A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二、石川浩司、臼井淳一@新井薬師スペシャルカラーズ09.5.10(sun)

2009年05月12日 00時18分29秒 | 灰野敬二さんのこと
昨年8月にオープンしたばかりのスペース、スペシャルカラーズで「灰野敬二+石川浩司+臼井淳一 完全即興セッション 」と題されたライヴが開催された。

スペシャルカラーズはJR中野駅から徒歩15分くらい。小さな商店街のマンションの地下にあり、新築らしい木の香りがする気持ちの良いスペース。何といっても完全禁煙なのが嬉しい。

灰野さんが即興セッションをやるのは久しぶりで、しかも相手が元たま、現パスカルズの石川氏との初顔合わせということで期待が高まる。

灰野さんと石川氏とのデュオでスタート。灰野さんはいつもの黒尽くめ、石川氏は短パンにオレンジのTシャツという天然な明るさを振りまく。灰野さんの闇と溶け合って独特の空間が生まれる。最初は灰野さんもパーカッションをプレイ。石川氏は雑多なおもちゃを演奏。氏のパーカッションもスネアにタンバリンや手桶を組み合わせた手作りのもの。たま時代を思わせる天真爛漫な演奏は相変わらず。灰野さんがSGを手に鋭いフレーズを紡いでいく。歪み系のエフェクターは使わずほぼ生音で聴かせる。途中から臼井氏が参加、ギターやヴァイオリンを弾くが、正直言ってベテラン二人の前では存在感は薄かった。60分の演奏で前半終了。

後半は臼井氏の篳篥から始まる。そこに御大二人が加わり、灰野さんが深いヴォーカルを聴かせる。石川氏はゴミ袋を被ってガサガサ音を立てたり、ビー玉をばら撒いたり、シャボン玉を吹いたり、パフォーマンス色の強い演奏。会場を笑いの渦に巻き込んだ。灰野さんも普段と違うリラックスした空間を楽しんでいる様子。45分の演奏でアンコールはなし。

楽屋でも石川氏と談笑するなど、気分の良さそうな様子だった。こういう肩の凝らないライヴも面白い。企画した臼井氏に感謝したい。

闇・光
出会う所に
新たな火

是非また共演してもらいたい。



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