A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二の新作は最高にユニークだよ

2005年03月31日 22時55分10秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野敬二さんのニューアルバム『宇宙に絡みついている我が痛み』がリリースされました。エアシンセという円盤のような形をした電子楽器によるソロです。アンテナのないテルミンといえるこの楽器は宙に手をかざしたり円盤の上をかすめたりすることで変調する不思議な楽器です。演奏している姿も灰野さんがやると魔術師が秘薬を調合して魔法をかけているような、エキゾチックな雰囲気に満ちています。
今作は珍しくカラーの写真が使われていて、灰野さんの魔術師的風貌がよくわかるアートワークになっています。
全編インストですが、エレクトリックハーディガーディ(1曲78分)のCDとは違って4つの曲に分かれています。それぞれが違う表情を見せていて、エレクトリックミュージックとはいっても、これほど人間味のある電子音楽も他にはないと思います。
73年の『天の川』や4枚組BOX『魂の純愛』のDisc2,3(70年代初期)から綿々と続く電子楽器による灰野流宇宙の探究=自己の内面の具象化の流れが続いているのです。
タイトルもすばらしいですよね!
PSF Records灰野新作ページ
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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妙なハンドルですいません (建設現場作業スタッフ)
2005-03-31 23:15:17
ところで灰野さんが参加しているEARレーベルのV.Aは持ってらっしゃいますか?

マイク1本で凄く面白いことをやってますよ。
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EARレーベル (miro)
2005-04-02 02:49:36
コメントありがとうございます。そのコンピの存在は知っていましたが所有はしていません。ぜひ聴いてみたいと思います。

昨年暮れ、原美術館で鈴虫と共演した時のテープを友人に聴かせてもらったのですが、そこでもマイクかスピーカーを振り回したりしていたようです。
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