A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

元祖オルタナティヴ・ロック~キング・クリムソン「太陽と戦慄」

2009年05月16日 00時19分15秒 | 素晴らしき変態音楽
5月16日はキング・クリムゾンのロバート・フリップの誕生日。1946年生まれだから今年63歳になる。

1969年に「クリムゾン・キングの宮殿」でデビューして、ビートルズの「アビー・ロード」をチャートのトップから引きずり降ろすというセンセーションを巻き起こして、ジャズや現代音楽の要素を取り入れたプログレッシヴ・ロックの代名詞となる。今年結成40周年になるが40枚組CDの予定はない(笑)。

わたしが大学の音楽サークルに入って参加したのが"Knife"というプログレ・バンドだった。そこで初めて練習した曲がクリムゾンの「太陽と戦慄パート2」だった。当時は楽譜なんか無かったから耳コピーである。譜面は書けないからコードの下に"ギャツツギャツツギャツギャツ"とカタカナでリズムを付けた物を使った。

クリムゾンでは他に「20世紀の精神異常者」「レッド」「イージー・マネー」「グレート・ディシーヴァー」「フレイム・バイ・フレイム」など結構カヴァーした。

丁度フリップがエイドリアン・ブリュー、トニー・レヴィン、ビル・ブラッフォードと共にクリムゾンを再結成し、かなり話題になっていた頃である。私が初めて行ったロック・バンドのコンサートはクリムゾンだった。ブリューのトリッキーなギター・プレイにはかなり影響されたものだ。

90年代にクリムゾンが来た時も観に行ったが、ノスタルジアを求める観客のノリとロックのダイナミズムを無くしたバンドの演奏に、クラシックのコンサートのようだ、とガッカリした覚えがある。
70~80年代始めには真にオルタナティヴな存在のバンドだっただけに残念だった。

1973年発表のこのアルバムは最近収録曲「イージー・マネー」が車のTV CMに使われたこともあり「宮殿」と並ぶ人気盤らしい。原題は「雲雀の中の蛇の舌」。ちょっと卑猥な意味もあると言う。

クリムゾン
名前だけで
懐かしい

YouTubeには「パート2」の映像が無かったので「パート1」でご勘弁を。これはこれで凄い演奏だ。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 頭痛の音楽~非常階段「真・... | トップ | 巨大生物 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

素晴らしき変態音楽」カテゴリの最新記事