピソードゼロ(パージの)

2024-02-11 09:45:58 | スリラー

パージ:エクスペリメント
THE FIRST PURGE(2018年アメリカ)
 監督:ジェラード・マクマリー
 脚本:ジェームズ・デモナコ
 出演:イラン・ノエル
    レックス・スコット・デイヴィス
    ジョウヴァン・ウェイド
    スティーヴ・ハリス
    マリサ・トメイ

 ■ストーリー■
 経済が破綻した近未来のアメリカ、新たな政党NFFA(新たなアメリカ建国の父)が台頭し政権を獲るのだった。NFFAはニューヨークのスタテン島で”パージ法”の実験を行うのだった。
 ”パージ法”とは、12時間無法状態にすることで、犯罪率を下げるという理論の法律だった。今回、”パージ法”実験に参加する島民には5000ドルが与えられた。住民の多くは島を脱出するのだが、ギャングのボス、ディミトリ、ディミトリの元彼女で反パージ法を訴えるナヤ、ナヤの弟で麻薬の売買に手を染めているイザヤは島にとどまるのだが、、、。

 ■感想■

 2023年の11月下旬くらいから毎日、記事を更新していたのですが、、やはりというか当然というべきかナマケ癖が出て更新できませんでした。
 
 今日の記事は『パージ:エクスペリメント』(2018年)。またまた古い作品の記事です。まぁ、2018年の作品で観たのが2020年なので自分的にはそんなに古くないか、、?
 
 1年間にある日の12時間のみレベル4以下の武器で何をやっても良い日”パージ”の始まりを描いたシリーズ4作目。

 「パージ」シリーズもパージを描いた『パージ』(2018年)、フランク・グリロが出演しアクション映画風になった『パージ:アナーキー』(2014年)、『パージ:大統領令』(2016年)、TVドラマ「パージ」(2018年)、時代が遡り初めてパージ法の実験が行われたときを描く今作『パージ:エクスペリメント』、パージが結局復活してしまう『フォーエバー・パージ』(2021年)と、、、延々と作られています。
 1980年代のシリーズ化された作品といえば『13日の金曜日』(1980年)や『エンジェル』(1980年)やチャールズ・ブロンソン演じるポール・カージーが活躍する「狼よさらば」、デヴィッド・クローネンバーグ監督の『スキャナーズ』、チャック・ノリスの『地獄のヒーロー』(1984年)、狼男映画『ハウリング』(1981年)などなど色んな作品がシリーズ化されました。1980年代から1990年代でもないのに、、2010年代以降の作品でこれだけシリーズ化されるなんてすごいです!!

 B級の犯罪系ドラマ『エンジェル』(1980年)も、『ストリート・エンジェル 復讐の街角』(1984年)、『エンジェル3』(1988年)と3作目まで作られました。
 「なぜ、『エンジェル』までー??」と当時思ってました、、。(1作目がそれなりにヒットしたからなんですけど、、)
 日本未公開のシリーズ4作目”Angel 4:Undercover”(1994年)があります、、、。どこまで続編作る気、、、でも観てみたい!!主人公モリー・スチュアートはダーリーン・ヴォーゲルが演じています。4人目のモリー・スチュアート役。


 「狼よさらば」の続編は、『ロサンゼルス』(1982年)、『スーパーマグナム』(1985年)、『バトルガンM-16』(1989年)、『DEATH WISH キング・オブ・リベンジ』(1993年)と5作目まで作られました。
 自分の記憶では(記憶違いだったらすいません、、、)確か『ロサンゼルス』は日本劇場公開時、『狼よさらば』の続編でなく、”続編的作品”として紹介されました。しかも宣伝の多くは悪党たちが家政婦を襲うシーンだったような気が、、、。
 劇場に観に行ったら、正式な続編で驚いた記憶がッ!!
 「狼よさらば」は地上波の映画劇場でもひんぱんに放映されていたのに、、その紹介より正式な続編として紹介した方が良かったのでは??その後、VHS、DVDとソフト化されたので見逃した映画ファンも観れるようになったから良いんですけど、、。
 チャールズ・ブロンソンファンは、続編だろうが、続編的先品だろうが、どちらでも観に行ったんでしょうけど、、、。 

 「パージ」シリーズでなくとも良かった気がしないでもないアクション映画よりの作品ですが観ている間はそれなりに楽しめる作品になっています、、。

 パージの実験が始まっても、屋外でパーティやっている住民がいたりして殺し合いにならないところとか面白かったです、、。、まぁ、普通はそうですよね、隣の家の人のコト襲ったりしないですよね、、。

  いつも通り、新しいルールを決めた人間たちが悪いという感じの作品に、、。
 「パージ」の実験っていうことで、緊張感も1作目から3作目までの方がありますしね、、。主人公のの1人、ディミトリが強すぎって感じ、、。
 もちろん、、スティーヴン・セガールやチャック・ノリスほどの安心感はないですが、、。

 パージ度            ★★★
 緊張感度            ★★
 結局パージ法は施行されちゃう度 ★★★★

 

 観るなら1作目から観た方が面白いのかも(自分だったら)??時代順なら今作『パージ:エクスペリメント』からですが、、。

シリーズ2作目

シリーズ3作目

シリーズ5作目

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『テラー・ハウス 堕天使が棲む館』 この館借りますか?

2024-02-05 23:37:21 | スリラー

テラー・ハウス 堕天使が棲む館
THE LAST HOUSE ON CEMETERY LANE(2015年イギリス)
 監督:アンドリュー・ジョーンズ
 脚本:アンドリュー・ジョーンズ
 出演:リー・ベイン
    ヴィヴィアン・ブリッドソン
    ジョージナ・ブラックレッジ
    テッサ・ウッド

 ■ストーリー■
 ホラー映画の脚本家ジョンは、作品を書くために郊外の大きな館を借りるためにやってくるが、家おW案内されているときに大家からあるコトを聞くのだった。2階建てと聞いていた館が3階建てで、3階には目の不自由な年輩の女性が住んでいるというものだった。
 大家が言うには、その女性はここ数年、部屋から出てこないので大丈夫と説明され、ジョンは渋々借りることにする。ある日、パイ作りをするためのベリーを採取していた女性キャシーと出会い意気投合するのだが、、、。
 
 ■感想■
 郊外の大きな館を借りた脚本家が遭遇する恐怖を描くスリラー映画。
 
 ホラー映画の脚本家が脚本を書くために大きな館を借りるという設定は良いんですが、、、。
 借りようと思った館の上の階に年配の女性が住んでいるって借りようと思った日に言われるってッ!!
 
 「絶対にイヤでしょ、、」

 静かな場所を借りようと思って、郊外の大きな館を選んだのでは??

 「ここ数年部屋から出たコトないから大丈夫」ってどういうコト??

 トイレやお風呂は??食事はどうしてるの??
 
 セリフで良いのでその辺説明して欲しかった!!”食事は大家が毎日持ってきている”とか、”トイレやお風呂は3階にもある”とか、、。気になってストーリーに集中できない、、。それは自分だけ?? 

 目の不自由な年輩の女性が1人で住んでいるっていうから、てっきり地獄の門から悪魔が出てこないように門を見張っているのかと思っちゃいました、、。
 脚本が進んでいる様子もあまりないのに、ちゃっかり地元の女性と知り合って、良い感じに、、。
 ホラー映画的要素も、最後の方にならないと出てこないし、、。
 ジョンとキャシーのイチャイチャがメインで描かれていきます、、。

 なぜか、最後は急展開で、ちゃんとホラー映画に、、。 
 途中、レコードが自然に音楽を奏でたり、主人公のジョンがウィジャボードしたりするので、ホラー要素が皆無というワケではないのですが、、。ホラー度がすごーく低いのでホラー映画が苦手な映画ファンでもそれなりに楽しめるかも??

 急展開っぷりも、そこだけちゃんとしたホラー映画なみの内容!!
 低予算映画としては十分だと思います。
 年輩の女性、大家、近所に住む女性キャシー、館の秘密等々、、。
 

 ランニングタイム82分の作品なんで、あっという間に観れちゃいます。
Z級の作品かな??と思って観たのもハードルが低くなって、かなり楽しく観れました、、。
でも、Z級の映画とか観ない映画ファンにはオススメできないかも??

 ミステリー度                                             ★★
 ホラー映画度               ★★★
 3階に住人がいるのに契約しないでしょ度 ★★★★★

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『ステップファーザー 殺人鬼の棲む家』 なんでリメイク??

2024-02-02 23:46:08 | スリラー

ステップファーザー 殺人鬼の棲む家
THE STEPFATHER(2009年アメリカ)
 監督:ネルソン・マコーミック
 脚本:J・S・カーダン
 オリジナル脚本:ドナルド・E・ウエストレイク
 原案:キャロリン・スターリン
    ブライアン・ガーフィールド
    ドナルド・E・ウエウトレイク
 出演:ディラン・ウォルシュ
    セーラ・ウォード
    ベン・バッジリー
    アンバー・ハード
    ジョン・テニー

 ■ストーリー■
 家中の人間を殺した男が家から出てくる。数ヶ月後、士官学校を卒業し実家に帰ってきたマイケルを迎え入れる母スーザン、妹弟、スーザンのボーイフレンドのデヴィッドたち。デヴィドは家に一緒に暮らしていた。マイケルは、最初デヴィッドに反感を抱くのだが打ち解けていく。ある日、近所の年輩の女性から、デヴィッドが一家惨殺事件の犯人に似ていると言われるが、その年輩女性は事故死してしまうのだった。マイケルはデイッドを疑い始めるのだが、、。

 ■感想■
 ドナルド・E・ウエストレイク、ブライアン・ガーフィールド原案、ドナルド・E・ウエウトレイク脚本の傑作ホラー『W ダブル』(1987年)のリメイク作品。
 オリジナル版は、好評で『ステップファーザー2 危険な絆』(1989年)、『ステップファーザー3』(1992年)と3作目までシリーズ化されました。

 今作は、ドナルド・E・ウエストレイク原作の作品でなく、映画のためのオリジナル脚本の作品でした。

 ドナルド・E・ウエストレイク原作の映画化作品って、たくさんあります。
 シリーズ物の映画化作品だと、ドートマンダーシリーズの映画化『ホット・ロック』(1971年)、『悪の天才たち 銀行略奪大作戦』(1974年)、『ホワイ・ミー?』(1989年)(ドタバタすぎてあまり笑えなかったです、、)や、リチャード・スターク名義で執筆した悪党パーカーシリーズはたびたび映画化されています。『ポイント・ブランク 殺しの分け前』(1967年)、『汚れた七人』(1968年)、『スレイグラウンド』(1984年)(けっこう好きな作品です)、『ペイバック』(1999年)、『PARKER パーカー』(2013年)などなど、。

 でも、ドナルド・E・ウエストレイク原作小説の映画化作品でも未公開作品があるんですよねー。
 「斧」(文春文庫)を映画化したベルギー、フランス、スペイン映画”Le Couperet”(2005年)
 フランス映画"Je suis un assassin"(2004年)
 「ジミー・ザ・キッド」を映画化したドイツ映画”Jimmy the kid”(1998年)
 観てみたいです。
 日本では「悪党パーカー」シリーズでないと人気ないんでしょうか??


 脚本が『ヴァンパイア・ハンター』(2001年)、『マークスマン』(2005年)、『プロムナイト』(2008年)のJ・S・カーダンだったので、かなり心配だったんですが、オリジナルが良く出来ているおかげなのか、今作はけっこう面白く観れる作品になっています。
 
 J・S・カーダンも、つまらない作品からそれなりに楽しめる作品まで色々と脚本を書いているので、今作の場合は良い方の作品ということですね。
 監督のネルソン・マコーミックは主にTVで活躍しているようで手堅く演出しています。

 ランニングタイムが98分だったオリジナル版同様、今作も102分と観やすい長さでテンポ良く進んでいきます。

 今作も、リメイクでなかったらすごーく評価高いんですが、リメイクなんで評価は今一、、かな??
 オリジナル版には少しだけ及ばない、ありがちなリメイク作品になっちゃってますが、自分的には、それでもかなり良い方です。
 
 でも、このリメイク企画の脚本や監督のオファーが来たら、自分だったら受けない、、。
 オリジナルの『W ダブル』が面白すぎなので、、。
 
 まぁ、でもオリジナル版は1987年公開という古い作品なので、今風の「リメイク版の方が面白い!!」って、感じる映画ファンも少なくないかもしれないですね、、。2009年の作品なので今風の景色で、出演者も新しいですからね。
 

  オリジナル版の『W ダブル』(1987年)TV放映時の吹替音声つきでブルーレイ発売して欲しいです。

オリジナル版は、かつて廉価版が発売されていました。

ドナルド・E・ウエストレイクの小説をいくつか、、。

 

 

 

 

 

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『EXITイグジット』 犯人は誰??

2024-01-31 22:07:20 | スリラー

EXIT イグジット
EXIT(2000年フランス)
 監督:オリヴィエ・メガトン
 脚本:オリヴィエ・メガトン
 出演:パトリック・フォンタナ
    フェアドール・アトキン
    クロチルド・クロ

 ■ストーリー■
 6年前に起きた連続殺人事件の容疑者スタンは病院に入院していたが、無実を主張し続け証拠不十分で釈放される。釈放されると同時に、再び事件が起きスタンは頭の中でおかしな声を聴くようになるのだが、、、。


 ■感想■
 オリヴィエ・メガトン監督の描くスリラー映画。
 ストーリーは大したコトなにのに見にくい映像が延々と続きます、、。
 観るのがつらかったです。
 でも、【ファンタスポルト】2002年、作品賞にノミネートされました。
 
 『ドクターブラック 殺しのバイブル』(2015年)に比べれば十分観やすくて理解しやすいですが、、。

 映画が始まって前半は、まだ面白くなりそうな感じなんですが、、、見づらい画面な上に後半は失速しまくり、、。もう犯人誰でも良いです、、みたいな。

 2000年で製作費400万フランというから4,000万円か5,000万円ぐらいでしょうか??低予算といえば低予算ですけど、どこにお金がかかったんでしょうか??

 リュック・ベッソンは今作にほれ込んでプロデュースしました。共同製作(ノンクレジット)やっています。
 今作のあと、オリヴィエ・メガトンは『レッド・サイレン』(2002年)、『トランスポーター アンリミテッド』(2008年)、『コロンビアーナ』(2011年)、『96時間 リベンジ』(2012年)、『96時間 レクイエム』(2014年)、、とアクション映画をコンスタントに監督しています、、。

 今作はランニングタイムが110分と長め!!
 あと40分くらい短くして70分くらいならば良かったのに、、。
  アメリカの低予算のホラー映画だと70分くらいの作品って、けっこうありますけど、フランス映画で70分くらいの作品って多いんでしょうか??
 70分くらいにしたら、テンポも良くなって観やすくなるものの面白くなるわけではないですけど、、、。

  ドイツのゾンビ映画(正確には感染者ですね、、)『ベルリン・オブ・ザ・デッド』(2010年)が63分。ロバート・ロドリゲス監督の『エル・マリアッチ』(1992年)が80分。
 1970年代のアメリカのTVムービーも放送枠の関係で74分くらいの作品が多かったです。
 作家が怪事件を捜査する『怪奇!戦慄の怪人 オカルトショック』(1973年)が72分。
 死んだ神父が悪魔を払うために現世に呼び戻されるオカルト映画『ブルーファイア』(1977年)が76分
 セオドア・スタージョン原作のSci-Fi映画『殺人ブルドーザー』(1974年)が74分。
 「事件記者コルチャック」のパイロット版『魔界記者コルチャック ラス・ベガスの吸血鬼』(1972年)が74分。
 リチャード・マシスンが原案、脚本を書いたスリラー『恐怖のレストラン』(1973年)が74分。
 雪山の研究所を舞台にしたスリラー『白い恐怖』(別題:『恐怖の酷寒地獄 雪山宇宙研究所の謎』)(1973年)が73分。『白い恐怖』は【エドガー・アラン・ポー・アワード】(1974年)優秀TVムービー、ミニシリーズ賞にノミネートされました。
 地球を争って2つの勢力が3人づつで戦うSci-Fi『恐怖のSF戦争』(1970年)が74分。
 
 TVムービーの多くはTVシリーズのための第1話的な作品ですが面白い作品が多いです。シリーズ化したいですからね。短くても面白い映画はたくさんありますからね、、。
 でも、上記の作品で自分が観たのはTV放映版なのでカットされた68分くらいのバージョンが多いのであまり偉そうなコト言えないです、、。オリジナル版よりももっと短い、、。
 70分くらいの作品だと、あっという間に終わってしまうって印象もありますけど、、。

 今回の記事、ほとんど違う作品のタイトルだけでした。

 画像が見づらい度              ★★★★
 ランニングタイム110分は長すぎ度       ★★★★★
   リュック・ベッソンはどこにほれ込んだの?度 ★★★★

 

セオドア・スタージョン原作のTVムービー『殺人ブルドーザー』

ロバート・カルプ、イーライ・ウォーラク出演のスリラー『白い恐怖』

リチャード・マシスン脚本、原案のスリラー『恐怖のレストラン』。『ブレーキ・ダウン』(1997年)にも影響を与えています。

ルール違反では??『恐怖のSF戦争』

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『悪魔の棲む森』 ホラー映画というよりミステリー系、、。

2024-01-30 21:41:11 | スリラー

悪魔の棲む森
ESKALOFRIO(2008年スペイン)
 監督:イシドロ・オルティス
 脚本:エルナン・ミゴヤ
    アレハンドロ・エルナンデス
    ホセ・ガモ(ホセ・ガモ・シュアレス)
    イシドロ・オルティス
 原案:ダヴィッド・ムノ
    アントニオ・トラショラス
 出演:フニオ・バルベルデ
    ブランカ・スアレス
    ヒミー・バルナタン
    マール・ソデュープ
    ロベルト・エンリケ

 ■ストーリー■
 太陽の光に浴びることのできない病気のため、サンティは日照時間の少ない北部の渓谷の村に、母親ののフリアと引っ越すことにするのだった。そんなとき村では家畜が野獣に殺される事件が起きていた。ある日、森で怪物を見たという少年の言葉から森に向かったサンティと同じ学校に通うホナスだったが、ホナスは殺されてしまうのだった。サンティが生き残り、ホナスが死んだため村人はサンティを白い目で見るようになる。サンティは、自分への疑いを晴らすために、1人で森の中へと向かうのだった。


 ■感想■
 スペインの田舎を舞台にしたミステリー系のサスペンス映画。
 タイトルと言い、日本版のDVDのパッケージと言い、完全なホラー映画風になっていますが、、ホラー映画というよりは、スリラー映画でしょうか??それもミステリー度高めの、、、。

 ホラー映画として観ると、「なんだ!犯人の正体は??」
 って、思ってやたら評価が厳しめになっちゃいますが、サスペンス映画やミステリー映画として観るとけっこう面白く観れます。

 モンスターは出てこないうえに、モンスターと思っていたのは、、、。
 実は、犯人と思っていた少女よりも悪い人間が出てくるので完全にミステリー映画では??

 スペイン映画って、ミステリー映画が面白いですね!!
 
 普段から「パッケージにはだまされないぞ」と思っているのに、今作は完全にだまされました、、。アクション映画で爆発シーンや車やバスがひっくり返るようなシーンがパッケージにあるのに本編には一切ないような感じの作品のような作品には慣れているんですが、、。。
 あと、この犯人(と思われる人物)が誰か(犠牲者)を引きずるようなパッケージのデザイン、、どう見ても『ヒルズ・ハブ・アイズ2』(2007年)に寄せすぎー。
  ちなみに日本版タイトルはダーレン・リン・バウズマン監督の『デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森』(2012年)と似ています、、。今作がリリースされたのが2009年で『デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森』が2013年にリリースされたから今作のせいではないんですが、、。
 
 今作がホラー映画でないの??って言われるとそんなコトもなく、ジャンルとしては広い意味では「ホラー映画」になるんでしょうねぇ、、。自分としては「スリラー映画」とか「ミステリー映画」にジャンル分けしたいです。(勝手にしろッって突っ込まれそうです、、)


 今作は各国の映画祭で賞を受賞したり、ノミネートされたりしました。
 【ヌーシャテルテル国際ファンタスティック映画祭】(スイス)2008年
   長編作品賞 ノミネート
 【ガウディ賞】(カタルーニャ)2009ほ
   音響賞 受賞
 【ストラスブール・ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭】(フランス)2008年
   国際長編作品賞 ノミネート
   長編作品賞 受賞

 イシドロ・オティス監督の作品は日本では今作しか公開されていませんが、医師が体験するホラー映画”Fausto”(2001年)、医者のグループが遭遇するホラー映画”Somne”(2005年)、アルゼンチンを旅行する兄妹が日記を見つけたことで起こる出来事を描く”Aparecidos”(2007年)等々、色んな作品を監督しています。
 今作を観る限り、他の作品も面白そう!!
 観てみたいです!!

 ホラー映画度     ★★
 ミステリー度     ★★★
 結局怖いのは人間だ度 ★★★★★

 

『ヒルズ・ハブ・アイズ』の続編。

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『ブラック・ボックス』 事故で記憶があやふや、、。

2024-01-25 23:57:24 | スリラー

ブラック・ボックス
BLACK BOX(2020年アメリカ)
 監督:エマニュエル・オセイ=クフォー・JR
 脚本:エマニュエル・オセイ=クフォー・JR
    スティーヴン・ハーマン
 原案:スティーヴン・ハーマン
 出演:マムドゥ・アチー
    フィリシア・ラシャド
    アマンダ・クリスティーン
    トーシン・モロハンフォーラ
    トロイ・ジェームズ

 ■ストーリー■
 ノーランは交通事故を起こし妻は事故死、ノーランも脳死状態になるが、その後の治療で奇跡的に意識が戻り無事に退院することができた。しかし、ノーランは記憶障害を起こし娘エヴァともうまく接することが出来ずにいた。
 ノーランは病院で、ブラックボックスという機器を使用した治療法を知り医師リリアン・ブルックスの診察を受けることにするのだった。一方、ノーランの友人の医師ゲイリーは、ノーランの記憶障害に疑問を感じ、診察状況を調べ、脳死状態から復活したときに治療したのがリリアンだったことを知るのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 ネタバレしないで観た方が100倍面白いので観てから読んで下さい!!

 ■感想■
 Amazonプライム配信、ブラムハウス製作のアンソロジー”Welcome to the Blumhouse"11の1本。

  まさかの展開に驚き!!
 今作と同じようなネタを使った作品ってありましたでしょうか??
 
 『悪魔のチャイルド』(DVD題:『デビル・ナイト』)(1972年)とか、『ゲット・アウト』(2017年)とか似た作品もないこともないんですが、、、まさか、と思って気づきませんでした。
 
 しかも、けっこう映画が始まって早い時間でネタを割らすのも良いです。
 その後、トーマスの葛藤とかを描くと思ったら、そんなコトもなく、ノーランの身体で家族の元へ、、。
 
 えー、主人公が変わっちゃった。。外見は同じですけど、、、。
 
 最初、ノーランが主人公だったのに、途中で違う人物に視点が変更に!!
 
 こういうジャンル映画系の作品を観ている映画ファンほど楽しめるかも??
 主人公の人格が変わっちゃうとは思っていませんでした、、。

 身体はノーランで記憶も残っているので、最後は心の中で対決に!!
 すごーく面白かったです!!
 
 「こんな装置、開発できるワケないよー!」とか思わなければという条件つきですが、、。
 
 
 サスペンス映画、ホラー映画でなく、ブラックボックスという装置がでてくるので、完全にSci-Fi映画ですね、、。それにしても、すごい装置を作っちゃいましたね、、。

 こんなすごい装置があったら、CIAとかNSAとか出てきてリリアンは逮捕されずに、身柄を確保されちゃいますよね。
 超画期的な装置!!
 これがあれば誰でも、記憶のデータの上では生き続けることができますもんね!! 
 
 こんなすごい装置を、病院内にひょこって作っちゃうって、天才科学者では??
天才でも、息子が忘れられないで、他人のことを何とも思わないマッドサイエンティスト系ですけどねー。

 この発明は狙われちゃう度         ★★★★★
 発明が凄すぎて他の印象が薄くなっちゃう度 ★★★
 リリアン、全然懲りてない度        ★★★★★

 

ミステリー映画だと思って観ていると、最後はホラー映画に。『デビルナイト』

 

 

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『マードレス ~闇に潜む声~』 ホラー映画、、というより社会派スリラー

2024-01-23 23:40:50 | スリラー

マードレス ~闇に潜む声~
MADRES(2021年アメリカ)
 監督:ライアン・サラゴサ
 脚本:マリオ・ミシオーネ
    マルチュラ・オチョア
 出演:テノッチ・ウェルタ
    アリアナ・ゲラ
    エヴリン・ゴンザレス
     ケリー・ケイヒル
    エルビディア・カリーロ

 ■ストーリー■
 ベトとは妊娠している妻ディアナを連れ、カリフォルニアの農場で働くために引っ越してくる。しかし、ディアナは英語しか話せず、スペイン語が話せないため友人ができず孤立して疎外感を感じていた。ディアナは、前の住人のテレサの幽霊を見るのだった。また、体調が悪くなり、それは農薬のせいではないかと考えるのだが、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 ネタバレしてるので、観てから読んで下さい、、。ドンデン返し系の作品も驚きの展開、、。
 


 ■感想■
 Amazonプライム、ブラムハウス製作のアンソロジー”Welcome to the Blumhouse”の1本。
 オカルト系のホラー映画だと思って観ていると、最後はとてつもなくイヤな展開になる社会的スリラー映画でした、、、。
 
 でも、一応、幽霊は出てきます。
 だから、ホラー映画といえば、ホラー映画かも??

 かつて家に住んでいた女性の幽霊を見たり、体調が悪いのは呪いのせいでは??それとも農薬のせいでは、、。などいくつもミスリードしていきますけど、、、まさかのオチ。
 最後に出る字幕がイヤーな感じで、現実に引き戻してくれます。
 
「怖すぎです、、」

 ミスリードだけでなく、町で英語以外お断りという貼り紙があったり、それらしいヒントもあるんですが、気づくわけないです、、。

 ところで、今作は製作費1,200万ドルって、映画作るのにいくらかかるんでしょうか??

 ジャンル映画を観るような軽いいつもの感覚で観ていたら、最後は現実は怖いですよー!!みたいな展開、、。
 1970年代にアメリカで実際に行われていた優生学運動がオチって、、、。
 幽霊より怖い、人間の仕業、、。

 ところで、ベトの雇い主って、なぜこの思想にとりつかれているんでしょう??
 メキシコ系なのに、、。
 
 現実が怖すぎ度    ★★★★★
 ある意味驚きの展開度 ★★★
 ホラー映画度     ★

 でも、ちゃんとミステリー的要素や、オカルト映画的要素も入れてるという、、。

 ホラー映画でなく、社会派ドラマで作った方が良かったのでは、、。
 社会派ドラマで作ったら観る映画ファンは多くないから、より多くの映画ファンに観てもらうには、こういうアプローチもありでしょうね、、。

 

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『バイオレント・ナイト』 良い子になるのでプレゼントお願いします。

2023-12-26 00:06:07 | スリラー

バイオレント・ナイト
VIOLENT NIGHT(2022年)
 監督:トミー・ウィルコア
 脚本:パトリック・ケイシー
    ジョッシュ・ミラー
 出演:デヴィッド・ハーパー
    ジョン・レグイザモ
    エディ・パターソン
    カム・ジガンディ
    アレックス・ハッセル

 ■ストーリー■
 クリスマスイブ、仕事に嫌気がさしていたサンタクロースがある金持ちの家にプレゼントを持ってくる。しかし、その家にスクルージー率いる武装強盗団が現れ、サンタクロースと鉢合わせしてしまうのだった。


 ■感想■
 サンタクロースがイブの日に強盗たちと戦うスリラー映画。
 クリスマスの時期には、クリスマス映画の記事を書こうと思っていたのに、ずれてしまいました、、。
 
 今作か、メル・ギブソンがサンタクロースを演じた『クリスマス・ウォーズ』(2020年)にしようと思っていたんですが、少しだけ考えて最近観た今作にしました。
 最近観た作品にしては、ストーリーの記事があっさりめに、、。
 大作だし、観ようと思っている人は自分のブログのストーリーは読まないで観るからと、あっさりめにしちゃいました。

 製作費2,000万ドルのメジャーな作品だけあって、ランニングタイム112分全然だれることなく、あっという間に楽しく観るコトができました!!
 すごいなー、、メジャーなハリウッドのエンターテイメント作品!!

 原題の”Violent Night”も”Silent Night”にひっかけていて、良いタイトルですね!!こういうセンス好きです。

 ジョン・レグイザモ率いる武装強盗団は手際は良いんですが、サンタクロース相手では、かなり薄めの感じ。
 どう考えても、サンタクロースの方が強そう!!
 クリスマスイブにテロリストと戦うって、サンタクロースが『ダイ・ハード』(1988年)のジョン・マクレーン状態に、、。
 『ダイ・ハード』が公開されたとき、当時は一般人に見えたブルース・ウィリスが活躍するのが面白かったんですが、、今作ではサンタクロースが一般人じゃない上に見た目が強そう!!

  『暴走特急』(1995年)のケイシー・ライバックや『イコライザー』のロバート・マッコールとまではいかないまでも、サンタクロースがいかにも強そうで、強盗団の方が弱そうに見えちゃいます。
 実際は、強盗団相手に苦戦しちゃうんですが、、。
 不死身でもないし、戦うための超能力もないですし、、。

 とにかく、想像したとおりにストーリーが進むんですが、それでも十分面白いです。基本、コメディタッチで楽しく観れるように作られていますしね。

 想像通りのストーリー度 ★★★
 それでも面白い度    ★★★
 悪党が弱く見えちゃう度 ★★★ 

 

 

 

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『RUN ラン』 怖すぎー、子どもはつらいよ

2023-12-21 23:50:01 | スリラー

RUN ラン
RUN(2020年アメリカ)
 監督:アニーシャ・チャガンティ
 脚本:アニーシャ・チャガンティ
    セヴ・オハニアン
 出演:キーラ・アレン
    サラ・ポールソン
    パット・ヒーリー

 ■ストーリー■
 シングルマザーのダイアンと娘のクロエは郊外に住んでいたが、クロエは生まれつき体が弱く車椅子の生活だった。クロエはワシントン州シアトルの大学を目指していた。そんなある日、クロエはチョコレート欲しさに買い物袋を探して母親の薬を発見するが、その薬を自分が飲んでいることに疑問に思い、薬のことを調べようとするのだが、、、ネットはつながらいようになっていた。
  
 ■感想■
 『SEARCH サーチ』(2018年)のアニーシャ・チャガンティ監督のスリラー映画。
 続編の『SEARCH #サーチ2』(2023年)は記事にしたのに、、。前作『SEARCH サーチ』も記事にしていないです、、、。
 
 『SEARCH サーチ』はわずかな2週間弱の撮影期間と、長い2年近い編集期間で作り上げたデバイスの画面で物語が展開する作品でした。
 しかも、面白い作品でした!!

 
 今作もいつも通り、事前情報なしに観たんですが、、「怖すぎ!!」
 こんなお母さんいたら、どうしようもない。
 逃げ場ないですよね、、、。
 今作のヒロインは、チョコレート欲しさに変な薬を発見したことから、母親を疑いだしますけど、、、
 普通は、発見できないですよねー。

 パソコン画面がメインの『SEARCH サーチ』よりも、場面がかわり色々な場所で展開する普通っぽいスリラー映画に。
 
 家の中、町の映画館、薬局等々、、。
 制作費はいくらなんでしょうか??当然、製作費100万ドルの『SEARCH サーチ』よりもかかってますよね。
 主人公のお父さんや警官以外にも登場人物が普通に登場していますからねー。

 ランニングタイムも90分と、とても観やすい長さです。

 お母さんが『キャリー』よりも怖い度 ★★★★
 動物の薬飲んで大丈夫なの?度    ★★★★★
 歪んだ愛情が怖い度         ★★★★★
 
 とにかく、ヒロイン行動力ありすぎ!!
 エンタメ作品だから、当たり前でしょ!!とか言われたらそのままなんですが、車イス生活なのに、母親ダイアンに疑問を持ったあとすごい行動力です。
 

 今作は数多くの賞を受賞、ノミネートされました。
 一部を書くと、
 【ファンゴリア・チェーンソー・アワード】2021年ストリーミングプレミエール賞 ノミネート
 【フライト・メーター・アワード】2020年優秀女優賞(サラ・ポールソン) ノミネート
 【ウーマン・フィルム批評家協会アワード】2021ワーストマム賞(サラ・ポールソン) 受賞
 また、障害を持った方への受け入れとエンターテイメントにおける表現を称賛する【ルーダーマン・ファミリー財団】2020年シール・オブ・リプレセンテーションを受賞しました。今作のヒロイン演じるキーラ・アレンは役柄でなく、実生活でも車イスを使用している女優さんです。

 サスペンス映画ファンなら観ておいた方が良いかも?? 

 

 

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『デスシアター 呪われた座席』 こんな動機あり??

2023-12-01 00:18:20 | スリラー

デスシアター 呪われた座席
PROIGRANNOE MESTO(2018年ロシア)
 監督:ナージャ・ミハルコワ
 脚本:オレグ・プレスニャコブ
    ヴラジミール・プレスニャコヴ
 出演:アンナ・ミハルコア
    アレクセイ・ダイキン
    イリーナ・マルティネンコ

 ■ストーリー■
 怖い話をして楽しんでいる高校生たちのグループ、カーチャ、ユラ、ヴァーリャ、アルテム、ソーニャ、マルゴ、ロマたち。メンバーの1人ロマは座ったら死ぬと言われている映画館の席について話すのだった。ある日、仲間たちで映画館へ行くが、その後、本当に仲間の1人ユラがバイクで運転中、道に仕掛けられたワイヤーで首を斬られ殺されてしまうのだった。
 ユラの葬式で、仲間の1人ソーニャはユラの遺体の写メを撮るのだった。それが原因でロマとケンカになってしまうのだった。そんなときソーニャが石を顔に落とされ殺されてしまうのだった。カーチャはユラが死んだことが呪いかどうか確かめようと映画館の席に座るのだが、、、。

 ■感想■
 映画館で座ったら死ぬと言われている都市伝説を描くスリラー映画。
 ランニングタイム95分の作品ですが、最初の事件が起きる22分くらいまで延々とロシアの高校生の生活が描かれます。
 今作って青春映画??
 って思ってしまうくらい、普通の展開、、。

 1981年のアメリカのスラッシャー映画『バーニング』みたいに、その青春謳歌みたいなシーンが楽しそうならば全然良いんですが、、、そうでもない。
 観てても楽しそうでない。

 ロシアの俳優の顔が覚えられない!!
 みんな同じ顔に、、、。高校生のグループの登場人物が多すぎー、。
 
 主人公は、少し地味なロマだと思っていたら、彼氏を殺されたカーチャだったの?

 とにかく、登場人物が多すぎ、、。
 被害者2人以外だと、カーチャ、ヴァーリャ、ロマ、アルテムくらいしかまともなっセリフもないし、、、

 なぜ、ここまで登場人物多くしたのか意味がわからない、、。

 
 ホラー映画だと思って観ていたら、呪いとか全然関係ない”基地外””の仕業による殺人事件でした、、、。

 「そんなアホなー」

 
 と思うような犯人の動機!!
 

 日本の1990年代の2時間サスペンスよりもひどい!!

 映画なんて、1日に何回も上映してるのに、、、なぜ、今作の高校生だけ被害にあったの??
 犯人の犯行の動機にムリがありすぎ、、。日本の2時間サスペンスよりもおかしい動機、、。
 映画館で誰かが座席に座るかチェックしていたの??
 日本の2時間サスペンスが本格ミステリに思えてきます。

 ホラー映画を製作しようとしていたのに、途中でサシペンス映画に変更しちゃったんでしょうか??それくらいびっくりのオチ!!
 でもZ級の映画ファンが喜ぶほどひどくもない、、。

 映画として穴だらけの犯行の動機度        ★★
 意味不明度(一応ストーリーは分かりやすいです) ★★★
 ホラー映画にすれば良かったのに度        ★★★
 
 
 
 ところで、最後の婦人警官が産気づくのも意味があるんでしょうか?

 良く分からない作品でした(自分の理解力が低いのかな??)

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『アンテベラム』 社会派スリラー

2022-06-06 20:27:00 | スリラー

アンテベラム
ANTEBELLUM(2020年アメリカ)
 監督:ジェラルド・ブッシュ
    クリストファー・レンツ
 脚本:ジェラルド・ブッシュ
    クリストファー・レンツ
 出演:ジャネール・モネイ
    エリック・ラング
    シエナ・マローン

 ■ストーリー■
 南北戦争時代、南軍に支配されたプランテーションで奴隷として働くエデンは、逃げ出そうとする仲間イーライを手助けようとするが失敗、イーライの妻は殺されてしまうのだった。また、エデンも身体に焼き印を押されるのだった。
 時は移り、現代、人種差別問題の第一人者ヴェロニカ・ヘンリーは本の出版イベントでニューオーリーンズに来ていた、、、。

 □■□少しだけネタばれしてるので観る前に読まないで下さい□■□
 映画を鑑賞後に読んで下さい。

 ■感想■
 なんか驚きの展開というコトで評判になっていたスリラー映画。
 南北戦争時代の奴隷と、現代に活躍する女性を交互に描いています。
 この2つのストーリーが、どうからむのか、、、??
 
 と、全然思いませんでした、、。

 まず、驚きの展開とか、想像を絶するとかって宣伝するの止めて欲しいです。
 
 全然驚けなかったです、、。

 映画が始まって南北戦争時代のストーリーが始まって、「あれ、今作って現代が舞台の作品じゃないの、、、」って思って観ていると、途中から現代が舞台になって、???

 観ている間、絶対に何かあるはずとか思って観ているもんだから、てっきり、これは1861年の南北戦争時代じゃなくて、奴隷問題でアメリカが争っている近未来に違いないと思っちゃいました。
 大体、1861年とか1865年とかテロップが出ないのがオカシイって思っちゃって観てるし。

 新しくやってきた妊婦の奴隷ジュリアがエデンのコト知ってるっていうシーンがあるので、わかりやすい。

 武器が古いのは資源がなく、”マッドマックス2”的な世界になっちゃってて近代的な装備がないに違いないって思いこんじゃいました、、。

 まぁ、驚かせるのが目的でなく、人種差別問題を描いた社会派スリラーなんでしょうが、、。

 社会派スリラー度      ★★★★★
 エンターテイメント度   ★★★
 オチには気づいちゃう度 ★★★ 

 

 

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『REVENGE リベンジ』 みんな行動おかしい、、。

2022-06-05 21:14:05 | スリラー

REVENGE リベンジ
REVENGE(2017年フランス)
 監督:コラリー・ファルジャ
 脚本:コラリー・ファルジャ
 出演:マチルダ・ルッツ
    ケヴィン・ヤンセンス
    ヴァンサン・コロンブ

 ■ストーリー■
 ジェニファーは不倫相手のリチャードと砂漠にあるリチャードの別荘にやって来る。別荘にハンティングの約束をしていたハンティング仲間スタンとディミトリがやってくる。リチャードが翌朝、散歩にでかけた隙にスタンにナンパされるのだった。断るジェニファーに怒ったスタンは彼女を暴行、ディミトリはそれを止めずにいるのだった。
 帰ってきたリチャードから口止め料を払うと言われるが、怒り心頭のジェニファーは、リチャードの妻に関係をばらすと言い、大事に。リチャードに殴られたジェニファーは砂漠に逃げるが、3人の男に崖まで追い詰められ、ついに崖に落とされてしまうのだった、、、。
 崖の途中でひっかかり生き延びていたジェニファーは、3人へ復讐するため別荘へ舞い戻るのだった。
  
 ■感想■
 不倫関係にあった男性の別荘で、男友達に乱暴され、ケンカになり殺されかけたヒロインが復讐するスリラー映画。

 どこかで聞いたコトあるようなストーリーのいつもの映画!!
 日本版タイトルは、やっぱりどこかで聞いたコトあるような"REVENGE リベンジ"ですが、でも原題も”REVENGE”でした、、。 
 今作は原題も””だからしょうがないですけど”リベンジ”っていうタイトル止めて欲しいです、、。
 でも、調べたら”リベンジ”ってタイトルの映画はケヴィン・コスナー主演の『リベンジ』(1990年)と、ジョセフ・グズマン監督の低予算のC級系アクション『リベンジ』(2009年)くらいでした、、。
 
 ヒロイン、不倫相手の別荘に来て、不倫相手の男友達に挑発的な態度をとっていたようにも見えなくもないのですが、、、。

 身体に木が刺さったヒロインですけど、火で傷口焼いたら治っちゃったんですけど、、ジョン・ランボー??

 ストーリーは、登場人物わずか4人で、上記のストーリーから復讐劇が展開するだけなのに、ランニングタイム108分!!
 
 少し長すぎ!
 この内容なら75分くらいで良かったような気も、、。
 ライフル持って家の中をおっかけっこしているような印象しか残っていない、。
 3か月もしたら、内容忘れていそう、、。

 スリラー度  ★
 感情移入度  ★★
 アクション度 ★★
 
 
 こういうリベンジ物、いつも観るのやめよう!もうやめよう!
 
 と思っているのに、ついつい観ちゃうんですよね、、。それで観たあと後悔!!
 でも、自分が観る作品の90%くらいは、そういう作品だし、、(泣)
 絶対的に観たい作品、面白そうな作品しか観ないつもりなのに、、、。
 面白そうな作品を選ぶセンスなし、、です。

 フランスでは、こういうヒロインは大丈夫なのかもしれないですけど、不倫関係にあってなおかつ、この態度、どう考えても自分はこのヒロインに感情移入できない!
  
 不倫相手のリチャードも、ジェニファーとスタンとデミトリへの対応が違えばこんな大事にならなかったような気も、、。

 

 

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