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映画感想のブログ!!
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『黄龍の村』 田舎ホラー in JAPAN

2024-02-23 01:40:56 | 日本映画

黄龍の村
(2021年日本)
 監督:阪本 裕吾
 脚本:阪本 裕吾
 出演:水石 亜飛夢
    松本 卓也
    鈴木 まゆ
    章乃 ゆに
     ウメモト ジンギ
    上の しおり

 ■ストーリー■
 優希をリーダーとする8人の若者たちはレンタカーを借りてキャンプに出掛けるが、帰りの山道でタイヤがパンク。スマホの電波も届かない山奥で村を見つけ助けを呼びに行くのだった。
 村へ向かう道で馬に乗った新次郎という村人に出会い家で待つように言われ歓待を受けるのだった。その晩は泊まるコトにして、翌朝、車の修理を行うことになるのだが、、、。
 
 ■感想■
 『ベイビーわるきゅーれ』(2021年)の坂本裕吾監督の田舎ホラー。
 ラんニングタイム66分の短めの作品です。
 み、み、短い!!
 短すぎ!!

 展開も早すぎ!!
 これって、なんか起きるよねー!!とか思って朝ごはん食べていると、その場ですぐに事件が!!
 いくらなんでも事件、起きるの早すぎ―!!
 その場にいた主人公たちは大騒ぎ!!それもあまりの出来事にしばらく呆然としたあとに大騒ぎに、、、。

 この描写!
 「うまい、うますぎ!!」
 『ベイビーわるきゅーれ』の坂本裕吾監督、ホラー映画もすごく面白いです!!とか思っていると、、。
 ネタバレになるので詳しく書きませんが、、「うー、やられたー、、。想像のはるか上を行く展開!!」

 こんな面白い映画を観ていなかったなんてッ!!

 自分的には『フォーガットン』(2004年)とか『女神は二度微笑む』(2012年)くらい衝撃的でした!!全然こんな作品だとは夢にも思わず鑑賞していたので、、、。何も事前情報なしに観ると、こういう経験が出来るので、すごーくウレシイです!!

 坂本裕吾監督の他の作品も観たくなりました、、。
 『ある用務員』(2020年)も『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』(2021年)も、まるっきりノーチェックで観ていません!!日本映画、、最近は海外の作品もですが、監督&脚本とかスタッフとか全然チェックできていません、、。
 最初、映画の冒頭から画面がしばらくPOV作品のようで、なおかつスマホの撮影画面が続くので、ずっとこんな感じ??と思っていたらタイトルが出るころに、普通の映画のようになるので観やすくなりました、、。
 
 ネタバレしないように記事にするの大変です!!
  でも、ネタバレなしで観た方が100倍面白く観れるので、今作を観ようと思っている方は、事前情報なしで観た方が良いと思います!!
 『スターシップ9』(2017年)をネタを知ってて観るのと、何も知らないで観るのとの違いくらいあるはず!!

 日本映画が苦手とか思っているホラー映画やアクション映画が好きな映画ファンは要チェック!!

 

大好きなインド映画。いわゆるインド映画っぽくないです。インド映画にしては超短め

想像していなかった展開と言えば『スターシップ9』も

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『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』 82分アッという間。

2024-01-03 00:42:49 | 日本映画

MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
(2022年)
 監督:竹林 亮
 脚本:夏生 さえり
    竹林 亮
 出演:円井 わん
    マキタスポーツ
    永村 航希
    三河 悠冴
    八木 光太郎
 
 ■ストーリー■
 小さな広告代理店に勤める吉川は、大手広告代理店への転職したいと思いながら働いていた。ある月曜日、後輩2人から同じ1週間を繰り返していることを知らされるのだった。残りの社員たちにも、タイムループにはまっていることを少しづつ気づけせていくのだが、タイムループから抜け出す方法のキーパーソンの部長だけ、気づいてくれないのだった、、、。

 ■感想■
 日本の会社を舞台にしたタイムループもの。
 
 昨日もタイムループものを記事にしたので、今回は日本映画のタイムループものの映画を記事にします。
 今作が公開されたとき(2022年10月)、けっこう気になっていた作品です。でも、いつでも観れると思って伸ばし伸ばしにしていて最近鑑賞しました。今作は昔観た作品の記事でなく、ホントに最近観た作品です。

 ランニングタイム82分と短いこともあって、サクサクと進んでいきます!
 
 日曜日とか祭日の昼間にでも放送していたら、何も考えずに観るのにちょうど良い感じの作品です。
 レイティングもGなので家族みんなで安心して観れます。日曜、祭日の前日の夜12時くらいからの放送でも良いかもしれないですね。
 観ているうちに画面に引き込まれているはず。
 
  地球を征服しようとするエイリアンも、連続殺人鬼も出てこないです!
 そういう系が好きな映画ファンは、海外のエンターテイメント作品を観た方が、、。

 いかにも日常的な1週間が繰り返されるだけという日本映画100%的な感じの作品です。
 舞台も会社のオフィスが中心なのでセットもお金がかからなくて低予算で作られたんだろうなぁって思っちゃいます(ほめてます)
 基本はコメディ+ドラマなので、観やすいですし、中盤から後半にかけての展開もいかにも日本映画的で、日本映画が好きな人は楽しめると思います。
 でも、ハリウッドやフランス映画でリメイクしてみても面白いかも。
 アメリカじゃ転職が普通だから、同じストーリーにはならないでしょうけど、、。

 日本映画度          ★★★★
 低予算でも面白い作品作れる度 ★★★★
 最後はいかにも邦画的な感動度 ★★★★

 日本映画好きな映画ファンや、タイムループ映画ファンにオススメかも??

 

 

 

 

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『去年の冬、きみと別れ』 ミステリー映画、すごく面白い!!

2023-12-14 01:57:39 | 日本映画

去年の冬、きみと別れ
(2018年日本)
 監督:瀧本 智行
 脚本:大石 鉄也
 原作:中村 文則「去年の冬、きみと別れ」(幻冬舎文庫)
 出演:岩田 剛典
    山本 美月
    斎藤 工
    浅見 れいな
    土村 芳
    北村 一輝

 ■ストーリー■
 最愛の女性との結婚を控えるフリーの記者の耶雲恭介はスクープをとるためにある事件を追っていた。その事件とは、天才カメラマン木原坂雄大が容疑者となった1年前に起きた目の不自由な女性が焼死した事件だった。


 □■□ネタバレなし□■□
 日本映画、ミステリー映画をバカにしているのか?と思われる記事なので、日本映画ファン、ミステリー映画ファン、今作のファンの方、関係者の方は今回は読まないで下さい。

 ■感想■
 中村文則原作のミステリー小説の映画化作品。

 今作のオフィシャルサイト上で”全編《罠》だらけの予測不能!サスペンス”とか”すべての人がこのにはまる”とか謳っていて、すごーく気になっていた作品です。

 原作は叙述形式らしく、映像化不可能と言われていた作品だったそうです。映画にするために登場人物の設定とかも変更しているみたいです(原作は未読です)。

 素直に言って「面白い」です!!普通に面白い!!

 日本映画でも、ミステリーならこんな面白い映画が作れるんですねー。

 映画のうたい文句が煽りすぎで、とてつもないドンデン返しを考えちゃいました!!
 なぜ、自らハードルを上げるんでしょうか??ハードルを上げる意味が分からないですけど、一応、楽しく観れるレベルのオチでした。

 観る前(観ている間)のドンデン返しオチをいくつか考えたので書いてみます。
 
 ①実は主人公の記者耶雲が犯人(連続殺人鬼)だった。
 ②誰も死んでいなかった。
 ③犯人は主人公記者耶雲の婚約者、百合子だったのを白状させるため、全員で大芝居をしていた。
 ④容疑者のカメラマン木原坂は悪魔を殺すために霊界から戻ってきた人間だった。
 ⑤主人公の記者耶雲は、無実の木原坂を助けるためにやってきた未来から来た木原坂の子どもだった。
 等々、、。

 ④や⑤にいたっては、ミステリー映画でなく、ホラー映画やSci-Fi映画になっちゃってます。
 それも中学生でも考えられるレベルでした、、すいません。
 普段、ドンデン返し系の作品に対して、オチがすぐにわかった!と書いてるくせに、自分ではこんなレベルしか考えられない、、、。

 真剣に今作を観ようかどうしようかと思って記事を読んでいる方がいたらすいません、、。

 ランニングタイム119分と少しだけ長めの作品ですが、テンポも良くだれることなく面白く観れました。日本映画もこういうミステリー映画がたくさん作られると良いのに、、。

 ミステリー映画度    ★★★★
 オチにびっくり度    ★★★
 もう一度観なおしたい度 ★★★
 

 

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『ハクタカ 白鷹雨音の捜査ファイル』 梶永正史原作TVムービー

2021-06-06 09:33:48 | 日本映画

ハクタカ 白鷹雨音の捜査ファイル
(2020年日本)
 監督:本橋 圭太
 脚本:川崎 いずみ
 原作:梶永 正史(「組織犯罪対策課 白鷹雨音」(朝日文庫))
 出演:真木 よう子
    黒木 瞳
    眞島 秀和
    赤楚 衛二
    

 ■ストーリー■
 武蔵野東署の白鷹雨音は、後輩の兎束とコンビを組んでいる刑事。吉祥寺のカフェで外の風景を見ている雨音は突然店を出て、麻薬所持の男を捕まえる。なぜ、分かったのかと尋ねる兎束に雨音は答える。「駅から出てきた人の流れは、どこかへ行く人間と待ち合わせをする人間の2タイプで、そのどちらでもない挙動不審だったというのだ」
 吉祥寺中央公園でピエロのカッコをしてベンチに座る死体が発見される。テトロドトキシンによる毒殺だった。テトロドトキシンの毒は徐々に効いてくるので、麻痺した状況で被害者を運んできたことが推測された。雨音は公園をランニングしているランナーからの聞き込みで、ピエロがピエロを運んでいたという事実を知るのだった。ピエロのかっこうをした人間がピエロを運んでも怪しまれない、、。
 テトロドトキシンがふぐの毒であること、フグが4本の歯を持っていること、そして死体のピエロが持っていた風船の書かれていた文字、1とTXXから雨音は連続殺人を計画しているのではと推測するのだった、、。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 2021年3月22日(月)(20:00~21:54)にTV東京で放送されたTVムービー。
 原作は、「このミステリーがすごい!」大賞を受賞したサラリーマン作家、梶永正史の小説。
 鷹のような鋭い眼光で事件の全貌を見通すハクタカと呼ばれる女性刑事の活躍を描いているそうです。

 ほとんど観ない日本映画、、なんですが、、、。TV東京で放送していたので「このミステリーがすごい!」大賞受賞した作家の原作だしということで鑑賞。
 冒頭のカフェで駅前を観ている雨音が、麻薬所持で男を捕まえるシーンを観て、これは、てっきり特殊能力を持った主人公の活躍を描いた作品??と思ったんですが違ってました、、。

 ごくごく真面目なオーソドックスな2時間サスペンスでした。
 1990年代前半までは、こんな作品普通に放送されていたと思うんですが、、、。
 今は、ドラマがない時代なんで、こんな作品でも気になってついつい興味を持って観ちゃいました、、、。


 公園のベンチに座っていたピエロ姿の被害者、、、しかも、しばらく生きていたらしい。
 第1の事件のこのシーンの発想はすごーく良いです!!
 つかみはOKみたいな!!
 しかも、ヒロインはなんか、すごーく観察力があって凄そうだし、、。

 でも、でも、そのあとは、普通の2時間サスペンスに、、。

 日本の刑事ドラマなんで、(原作は未読のため原作通りか不明ですが、、、)ヒロインは、アパート(マンション)に住んでますが、あれは宿舎なんでしょうか??
 あと、ミステリーだからしょうがないんですけど、フグの毒って、簡単には持ち出せないような気が、、。そんなに管理が甘かったんでしょうか??どんなお店かわからないですけど、、。

 あと、ヒロインと黒木瞳、なぜか屋上で話すシーンが中盤とラストに、、、。これは『インファナル・アフェア』(2002年)の影響ですか??それとも原作通り??

 ヒロインが犯人の元へ向かいますが、1人で行ったらダメダメ、、。ドラマだから良いですけど、、。

 何となく観るにはちょうど良いですけど、ポップコーン食べながら観るには重たい、、。 


原作は未読です。どれくらい違うのでしょうか??

 

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『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』

2021-01-14 00:09:07 | 日本映画

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼
(2020年日本)
 監督:中田 秀夫
 脚本:大石 哲也
 原作:̪志駕 晃
 出演:千葉 雄大
    白石 麻衣
    成田 凌
    鈴木 拡樹
    飯尾 和樹

 ■ストーリー■
 連続殺人鬼浦野が死体を埋めていた場所で若い女性の白骨遺体が発見される。しかし、その女性は浦野が襲うタイプの長い黒髪でなかったコトから新たな事件であると予想された。
 警察は浦野に捜査協力を依頼、浦野が興味を持っている加賀谷がその捜査にあたることに。浦野は自分にネット犯罪を教えたMという人物の存在を明らかにするのだが、、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 本当にネタバレしてます!
 今作を観てから読んで下さい!!

 

 ■感想■
 2018年にヒットした『スマホを落としただけなのに』の続編。
 
 刑務所に収監されている連続殺人鬼に警察が新たな事件の捜査の助言を求めるって、どこかで見たコトあるような設定です、、、。

 続編らしく前作の出演者、北川景子、田中圭、原田泰造がちょこっと出てきます。でも、ホントにちょこっとだけ、、。
 北川景子と田中圭は必要なかったのでは??とも思えるくらいの短い登場シーンでストーリーにも絡まないですが、続編には、こういう演出も良いですよね。

 
 ところで、前作の犯人の浦野ですが、なぜ、金髪??あれブリーチかな、、、??
 刑務所に今まで入っていたのに、、、
 なぜ??
 
 あと、長髪もありですか??
 日本の刑務所って、長髪とか金髪OKでしたっけ??
 
  金髪で長髪なら、刑務所にいたのでなく、精神鑑定で病院にいたという設定にすれば良かったのは??
 そんな説明ありましたっけ??
 良く観てませんでした、、、、。そういう説明あったらすいません、。

 
 今作の事件の犯人Mの正体なんですが、、。

 前作の犯人の浦野があまりにも事件のコトや犯人について知っているので、「まさか犯人?Mは浦野?」って思って観ていたら、、、。
 まぁ、そこまでではなかったですが、、、すでにMはいないというオチ!!
 
 山の中で遺体を見つけなければ、今回の事件は起きなかった、、、。
 
 あと、疑問に思ったのは、浦野は脱走するために、警備している借金している刑事に協力を求めるって、、なぜ借金している刑事が警備することがわかったんでしょう??偶然??

 あと、その借金している刑事、いくら殺人鬼でも、あの食事はないでしょう、、。

  最初の方から登場している怪しい人物が、実は犯人でなく警察側の人間って、、、、これには全然気づきませんでしたー。今回は最初から犯人、出てきてるよーと思ったんですけど、すぐに怪しすぎて真犯人でないことに気づき、、、。

 前作は、全然期待していなかったコトもあって、すごーく面白かったんですが、続編の今作は普通のサスペンス映画になっていて、少しがっかり、、。でも日本映画が好きなら十分楽しめます。

 

1作目は面白かったです。

 

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『シライサン』

2020-12-06 00:03:52 | 日本映画

シライサン
(2019年日本)
 監督:安達 寛高
 脚本:安達 寛高
 出演:飯豊 まりえ
    稲葉 友
    忍成 修吾
    谷村 美月
    染谷 将太

 ■ストーリー■
 瑞紀は、親友の香奈と食事をしていたが、香奈が何かにおびえだし目が破裂し突然死するのだった。
 また、鈴木春男は弟から連絡を受け、部屋に急行するが間に合わず弟は目が破裂し死んでしまっていた。春男は弟の交友関係を調べアルバイト先の友人だった香奈も死亡したことを知るのだった。瑞紀は春男と知り合い、不自然な死に方の共通だったことから何かがあると感じ調べ始めるのだった。死ぬ直前、春男の弟と香奈と一緒に温泉に旅行した詠子の存在を知り家に向かうのだった、、、。
 一方、記者の間宮幸太は、この不自然な死に方を知り記事にしようとしていた。

 □■□ネタバレしてます□■□
 
 ■感想■
 作家、乙一が監督、脚本のホラー映画。
 乙一は、山白朝子、中田永一、枕木優士等々数多くのペンネームで活躍している作家で、今作では安達寛高の名前で監督&脚本しています。

 今作に出てくる正体不明のモンスターですが、名前を知っただけで3日毎に襲ってくるという設定、ヒットしそうなホラー映画のキャラクターでは??

 大ヒットした『リング』(1998年)はハリウッドでリメイクされましたけど、今作もハリウッドの映画関係者が知ったらリメイクしたがるのでは??

 今作に文句をつけるとすれば、子どもが怖い話を聞いて、忘れるのか??ってコトです!!
 大人だったら忙しくて忘れちゃう人がいるかもしれないですけど、子どもこそ絶対に忘れないはず!!少なくとも数か月は忘れないでしょう!!
 忘れる以外に助かる方法がないっていうのも、なかなか良い設定です!!

 実際に現れたら目をそらしちゃダメという野生動物のような生態(??)もなかなか面白い設定です!!お化けなのに目をそらさなければ近寄ってこないって!!

 染谷将太演じる今回の事件を広めちゃった酒屋に勤める青年が、怖い話を子どもの頃に聞いていたのに大きくなるまで生き残っていた理由が明かされた時点で、この同じ理由が登場人物の誰かに使われるんだろうなぁ、、と思っていたらヒロインに、、、。

 ところで、今作にはクレジットのエンドロールにあるオチが用意されていて、全然わからなかったんですが、、、その後ネットで調べたら、脚本家が間宮冬美になっていました、、、。

 そんなの気づかないよー!!

 映画の中の記者、間宮幸太(忍成修吾)の奥さんの名前です、、、。絶対に気づかない!!
 サイゼリアのキッズメニューの間違い探しより難しい、、、。

 大して宣伝もなかったですけど、今作はJホラー映画ファン必見の1本では??

 

 

 

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『スマホを落としただけなのに』

2020-04-16 23:23:30 | 日本映画

スマホを落としただけなのに
(2018年日本)
 監督:中田 秀夫
 脚本:大石 哲也
 原作:志駕 晃
 出演:北川 景子
    田中 圭
    千葉 雄大
    バカリズム
    原田 泰造
    要 潤

 ■ストーリー■

 ビジネスマンの富田はタクシーの中にスマホを忘れてしまう。富田の恋人、稲葉麻美が富田に電話すると聞き覚えのない男性がスマホに出る。拾ってくれた男性からスマホを取り戻し安心するのだが、、。

 ■感想■

 2018年にヒットした日本映画。
 タイトルからして、「スマホをうっかり落としたヒロインが何か事件に巻き込まれるんだろうなぁ、、、」くらいに思っていたんですが、原作ありの正統派のスリラー映画でした。

 監督は『リング』(1998年)、『リング2』(1999年)、『ザ・リング2』(2005年)、『クロユリ団地』(2003年)の中田秀夫。

 こんなタイトルつけて、北川景子、田中圭、千葉雄大出演のチョチョイのチョイ系2時間サスペンス??って思っちゃったら絶対スリラー映画ファン、ミステリー映画ファン見逃しちゃうのでは??


 原作があるから、本当のミステリー好きなら、事前に知っているんでしょうけどねぇ。
 
 勉強不足で、自分は劇場公開時、100%ノーチェックでした。

 なおかつ、あんまり期待して観ていなかったので、思わず画面に引き込まれていきました!!

 普通に面白く観れました!海外のエンターテイメント作品と比べてもっていう意味です!!

 サスペンス映画度   ★★★★
 ミステリー映画度   ★★★
 エンターテイメント度 ★★★

 日本映画もちゃんと面白い作品が撮れるって良い例です。大作は作れないですけど、こういうこじんまりした設定の作品は面白く作れますよね。
 なんか褒めすぎかな??

 本来ならヒロインを助ける役の田中圭がすごく頼りなかったりしてスリラー作品的にはどうなの??とも思いますけど。
 まぁ、実際にこんな事件に巻き込まれたら、怖くてビビっちゃって、ここまで活躍できないでしょうけど、、、

 一方、原田泰造、千葉雄大の刑事たちが優秀すぎてアメリカ映画の刑事のように活躍しすぎな気もしますが、これくらいの刑事さんが登場してくれないと事件が解決しないですもんね。

 序盤から中盤までのスリラー映画的な展開から、終盤は警察物みたいになっちゃいますけど、最後の方まで、「犯人は誰??」って楽しませてくれます。
 自分は、原作未読だったので、本当に犯人わかりませんでした、、、。

 

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『トリック 新作スペシャル3』水神家の3姉妹

2014-02-07 01:41:17 | 日本映画

トリック 新作スペシャル3
(2014年日本)
 監督          堤 幸彦
 脚本          蒔田 光治
 出演          阿部 寛
              仲間 由紀恵
              生瀬 勝久
              飯島 直子
              藤田 朋子
              国生 さゆり
              福士 蒼太
              朝倉 あき
              上條 恒彦
              野際 陽子
 
 ■ストーリー■
 日本化学技術大学教授、上田は講演会で、超常現象や呪いを否定し、今まで数々の事件を解決してきたことを話していた。そんな上田のもとに水神家の長女の夫、達郎がやってくる。水神家の先代当主が亡くなり、遺言状が公開されることになったので、やってきて欲しいという依頼をするのだった。
 水神家には、財宝のありかを示す暗号を解いた者には死が訪れるという呪いが言い伝えられていたのだった。上田は、天才マジシャン山田奈緒子を連れ、山奥の寒村、尾古溝村にある水神家に向かうのだが・・・。

 ■感想■
 TV朝日の人気TVシリーズ「TRICK」の新作TVスペシャル。
 
 TVシリーズの第1シーズンが放映されたのが2000年なので、もう14年間も経つんですね。
 息の長いシリーズですが、シリーズのラストとなる劇場版の公開に合わせてTVスペシャルが2014年1月13日に放映されました。
 TVドラマのスペシャルということで、おなじみのキャラクターが活躍するので、TVシリーズを観ていない視聴者は多少置き去りな感じもありますが、一応、独立しているストーリーなので、細かいギャグを気にしなければ、初めて観てもそれなりに楽しめる作品になっています。
 とうとう、この「TRICK」も終わってしまうと思うと、さみしい気がしちゃいますね。
 1年に2回くらいのTVスペシャルで放映してくれれば良かったのに…。

 コメディ調な今作ですが、下手な作品より、正統派ミステリーになっています!
 これくらいの内容の作品を、放映してくれれば、日本の2時間サスペンスも観ようって気になるんですけどね。
 山奥の寒村、尾古溝村の旧家、水神家に起こる呪いということで、今回は、まさに横溝正史の世界に挑戦って感じです。
 熱烈的な横溝正史の金田一耕助の映画ファンには、挑戦したとか言ったら怒られちゃいそうですけど、金田一耕助の映画をちょこっと知っているぐらいの映画ファンには十分楽しめる作品になっています。
 
 水神家の3姉妹によって死に追いやられた女性!
 遺産相続!
 奇妙な形で殺される連続殺人!
 はたから見ていて事件がすべて起きたあと解決する探偵!
 
 自分的には、すごく楽しめる作品でした! 75点    




今作のソフトはまだ発売されていないので旧作を 

トリックの青いやつ-劇場版トリック超完全版Blu-ray BOX-
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
東宝

 

トリック 母之泉篇 腸完全版 [Blu-ray]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,岡田眞澄,野際陽子
東宝


トリック 母之泉篇 腸完全版 [DVD]
仲間由紀恵,澄阿部寛,生瀬勝久,岡田眞,野際陽子
東宝

 

TRICK大感謝祭 どんと来い、デフレBOX (期間限定生産) [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛
東宝

 

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル 超完全版 (2枚組) [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
東宝

 

トリック(1) [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,前原一輝,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント

 

トリック(2) [DVD]
蒔田光治,林誠人
パイオニアLDC

 

トリック(3) [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,前原一輝,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント

 

トリック(4) [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,前原一輝,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント


トリック(5) [DVD]
蒔田光治,林誠人
パイオニアLDC

 

トリック2/超完全版1 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント

 

トリック2/超完全版2 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント

 

トリック2/超完全版3 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント


トリック2/超完全版4 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント

 

トリック2/超完全版5 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
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トリック トロワジェムパルティー 腸完全版 1 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
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トリック トロワジェムパルティー 腸完全版 2 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
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トリック トロワジェムパルティー 腸完全版 3 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
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トリック トロワジェムパルティー 腸完全版 4 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント

 

トリック トロワジェムパルティー 腸完全版 5 [DVD]
仲間由紀恵,阿部寛,生瀬勝久,野際陽子
ジェネオン エンタテインメント

 

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『脳男』デクスター男

2014-01-01 20:03:55 | 日本映画

脳男
(2012年日本)
 監督          瀧本 智行
 脚本          真辺 克彦
              成島 出
 原作          首藤 瓜於
 出演          生田 斗真
              松雪 泰子
              江口 洋介
              石橋 連司
              夏八木 勲

 ■ストーリー■
 連続爆破事件が発生し、また犯人をマスコミを通じて批判した人間たちが殺される事件が発生し、人々をを恐怖に陥れていた。爆弾に使われた特殊な部品から、容疑者、緑川を割り出した刑事の茶屋は、緑川のアジトを急襲するが緑川を捕り逃してしまうのだった。しかし、アジトにいた謎の若者の捕獲に成功するのだった。謎の男は、鈴木一郎と名乗るのだが、名前以外、なにも語ろうとしなかった。鈴木一郎、爆破事件の現場に偶然居合わせた精神分析医、鷲谷真梨子による精神鑑定が行われることになるのだが、鈴木一郎が感情を一切表に出さないことにに興味を抱くのだった…。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 「江戸川乱歩賞」受賞の首藤瓜於の同名小説「脳男」(講談社文庫)の映画化作品。

 連続殺人鬼を殺していく殺人鬼の活躍を描くアクション映画。
 連続殺人鬼を殺す殺人鬼、魅力的なキャラクターです。
 ダイナ・グラシウナス&ジム・スターリン「サイコメトリック・キラー」(ハヤカワ文庫)や、ジェフ・リンジー「デクスター 幼き者への挽歌」をTVドラマ化した「デクスター 警察官は殺人鬼」と、小説やTVドラマでも同じようなキャラクターが出てきて活躍しています。

 ところで、今作は、原作と同じ展開なんでしょうか??
 ちょっと気になって調べてみたら、時間の関係や、登場人物たちの映画的見せ場のために、またまたずいぶんと改悪されたみたいですねぇ・・・。
 

 連続爆殺魔の緑川が、脳男を殺すために、移送中の警察車両をバイクで襲うシーンとかって、いかにも1970年代の東映のアクション映画みたいな展開ですよね。わざわざ犯人が警察車両を襲う意味がわからないです!
 犯人は、連続殺人鬼のサイコだから、意味不明の行動をしたとしても、「ガイキチのしたことですから、理由なんてないですよ・・・」みたいな言い訳ですますつもりなんでしょうか??

 かつてのプログラムピクチャーが作られた時代のそういう作品だったら、犯人の方から接触してくるようなこんな風な展開からクライマックスに突入しても、しょうがないと思いますけど、ランニングタイム125分で、宣伝にもお金をかけた大作で、こういう展開はダメでしょう!
 まるで1970年代のTVの刑事ドラマの延長みたいな展開!
 TVドラマという制約があって作られた作品と同じレベルにしか、思えない印象です!

 なんで原作を改変しちゃったんでしょう??
 普段、映画をまるっきり観ないような人には、十分楽しめるレベルです!
 いや、もう少面面白いですにはなっているだけに、余計に残念な感じです!もう少し、原作風に展開してくれれば良かったのに・・・。 65点

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『プラチナデータ』2時間サスペンス劇場

2014-01-01 00:56:57 | 日本映画

プラチナデータ
(2013年日本)
 監督          大友 啓史
 脚本          浜田 秀哉
 原作          東野 圭吾
 出演          二宮 和也
              豊川 悦司
              鈴木 保奈美
              生瀬 勝久
 
 ■ストーリー■
 近未来、国民のDNAデータを秘そかに収集し、犯罪現場に残されたDNAと照合し犯人逮捕に活用していた。そしてそのDNAデータは「プラチナデータ」と呼ばれていた。警察庁の特殊解析研究所に勤める神楽龍平は、このDNA捜査システムを開発した天才科学者だったが、ある日、連続殺人事件現場に残されたDNAが、彼を犯人だと割り出すのだった。身に覚えの無い神楽はデータを消去し、研究所から逃亡するのだった。一方、刑事の浅間は、データ解析をした神楽は犯人では無いのではないかと思いつつも追跡を始めるのだった。

 ■感想■
 東野圭吾原作の同名小説「プラチナデータ」(幻冬舎)の映画化作品。

 監督が『るろうに剣心』(2012年)の大友啓史ということで、期待して観たんですが、やはり日本映画、普通の何の特長もないオーソドックスなTVドラマのような作品でした。

 とにかく、ランニングタイム134分が、長すぎ!
 TVの2時間サスペンスなみの作品に134分!
 TVの2時間サスペンスもどうしようも無い作品ばかりだから、今の時代だと、今作くらいで、頑張っている作品になっちゃうんでしょうか?

 一応、ミステリー風のテーマの作品なのに、必要とも思えない爆発シーンや、お涙頂戴系なラストの展開で、いつもの日本映画になっています。
 見せ場も多くして、出演者のファンには良いですけど、1本の作品として観ると、全然良くない作品に・・・。

 ストーリーが全然ないのが、とにかくダメ!
 「だから、何??」
 みたいなストーリー!
!!!
 
 まず天才科学者なのに、警察からの追跡をかわす神楽の存在が不自然すぎ!
 「あんたは、007タイプのスパイか??」と思わず突っ込みたくなりました!
 
 2重人格の要素がか出てきた段階で、DNA分析で二宮和也が犯人という結果が出てきた謎
がすべてオジャン!

 唐突に出てくる真犯人!唐突というより、誰が犯人でも全然OKな感じの方が問題ですけど・・・。

 必要性が感じられない、恋愛映画風なラストでの展開!

 そして、134分というムダに長い時間!
 せめて、ランニングタイムが90分くらいなら、楽しく観れたかもしれないですけどね。

 原作が、この映画版とどれくらい違うのか知りませんけど、どれくらい違うんでしょうね??
 わざわざ原作を読み比べる気にはなりませんしねぇ。

 出演者のファンだったら、観ても良いとは思いますけど・・・。  50点

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『リアル 完全なる首長竜の日』「ザ・セル」・トゥ・ダイナソー

2013-12-23 00:34:15 | 日本映画

『リアル 完全なる首長竜の日』
(2013年日本)
 監督          黒沢 清
 脚本          黒沢 清
              田中 幸子
 原作          乾 緑郎
 出演          佐藤 健
              綾瀬 はるか
              中谷 美紀
              オダギリジョー

 ■ストーリー■
 1年前に謎の自殺を図り、昏睡状態になっているマンガ家の淳美の意識を取り戻すため、恋人の浩市は、最新医療装置で相手の意識に入り込むのだった。
 敦美の精神の中に飛び込み彼女に会うことができるのだが、スランプに陥った敦美は、自分が子どものときに書いた「首長竜」の絵を欲しがっていることを知るのだった。自殺の原因を探るためには、首長竜の絵が必要だと感じた浩市は、子どものころ生まれ育った田舎へと向かうのだった・・・。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した乾緑郎の原作の映画化作品。
 監督は、『CURE キュア』(1997年)、『回路』(2000年)の世界のクロサワ、黒沢清監督。

 途中で1回、ツイストが入りますが、普通の展開であまり驚けないのが難点です。原作でも同じ展開なんでしょうから、しょうが無いんでしょうけど、ランニングタイム120分強の映画版では必要なんでしょうかね??邪魔なだけかもしれないですね。
 楳図かずおの短編マンガで、昏睡状態の妻を見舞う主人公の夫が実は昏睡状態だったみたいな作品があったような気がします。昏睡状態なのが浩市だと分かっても、全然驚けなかったです。自分的には、こんなツイストいらないですね。

 「このミステリーがすごい!」大賞なんで、原作とはずいぶん違う作品なんでしょうね!!
 首長竜の絵が必要な件や、忘れてしまったかつての事件など、どこかで観たコトあるようなデジャヴュ感★★★★★な展開で、ランニングタイム127分は長すぎ!「世にも奇妙な物語」の1篇みたいな感じしか受けませんでした。
 まぁ、30分にするには、けっこう大変でしょうけど、127分は長すぎ!
 いや~、ムリすれば、40分くらいには出来そうですけどね。

 原作は長編なんで、ずいぶん刈り込んだんでしょうけど、もう少し展開を早くして原作からカットした内容を入れた方が良かったのかも??
 あとは同じ内容なら、せめて90~100分くらいにして欲しかったですね。

 黒沢清監督っぽい、ゾンビみたいな死体が登場するJホラー映画っぽい前半の展開と、ヒロインの綾瀬はるかが活躍し始める恋愛映画っぽいファンタジー映画になってしまう後半と、前半と後半でまるで違う作品みたいで、統一感なく違和感が一杯ですけど、自分はこういうのも好きです。最後は首長竜まで出てきて、あれ今度は怪獣映画??みたいなところも好きです!!ほんのちょこっとだけミステリー要素もありますしね。
 「Jホラー」⇒「恋愛ファンタジー」⇒「怪獣物」
 1粒で2度おいしいみたいな作品でした。最後は日本映画らしいいつものハッピーエンドなのもこういう作品では良い感じです!  55点


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『ワイルド7』TVドラマ7

2012-12-17 23:12:07 | 日本映画

ワイルド7
(2011年日本)
 監督          羽住 英一郎
 脚本          深沢 正樹
 原作          望月 三起也
 出演          瑛太 
              椎名 桔平
              深田 恭子
              宇梶 剛士
              中井 貴一
              本仮屋 ユイカ
              要 潤       

 ■ストーリー■
 凶悪犯罪者を殺すことを許された、元犯罪者の7人の特殊部隊ワイルド7。彼らの目前で犯罪者を狙撃するスナイパーが現れる。ワイルド7の飛葉はスナイパーの後を追うが逃してしまう。そんなとき、東京上空にウィルスを積んだ飛行船を飛ばしテロを行おうとするテロ事件が発生するのだった。

 ■感想■
 望月三起也原作のバイオレンスアクションコミック「ワイルド7」の映画化。
 1970年代に大人気だったコミックで、1972年にTVドラマになりましたが、映画化は今回が始めてです。
 7人もメインなキャラクターがいて、バイクを乗りこなさないといけないから、けっこう大変だったんでしょうね~。オリジナルビデオとかでは厳しかったんでしょうね。

 でも、今作を観る限り、Vシネマとかで全然大丈夫な感じです。劇場作品で有名な俳優が出演していても、ボロボロなストーリーです!
 ハッキリ言って、映画化された今作の感想は、観なければ良かった~!!

 観る前から想像していたんですけど、想像をはるかに上回る、Z級度!!
 ワイルドに見えないキャストは、商業的な理由で、しょうがないにしても、アクション映画としては全然盛り上がらない作品!
 
 あと、深田恭子演じるユキのキャラクター、!なぜか、高級そうなスナイパーライフルを所持しています!!サイレンサーつきの拳銃も!!どこで銃器を手に入れて、訓練したの??どう見ても手作りの拳銃には見えないです。
 コミックなら説明不足でもOKでも、実写の映画だと、そういうところが気になっちゃいます。深田恭子よりもアクション映画のヒロインなら、水野美紀とかの方が良かったような気が・・・。
 
 ランニングタイム109分と、エンターテイメント作品としてはちょうど良い長さの作品なのに、ダラダラで3倍にも感じる長さ!
 ウィルステロを描いた前半と、情報組織PSUのボスとの対決の後半とストーリーが真っ二つに!!一応、ストーリーはつながっていますけど、まるでTVドラマ2話をつなげて映画にしたかのような印象を受けちゃいます!それくらい物語が分断されています。
 事件は、ウィルスを使ったテロリストとの対決だけに絞って、あとはワイルド7や深田恭子のキャラクターを掘り下げるのに時間を使えば良かったのに。ワイルド7もメンバー7人が全然分からないまま最後まで行っちゃいます。

 どうせならキャスティングも宇梶剛士を残して、もっと悪そうなイメージの俳優を集めれば良かったのに。哀川翔とか竹内力とか小沢仁志とかだったらいかにもな感じだったのにね。0点


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『外事警察 その男に騙されるな』

2012-12-16 23:57:59 | 日本映画

外事警察 その男に騙されるな
(2012年日本)
 監督          堀切園 健太郎
 脚本          古沢   良太
 出演          渡部 篤郎
              真木 よう子
              キム・ガンウ
              尾野 真千子

 ■ストーリー■
 朝鮮半島で濃縮ウランがやはり奪われるという事件が発生する。また、日本では震災後の混乱に乗じて、原子力関連のデータが盗まれる事件が起きる。
 テロの存在を感じた警察は、公安の魔物と呼ばれる住本を使い捜査を始めるのだった。かつての部下を集め、韓国から来日し、日本人女性と結婚して日本国籍を取得した男、奥田正秀を捜査するのだった。住本は奥田の妻、果織に目をつけ協力者にさせようと動き出すのだった。

 ■感想■
 NHKのTVシリーズ「外事警察」の映画化作品。
 日本映画としては普通に面白いです。
 でも、あくまでも、“日本映画としては”という条件つきです。自分はTVシリーズは未見ですが、この映画版だけ観ても十分分かる内容になっています。
 TVシリーズを観ていない人でも、普通に入り込めるストーリーは好感が持てます。
 まぁ、警察の捜査官を主人公にしたストーリーだから、それが普通なんでしょうけど、TVシリーズを観ていないと、チンプンカンプンな映画も、けっこうありますからね。
 自分が好きなTVシリーズの映画化作品の「TRICK トリック」や「SPEC」とかって、TVシリーズ観ていない人は置き去りですもんね。TVシリーズを観ていた人にしてみれば、TVシリーズを観ていない人は、劇場に来るなってコトなんでしょうけれど。
 「TVスペシャルのような劇場映画の存在もどうかな??」とは思っちゃうんですけどね~。


 公安の魔物と言われる主人公のキャラクター設定ですけど、全然普通の人でした。フランスのアクション映画に出てくる警察なんて、一般人に対して、もっと、もっと、もっとヒドイこと平気でやってますよ~。
 イギリスのスパイ映画に出てくる組織の方がヒドイことが多いです!大体、イギリスのスパイドラマだと、悪いのは自分の国の別の組織なんてエピソードが普通にありますもんね!!  

 フランスやイギリスのエンターテイメント映画の基準で言ったら、今作の主人公とか日本の組織って、すごく甘いですよね。
 砂糖の生クリームずけみたいに甘い! 

  

 それに、ランニングタイム128分は長すぎ!長すぎ!あと30~40分くらい短ければ良かったのに・・・。犯人の感情に訴えて説得する日本の刑事ドラマお得意のシーンとか興ざめしちゃいます。
 日本の刑事物って、1970~1980年以降、何も変わっていないの??
 今作が、劇場映画でなくて、これくらいの内容のTVムービーが、ごくごく普通に観れたら日本のドラマも良いんですけどね。この内容で128分な上に、劇場映画と思うと、評価も厳しくなっちゃいます。  40点
 


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『悪人』普通の人々…。

2011-12-21 22:12:28 | 日本映画

悪人
(2010年日本)
 監督          李相日
 脚本          吉田 修一
             李相日
 原作          吉田 修一
 出演          妻夫木 聡
             深津 絵里
             岡田 将生

 ■ストーリー■
 土木作業員、清水は出会い系サイトで知り合った石橋を殺してしまう。石橋を殺害したのは別の人間と捜査が進む中、清水はやはり出会い系で出会った洋服販売員、馬込と会う約束をするのだった。

 ■感想■
 吉田修一の同名小説の映画化作品。
 「好きになった人が、殺人者だった!」っていうだけのストーリーの映画です。
 「だから、何??」
 「何が言いたいの??」
 1970年代の60分のTVドラマよりも内容が無い!
 
 原作が文庫で上下巻の2冊ってどういうことなんでしょう??
 大したコトない、登場人物たちの描写が延々と描かれているんでしょうかね??
 今作は、モントリオール世界映画祭で、深津絵里が最優秀女優賞を受賞しました。
 【モントリオール世界映画祭】って、どんな映画祭なんでしょうかね??
 
 映画祭といえば、自分的には、
 【ポルト国際映画祭】
 【ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭】
 【シッチェス・カタロニア国際映画祭】
 【ジェラルメール国際映画祭】ですね。

 
 そういった映画祭ないですから、賞を獲っても、逃しても、どちらでも良いですけどね!!今作が賞を受賞しちゃうような映画祭だから、【モントリオール世界映画祭】って、なんか普通の起伏の無いドラマが好きな映画祭なんでしょうね。

 とにかく、何が言いたいのか分からない内容に、ランニングタイム139分!139分!短い映画2本分!時間が、時間が、時間が、長すぎ!!140分弱かけてしか描けないことに139分かけるなら良いですけど、この内容に139分!!
 
 映画が悪いというより、この原作小説を映画化しようとした企画に問題がありそうな気が・・・。
 でも、でも、今作って、ヒットしたんですよね。こんな映画がヒットするなんて、みんな普通のドラマが好きなんですねぇ~。 

 殺し屋の女性が知り合った男性が、実は大量殺戮者だったとか、
 暗殺者の女性が知り合った男性が、実は国際的に指名手配されていたスナイパーだったとか、
 殺し屋の女性が知り合った男性が、実は0課の刑事だったとか、
 自分的には、そういうノリの作品の方が好きですね。

 「日曜洋画劇場」の枠で時間枠延長して放映されましたけど、邦画なんだし、土曜ワイド劇場の枠で放映すれば良いのにッ!今作みたいな、邦画放映して、洋画の放映が減るなんて超ショックです!!  0点

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『悪魔の手毬唄』稲垣第5弾

2011-03-20 01:36:32 | 日本映画

悪魔の手毬唄
(2009年日本)
 演出      星 護
 脚本      佐藤 嗣麻子
 原作      横溝 正史
 出演      稲垣 悟郎
          小日向 文世
          かたせ 梨乃
          山田 優
          仁科 亜季子
          谷原 章介
          柴本 幸
          山崎 裕太
          多岐川 華子
          犬塚 弘

 ■ストーリー■
 金田一耕助は、静かな田舎で静養するため鬼首村の温泉へとやってくる。その村では、23年前の昭和7年に、「亀の湯」の女将、青池リカの夫の源治郎が殺される事件が起きていて、犯人と思われた詐欺師、恩田幾三が行方不明となっていた。そんなとき、村出身の歌手の大空ゆかりが村に帰ってくるということで話題になっていた。
 そんなとき、リカの息子の歌名雄と縁談が進んでいた由良家の娘、泰子が村に伝わる手毬唄の歌詞のように殺される殺人事件が発生するのだった。


 ■感想■
 稲垣悟郎が、探偵金田一耕助を演じるフジTVで放映されたTVムービーのシリーズ第5作。
 今作は、2009年1月に放映されました。
 稲垣悟郎が、金田一耕助を演じるシリーズは
 『犬神家の一族』(2004年)
 『八墓村』(2004年)
 『女王蜂』(2005年)
 『悪魔が来たりて笛を吹く』(2006年)
 『女王蜂』以降は、毎年、年始に放映していたんですけど、2010年、2011年と放映されていないようなので、もうこの5作目で終了なんでしょうかね??

 稲垣悟郎ファン向けなのか、フジTV製作だからなのか、誰が観ても分かりやすい作品になっているのが、稲垣金田一シリーズの特長です。今作も、金田一耕助が田舎で出遭う事件の特長である田舎の因習、おどろおどろしさといったものは、サラリと描かれています!

  「分かりやすい金田一!」
 
 まぁ、そこが、稲垣金田一の良いところでもあるから良しとするしか無いですね。

 金田一耕助の映画化作品で、自分が好きな作品は、何と言っても、渥美清主演、野村芳太郎監督の『八つ墓村』(1977年)でしょうねぇ!!時代設定を現代(製作当時のですけど・・・)にして、ミステリーから突然オカルト映画になるアクロバット的な展開には驚かされましたからね。
 おどろおどろしい設定がオカルト映画向きでは、ありますけど、まさか、本当にオカルト映画にしてしまうなんて、ある意味、日本のホラー映画として代表的な1本に選びたくなっちゃいます!!
 ていねいに作っているにも関わらず、なんで、最後はオカルト映画に??

 ところで、今作『悪魔の手毬唄』は、TVムービーっていうこともあり、すご~く観やすい作品になっています。
 でも、金田一耕介が活躍する作品って、なんで映像化する作品は何度も何度も同じ原作が選ばれちゃうんでしょうかね??どうせだったら、あまり映像化されていない作品を、映像化すれば良いのに。
 
 まぁ、真剣に金田一耕助の映像化作品を楽しみたければ、1977年、1978年に毎日放送で製作された「横溝正史シリーズ」を観ろってコトなんでしょうけどね。ソフト化もされてるし、買えってことなんでしょうけどねぇ~。  50点

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