A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【JazzTokyo#282更新】『ミュージシャン (Mujician) / 10 10 10』キース・ティペット+トニー・レヴィン+ポール・ロジャーズ+ポール・ダンモールの最終作 

2021年10月03日 23時20分29秒 | ネコ動画

Photo by Franscisco Martinelli

音楽情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond』最新号が更新された。カバー・ストーリーは「パット・マルティーノ」と「追悼ジョージ・ウィーン」。剛田武は以下の記事を寄稿した。

●Mujician /10 10 10

#2127 『Mujician / 10 10 10』『ミュージシャン / 10 10 10』

英国ジャズの魔術的音楽家カルテットの遺作。
伝統的な英国の風土と自由で多面的な音楽経験に支えられた4人の“ミュージシャン≒マジシャン”の表現の前では、Free MusicやNon-Idiomatic Improvisationといった鹿爪らしいお題目は忘却の彼方へ消え去ってしまう。

Mujician - "10 10 10" [excerpt] from '10 10 10' (Cuneiform Records)


2013年と2015年にキース・ティペットの来日公演を観た。彼が「Mujician」として80年代に始めたソロ演奏の実演で、木製ブロックや玩具を使ったピアノ内部奏法による不思議な音響が面白かった。プリペアド・ピアノとも呼ばれる内部奏法は、今年6月28日に亡くなったジャズピアニスト、バートン・グリーンも得意としていた。二人の間に交流があったかどうかは分からないが、筆者が敬愛する英米2大即興ピアニストがどちらも異端プレイを世に問うたことは偶然ではない。そんな異端美学の実践者が二人も天に召されてしまったことは、浮世にとっては大きな損失だが、天上変態音楽愛好界では大いに祝福されているかもしれない。二人のコラボを聴きたければ、やはり霊媒師に頼むしかないのだろうか。

Burton Greene / Silke Röllig Duo: "Space Is Still the Place"


Keith Tippett - Mujician


キース&バートン
プリペアド・ピアノ・デュオ
イン・ヘヴン

A Celebration of Keith Tippett


レビュー掲載とシンクロしたのだろうか、10月1日・2日に生誕地であり、本作がレコーディングされた街ブリストルで、キース・ティペット追悼コンサートが開催された。本作に参加したPaul DunmallとPaul Rogersの他にKevin Figes, Julie Tippetts, Theo May, Matthew Bourneなど38人のミュージシャンが参加し10組のバンドが出演、ティペットの偉業を称えたという。

Keith Tippett Celebration Event October 2021




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【地下アイドルへの招待】バイオリン女子に萌ゆ~小嶋りん(キスエク)/kurumi(アイオケ)/RiO(ex-RY's)/高岡薫(AKB48)/JILL(あんきも)

2021年10月03日 01時06分18秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


10年前に地下アイドルにハマる以前はバンド女子に萌えていた筆者だが、最近はギターやドラムよりクラシカルな楽器を弾く女子に惹かれる傾向がある。サックスやフルートなどの管楽器もいいが、今一番気になるのはバイオリン。ピアノの稽古に飽きたお嬢さまが次に習う楽器はバイオリンが似合う。かつては本気でやろうとすると何千万の高額な楽器を手に入れる必要があったが、エレクトリック・バイオリンの普及で身近な楽器になった。クラシック界では昔から美人バイオリニストが脚光を浴びてきたが、今やアイドル界にも美少女バイオリニストが求められる時代が到来した。そんな実力と美貌を備えたバイオリン女子を紹介しよう。

●小嶋りん(XOXO EXTREME)


筆頭は筆者の推しメン、プログレッシブ・アイドルXOXO EXTREME(キスエク)のりんりんこと小嶋りん。桐朋学園高校・大学バイオリン科出身で絶対音感の持ち主でもある。以前から生誕ライブ等でバイオリンを披露することはあっても、あくまで余技という印象だったが、昨年ギターレスロックバンドre-in.Carnation(リンカネ)に参加したことをきっかけにバイオリンへのモチベーションが高まったという。今年8月14日の生誕ライブでは、キスエク(歌と踊り)の他に、バイオリンでリンカネと、サエキけんぞう率いるジョリッツにフル出演、さらにみんなのこどもちゃん(しなもん)、MANACLEと各1曲コラボ、という八面六臂の活躍を見せた。その後もアイドルグループmomograciのワンマン公演にゲスト出演するなど活動の場が広がりそう。2021年春頃から全開したお嬢様キャラと相まって、優雅さと創造性に満ちたばいおりんりんのプレイがアイドルシーンを面白くするに違いない。

re-in.Carnation ー2021.8.14 小嶋りん生誕ライブ「今宵、オルフェウス邸へご招待致しますわ」小岩オルフェウス



●kurumi(アイオケ)


「歌と本物の演奏とダンスを融合したアイドルグループ」として活動する8人組ユニット。2014年に結成された声優ユニット、キャンディボイスを前身とし、アイドルオーケストラRY's~RY'sと名称が変わり、2020年7月23日に新体制となり、現在はアイオケ名義で活動している。アイドルとクラシック音楽を融合した楽曲が特徴で、イントロや間奏などにクラシックの名曲が組み込まれているものが多い。ファンの総称は楽団員。バイオリン担当のkurumiは音大を首席で卒業したプロのバイオリン奏者である。フルートとキーボードも参加した華やかなパフォーマンスは一度生で観たいものだ。

『革命のベルを鳴らせ』music video



●踊るヴァイオリニストRiO(ex-RY's)


アイオケの前身ユニットRY's(リィーズ)でRIO / 荻原理緒として活動中の2018年1月に踊るヴァイオリニストRiOとしてソロ・デビュー。デビューシングルがオリコン インディーズウィークリーチャート6位。 2019年4月14日、RY‘sを卒業し、ソロヴァイオリニストとしての 活動に専念している。現在の活動はアイドル現場ではないが、 モデル並みのスタイルとルックスで大胆に踊りながら弾く姿がヲタク心を刺激する。物販でチェキとか撮れるのだろうか。

RiO「Monochrome Ruins」MV



●JILL(Unlucky Morpheus)


アイドルではないが、ヴィジュアル系ヘヴィメタルバンド、Unlucky Morpheus(あんきも)のJILLは東京藝術大学出身で国内外のコンクールにて多くの受賞経験を誇るバイオリン奏者。バンド内ユニットQUADRATUM From Unlucky Morpheusでヘヴィメタルのカバーをしているのがカッコイイ。他にケミストリーやJUJUなど数多くのJ-POPアーティストと共演する実力派だが、なんといってもゴスロリファッションとキュートなルックスがヲタク心をくすぐる。物販でチェキとか撮れるのだろうか(そればっかり)。

【Cover】Yngwie Malmsteen - Far Beyond The Sun (Violin Cover)



●高岡薫(AKB48チーム8/ザ・エイトルズ)


AKB48チーム8のメンバーで結成されたバンド形式のイベント限定ユニット、ザ・エイトルズ(THE EIGHTLES!!)でバイオリンを弾くのが愛媛県出身の高岡薫。ニックネームはかおるんば。子供の頃にバイオリンを習っていたらしい。AKBグループについては全く知識がないので人気のほどは分からないが、他の楽器(特にギター)のメンバーがかなりたどたどしいのに比べて、彼女の余裕のあるバイオリン・プレイが頼もしい(それ以上に暴走気味のドラムが凄い)。

Intro+Rock da yo,Jinsei waロックだよ、人生は・・・(band ver.)-The Eightlesザ・エイトルズ|Team 8 3rd Anniversary Concert


バイオリン
魔性の魅力に
メロメロン



8月末に開催された「アイドルと芸術展」に小嶋りんちゃんが出品した作品「初めて作曲したメロディー」(複製版)のバイオリンソロ音源に演奏を加えて二次創作しました。推しのアイドルとバーチャルコラボできてヲタク冥利に尽きます。ありがとう!

終末の冒険譚/小嶋りん & ひろミサ



ウレイノアルセカイ/小嶋りん & ひろミサ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする