A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

The Advantage, ヘアスタ他@渋谷O-nest 2010.10.25(mon)

2010年10月27日 00時19分47秒 | 素晴らしき変態音楽
アメリカの新世代インスト・バンド、The Advantageの来日ツアー最終日。ヘア・スタイリスティックスa.k.a.中原昌也氏がサポートなので観に行った。

The Advantageは2004年にデビューした4人組で、ファミコンゲーム音楽をバンドで演奏するというオタッキーな連中。2度目の来日ツアーだが、ゲーム好きそうな若い聴衆で圧倒的に男性が多い。O-nestが秋葉原になったかと思った。

開場前に中原氏に会ったのでビールを奢ってもらい(thank you!)、駄弁って時間を潰す。何か面白いバンドがいないか、と二人で頭を悩ました。TADZIOはP-Vineからデビューの話があるそうだ。最近のP-Vineは日本のアングラ・ミュージックの巣窟と化しつつある。

サポートはヘアスタの他にdsとgのオルタナ・デュオBogulta、エレピでゲーム・ミュージックを演奏するサカモト教授。

ゲーム・オタクぶり全開のサカモト教授のパフォーマンスの後にヘアスタだったから、結構アウェー感があるかと思ったが、中原氏はサカモト教授の演奏が終わると同時に間髪入れず演奏を開始。空間をヘアスタ色に染めてしまった。例によってギターを使った演奏。集まったオタクなオーディエンスは呆然として聴いている。中原氏のシャウトが炸裂。最後はケロミンで「カエルの歌」を奏でるというオチを入れ、思いの他大きな拍手に包まれた。演奏時間は20分強と短めだったが、魅力が凝縮された存在感のあるステージだった。

さてメインのThe Advantageの登場。私はファミコンやコンピューター・ゲームには全く縁が無いので彼らの演奏する曲の元ネタはサッパリ分からなかった。しかしツイン・ギターの絡みやテンポ・チェンジの多い演奏は意外に楽しめた。ポスト・ロック特有の覚めた感性が漂ってくる。Animal Collective等と同じ香りがした。彼らの演奏に私はキャプテン・ビーフハートのマジック・バンドが別名で組んだMallardというバンドを想い出した。と言っても誰も分からないだろうから「フランク・ザッパplaysベンチャーズ」とでも形容しておこう。

The Advantage
ゲーム・オタクの
支持を受け

中原氏と灰野さんの共演が決定! 11/21横浜での東野祥子さんのダンス・カンパニーBaby-Qの舞台音楽である。



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