【ライヴレポ】TOKYO NOISE MEETING Jan.2024~ilyons/よくばりChameleon./Shag/MOGRE MOGRU 1/3/isei ben/Motomu Miura
2024年1月9日(火) 東京・吉祥寺NEPO
「TOKYO NOISE MEETING Jan.2024」
【出演】ilyons / よくばりChameleon. / Shag / MOGRE MOGRU 1/3 / isei ben / Motomu Miura
2024年のライヴ始めは吉祥寺NEPO。2021年12月6日に初出演して以来、主催イベント『DIVE DEEP』をはじめMOGRE MOGRUが最も多く出演している馴染みの会場である。初出演時に対バンしたのがNEPOディレクターでもある白水悠(ベース)と中平Jim智也(ギター)のデュオilyons。その白水が主催する”特定のジャンルに収まらないアブストラクトなアーティストを集めた”イベント「TOKYO NOISE MEETING」で新たな1年がスタートするとは縁起がいい。個性派ぞろいのラインナップが東京NE(P)O UNDERGROUNDシーンの熱いマグマの胎動を実感させる豊穣なパフォーマンスを展開した。
●よくばりChameleon.
お馴染みカメちゃんのライヴペインティング映像+エレクトロニカ+ギターポップ・パフォーマンス。パステルカラーのヴォーカル曲多めで新春イベントの幕開けに相応しい優しさに輝くステージだった。
●MOGRE MOGRU 1/3
学生時代、共演相手にドタキャンされて急遽ソロでテープエコーかけまくりのカオスなパフォーマンスをしたことを別にすれば、生涯初のソロ・ライヴである。購入したばかりのルーパーを使ってのアンビエント演奏は、思っていたよりアブストラクトなサウンドになったが、自分だけの世界に浸る喜びを感じた25分だった。今年はソロ演奏も深めていきたい。
●Shag
アコースティックベースを弾きながらボディを叩いてパーカッションを奏でてファルセット・ヴォイスで歌うShagは、まるで”ひとりバンド”の様。初めて観たときはベース演奏に目を奪われたが、今回は歌詞の深みをじっくり味わえた。
●Motomu Miura
2台のライト・プロジェクターを駆使したモジュラー演奏。ステージではなくフロアに光の渦が舞う中で変幻する電子音を聴いていると宇宙酔いのような意識の無重力感にトリップしてしまう。最高のサイケデリック体験だった。
●ilyons
奇しくも今回唯一のグループ(デュオ)となったilyonsは、弾きまくりだった前回に比べて電子音多め・ギターの音数少な目の演奏で、より深い酩酊感を醸し出すパフォーマンス。プログレに通じるベースとギターのコンビネーションの妙を堪能した。
●isei ben
前回のMOGRE MOGRU企画の時とは異なる機材での演奏。一見シンプルな電子楽器だが、iseiの手にかかると夢幻の音色を持つ壮大なサウンド・スケープが生み出される。単なるアンビエントとも電子音楽とも違う人間味あふれる音世界は様々な経験の積み重ねの成果であることを、ライヴ後の雑談の中で納得した。
2024年のシン・地下音楽活動に期待したい&してください。
▼よくばりChameleon.本日の作品
モグモグは
姿を変えても
DIVE DEEP
【MOGRE MOGRU次回のライヴ】
1月18日(木) 高円寺Oriental Force
謎のしめころしfestival 4
Open 19:00 / Start 19:30
1500円+1drink
しめころし
viddelazz2unplugged
モリモトアリオミ
MOGRE MOGRU
【MOGRE MOGRUニュー・リリース決定!】
『MOGRE MOGRU / Garakutic Galaxy』
Les Disques Du Daemonium CD-R : 盤魔-013 / 1,000 Yen (tax incl)
2024.1.18リリース
*詳細後日