モダーンミュージック開店25周年記念ライヴへ行ったよ

高円寺Show Boat。出演は灰野敬二、三上寛＋石塚俊明＋浦邊雅祥、成田宗弘＋臼井弘行、因幡修次、金子寿徳の５組。この手のライヴには珍しく立ち見の方が多かったです。さすがにこれだけの面子を集めただけあります。
トップバッターは因幡修次さん。大阪出身で、フォークギターの弾き語りですが、歌い方が三上寛さんを思わせます。
２番手は光束夜のギタリスト金子寿徳さん。この人も灰野さん同様長髪にサングラス、ディストーションギターの弾き語りですが、歌が正直言ってうまいとは言えません。でもなんか不思議な魅力があるところは工藤冬里さんに似ています。そんなことを考えていたらなんと来週共演するそうです。
灰野さんは３番手。Air SythとDrum Machine、あとはヴォーカルというシンプルなセッティング。いきなりAir Synthの轟音ノイズでトバしてくれます。そしてヴォーカルの凄まじさといったら！最大限の絶叫の嵐。ギターを弾かなくても大満足。
４番目は成田宗弘さん(g)＋臼井弘行さん(ds)。相変わらず能弁な成田さんのギターが炸裂します。
トリを努めたのが三上寛さん(vo,g)＋石塚俊明さん(ds)＋浦邊雅祥さん(sax)。浦邊さんの代わりに灰野さんが入ればバサラですが、浦邊さんのおかげでバサラとは全く違った様相を呈しました。三上さん＆トシさんの年季の入った演奏に浦邊さんの情念的なサックスが入ることで、三上さんの歌世界がより強調され、説得力を持って迫ってきました。圧巻でした。
日本のアンダーグラウンドを追求して25年。さすがモダーンミュージックという素晴らしいイベントでした。