<12月の鑑賞予定映画>
~犯行現場は、半径10cm。この7人の中に、いる~
公開早々に行ってきました。
2008年 東宝配給 (08.2.9 公開)
[監督]中村義洋
[原作]海堂尊
[脚本]斉藤ひろし 蒔田光治
[音楽]佐藤直紀
[出演]竹内結子・・・・・・田口公子 (心療内科医・不定愁訴外来医)
阿部 寛・・・・・・白鳥圭輔 (厚生労働省の役人)
吉川晃司・・・・・・桐生恭一 (“チーム・バチスタ” リーダー、執刀医)
池内博之・・・・・・鳴海 涼 (病理医。桐生の義弟)
玉山鉄二・・・・・・酒井利樹 (“チーム・バチスタ” 第二助手)
井川 遥・・・・・・・大友直美 (手術室看護師主任)
田口浩正・・・・・・・羽場貴之 (“チーム・バチスタ” 臨床工学技士)
田中直樹・・・・・・・氷室貢一郎 (“チーム・バチスタ” 麻酔医)
佐野史郎・・・・・・・垣谷雄次 (“チーム・バチスタ” 第一助手)
野際陽子・・・・・・・藤原看護師 (不定愁訴外来看護師)
<見どころ>
現役医師が書き下ろしたベストセラー・ミステリー小説を映画化。
大病院で仕組まれた犯罪の真相を、竹内結子と阿部寛演じる
女医&役人コンビが、コミカルな掛け合いで探る。
<あらすじ>
東城大学付属病院では、難易度の高い心臓移植手術“バチスタ手術”の
専門集団「チームバチスタ」を作り、100%の確率で成功を収めていた。
ところが、3例続けて術中死が発生した。
内部調査を任された心療内科の女医・田口(竹内結子)は事故と判定するが、
報告書を読んだ厚労省の白鳥(阿部寛)は、田口と共に再調査に乗り出す。
<感想>
NAOさん、原作は未読。一緒に行った友人は、読破して鑑賞しました。
主役?は、白鳥圭輔(阿部寛)、田口公子(竹内結子)
原作では、田口は中年男性・・という設定だそうです。
映像的には、白鳥の相手には女性が見てくれがいい、ということなんでしょう。
この2人の掛け合いが、けっこう面白かったですね。
「不定愁訴外来」なんていうの、私この映画で初めて知りました。
阿部寛さんは、ほんとはまってましたね。今回も、インパクトある演技でした。
犯人は、この7人のバチスタチームの中に・・・。
どれもこれも、怪しそうでしたが、最後へ~この人が~って方が犯人でした。
でも、殺人に至る背景が弱いようにも感じました。
なぜ、初例からやらず、27例目から犯した理由がいまいちわかんないし。
その辺の事まで掘り下げて欲しかったな~。
あと機械出しの看護婦、大友さんは見てて、うっとおしかった。
あんなことやってたら、手術がいつミスしてもおかしくないでしょ?
おまけに泣きわめくわ、ウソ泣きするわ、エリートチームによく入ったな~って感じ。
もっと深刻な医療サスペンスか?と思ったら、軽いサスペンスコメディーでした。
これはやはり、竹内さん演じる田口が、男性の原作と違うためなのかしら?
その分、緊迫感は多少薄れた感じがしました。
原作未読の私は、そんな軽いのが案外いいように思いましたが
原作を読んだ方は、不満に思うかもしれませんね。
原作にはない、ソフトボールのシーンが2回でてきますが
あれって、あんまり意味がないような気がします。余計だったかも?
かなり笑えるんですけどね・・・・でも、これをラストすることはないでしょうに。
最大の不満は、エンドロールでEXILEの曲。
これが、映画とまったく合わない。ものすごく浮いてるように感じました。
映画の余韻がこれで、一気にひきます。
本格的な医療サスペンス・・・とはいえませんが、娯楽作品としては
まずまず楽しめました。
原作読まないで観て、それから読んだほうがいいかもしれません。
点数:6.5点 (10点満点)