A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【出演DJが選ぶイチ推し盤紹介】5/28(金)開催『盤魔殿スピリチュアルラウンジ』@四谷三丁目 CON TON TON VIVO*開演時間変更あり

2021年05月25日 00時29分04秒 | 素晴らしき変態音楽


まったりと瞑想しながら意識を変革しチャクラを開くディープリスニング覚醒イベント

盤魔殿スピリチュアルラウンジ 
DISQUE DAEMONIUM SPIRITUAL LOUNGE


2021.5.28 fri
18:00 open/start (20:00終演)*開演時間が変更になりました。ご注意ください。
Charge 1000 Yen

アンビエント、ニューエイジ、スピリチュアルジャズ、トラッド、フォーク、民族音楽、劇伴音楽、サントラなど、ラウンジ的な音楽でリラックスしながらお店のラム酒など楽しんで頂けたら!
Ambient, New Age, Spiritual Jazz, Trad, Folk, Ethnic, Easy Listening, Theatrical, Soundtracks, Lounge etc...

出演DJ紹介【異端音楽イベント情報】盤魔殿スピリチュアルラウンジ、5月28日(金) 四谷三丁目CON TON TON VIVOにて開催

CON TON TON VIVO
tel 03-6274‐8383
〒160-0006 東京都新宿区舟町7番 舟町ビル 地下1階
予約https://www.contontonvivo.com/reservations



Time Table
18:00 - 18:30 DJ Necronomicon a.k.a.剛田武
18:30 - 19:00 DJ SubRosa a.k.a.由良瓏砂
19:00 - 19:30 DJ Aura Nor a.k.a.黒い瞳 
19:30 - 20:00 DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫



【出演DJが選ぶイチ推し盤】
●DJ Necronomicon a.k.a.剛田武


『松本清治 作品集第11集 / Seiji Matsumoto Original Part XI』
1970年代~80年代に京都で開業医をする傍らオリジナルの現代音楽のLPを自主制作で20数枚リリースし続けたピアニスト松本清治。日本の能に大きな影響を受け、ピアノを使っていかにして調性という西洋ヨーロッパ音楽の束縛を破れるかという挑戦を10年以上に亘って実践したにも関わらず、80年代後半に忽然と消息を絶った謎の地下音楽家である。音の流れ、間、ロマンチシズム、対立性、空間性といったファクターに基づいた独自の音楽理論を論じ、シェーンベルクを越える音階を考案しようと12微少全音階、微上昇性12平均律、上昇性12平均律などの特殊なピアノ調律を用いて200曲を優に超えるオリジナル曲を録音した。そのすべてが楽譜が存在しない作品、すなわち即興演奏に限りなく近い。あまりに独創的な音楽性と演奏法は、オリヴィエ・メシアンや武満徹をはじめとする伝統と権威に縛られた当時の現代音楽界から完全に無視され抹殺された。これほど多作でありながらプロフィールや消息に関する情報はネット上に全く存在しない。Vanity RecordsやDD.Recordsといった80年代地下音楽を先取りした稀有な存在を今こそ世に問いたい。その他ピアノを中心とした安らぎのBGMをお届けします。


●DJ SubRosa a.k.a.由良瓏砂


『LIBIDO / 低く飛んでゆく』
盤魔殿では今まで幻想的な女性ヴォーカルものを中心に流してきましたが、今回「スピリチュアルラウンジ」では、東洋思想と西洋思想の対比をテーマに選曲しようと思います。
東洋サイドの一曲は、故・成田弥宇氏率いるLIBIDOの『低く飛んでゆく』。民族音楽的なメロディとリズムに、深淵から響いてくるような、成田氏の歌声。寺の住職でもあった成田氏の死生感が、色濃く表れているように思います。29歳で亡くなった成田氏とはお会いできず仕舞いでしたが、やはり住職である弟の昌彌さんとバンドを組み、何回忌かの追悼イベントに出演させて頂きました。
西洋サイドの一曲は、手前味噌ですが、横浜のゴシックバー・プラシーボのマスター天探大介&由良瓏砂のユニット「ヰタ・スピリチュアリス」の曲『King Solomon』を初披露予定です。録音が間に合うか…。


●DJ Aura Nor a.k.a.黒い瞳


『L'arpeggiata Etc / La Tarantella-antidotum Tarantulae: Pluhar』
タランテッラータランチュラに刺されたその毒を治癒するための音楽、あるいはその毒により踊り狂って死に至る様を表現した音楽という説(タランティスモ)。リスト、チャイコフスキー、ショパンなどもタランテッラを作曲している。この一枚は、南イタリアの伝統として伝わるタランテッラを、 L'arpeggiata、Marco Beasley、歌はLucilla Galeazzi、Marco Beasleyらが現代に再構築した、タランテッラの集大成とも言える作品。
実際にタランチュラには毒がほとんど無く、タランティスモはただの伝承だとしても、力強くも生々しい南イタリアの歌声と美しくも時に狂気的な打楽器の熱狂は、それを信じてしまうほどの魅力を孕んでいる。


●DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫


『日本暗黒演劇音楽史 J.A.シーザー』 
風の旅団 水族館劇場 山谷初夫 森田童子 状況劇場 東京キッドブラザース 曲馬舘 など アングラ演劇の劇中歌・劇伴音楽で 昭和の新宿にタイムスリップさせます。 一押しの盤はいろいろありますが、『J.A.シーザーリサイタル 国境巡礼歌 完全版』が収録されたJ.A.シーザー60年代末期のサイケデリックカルチャーの影響を受けて若きシーザーが作り上げたジャパニーズサイケデリアの名曲が、森岳史のファズをきかせた泣きのギターによってパワーを注入されて爆発する、聞かずには逝けない名盤です。レコードに収録しきれなかった『山に上りて告げよ』はイントロの録音状態が良くはないのですが、新高恵子のナレーション、そしてボーカル、歌詞、森岳史のギターのフレーズと、すべてがあの時代にしかなかった貴重なアトモスフェアを伝えてくれる。

まったりと
瞑想できる
盤魔殿

J・A・シーザーと悪魔の家『ライブ&ヒストリー螽蟖歌』 「越後つついし親不知」
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