A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

Bastard Noise etc.@新宿URGA 2009.3.12 (thu)

2009年03月14日 01時12分00秒 | 素晴らしき変態音楽
アメリカ西海岸のグラインド・ノイズ・バンド、Bastard Noiseのジャパンツアー最終日。

最近ノイズにハマっているので勇んで出掛けてみた。対バンはGovernment Alpha、Defektro、Astro+Analog Suicide+Reiko A.という日本のノイズ界を代表するメンツ。

新宿URGAは5年くらい前に灰野さんを観に行って以来だったが、記憶よりも小さなハコで驚いた。灰野さんの時は椅子があったと記憶しているが、今回はオールスタンディング。ノイズのスタンディングはきついのに加え、喫煙OKなので煙草の煙が充満して非常に辛い。この時点で来たことを後悔しましたね。

ノイズのライヴとしては驚くほどの客の入り。外人が多いな、と思ったら出演者にも外人が入っていて、その知り合いと見た。あとは常連客が多いらしく観客同士で会話が弾んでいる。ちょっとアウェーな気分。

最初はGovernment Alpha。吉田恭淑氏によるワンマンユニット。フロアに機材をセッティングしての演奏。各種エフェクターやヴォイスを使ってのパフォーマンスはノイズの基本。

続いてDefektro。女性二人(内一人はKUNTのグラインダー娘Laura嬢)と男性一人からなる三人組。巨大な金属製のオブジェ(扇風機みたいなのと昆虫の足の様なの)を使いつつヴィジュアル的にも面白い演奏を見せた。

次にAstro(長谷川洋氏)とイスタンブール出身のAnalog SuicideことBatur Sonmez氏に加え、舞踏で元MerzbowのReiko A.嬢の共演。ぐしゃぐしゃノイズにゆっくりした動きの静謐なダンスがアンバランスで面白い。

ここまでは所謂エレクトロニクス・ノイズで、その轟音に身を任せていれば快感だったが、トリのBastard Noiseはエレクトロニクス+ベース+ドラムスのバンド編成。しかもデスメタルを思わせる変拍子のグラインドコア・サウンドを聴かせた。もっと電子ノイズな演奏を予想していたので驚いた。これはこれで気持ちいいが、もっと電子ノイズに浸りたかったなあ。

という訳で約3時間、煙草まみれの時間は正直辛かった。演奏はそれぞれ良かったんだけどね。あとノイズにしては音がちょっと小さい気がした。

こりゃ辛い
煙草野郎の
巣窟だ

ガレージ系のライヴでも煙草を吸う人は多いが、ここまで酷いのは久しぶりだった。









コメント
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