A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【地下女子レビュー】オルガンを慰撫する慈しみの聖歌~『デルフィーヌ・ドラ(Delphine Dora) / 否定神学聖歌(Hymnes Apophatiques)』

2022年06月23日 00時05分39秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


『Delphine Dora / Hymnes Apophatiques』 『デルフィーヌ・ドラ / 否定神学聖歌』
text by 剛田武 Takeshi Goda

CD : Morc Tapes morc 86 / DL : bandcamp

Delphine Dora : Pipe organ, vocals

1. l’espace transcendant (超越的な空間)
2. la plénitude des signes (記号の充満)
3. s’extraire de l’abîme (奈落の底からの脱出)
4. ritournelle scolastique #1 (スコラ哲学的リトルネッロ #1)
5. athanor (錬金炉)
6. mystère indicible (言いようのない謎)
7. ritournelle scolastique #2 (スコラ哲学的リトルネッロ #2)
8. allégresse (歓喜)
9. l’immuable sous-jacent (根底にある不変のもの)
10. la table d’émeraude (エメラルド色のテーブル)
11. l’abîme qui les sépare (二人を隔てる奈落の底)
12. kaïros (カイロス)
13. eon (イーオン)
14. l’esprit vide (空っぽの心)
15. opus divinum (神聖な作品)
16. immobilité (不動)
17. saisir l’éternité dans le temps (時間の中で永遠を把握する)

Mastering by Michael Anderson
Composed by Delphine Dora in St Saphorin Church (July 2021)
Thanks to Yan & Jon from Jolie Vue Festival and Wim (Morc Tapes)

Delphine Dora Official Site
bandcamp

神を否定した先に生まれる新たな“歓喜の歌”。
デルフィーヌ・ドラは1980年フランス・パリ生まれの即興音楽家、作曲家、ピアニスト、レーベルオーナー。独学でピアノと声楽を学び、様々な鍵盤・管・弦・打楽器・電子楽器を身につけ、さらにフィールド・レコーディングやサウンド・オブジェへと守備範囲を広げて活動するマルチミュージシャンである。2005年頃から自主制作で作曲・即興作品を発表し、現在までに30作を超えるアルバムをフランス国内外のレーベルからリリースしている。その多くは限定リリースのため物理メディアでの入手は困難だが、デジタルで聴くことは可能であり、探してでも聴く価値がある。

2021年7月16日に彼女はスイスのアルプス山嶺の村サン・サフォランで開催される“ジョリー・ヴ―(素敵な眺め)フェスティバル”に出演した。それに先立つ数日間、レジンデンシーとして現地のサン・サフォラン教会に滞在し、教会のパイプオルガンを好きなだけ演奏する機会を得て、即興を中心に何時間にも亘りオルガンと歌の演奏をレコーディングした。その中から1時間余りの音源を選んで制作された小品集が本作『否定神学聖歌』である。

パイプオルガンという楽器は、私のように宗教的背景の異なる日本人から見ても荘厳で神々しい存在だが、キリスト教が主流の国の人々にとっては、幼い頃から教え込まれた<絶対的な神>を象徴する存在への畏怖心と、同時に打ち負かすべき存在への反抗心というアンビバレンツを内包する楽器と言えるだろう。筆者はオリヴィエ・メシアンのオルガン曲を愛する者だが、熱心なキリスト教者であったメシアンの教条主義的な思想やスタイルにはひと欠片の興味も魅かれはしない。それでもなお、壮麗なパイプオルガンの音色の人知を超えた美しさに陶酔し、主の足元に身を投げ出す恥辱をも厭わず、敬虔な信徒を装うが如く、忘我の果ての昇天に身を任せることを禁じ得ない。

ドラ自身が信者かどうかは知らないが、化け物のように巨大なパイプオルガンを自分の演奏で跪かせたい、自分の腕で支配したいという無意識のサディスティックな願望が自然な形で実を結んだのが、パイプの先に火を灯す仄かな熱を帯びた器楽音と、揺れる炎を吹き消そうとする些かフラット気味の嬌声の吐息の相姦作用が克明に記録されたこのアルバムである。初めは恥じらっていたパイプとヴォイスが、曲が進むにつれて寄り添い、語り合い、睦み会う音の連なりは、恰も両者を包み込む教会建築のナチュラルリバーヴに隠れて密会する神(Divine)と人(Human)のアバチュールである。

それにしても神性を剥ぎ取られたパイプオルガンの音色は何と無垢で脆いのだろう。デルフィーネ・ドラのヴォーカライズが教会オルガンの空っぽの心を慈しみで満たす。21世紀の“歓喜の歌”は斯様にあるべきなのかもしれない。(2022年6月1日記)
初出:JazzTokyo#289 2022年6月3日公開

Delphine Dora - Psychic Mind - A Stream of Consciousness (2012)


神と人
鍵盤と手の
アバンチュール

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【即興音楽Disc Review】sara (.es) / Esquisse~Piano Improvisation~白い羽根のように重力から解き放たれたピアノ作品。

2022年06月02日 01時01分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


『sara (.es) / Esquisse~Piano Improvisation』
『サラ(ドットエス) / エスキース~ピアノ・インプロヴィゼーション』


text by 剛田武 Takeshi Goda

CD : Nomart Editions NOMART-120 ¥2,200(税込)2022.5.11 Release

sara : piano

1. Esquisse #1
2. Esquisse #2
3. Esquisse #3
4. Esquisse #4
5. Esquisse #5
6. Esquisse #6
7. Esquisse #7
8. Esquisse #8

Recorded live at Gallery Nomart in Osaka on
Feb. 19, 2022 during Kohei Nawa’s solo exhibition Esquisse.
Total 38:52
Art direction and production: 林聡 Satoshi Hayashi
Recording and mastering: 林聡 Satoshi Hayashi
Liner notes: 建畠晢 Akira Tatehata / 剛田武 Takeshi Goda
Translation: クリストファー・スティヴンズ Christopher Stephens
Design: 冨安彩梨咲 Arisa Tomiyasu

https://www.nomart.co.jp/

場所を演奏するユニット.es(ドットエス)=saraの初のピアノ・ソロ・アルバム。

2013年12月、大阪のコンテンポラリーミュージックユニット.es(ドットエス)の東京ツアーで初めて橋本孝之とsaraの生演奏を体験した筆者は、彼らをを「場所で演奏するのではなく、場所を演奏するユニット」と表現した(⇒#631 .es(ドットエス)LIVE IN TOKYO 2013)。.esのCDのほとんどは拠点である現代美術ギャラリー「ギャラリーノマル」で録音されており、深いナチュラル・リバーヴに包まれた演奏の質感は、ライヴハウスやジャズクラブで演奏される即興ジャズや前衛音楽とは異質の音響ユニットとしての.esのアイデンティティだと思っていた。しかし初めて訪れた新大久保EARTHDOMと池ノ上 BAR GARI GARIに出演した二人は、ギャラリーノマルの演奏を再現するのではなく、それぞれの場所を演奏に同化させ、二日間全く異なる演奏により自我同一性を見せつけた。その1年後に観た四谷茶会記でのライヴでは、据え付けのアップライトピアノのペダル操作でサックスの音を残響させて茶会記の音を演奏してみせた。

翻って考えるに、場所を演奏する主体はsaraであった。愛用の楽器(アルトサックス、ハーモニカ、ギター)を何処へでも持って行ける橋本は、どんな場所でも自分に馴染んだ演奏が出来る。それに対してピアニストであるsaraは行く先々で異なる楽器(ピアノ)を使って自分の演奏をしなければならない。初めて触れるピアノがどんな個性を持っているのか、僅か数十分程度の試し弾きだけで知ることは困難だろう。鍵盤に触れる指先だけでなく、五感全てを使ってピアノが置かれた場所の秘密を探るしかない。自分の演奏をするためには場所を味方につける必要がある。自分を場所と同質にすることで、ピアノを自然に鳴らすことが可能になる。実際に2021年8月渋谷公園通りクラシックス(⇒Live Report)、10月に白楽Bitches Brew(⇒Live Report)で観たsaraのソロ・ピアノ・ライヴでは、演奏を始める前に目を閉じてしばらく黙想する姿が見られた。深呼吸しながら場所を招き入れ身体と同化させる儀式だったのかもしれない。



『Esquisse エスキース(スケッチという意味)』はsaraの初のソロ・アルバム。2022年2月19日に.esのホームグラウンド「ギャラリーノマル」での名和晃平個展「Esquisse」会場で行ったソロ・ピアノの即興ライヴをほぼ全編収録。ノマルに設置されたピアノは、彼女が生まれる前に母の胎内で音を聴き、生まれて最初に弾いた馴染みのピアノ。場所は.es結成前からマネージャー/クリエイティブ・ディレクターとして籍を置くギャラリーノマル。楽器も場所も彼女自身と言っても過言ではない最高に理想的な環境で生み出されたピアノ演奏は、この上なく優しく自由で、母の胎内にいるような安心感に満ちている。この音の中では、過去の苦しみも喪失の悲しみも将来の不安も感じることはない。CDケースに封入された白い鳥の羽根のように、魂を無重力の明日へと羽ばたかせればよい。(2022年4月28日記)
初出:2022年4月30日 JazzTokyo No.289

sara (.esドットエス) Solo Piano Improvisation “Esquisse” 2022/02/19 Gallery Nomart


ピアノから
羽ばたく音は
無重力

【購入店舗リンク】
ディスクユニオン
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008469250

ノマルストア
https://www.nomart.co.jp/work/detail.php?workCode=93240016

【ライヴ情報】
2022.7.1 fri
横浜白楽Bitches Brew出演決定!
“Breeze Blow at Bitches Brew vol.2”
内田静男 Shizuo Uchida + sara (.es)
Special guest:
建畠晢 Akira Tatehata (poetry reading) and more..?
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【魅惑の軽音楽その6】非英語圏の歌姫たち~カトリーヌ・ソヴァージュ/リカ・ザライ/アンヌ・シルヴェストル/アンネケ・グレンロ/ディマラ・シスターズ

2022年04月05日 01時00分36秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


筆者のレコード掘りの主現場は今や中古盤店やリサイクルショップのジャンクレコード売り場になった。プレミア盤やレア盤や廃盤コーナーを掘ってもあるのはどこかで見たレコードばかりで、買う前からどんな音か分かっているのがほとんどだし、書籍やネットで存在を知ってるだけで聴いたことも無いレコに5桁の金を払う勇気も余裕も歓びも最早持ちえない。その点ジャンルも何も滅茶苦茶なジャンクコーナーには、見たことも聴いたこともない謎レコが山盛りだし、ジャケ買いしてもペットボトルのお茶より安い。特に50年代~60年代の軽音楽レコードの数々は、当時の日本のエンタメ界で何が流行っていたかを紐解く貴重な資料である。そんな歴史の重みが刻み込まれた時代の証人に他ならないレコードをジャンクコーナーから救い出して21世紀に伝えるのがこの【魅惑の軽音楽】シリーズである。今回は60~70年代前半の日本で英米のロックやポップスに負けない人気を誇っていた非英語圏=ヨーロピアンポップスの歌姫たちを紹介したい。いずれもWikipediaに日本語ページすらないが、当時は日本盤が発売されていたアーティストである。

●リカ・ザライ Rika Zaraï


イスラエル人シンガー兼作家。1938年エルサレム生まれ。エルサレム音楽院ピアノ科を首席で卒業。イスラエル人の義務である兵役を経て、後にテル・アビブでノルフェージュの教授となった。1959年、パリに出て、1960年代から歌手としてフランス各地で歌うようになる。1970年オランピアに出演。ヒット曲を連発し人気シンガーとなるが、そうした活動のさなかに、自動車事故で瀕死の重傷を負う。医者からも見放されていたが、調和思想家・菜食主義者レイモン・デクストレの助言で自然療法を実践し、みごと健康を回復した。その体験をつづった書籍『私の自然食』を1985年に出版すると「聖書以来の超ベストセラー」と評されるほどの大ヒットになった。その後、音楽活動と並び自然療法家として著述や自然食品の普及等に活躍した。2020年12月23日没。

RIKA ZARAI - BALAPAPA / 1970



●カトリーヌ・ソヴァージュ Catherine Sauvage


シャンソン歌手。1929年5月フランスのナンシー生まれ。1940年に家族と一緒にアヌシーのフリーゾーンに引っ越した。高校卒業後、彼女は演劇をはじめ、ジャニーン・ソールニエという名前で舞台に出演した。ピアノ、歌、演劇を8年間学んだ後、1 ​​950年にレオ・フェレと出会い、彼の歌に夢中になった。1952年にフェレの「パリ・カナイユ」を歌ってヒット。1954年、再びフェレの曲「男」でフランスの有名な賞である「フランス・ディスク大賞」を受賞。60年代以降シャンソン歌手として高い人気を誇り、女優としても活躍。1998年に68歳で没。

Catherine Sauvage "Paris canaille" (live officiel) | Archive INA



●アンヌ・シルヴェストル Anne Sylvestre


フランスのシンガーソングライター。1934年6月フランス・リヨン生まれ。50年代ソルボンヌ大学で文学を学んでいる間、キャバレーで歌い始め、 コメディアンのジャン・クロード・パスカルに曲を提供。59年に自らも歌手デビュー。73年に自分のレコード会社を設立。貧困、教育問題、戦争など社会問題をテーマにした曲が多く、またフランスを代表するフェミニスト歌手と呼ばれ、女性の権利や性差別についての歌も多く発表している。2020年11月30日、86歳で没。

Anne Sylvestre - Un mur pour pleurer (1974)



●アンネケ・グレンロ Anneke Grönloh


インドネシア生まれのオランダ人シンガー。1942年6月オランダ領インド(現在のインドネシア)で生まれ、第2次世界大戦中は日本占領下で集中キャンプで生活。戦後家族でオランダへ移住。1959年にタレントショーで優勝し歌手デビュー。1961年の「Brandend zand」(燃える砂)は、史上最も売れたオランダの曲の1つと呼ばれるほどの大ヒットを記録、ポップスやジャズの他インドネシアの伝統音楽クロンチョンの曲もヒットさせた。1960年代を通じて成功したキャリアを持ち、2000年代まで芸能活動を行う。2018年9月、76歳でフランスで死去。

Anneke Gronloh. Home cooking



●ディマラ・シスターズ Di Mara Sisters


イタリア・ミラノでイタリア人の父とアメリカ人の母の元に生まれた、ローズ(1932生まれ)、リリアン(1933年生まれ)、マリサ(1934年生まれ)の3姉妹からなるヴォーカル・グループ。1950年にローマのテレビ番組でプロとしてデビュー。53年に家族でアメリカへ移住。55年にデトロイトのクラブでデビューして以来、アメリカ各地のクラブやテレビに出演、57年にルーレット・レコードと専属契約しカンツォーネやイタリアン・ポップス、映画主題歌を歌い人気となる。

O Sole Mio


非英語の
ジャンクの歌姫
美人揃い

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【えいたそモダニズム】Episode 38『終わりなき超冒険』~でんぱ組/虹コン/LinQ/菊池桃子/のりピー/つボイノリオ/テレヴィジョン/R.E.M./クレイジー・キャッツetc.

2022年02月26日 03時05分54秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2022年2月19日(土) べノア銀座
マキシマムえいたそ生誕祭えいカラ2022!

昨年は卒業とコロナ禍のため開催されなかったえいたそ☆成瀬瑛美さんの生誕記念イベント「えいカラ」が復活!えい推しになって約半年後の2014年2月7日の第1回(まだえいカラというイベント名ではなかった)に参加して以来、2015年、2017年、2018年、2020年(オンライン視聴)と参加してきたドキ+ワクな恒例行事。感染防止のため例年のようにえいたそがテーブルを回って会話やデュエットをすることは出来ないが、8年間に亘る不動の推しメン、マキシマムえいたその弾けた歌と踊りを至近距離で観られる幸せにドキ+ワクしながら銀座のど真ん中の豪華カラオケホールの階段を地下2階まで下っていった。



VIPチケット(8130円)なので、入口でサイン入りポストカードを受けとり前列3列目に座って開演を待つ。最新ソロ・シングル『ハートフルフル♡超冒険記』のジャケット通りのメイクと衣装でえいたそ登場!大歓声で迎えたいところだが声出し禁止なので拍手で迎える。いつもの調子でにぎやかなトークを交えながら、来場者が送ったリクエスト曲リストを見ながらリアルタイムで選曲し、リモコンで検索&入力し、1コーラス歌う、という一人4役の離れ技。J-POP、J-Rock、歌謡曲、アニソン、でんぱ曲、アイドル曲が次々飛び出す。知らない曲でも歌ってしまう度胸は見習いたい。「リンダリンダ」は出なかったが、もう1曲リクエストした蜉蝣の「縄」を歌ってくれて超サンクス!2017年の神神イベントでえいたそがはにかみながらそっと教えてくれた想い出の曲であることを彼女も思い出したに違いない。



最後にでんぱ組の『子♡丑♡寅♡卯♡辰♡巳♡』と最新曲『ハートフルフル♡超冒険記』をフルで披露、4月に新曲CDをリリースするという嬉しいお知らせとともに全31曲のステージが終了。その後VIP特典ツーショット撮影。ツーショは2年以上ぶりだが思ったほど緊張感はない。接触がなくても常に心の中で思い続けてきたえいたそとは、黄色い糸で結ばれていつも一緒にいてくれたからだろう。物販で購入したえいたそ&きりのクッションを抱いた筆者を満面の笑顔で迎えてくれて、前回のブログでの『ハートフルフル~』の分析がよく書けていたとお褒めの言葉を賜った。別れ際に「次は冒険で書くから」と伝えると「楽しみにしてるね」と期待の籠った視線を投げてくれた。こうして筆者の2022年最初のドキ+ワクな一日はハートフルフルなトキメキとともにハッピーに過ぎて行った。

ハートフルフル♡超冒険記



【えいたそモダニズム】Episode 38『終わりなき超冒険』
子供の頃は冒険が大好きで、危険な遊びも気にしないでやっていたが、大人になると理性や恐怖心が働き、ちょっとでも危ないことやリスクがある冒険に挑戦することが少なくなる。何も怖くなかったあの頃に戻りたい、という気持ちは殆どの大人の心の中にあるだろう。それだけに「冒険=Adventure」をテーマにしたエンターテインメントは冒険映画、冒険ドラマ、冒険小説、冒険漫画、冒険ゲーム、冒険アトラクションなど数多い。しかしながら冒険音楽という言葉は聞いたことが無い。一体全体音楽は冒険足りえないのか?

Wikipediaによれば「冒険(ぼうけん)」とは、日常とかけ離れた状況の中で、なんらかの目的のために危険に満ちた体験の中に身を置くことである。あるいはその体験の中で、稀有な出来事に遭遇することもいう。冒険するためには、危険な体験に“身を置く”こと、もしくは物語や映像により“疑似体験”することが必要なのであって、聴覚メインの音楽では、危険を(疑似)体験することが難しいということだろう。いやいや、80年代のハードコアパンクのライヴでは喧嘩や流血騒ぎは日常茶飯事だったし、ハナタラシのライヴはドラム缶やビール瓶、板ガラスや爆竹を客席に投げ込み、挙句の果てにユンボやダイナマイトを持ち出して破壊行為・爆破未遂まで起こす危険な体験だった、という人もいるかもしれない。しかしそれらはただの暴力の暴走やフラストレーションの発散であって、冒険とは呼べないことは明白である。冒険にはドキドキやワクワクが必要なのだ。

しかしながら、冒険に於いて他のエンタメ・ジャンルに比べて不利な立場に置かれた音楽家の中にも、敢えて冒険をテーマとして危険の中に潜むドキ+ワクを歌おうとするチャレンジャーが少なからず存在する。分析をしていくと、そんな挑戦者、いや冒険者の筆頭に挙げるべきが我らがでんぱ組.incに他ならないことに気づかざるを得ないのである。

●でんぱ組.incの<冒険>ソング
1.♪信じる女の子は無敵 パラレルパノラマ大冒険♪ 「BEAM my BEAM」発売日(以下同)2011年12月14日
2.♪ジャパンの果ての果てまで 君と私の冒険(テクるか徒歩るか?)♪ 「でんぱれーどJAPAN」 2012年5月23日
3.♪冒険だ!でんでんでんでんでんでんぱっしょん!あどべんちゃ?♪ 「でんでんぱっしょん」 2013年5月29日
4.♪あっぱれあっぱれアドベンチャー♪ 「サクラあっぱれーしょん」 2014年3月12日
5.♪僕ここに来るのは初めてで、というか普段あまり冒険したりするタイプではなく、どちらかというと・・・♪ 「Dear☆Stageへようこそ」 2014年5月14日
6.♪これからさ まだ終わらんよ 大大大冒険さ♪ 「FD2 ~レゾンデートル大冒険~」 2015年2月18日
7.♪コロコロコロと心は 冒険に出て世界と繋がりだすのさ♪ 「アキハバライフ♪」 2015年9月16日
8.♪描き出せ 伝説のあどべんちゃ♪ 「ファンファーレは僕らのために」 2016年2月5日
9.♪ララ大大大大 大冒険!♪ 「Ψ発見伝!」 2018年1月30日
10.♪NEO NEO SEKAI 冒険時代♪ 「FD3, DEMPA ROCKET GO!!」 2019年1月1日

でんぱ組の歌詞は字数が多いので歌詞カードの文字が細かすぎて読みにくいことで定評がある。しかも老眼の筆者が拡大鏡を使って苦労しながら調べた曲だけなので、他にもあるかもしれないが、少なくとも2011年から2019年までの9年間に10曲、つまり毎年1曲を超える頻度で<冒険><アドベンチャー>という歌詞の曲を発表しているグループは他にはいないのではないだろうか?特筆すべきは5.「Dear☆Stageへようこそ」で、この歌詞はメンバーではなく、歌の中に登場する田中と称するしがないサラリーマンが、でんぱ組が所属する秋葉原のイベントバー、ディアステージを初めて訪れた時に発するセリフである。つまりディアステージに来ること自体が<冒険>という訳だ。そんなディアステージで誕生したでんぱ組.incこそ、“冒険の冒険による冒険のためのアイドルグループ(Idol group for the adventure by the adventure of the adventure)”であることは間違いない。そして成瀬瑛美=“マキシマム”えいたそは生まれながらの<“超”冒険者>なのである。



でんぱ組.inc「WWD大冒険TOUR2015」LIVE Blu-ray&DVD Trailer


さらにでんぱ組に繋がりのあるアイドルグループがやはり<冒険>を歌っていることも明らかになった。

●虹のコンキスタドール『限りなく冒険に近いサマー』


2014年結成、ディアスステージ所属のアイドルグループ、通称「虹コン」。自称アイドル界イチの夏曲の多さを誇るが実際は直射日光が苦手な室内派という一筋縄ではいかないコンセプトがディアステらしい。でんぱ組のプロデューサーのもふくちゃんこと福嶋麻衣子がプロデュースを務めていた縁もあるが、なんといってもでんぱ組との繋がりは虹コン第1期メンバーのねもこと根本凪が2017年12月30日にでんぱ組に新メンバーとして加入したことである。夢眠ねむの引退に伴いミントグリーンを継承し、虹コンの活動と兼任しながら、でんぱ組一のグラマーボディで歌に踊りにグラビアに活躍してきたが、体調不良により2022年4月でアイドル活動を卒業予定。今後はクリエイターとしてディアステージに所属し、イラストレーターや衣装デザイナーとして新たな冒険に挑戦するという。これからもでんぱ組やえいたそとコラボしてくれることを期待したい。

【MV】虹のコンキスタドール「限りなく冒険に近いサマー」(虹コン)



●LinQ『冒険』


LinQは福岡を拠点に2011年に結成されたアイドルグループ。グループ名は「Love in Qsyu(九州)」の略語だという。でんぱ組との繋がりは2014年の10枚目のシングル『ウェッサイ!!ガッサイ!!』のタイトル曲をでんぱ組プロデューサーのもふくちゃんが全面プロデュース、ミュージック・ビデオを夢眠ねむと映像監督のスミスによる映像ユニット・スミネムが監督し、相沢梨紗が衣装デザインを担当したことである。そのカップリング曲が「冒険」というのも、LinQがリスクを顧みずあらたなコラボレーションに挑戦した意気込みを感じさせる。

冒険 · LinQ



●DIALOGUE+『大冒険をよろしく』


DIALOGUE+(ダイアローグ)は、2019年6月に結成された女性声優8人による声優アーティストユニット。音楽プロデュースは全曲UNISON SQUARE GARDENの田淵智也が務めている。さすが声優だけあって声のバラエティと歌のうまさは群を抜いている。でんぱ組との直接の繋がりはなさそうだが、メンバーのひとり稗田寧々がでんぱ組が主題歌を提供した「斉木楠雄のΨ難」やえいたそがハマっていた「弱虫ペダル」に出演していたので、少なくとも声は聞いている可能性が高い。この「大冒険をよろしく」のスカビートと電波ソングを融合したような曲調はでんぱ組に通じる気がする。どこかでえいたそと運命が交差する日が来れば面白い。

DIALOGUE+「大冒険をよろしく」MusicVideo full ver.【Mini Album「DREAMY-LOGUE」】


以上、でんぱ組にまつわる冒険分析をしてきたが、当然音楽界には他にも冒険を歌うアーティストが存在する。

【歌謡アイドル】
●菊池桃子『アドベンチャー』


1983年デビュー、1984年第26回日本レコード大賞新人賞受賞。2012年(平成24年)に法政大学大学院政策創造研究科で雇用問題を専攻し、修士号を取得。最近はシティ・ポップブームで山下達郎・竹内まりやなどとともに再評価されている。『アドベンチャー』は1986年のサード・アルバムのタイトル曲。東京湾をスクール水着で水中冒険するのだろうか。

菊池桃子 ADVENTURE



●酒井法子『夢冒険』


1986年デビュー、愛称のりピー。90年代からアジアで人気タレントとなり、日本でも育児と女優活動を両立して活動していたが2009年に夫とともに覚醒剤取締法違反事件を起こし有罪判決を受ける。しかしながら夢を忘れず現在も紆余曲折ありながらも芸能活動(冒険)を続けている。『夢冒険』は87年の4thシングル。

酒井法子 夢冒険(1988年1月27日)



●中村由真『さよならの冒険者たち』


1986年デビュー。ドラマ『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』に出演し、大西結花、浅香唯とともに風間三姉妹としても活動。2005年3月下旬にアメリカに渡りロサンゼルスを経て現在はオースティン在住。『さよならの冒険者たち』は90年の11作目のシングル曲。このシングルを最後にアイドル歌手としての活動(冒険)にさよならした。

中村由真 さよならの冒険者たち



●中山美穂『女神たちの冒険』


1982年モデル・デビュー、85年女優・アイドル歌手デビュー、愛称ミポリン。『女神たちの冒険』は90年の11作目のシングル曲。1980年代にデビューした多くのアイドルが女優もしくはバラエティーアイドルへと転向を図る中、90年代も歌手と女優の活動を両立していったミポリンの心境を歌ったのだろうか。しかし彼女も2000年以降は女優、モデル活動が中心になった。また冒険(歌手活動)を始めてほしいものだ。

【HD画質】中山美穂 女神たちの冒険(1990年7月21日)



【洋楽ロック】
●テレヴィジョン『アドヴェンチャー』
Television / Adventure


1973年にニューヨークにて結成されたパンク・ロック・バンド。リーダーのトム・ヴァ―レインの文学的な歌詞とデリケートなギター・サウンドが後のニューウェイヴやオルタナティヴロックに大きな影響を与えた。『アドヴァンチャー』は1978年のセカンド・アルバム。緊張感に満ちたデビュー作ほどのインパクトはないが、リラックスした中に豊かな詩情が漂う良作になっている。

Television - Adventure



●ザ・スリッツ『アドヴェンチヤーズ・クロース・トゥ・ホーム』
The Slits / Adventures Close To Home


1976年にロンドンで結成された女性パンク・ロック・バンド。パンク・ムーヴメントに女性の進出する大きなきっかけをもたらした。『アドヴェンチヤーズ・クロース・トゥ・ホーム』は79年のデビュー・アルバム『CUT』収録曲。泥を塗ったヌード写真のジャケットが印象的だが、ダブ・ミュージックの巨匠デニス・ボーヴェルをプロデューサーに迎えた冒険的なサウンドこそがパンク/ニューウェイヴ・シーンに本当の衝撃をもたらした。

The Slits Performing 'Adventures Close to Home', London, Early 1980s | Don Letts | Premium Footage



●R.E.M.『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』
R.E.M. / New Adventures in Hi-Fi


1980年にアメリカ、ジョージア州アセンズで結成されたオルタナティヴ・ロックバンド。文学的・政治的なメッセージや、楽曲の高いアート性で、80年代アメリカのアンダーグラウンド・ロック・シーンの活性化をもたらした。『ニュー・アドベンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』は96年の通算10枚目にしてオリジナル・メンバー4人でのラスト・アルバム。この後彼らは本当の新たな冒険に旅立つことになった。

R.E.M. - Bittersweet Me (Official Music Video)



【コメディ・ソング】
●ハナ肇とクレイジー・キャッツ『大冒険マーチ』


1955年に結成され60年代に一世を風靡したコミックバンド。ハナ肇(ドラムス)、植木等(ボーカル・ギター)、谷啓(ボーカル・トロンボーン)など昭和を代表するコメディアンが在籍。『大冒険』は1965年に結成10周年記念として制作された主演映画。当時流行していたスパイ映画を題材に初めて円谷英二の特撮を取り入れた冒険活劇である。「無責任男」と自称する植木等の底抜けな明るさは、えいたその口癖“バビューン”に継承されている。

大冒険マーチ/ハナ肇とクレイジー・キャッツ



●つボイノリオ『金太の大冒険』


1970年デビューのラジオパーソナリティ兼シンガーソングライター。70年代前半名古屋を中心にラジオDJをしつつ放送禁止指定曲を多数発表。もっとも有名な「金太の大冒険」は1975年に発売され発売後20日で日本民間放送連盟の要注意歌謡曲指定制度によりAランクの放送禁止となったが、子供たちの間で徐々に歌い継がれ人気を博した。筆者はより過激な「吉田松陰物語」が好きで、今でも時々心の中で口ずさむことがある。Hな同人誌に慣れ親しんだえいたそにとっては刺激が足りないかもしれないが・・・。

つボイノリオ先生改「金太の大冒険」


えいたその超冒険に終わりが来ることは一生無いに違いない。

えい推しは
一生かけて
冒険たそ

●小嶋りん & ひろミサ『終末の冒険譚』

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【えいたそモダニズム】Episode 37『ハートがドキワク』~ドアーズ/GFR/ルー・リード/フロイド/イエス/ヘンリー・カウ/オックス/アナーキー/ブルハ

2022年02月18日 21時31分00秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2021年2月15日(月)16日(火)豊洲PITにて開催された「ウルトラ☆マキシマム☆ポジティブ☆ストーリー!!~バビュっといくよ未来にね☆~」でえいたそこと成瀬瑛美さんがでんぱ組.incを卒業してから1年と一日。その日以来筆者は、1998年のテオ・アンゲロプロス監督映画『永遠と一日』の重病を患った主人公の詩人の問い「明日の長さは?」に対して妻が「永遠と一日」と答えたように、永遠の推しメンであるえいたその幻影を求めて現在と過去と現在を旅するように過ごしてきたわけではない。実のところ、えいたそ卒業ライブのアンコールでサプライズでステージに登場した5人の新メンバーの中のひとり、ピンク色担当で金髪のりあぴこと小鳩りあちゃんに心奪われ、でんぱ組の新たな推しメンとしてピンク色を身に纏いピンクのサイリウムを手にして、まるで「初体験」のような新鮮な気持ちででんぱ現場で応援するドキワクな日々を過ごしてきた。コロナ禍のため大声で「りあちゃ~~ん!」とコールできないもどかしさすら愛おしい。

【字幕】でんぱ組.inc「プリンセスでんぱパワー!シャインオン!」Live Movie from「ウルトラ☆マキシマム☆ポジティブ☆ストーリー!! 〜バビュッといくよ未来にね☆〜」


・・・などとりあぴにばかり惚気(のろけ)ていると、えいたそのことを忘れたのかと誤解されるかもしれないがさにあらず。成瀬瑛美さんはもはや単なる推しメンではなく、天照大神の如く絶対的シンボルにして女神として筆者の心の中に鎮座しておられる。そして幸せなことに今でも会い(愛)に行(生)ける<現人神>であらせられるのである。その証拠にこの1年と一日の間にリアルに5回、バーチャル(オンライン)を含めると優に20回を超える頻度で謁見賜っているのである。

2021年
4月3日(土) 代官山UNIT 
2021年春のえいたそトキメキお花見コンサート!「チェリーブロッサムバビューイング!☆〜バビューッとキミをゴーインに連れて行くよ花見にね☆」



卒業後初のライブイベント。ジェームス・チャンス&ザ・コントーションズやSWANSやヒカシューやEP-4やNAZORANAIやBO NINGENなどアンダーグラウンド・ロックを多数観てきた地下倶楽部に太陽の女神が降臨した奇跡のライブショー。えいたそ地下アイドル化戦略のはじまりか。


5月19日(水) 秋葉原ディアステージ
トキメキ瑛美宣言!秩序のない現代に突発ファンミーティング



でんぱ組の聖地・秋葉原ディアステージで間近で話ができる神イベントに当選。感染対策のためライブ・パフォーマンスはスクリーン観戦だったが、帰り際に「ブログ見たよ!」と手を振ってくれたえいたその眩しさに精神がホワイトアウトする超常体験をした。


8月8日(日) 秋葉原ディアステージ(オンライン視聴)
えいたそディアステージ所属12周年記念イベント!



女神は二度微笑まなかった・・・現場イベントは残念ながら落選したが、同時配信にて舐めるような視線でじっくりとえいたその一挙一動一語一句を堪能しようと挑んだが、彼女の四肢と姿態の弾ける美しさに意識が攪乱されて何を歌ったのか思い出せない自分がいる。


9月13日(月) 早稲田Gallery&Barくらげ 
えいたそワールドへようこそ!☆~ディアステージ所属12周年なKHAOSな記念展~



えいたその漫画や絵画の展示イベントにえいたそ本人が在廊。最近のアー写やカラフルな油絵が並ぶ1Fもいいが、圧巻は地下帝国。小3から高校時代までに描いた漫画や小説のヤバさといったら、ここまで見せちゃっていいの?と驚愕レベル。えいたそから「風」というお題をいただいたのだが、カーニバルボーイズというバンドを結成する妄想に気を取られて、ブログを書くタイミングを逸してしまった。申し訳ない。


9月18日(土) 早稲田Gallery&Barくらげ(オンライン・イベント)
えいたそワールドオンラインイラスト



記念展最終日のオンライン・イベント。えいたそぬいぐるみを抱いてえいたそハットをかぶった筆者の写真を元に、えいたそ画伯が描いてくれた似顔絵イラストは一生の宝。おぬし、果報者よのう。


10月9日(土) 鶯谷・東京キネマ倶楽部 
マキシマムえいたそ秋の大収穫祭コンサート!!!☆



キノコホテルやアーバンギャルド、大森靖子やじゅじゅやネクロ魔といった女子グループを多数観てきた元グランドキャバレーの絢爛なホールに太陽の女神が降臨した奇跡のライブショー。秋の味覚を収穫する寸劇仕立てのステージは、女優えいたその本領発揮だった。


2022年
1月10日(月・祝) 川崎CLUB CITTA'
ドギャーン!マキシマムえいたそ伝説の大ハートフル宇宙誕生コンサート! ~奇跡起こしスキルが9999(カンスト)!?バービュの神殿っ☆~



ソニック・ユースやワンダー・スタッフ、裸のラリーズやハイロウズ、OUTRAGEやドッグス・ダム―ルなどロックバンドを多数観てきた日本最初のオールスタンディング大型ライブハウスに太陽の女神が降臨した奇跡のライブショー。クラブチッタに前回来たのはThe Birthday、次回行くのはザ・クロマニヨンズ。つまり筆者にとってのえいたそはロックンローラーなのである。




えいたそモダニズム Episode37『ハートがドキワク』
2022年2月16日はえいたそ生誕の日であるとともに、でんぱ組卒業から1周年記念日。その日にソロ新曲『ハートフルフル♡超冒険記』が配信リリースされた。「あったまおかしくなるくらいドハピネスな♡エナジー♡ビタミンソングです」という本人のコメントからして尋常じゃないパワーが漲っている。そのパワーを1000倍に濃縮した3分間はタイトル通り“心が震える冒険譚”に違いない。筆者は2014年のえいたその1stソロ曲『トキメキ☆すちゃらかテキサス』をこう評した(ミュージック・マガジン2014年8月号)
“トキメキ界のカリスマ、成瀬瑛美語録をサンプリングしたアヴァンギャルドな詩と、イエスの『危機』を3分間に圧縮したようなパラノイア・トラック。でんぱ組の太陽が戦慄するハイテンションでトレンディーな狂気の電波ソング。”

それから8年経ってえいたそが世に問う新曲『ハートフルフル♡超冒険記』をこう評したい。
“ハードコアパンク顔負けの高速ビートで連射される言葉の洪水。突如無重力化するプログレッシブな展開が冒険的。疾走感の中心に確かな心(ハート)があるからこそポジティブを歌える。ガールズポップのもうひとつの王道がここにある。”

ハートフルフル♡超冒険記


えいたそのピュアなハートの中に隠された秘密を紐解いてみよう。

●ザ・ドアーズ『ハートに火をつけて』
The Doors / Light My Fire


ロック界のカリスマ、ジム・モリソン率いるザ・ドアーズの代表的ナンバー。原題「Light My Fire(私の火をともせ)」を心ではなく“ハート”に火をつけてと訳した日本タイトルの素晴らしさ。J-POPに同じタイトルを使った同名異曲がいくつもある。えいたそがともした筆者のハートの火は永遠に消えることはない。

The Doors - Light My Fire ( HQ Official Video )



●グランド・ファンク・レイルロード『ハートブレイカー』
Grand Funk Railroad / Heartbreaker


レッド・ツェッペリンのアメリカ公演の前座を務めた際に、その歌と演奏力で聴衆を熱狂させ、ツェッペリンを食ってしまったと言われる70年代アメリカンハードロックの雄グランド・ファンク・レイルロードの大ヒット曲。対抗したわけではないだろうが、ツェッペリンにも同名ナンバーがある。井上陽水がこの曲のコード進行をパクッて「傘がない」を作曲したことでも有名。Heartbreakerとは、相手を夢中にさせておきながらつれなくする人のこと。えいたそは筆者を夢中にさせるが、ツンデレではないのでハートブレーカーではない、と信じたい。

Grand Funk Railroad -- Heartbreaker -- 1974



●ルー・リード『レジェンダリー・ハーツ』
Lou Reed / Legendary Hearts


ロックのもうひとつの(オルタナティブな)王道と呼べるザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの中心人物ルー・リードの1983年の12thアルバムのタイトル曲。彼は『ロックンロール・ハート』というアルバムも出している。まさに確かなハートを持ったロックンローラーの代表格である。ルー・リードは「Legendary Heart(伝説の心)」だが、トキメキ界のカリスマ=マキシマムえいたそのハートは「Charismatic Heart(カリスマの心)」と呼ぶのが相応しい。

Lou Reed - Legendary Hearts - 9/25/1984 - Capitol Theatre (Official)



●ピンク・フロイド『原子心母』
Pink Floyd / Atom Heart Mother


英国のプログレッシヴ・ロック・バンド、ピンク・フロイドの70年のアルバム。牛のジャケット+原題直訳四文字熟語+“ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり”というキャッチコピーで哲学的なイメージが喚起される、60年代から70年代への時代の変化を象徴するアルバム。21世紀の精神高ぶり女子(21stセンチュリー・ハイテンションA-POPガール)=えいたその母性は「Dempa Heart Mother(電波心母)」と呼ぶのが相応しい。

Pink Floyd - Atom Heart Mother: '71 Hakone Aphrodite



●イエス『ハート・オブ・サンライズ』
Yes / Heart Of The Sunrise


ピンク・フロイドと並ぶ英国プログレの雄イエスの71年のアルバム『こわれもの(Fragile)』に収録。邦題は「燃える朝やけ」。“Dream on on to the heart of the sunrise 日の出のハートにあなたを夢見続ける”という歌詞は筆者のえいたそへの想いそのままである。でんぱ組.incの太陽と呼ばれたえいたその輝きは、卒業しても「世界が萌える朝やけ」に他ならない。

Yes - Heart Of The Sunrise Live 1972 Yessongs [HD]



●ヘンリー・カウ『リヴィング・イン・ザ・ハート・オブ・ザ・ビースト』
Henry Cow - Living in the Heart of the Beast


英国プログレのもうひとつの(オルタナティブな)雄と呼べるヘンリー・カウの75年のアルバム『傾向賛美(In Praise of Learning)』に収録。「野獣の心に住む」という意味で、政治的な歌詞の難解な構成の15分におよぶ組曲。えいたそのハートの中に野獣の心があることは、2017年に筆者による論考『えいたそ野性時代』で考察したが、それから5年経った今でも獣のハートを保ち続けるパワーには恐れ入るしかない。ついにえいたそのハートの難解性を分析する研究が求められる時代が到来したのかもしれない。

Henry Cow - Living in the heart of the beast



●オックス『僕のハートをどうぞ』


グループ・サウンズ(以下GS)全盛期の1968年にデビューし「失神バンド」としてセンセーションを巻き起こしたオックス(OX)のセカンド・シングル「ダンシング・セブンティーン」のカップリング曲。17歳の誕生日(えいたそ談)を迎えた彼女にピッタリのドーナツ盤。もしえいたそから「私のハートをどうぞ」と言われたら、筆者は恐れ多くてハートアタック(心臓麻痺)で失神するに違いない。えいたそこそ「失神アイドル」なのかもしれない。

「僕のハートをどうぞ」オックス



●アナーキー『心の銃』


パンクロックのハートの中には何がある?その答えはアナーキー(亜無亜危異)がすぐに出してくれた。81年の3rdアルバム『亜無亜危異都市(アナーキーシティ)』に収録。“心の銃を使って戦っていくのさ”という青臭い歌詞は、41年経っても心に刺さる。言葉は単純なほうがいい。“人生百年上り坂”、“人生なんとかなるなる成瀬”といったえいたそ語録は、心の銃に負けない心の武器になるだろう。

アナーキー / 心の銃 《Music video》



●ザ・ブルーハーツ『リンダリンダ』


パンクロックのハートは何色だろう?1977年14歳の時に出たセックス・ピストルズの『勝手にしやがれ』は有名な黄色ジャケではなく、蛍光ピンクのアメリカ盤を買ったので、黄色とパンクは結びつかなかった。その10年後の1987年に『THE BLUE HEARTS』のジャケットを見たとき“パンクロックは青だ!”と確信した。35年経ってもザ・クロマニヨンズでロックンロールし続けるヒロト&マーシーのハートは今も青いままに違いない。えいたそのハートの色は黄色のままだろうか?見極めなければなるまい。

リンダ リンダ/THE BLUE HEARTS


明日開催される「マキシマムえいたそ生誕祭えいカラ2022!」に「リンダリンダ」をリクエストしたが、果たして瑛美は歌ってくれるだろうか?ドキワクである。

ハートから
溢れる愛に
ドキワクしたい



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【最近買った日吉ミミ】男と女のお話/男と女の数え唄/悲しい女と呼ばれたい/未練の女/ひとの一生かくれんぼ/タ・ン・ゴ 他

2022年01月04日 01時35分12秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


男と女のお話 b/w むらさきの慕情 2nd 1970年5月5日 EP SV-2037





男と女の数え唄 b/w 男ははじめに女は最後に 3rd 1970年10月5日 EP SV-2088





悲しい女と呼ばれたい b/w あなたのハートはいつ燃える 4th 1971年2月5日 EP SV-2122





未練の女 b/w むらさきのブルース 5th 1971年5月5日 EP SV-2155





失恋 b/w あなた渡り鳥 6th 1971年9月5日 EP SV-2190


大阪恋歌 b/w あなたと私の虹のまち 7th 1972年1月 EP SV-2216





ひとの一生かくれんぼ b/w 涙唄・別れ唄・子守唄 8th 1972年2月25日 EP SV-2236





たかが人生じゃないの b/w 悲しき玩具 11th 1973年2月 EP SV-2313





結婚通知 b/w 途中下車 12th 1973年6月 EP SV-2339


タ・ン・ゴ b/w 銀のかもめ 35th 1985年11月21日 EP SV-9076


男と女のお話 b/w ひとの一生かくれんぼ 再発:ゴールデン・ミリオン・シリーズ 


コンプまで
あと33枚
ミミだけに

1stシングルが欲しいのだがレア盤っぽい。


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HINAGIKU.に捧げる雛菊ソング~岡崎友紀/松田聖子/鬼束ちひろ/SEBASTIAN X/ジャックス/デイジー・チェインソー/森田童子

2021年10月15日 02時16分27秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


ヒナギク(雛菊、学名:Bellis perennis)とは、キク科の多年草(日本では一年草扱い)。別名はデージー、デイジー、チョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)。園芸植物として栽培される。イタリアの国花。ヨーロッパではとても人気のある花で、純真無垢の象徴とされている。花言葉は「平和」「希望」「純潔」。白い花の花言葉は「無邪気」。赤い花の花言葉は「無意識」。黄色い花の花言葉は「ありのまま」。

●映画『ひなぎく』


ヴェラ・ヒティロヴァ監督による1966年チェコスロバキア映画。原題はSedmikrásky。マリエ1とマリエ2の姉妹が自由気ままに不可解な騒動を起こすナンセンスなストーリーは、社会主義下で自由を規制された当時のチェコ当局への反抗と言われる60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作。二人のファッションセンスとキャラクターが共感を集め、サブカル系女子の間でカルトな人気を持つ。主人公の1人が頭に飾る雛菊の花輪が自由を象徴しているようだ。

『ひなぎく』アンコールレイト上映!



●HINAGIKU.『雛菊』


2021年10月12日渋谷Milkywayでの単独公演「開花宣言」で始動したセルフ・プロデュースのアイドル・ユニット。メンバーはあんびーべいびー、招癸鈴袮(マネキスズネ) 、雹華(ひょうか)、ハナゾノ兎リ(うり)、みや子の5人。HUNAGIU.と言うグループ名は雛菊の別名「延命菊」に因んで名付けられたという。4曲入りミニアルバム『開花宣言』が各サブスクリプションサービスにてストリーミング配信中。作詞は全曲メンバーが手掛けている。凛としたメンバーの佇まい、個性的なファッションセンス、和テイストを打ち出したEDMサウンドは、歌詞にもある通りアイドル・シーンに都革命を起こすだろう。

HINAGIKU. '雛菊' Offcial Music Video



●岡崎友紀『雛菊の首飾り』


60年代に子役として女優デビュー、1970年にTVドラマ「奥様は18歳」の大ヒットで国民的アイドルとなり歌手としても活躍した。当時小学生だった筆者の周りでも「笑顔が素敵なお姉さん」として人気があった。「雛菊の首飾り」は1972年の4枚目のアルバム『岡崎友紀4』に収録。全曲を橋本淳作詞、筒美京平作曲・編曲のゴールデンコンビが手掛けたアルバムで、主演ドラマの挿入曲を多数収録。黄色い雛菊を持った弾ける笑顔のジャケットが素晴らしい。

岡崎友紀 「雛菊の首飾り」 (ALBUM4)



●松田聖子『雛菊の地平線』


80年代アイドルの代表格であるばかりか、一生アイドルを生き続ける唯一無二の存在、松田聖子には「赤いスイートピー」「野ばらのエチュード」「旅立ちはフリージア」など花の名前を持つヒット曲が多い。「雛菊の地平線」は1987年の14枚目のアルバム『Strawberry Time』収録のシンガーソングライター大江千里が初めて提供した曲。篠山紀信撮影のピンクのジャケットで頭に飾った大輪の花は雛菊ではないが、アイドルに花は最強の組み合わせである。でも、可憐な雛菊を纏った聖子ちゃんも見てみたいものだ。

SEIKO MATSUDA 雛菊の地平線



●鬼束ちひろ『ヒナギク』


2000年にデビューしたJ-Popシンガー、鬼束ちひろの2018年の22枚目のシングル曲。デビューして以降、交通事故や自身の体調不良、所属事務所とのトラブル、SNSでの騒動など不運が続き、長期休養や活動休止を余儀なくされてきたが、メランコリックな曲調の「ヒナギク」のPVで白い雛菊に囲まれた鬼束の顔には安らぎの表情が浮かんでいる。

鬼束ちひろ - ヒナギク



●SEBASTIAN X『ひなぎくと怪獣』


2008年に結成された4人組ギターレスバンド。メンバーは永原真夏(vo)、飯田裕(b)、沖山良太(ds)、工藤歩里(key)。永原真夏の明るいパフォーマンスを核に型にはまらない自由なポップを目指すスタイルは結構好きだった。『ヒナギクと怪獣』は2012年にリリースしたミニアルバム。可憐な雛菊と恐ろしい怪獣を対比させたタイトルだが、収録曲「ひなぎく戦闘機」では”10万ボルトのヒナギク”と歌われ、か弱く見える小さな花でも強い意志を持てば強力な武器になれることを宣言している。

SEBASTIAN X / "ひなぎくと怪獣" Trailer



●ジャックス『お前はひな菊』


ジャックスは、1965年に結成されたサイケデリック・フォーク&ロックバンド。人間の内面を抉り出す文学的な歌詞と、情念的なヴォーカル、ジャズや前衛音楽の要素のあるサウンドで、日本のアンダーグラウンド・ミュージック・シーンに大きなな影響を与えている。「お前はひな菊」はデビュー前に若松孝二監督映画『腹貸し女』のサウンドトラック用に作られた曲で、公式アルバムには未収録。”俺はお前と寝たいだけ 俺は山百合 お前はひな菊・・・・お前の裸を汚したいのさ”という赤裸々な歌詞は、「純潔」を花言葉とする雛菊ならではの最高のラブソング。48年ぶりに再発された幻のライブ盤『JACKS - 2ND JACKS SHOW, JULY 24, 1968』にライブ・バージョンが収録されている。

ジャックス 『 お前はひな菊 』



●デイジー・チェインソー Daisy Chainsaw


海外でも「純真無垢」の象徴とされる雛菊=Daisyと、電動のこぎり=Chainsawを合体させたバンド名を持つ4人組グランジ・ロックバンド。ガールズ・ゴシック・ロックの元祖と呼ばれる女性シンガー、ケイティ・ジェーン・ガーサイドの可憐さと狂気的な凄みを併せもつヴォーカルを核に、歪んだギターとダークなリズムによる過激でシアトリカルなパフォーマンスで話題になった。バンド自体は短命に終わったが、ケイティはQueenadreena~Ruby Throat~Liar, Flowerといったバンドを経て現在も活動中。

Daisy Chainsaw - Love Your Money (promo video)


雛菊の
都革命
心待ち

●森田童子


10/12のHUNAGIKU.単独公演「開花宣言」の会場BGMは森田童子の「たとえばぼくが死んだら」(1980年の4作目『ラスト・ワルツ』に収録)が繰り返し流れていた。3年前の生誕公演のBGMに70年代フォークソングを流したみや子ちゃんの選曲だろう。ライブハウスが清浄な異空間にワープしたような気持がした。森田童子が雛菊を歌った曲はないと思うが、1975年にレコード・デビューして以来、素顔・本名・私生活を一切公開せず、透明な歌声で美しい曲を歌い続け、1983年までにライヴ盤を含む7枚のアルバムをリリースしたあと活動休止し人前から姿を消した彼女の純粋無垢な感性とありのままの歌声、そして何よりも彼女の存在自体が音楽シーンに咲いた「雛菊」だったに違いない。

たとえばぼくが死んだら 森田童子
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【地下アイドルへの招待】今なら古参になれる!新生アイドル特集~HINAGIKU./MAD JAMIE/アイマイ/fキュレ/ポピエモ/ショキエゴ/ちびゴリラ/チャペの泉

2021年10月07日 01時53分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


デビュー時から3年9か月間推し続けてきたアイドルグループ爆裂女子の解散は思った以上に大きなショックだった。メンバーはそれぞれ何らかの活動を続けるらしいので会えなくなることはないだろうが、爆団と呼ばれる他のヲタクと会う機会は減るだろう。アイドルファンを卒業する人もいるかもしれない。筆者としてはでんぱ組.incやプログレッシブアイドル、XOXO EXTREME(キス・アンド・ハグ・エクストリーム/通称キスエク)などの推しグループは健在だし、元爆裂女子の都子ちゃんがみや子として参加する新グループHINAGIKU.が始動する楽しみがあるので、当分アイドルヲタクを辞めるつもりはない。9月28日の爆裂女子ラストライブで話したヲタクの中には、新しいアイドルを見つけて推している人も少なからずいた。

コロナ禍でライヴやコンサートが以前のようにできなくなって1年半、特にライヴハウスで活動するアイドルにとっては逆風しかない状況の中、活動休止や解散するアイドルグループが増えているのは事実だが、その一方で新たにデビューするアイドルも少なくない。辛い時代だからこそ逆に世界に元気を与えるアイドルが求められるのも事実。今回紹介する新生アイドルは、知り合いのヲタクが推薦するグループばかりである。まだライヴを観たことがないグループも多いので、今後現場に足を運べることが楽しみでならない。

●HINAGIKU.


″世界を歌舞くハイカラ革命児"『HINAGIKU.』御誕生。メンバーはあんびーべいびー、招癸鈴袮(マネキスズネ) 、雹華(ひょうか)、ハナゾノ兎リ(うり)、みや子の5人。
偶想Drop時代からの推しメン・みや子ちゃんが結成した新グループ。メンバーはそれぞれファッションアイコンとなりうる個性派揃い。妖艶な和テイストを全面に押し出したレトロ・フューチャー・ワールドは“日の丸レッド”を担当するみや子ちゃんにピッタリ。2021年10月12日(火)渋谷MilkywayでHINAGIKU.単独始動公演「開花宣言」を開催する。無料チケット(要予約)もあるので、ぜひ目撃しに来てほしい。正真正銘「古参」になれるチャンス!チケット販売中(TIGET)▷http://tiget.net/events/146788
https://hinagikuofficial.amebaownd.com/

HINAGIKU. '雛菊' Offcial Music Video



●MAD JAMIE


【KAWAIIはFxxK!!かわいくないから、してきた事がある かわいいヤツには歌えない歌】バンド全開のサウンドにエモーショナルなLyric,Pretty Fxxkな5人が歌う激情型IDOL PUNKROCK。メンバーは感情線あくび、ハレン・チユキ、榮倉ウニ、鈴木ルナチ、サキ・パニョールの5人。
爆裂女子やMalcolm Mask McLaren(MMM)の現場でいつも激しいモッシュの中心にいたパンク好きなA氏が推している新グループ。ストリート系ファッションとメロコア風バンドサウンドはまさにプリンセスプリンセスやSHOW-YA以来のガールズロック。ポジティブなメッセージで盛り上がるライヴが目に浮かぶ。
https://mad-jamie.com/

MAD JAMIE - クルソダ【OFFICIAL MUSIC VIDEO】



●I MY ME MINE


パレードをコンセプトに人の心をワクワクさせるアイドルグループ。グループ名の「I MY ME MINE」には「私は私、自分らしく」という意味を持たせている。2021年6月16日 神田明神ホールにてデビュー。メンバーは音海ゆうな、鈴永りさ、高槻あいの、早瀬ゆい、本多しおり、百千もね、雪白ひなの7人。
爆裂女子や2021年8月7日に活動休止したTHE BANANA MONKEYSのヲタクだったB氏の現在の推しグループ。元夢幻クレッシェンドのメンバー3人を含み、6人がアイドル経験者。ルックス的にはキラキラ系だが、サウンドはスピード感のあるエレクトロロック。メンバーカラーが決まっているのでサイリウム現場が楽しそう。
https://imymemine.bitfan.id/

「I MY ME MINE」Teaser Movie



●1/fキュレーション


「かわいいファンク」をコンセプトとしたアイドルグループ。 1/fという心地のよい揺らぎは、「かわいいファンク」 であると位置づけそれをキュレーション(収集)するために 日々活動する。プログレッシブアイドル、XOXO EXTREME(キス・アンド・ハグ・エクストリーム/通称キスエク)の妹グループとして2021年1月にデビュー。メンバーは星染朔、花揺えね、桃瀬せなの3人。
キスエクのファンでもあるC氏が推す全員10代の新グループ。ファンクもプログレ同様コアなジャンルであるが、アイドル界にはファンクを取り入れたグループは少なくないので、キスエクほどニッチなイメージはないかもしれない。今後どのように他のグループと差別化していくのかが楽しみ。11月6日(土) 1/fキュレーション生バンドライブ「Please, Please, Please」を小岩オルフェウスにて開催する。元ネタはジェームス・ブラウンか?JKが歌うJBなら面白そう!
https://www.1fcuration.com/

Tiny Heavies (ver.1) / 1/fキュレーション



POPPiNG EMO(ポッピングエモ)


ポップな世界観に"激エモ"爆裂サウンドを武器に活動する期待のサブカル系アイドル。ナーナ・ポップ、エモーショナ・ル・ルカ、193R(イクミライダー)、サヤカロスの4人で2020年7月から活動。サウンドプロデューサーは今話題のアーティストを多数手掛けているSCRAMBLESの井口イチロウが務める。
ヲタク兼カメラマンとしてロック系アイドル現場に出没するD氏のお気に入り。元々は2017年にポップ担当・ナーナ・ポップと、エモ担当・リエモにより結成された2人組ダンス&ボーカルユニットだったという。4人組の新体制で第一波コロナ禍直後にデビューして以来、1年3か月の間にミュージックビデオを13曲も発表しているという驚異的な活動ぶり。BiSやBiSHの流れを汲む泣きのパンクナンバーはメジャー感があるし、タータンチェックの衣装が一時期の爆裂女子を思わせて個人的にもエモい。
https://www.poppingemo.net/

【NEW MV】POPPiNG EMO / Brand new sky



SHOCKiNG EGO(ショキエゴ)


姉妹グループ【POPPiNG EMO】のハイクオリティな楽曲をカバーする5人組ユニット【SHOCKiNG EGO】。「光」と「影」を操る変異型二面性アイドル。メンバーはキャプテン・ミサト、サキ・ザ・ショック、サヤカスター、Yui Pod-Pro、ウトミヅキングの5人。
ポピエモをググっていて見つけた姉妹グループ。デビューはポピエモ新体制と同じ2020年7月らしい。「衝撃的な自我」を意味するグループ名は過激だが、イメージは反対にポピエモよりもアイドル寄りのKAWAII路線。なお、所属事務所O-keyには、ポピエモのナーナ・ポップがプロデュースするアイドルNAP-Natural Another People-も所属し、さらに10月15日に新グループSUPER REPLiCA (スーパー レプリカ)がデビューするという。今後のアイドルシーンの台風の目になるかもしれない。要注目である。
https://www.shockingego.net/

【MV】SHOCKiNG EGO / Colorful



●MIDNIGHT LITTLE GORILLA ちびゴリラ


めろん畑a go goが所属するGollipop Recordから2021年1月24日に登場した新生マスクドアイドル。メンバーは皆野うさこ、やわらぎめんま、玖月琴美 の3人で、同じ事務所のThe Grateful a MogAAAz(モガーズ)やRUNAMENを兼任する。80~90sアニメソングのカバーをレパートリーとする。ゴリラのマスクがトレードマーク。
爆裂女子やネクロ魔からめろん畑a go goへ流れたヲタクは数多い。2019年に姉妹ユニットとしてモガーズがデビュー、めろん畑との兼任メンバーもいて、現場の一体感が生まれた。めろん畑がサイコビリー、モガーズがニューウェイヴ&ビートパンクとどちらもロック寄りなので、もっと和めるパフォーマンスが出来るユニットとしてちびゴリラが生まれたのではないだろうか。着ぐるみアイドルはなんとなく新鮮だし、耳馴染みのあるアニソンをやってくれそうなので、ぜひ観てみたいものだ。



地下アイドル
お楽しみは
終わらない

●チャぺの泉fromでんぱ組.inc


でんぱ組.incの藤咲彩音、愛川こずえ、小鳩りあの三人で結成されたスピンオフ・ユニット。初心に立ち返って秋葉原から古き良きでんぱ曲をお届けしていくというコンセプトのもと、現在のでんぱ組がやらないレア曲を披露するとともに、初のオリジナル楽曲として初期のでんぱ組.incを彷彿とさせる電波ソング調の「愛♡舞☆ミライ!」を発表した。
えいたそこと成瀬瑛美が卒業に伴い、10人組の新体制になったでんぱ組は、メンバーそれぞれのソロや別ユニットの活動が活発になり、これまで以上にワクテカな魅力を増している。特に新たな推しメン・小鳩りあが参加するチャペの泉は、筆者がでんぱ組にハマるきっかけになった電波ソングを復活させてくれた胸熱すぎるユニット。もしかしたらでんぱ組よりも好きかも、などと身も蓋もないことを口走りそうになる。「地上とか地下とか関係ねえ、好きなアイドルは好きなんだ!」と大声で叫びながら、今ここから走り出すことにしよう。

チャペの泉 from でんぱ組.inc「愛♡舞☆ミライ!」Music Video






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今ここから走り出すアイドルに捧げる『RUN! RUN! RUN!』~ヴェルヴェッツ/ザ・フー/スライ/シュープリームス/ジェスチャーズ/大槻マキ/ギターウルフ

2021年10月05日 01時51分43秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2018年1月7日に渋谷Milkywayでデビューしたパンクロックアイドル爆裂女子-BURST GIRL-が2021年10月3日に解散し3年9か月の活動に幕を下ろした。筆者にとっては前身の偶想Drop時代から数えると約4年8か月という長い期間推してきたグループであり、昨年12月に推しメンバー都子の突然の解雇という大事件があったにも関わらず、グループとして推す気持ちに変化はなかった。コロナ禍以降はそれまでのモッシュやダイヴを伴なう激しいライヴが出来なくなった分、パフォーマンスで魅せるステージを展開してきたが、ついに4人のメンバーはそれぞれ別の道へ進むことを決意した。

9月28日に新宿ロフトで開催された最終ライヴ「爆裂大解散」ではMC無しで全レパートリー18曲を一気に披露。ありがとうの言葉しかない潔いステージを見せた。そして解散当日10月3日のYouTube配信はメンバーのトークという予想を大きく裏切り、お台場を50分間ひたすら走り続け、最後にデビュー曲「GREAT FXXKING MY WORLD」の路上パフォーマンスで締めるという清々しいエンディングを迎えた。♬この素晴らしきくそったれの世界を / Great Fucking My World / 今ここから走り出すよ♬という歌詞になぞらえて、解散は終わりではなく、新しいはじまりである、というメッセージを届けてくれたのである。

FXXKING BURST


今ここから走り出す4人のメンバー、新グループHINAGIKU.のデビュー・ライヴを控えるみや子ちゃん、それぞれの活動をする元メンバー。走り続けるすべてのアイドルに「RUN! RUN! RUN!(走れ!走れ!走れ!)」という曲を捧げたい。なお英語のRUNには「逃げる」という意味もあるから、がむしゃらに走ることに疲れたら、方向を変えて逃げてもいいんだよ。

●ヴェルヴェット・アンダーグラウンド/ラン・ラン・ラン The Velvet Underground / Run Run Run


1967年にアンディー・ウォーホルのプロデュースでデビューしたヴェルヴェット・アンダーグラウンドのデビュー作『Velvet Underground & Nico』に収録。ドラッグやSMなどをテーマにした文学的な歌詞、前衛的・実験的なサウンドで後のロックに大きな影響を与えたVUが歌う「RUN RUN RUN」は死への疾走のように聴こえる。くそったれな世界で生きるには表だけではなく裏の世界を知ることも必要なのである。

The Velvet Underground - Run Run Run



●ザ・フー/ラン・ラン・ラン The Who / Run Run Run


ブリティッシュ・ロックの象徴的バンド、ザ・フーの2ndアルバム『クイック・ワン』(1966)の1曲目に収録。モッズのアイドルとしてデビューしたザ・フーがより幅広い人気を獲得しつつあった時期ではあるが、「RUN RUN RUN」は大人への反抗を歌った「マイ・ジェネレーション」に似た粗削りなR&Bナンバー。青臭いと言われても、いつまでも反抗心を忘れてはいけないね。

Run Run Run - The Who



●ザ・シュープリームス/ラン・ラン・ラン The Supremes / Run, Run, Run


ブラック・ミュージックの大スター、ダイアナ・ロスが在籍していたガールズ・グループ、ザ・シュープリームスの2ndアルバム『Where Did Our Love Go(愛はどこへ行ったの)』(1964)に収録。シングル曲が3曲連続で全米No.1ヒットを獲得し、シュープリームスを大ブレイクに導き、モータウン黄金時代のきっかけになった。「Run, Run, Run」も典型的なモータウン・サウンドでソウル・ミュージックの楽しさに満ちている。いつも笑顔で心に歓びを持って生きていこう。

The Supremes - Run, Run, Run [Remastered]



●スライ&ザ・ファミリー・ストーン/ラン・ラン・ラン Sly &The Family Stone / Run, Run, Run


6~70年代ソウル/ファンクの代表的シンガー&プロデューサーのスライ・ストーン率いるスライ&ザ・ファミリー・ストーンのデビュー・アルバム『Whole New Thing(新しい世界)』(1967)に収録。60年代後半、まだ白人中心だったロック・フェスティバルで多大な人気を集めた彼らの原点ともいえるファンキーなスタイルにはブラック・ミュージックのソウル(魂)が宿っている。アイドルのソウル(魂)も消えることはないだろう。

SLY & THE FAMILY STONE - Run, Run, Run



●ザ・ジェスチャーズ/ラン・ラン・ラン The Gestures / Run, Run, Run


60年代半ばアメリカ各地に生まれたガレージ・パンク・バンドの典型。ミネソタ州の田舎町マンカトー出身の平均年齢16歳のティーンエイジャーバンド、ザ・ジェスチャーズが1964年にリリースした唯一のシングルが「ラン・ラン・ラン」。地元ではTOP10に入るヒットになったが、このシングル1枚だけで消えて行った。筆者は80年代に60年代コンピレーションLP『Pebbles』でこの曲を知って以来、最高のガレージパンク曲として愛聴してきた。最近知ったのだが、60年代当時この曲が日本でリリースされ、内田裕也が日本語カバーを発表したという。それを現代のガールズガレージバンド、ザ・ハイマーツがカバーするという奇跡。最高の曲は時代を超えて歌い継がれていく。爆裂女子の曲も生き続けていってほしい。

ジェスチャーズ ラン・ラン・ラン 1965 / Run, Run, Run


内田裕也 ラン・ラン・ラン 1965 / Run Run Run


The Highmarts - ラン・ラン・ラン (Run Run Run)



●大槻真希 / RUN! RUN! RUN!


現在は大槻マキとして活動する女性シンガー、大槻真希が2000年にリリースしたサード・シングル。フジテレビ系アニメ『ONE PIECE』のエンディングテーマに起用され、自身最大のヒット曲となった。同年の1stアルバム『ROCK’N ROLL LOVE LETTER』に収録。プロデュースは80年代バンドブームを代表するビート・パンク・バンド、JUN SKY WALKER(S)のギタリスト森純太。ストレートなビートと分厚いギターが燃えるパンク・スピリットを感じさせる。最強で最狂のパンクロックアイドル爆裂女子は解散しても、パンク・スピリットはメンバーの心の中で燃え続けることだろう。

[MV] Maki Otsuki - RUN! RUN! RUN



●ギターウルフ / ラン・ウルフ・ラン Guitar Wolf / Run Wolf Run


世界で人気を誇るロッケンロールトリオ、ギターウルフが1994年にリリースした2ndアルバム『ラン・ウルフ・ラン』。トレードマークは革ジャン、皮パン、サングラス。一貫して3コードを基本としたシンプルなロックナンバーを、爆音一発録りでレコーディング。そのスタイルを1987年の結成時から34年にわたって貫いている稀有な存在。頑固なまでに信念を貫きとおすこと、ロックンローラーでもアイドルでもそれが最大の武器に違いない。

Run Wolf Run


走り出す
マイク握って
準備OK

爆裂女子-BURST GIRL- / GREAT FXXKING MY WORLD【OFFICIAL MUSIC VIDEO】


爆裂女子の曲を歌い継ぐため爆団バンドは活動を続けます。



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【地下アイドルへの招待】バイオリン女子に萌ゆ~小嶋りん(キスエク)/kurumi(アイオケ)/RiO(ex-RY's)/高岡薫(AKB48)/JILL(あんきも)

2021年10月03日 01時06分18秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


10年前に地下アイドルにハマる以前はバンド女子に萌えていた筆者だが、最近はギターやドラムよりクラシカルな楽器を弾く女子に惹かれる傾向がある。サックスやフルートなどの管楽器もいいが、今一番気になるのはバイオリン。ピアノの稽古に飽きたお嬢さまが次に習う楽器はバイオリンが似合う。かつては本気でやろうとすると何千万の高額な楽器を手に入れる必要があったが、エレクトリック・バイオリンの普及で身近な楽器になった。クラシック界では昔から美人バイオリニストが脚光を浴びてきたが、今やアイドル界にも美少女バイオリニストが求められる時代が到来した。そんな実力と美貌を備えたバイオリン女子を紹介しよう。

●小嶋りん(XOXO EXTREME)


筆頭は筆者の推しメン、プログレッシブ・アイドルXOXO EXTREME(キスエク)のりんりんこと小嶋りん。桐朋学園高校・大学バイオリン科出身で絶対音感の持ち主でもある。以前から生誕ライブ等でバイオリンを披露することはあっても、あくまで余技という印象だったが、昨年ギターレスロックバンドre-in.Carnation(リンカネ)に参加したことをきっかけにバイオリンへのモチベーションが高まったという。今年8月14日の生誕ライブでは、キスエク(歌と踊り)の他に、バイオリンでリンカネと、サエキけんぞう率いるジョリッツにフル出演、さらにみんなのこどもちゃん(しなもん)、MANACLEと各1曲コラボ、という八面六臂の活躍を見せた。その後もアイドルグループmomograciのワンマン公演にゲスト出演するなど活動の場が広がりそう。2021年春頃から全開したお嬢様キャラと相まって、優雅さと創造性に満ちたばいおりんりんのプレイがアイドルシーンを面白くするに違いない。

re-in.Carnation ー2021.8.14 小嶋りん生誕ライブ「今宵、オルフェウス邸へご招待致しますわ」小岩オルフェウス



●kurumi(アイオケ)


「歌と本物の演奏とダンスを融合したアイドルグループ」として活動する8人組ユニット。2014年に結成された声優ユニット、キャンディボイスを前身とし、アイドルオーケストラRY's~RY'sと名称が変わり、2020年7月23日に新体制となり、現在はアイオケ名義で活動している。アイドルとクラシック音楽を融合した楽曲が特徴で、イントロや間奏などにクラシックの名曲が組み込まれているものが多い。ファンの総称は楽団員。バイオリン担当のkurumiは音大を首席で卒業したプロのバイオリン奏者である。フルートとキーボードも参加した華やかなパフォーマンスは一度生で観たいものだ。

『革命のベルを鳴らせ』music video



●踊るヴァイオリニストRiO(ex-RY's)


アイオケの前身ユニットRY's(リィーズ)でRIO / 荻原理緒として活動中の2018年1月に踊るヴァイオリニストRiOとしてソロ・デビュー。デビューシングルがオリコン インディーズウィークリーチャート6位。 2019年4月14日、RY‘sを卒業し、ソロヴァイオリニストとしての 活動に専念している。現在の活動はアイドル現場ではないが、 モデル並みのスタイルとルックスで大胆に踊りながら弾く姿がヲタク心を刺激する。物販でチェキとか撮れるのだろうか。

RiO「Monochrome Ruins」MV



●JILL(Unlucky Morpheus)


アイドルではないが、ヴィジュアル系ヘヴィメタルバンド、Unlucky Morpheus(あんきも)のJILLは東京藝術大学出身で国内外のコンクールにて多くの受賞経験を誇るバイオリン奏者。バンド内ユニットQUADRATUM From Unlucky Morpheusでヘヴィメタルのカバーをしているのがカッコイイ。他にケミストリーやJUJUなど数多くのJ-POPアーティストと共演する実力派だが、なんといってもゴスロリファッションとキュートなルックスがヲタク心をくすぐる。物販でチェキとか撮れるのだろうか(そればっかり)。

【Cover】Yngwie Malmsteen - Far Beyond The Sun (Violin Cover)



●高岡薫(AKB48チーム8/ザ・エイトルズ)


AKB48チーム8のメンバーで結成されたバンド形式のイベント限定ユニット、ザ・エイトルズ(THE EIGHTLES!!)でバイオリンを弾くのが愛媛県出身の高岡薫。ニックネームはかおるんば。子供の頃にバイオリンを習っていたらしい。AKBグループについては全く知識がないので人気のほどは分からないが、他の楽器(特にギター)のメンバーがかなりたどたどしいのに比べて、彼女の余裕のあるバイオリン・プレイが頼もしい(それ以上に暴走気味のドラムが凄い)。

Intro+Rock da yo,Jinsei waロックだよ、人生は・・・(band ver.)-The Eightlesザ・エイトルズ|Team 8 3rd Anniversary Concert


バイオリン
魔性の魅力に
メロメロン



8月末に開催された「アイドルと芸術展」に小嶋りんちゃんが出品した作品「初めて作曲したメロディー」(複製版)のバイオリンソロ音源に演奏を加えて二次創作しました。推しのアイドルとバーチャルコラボできてヲタク冥利に尽きます。ありがとう!

終末の冒険譚/小嶋りん & ひろミサ



ウレイノアルセカイ/小嶋りん & ひろミサ




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