いつもiPodで大音量で音楽を聴きながら歩いているので、ふと思い立ってiPodを耳から外してみた。自動車やバイクの音、人ごみの足音や話し声など街のざわめきが耳に飛び込んできて新鮮な気持ちだった。耳栓を外したようだ。五月蝿いと思っていた都会の騒音も意外に静かで穏やかな調べに感じられた。自然のアンビエント音響。たまにはいい。
ノイズの元祖、Whitehouseの主催していた自主レーベルCome Organizationから80年代前半、New Orderというプロジェクトの「Bradford Red Light」というLPがリリースされていた。その片面はロンドンの赤線地帯を歩き回る音を録音しただけのフィールドレコーディング。ザッザッという足音だけが延々と繰り返される。
それとか以前書いたジョン・ケージの「4分33秒」の沈黙、そんなものを想起させる経験だった。
iPod
街へ出るなり
蝸牛
iPodをポケットに入れたまま「聴かない」という新しい聴き方を発見した。
ノイズの元祖、Whitehouseの主催していた自主レーベルCome Organizationから80年代前半、New Orderというプロジェクトの「Bradford Red Light」というLPがリリースされていた。その片面はロンドンの赤線地帯を歩き回る音を録音しただけのフィールドレコーディング。ザッザッという足音だけが延々と繰り返される。
それとか以前書いたジョン・ケージの「4分33秒」の沈黙、そんなものを想起させる経験だった。
iPod
街へ出るなり
蝸牛
iPodをポケットに入れたまま「聴かない」という新しい聴き方を発見した。