A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

パンクロックの復習を~映画「D.O.A.」

2007年11月14日 00時47分35秒 | ロッケンロール万歳!
1978年のSex Pistolsの全米ツアーを核に70年代末のパンクムーブメントを生々しく記録した81年制作映画。Pistols以外にもX-Ray Spex, Rich Kids, Generation X, Sham 69, Dead Boysなどのライヴ映像が挿入されている。
もう30年近く前だからロンドンの町並みは煤けて古くさいし、アメリカはひたすら田舎である。ファンや業界関係者、識者のパンクに対するコメントを挟んだドキュメントだが、アメリカでパンクが如何に誤解されていたかがわかる。「パンクは音楽じゃない。イギリスの政治運動にすぎない」というアメリカ人のコメントが妙に納得出来る。全米ツアーに集まるファンは古色蒼然としたメタル野郎かハロウィーンと勘違いしたメイクの変人ばかり。
また友人のいないいちパンクファン、Teddy(彼はPistolsと並んでこの映画の主人公)がバンドを作るもメロメロの演奏でステージから退散する様も面白い。
PistolsはほぼSid Viciousに焦点が当てられ、Nancyとともにベッドでインタビューを受けるがSidがラリってて支離滅裂なのもその後の二人の顛末を暗示している(この映画が作られた時には二人ともこの世にいなかったことに注目)。
Pistolsの演奏シーン、特にJohnny Rottenの勇姿に惚れ直した。70'sパンクに興味のある人は直ぐに観た方がいい。おススメです。

アメリカ人
ピストルズよりも
変な奴

このツアーが後に音楽シーンを大変革してしまうのだから侮れない。
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