「日米雑音条約」と題された2枚組CD。1995年リリースだから10年近く昔のアルバムだ。CDはそれぞれ日本版とアメリカ版に分かれている。
日本からの参加ミュージシャンはマゾンナ、MSBR、Pain Jerk、C.C.C.C.、Astro、Incapacitants、メルツバウ、非常階段、Solmania等蒼々たるメンツ。対するアメリカ勢はHaters、Taint、Macronympha、Daniel Menche、Cock ESP、Richard Ramirez等渋いながらもアメリカン・ノイズ界の曲者揃い。
音の方は純粋ノイズ中心で"ガーピーグギャギャギャゴー"というものばかり。ノイズが一番エキサイティングだったのは80年代から90年代半ばまでだと思うが、その最後の輝きを刻み込んだアルバムだと思う。勿論ノイズのシーンは現在でも存在し、上記のアーティストも殆ど現役で活動しているのだが、ラップトップ・ノイズが主流になる前のこの頃の音が個人的には好きだ。
当然今の若いノイズ・ミュージシャンにも有能な人がいるには違いないが、残念ながら情報不足で誰を聴いたら良いのか見当がつかない。その意味でも2005年にMSBRの田野幸治氏が逝去されたのは残念でならない。氏の主催していた雑誌「電子雑音」とショップ「デンザツコム」は、そういった若手ノイジシャンの紹介に熱心だった。氏の亡き後、その意志を継ぐ人は出てきていない。全国のノイジシャンよ、今こそ団結の時だ!
日米で
五月蝿さ競った
時代かな
非常階段の30枚組は来週発売だ。
日本からの参加ミュージシャンはマゾンナ、MSBR、Pain Jerk、C.C.C.C.、Astro、Incapacitants、メルツバウ、非常階段、Solmania等蒼々たるメンツ。対するアメリカ勢はHaters、Taint、Macronympha、Daniel Menche、Cock ESP、Richard Ramirez等渋いながらもアメリカン・ノイズ界の曲者揃い。
音の方は純粋ノイズ中心で"ガーピーグギャギャギャゴー"というものばかり。ノイズが一番エキサイティングだったのは80年代から90年代半ばまでだと思うが、その最後の輝きを刻み込んだアルバムだと思う。勿論ノイズのシーンは現在でも存在し、上記のアーティストも殆ど現役で活動しているのだが、ラップトップ・ノイズが主流になる前のこの頃の音が個人的には好きだ。
当然今の若いノイズ・ミュージシャンにも有能な人がいるには違いないが、残念ながら情報不足で誰を聴いたら良いのか見当がつかない。その意味でも2005年にMSBRの田野幸治氏が逝去されたのは残念でならない。氏の主催していた雑誌「電子雑音」とショップ「デンザツコム」は、そういった若手ノイジシャンの紹介に熱心だった。氏の亡き後、その意志を継ぐ人は出てきていない。全国のノイジシャンよ、今こそ団結の時だ!
日米で
五月蝿さ競った
時代かな
非常階段の30枚組は来週発売だ。