<3月の鑑賞予定映画>
~人類は その先を まだ知らない~
今週、無理やり時間作って行って来ました。
時間的に、吹き替え版・・・・・・ちょっとそれが納得いかないけど。。。。
2007年 アメリカ映画 ギャガ=松竹配給 (08.3.1公開)
☆第80回アカデミー賞~視覚効果賞 受賞
[監督・脚本]クリス・ワイツ
[原作]フィリップ・プルマン
[出演]ニコール・キッドマン・・・・・・・・・・・・コールター夫人(美貌・権力を併せ持つ女性)
サム・エリオット・・・・・・・・・・・・・・・・リー・スコーズビー(飛行船乗り)
エバ・グリーン・・・・・・・・・・・・・・・・・セラフィナ(魔女一族を率いる女王)
ダコタ・ブルー・リチャーズ・・・・・・・ライラ・ベラクア
ダニエル・クレイグ・・・・・・・・・・・・・アスリエル卿(ライラの叔父)
*吹き替え版ボイスキャスト
コールター夫人 (山口智子)
ライラ・ベラクア (西内まりあ・・・「ニコラ」モデル)
イオレク (緒方拳)
パンタライオン (成海璃子)
<見どころ>
イギリスで人気のファンタジー小説3部作、その第1部を映画化。
“ダイモン”と呼ばれる守護精霊が人に寄り添う科学と魔法が融合した
パラレルワールドを舞台に、少女ライラが運命の冒険へと旅立つ姿を描いていく。
ファンタジー世界に思いっきり浸らせてくれる作品。
<あらすじ>
我々の暮らす世界とは似て非なる平行世界のイギリス・オックスフォード。
ジョーダン学寮で育てられた孤児のライラは、ダイモンのパンタライモンや
親友ロジャーらと共に、騒がしい日々を送っていた。
しかし街では次々と子どもが連れ去られる事件が発生し、親友ロジャーも
姿を消してしまう。そしてライラ自身もコールター夫人に連れられ
ジョーダン学寮から旅立つことに。
旅立ちの日、彼女は学寮長から黄金色の真理計を手渡される。
<感想>
原作未読で、本編を観ました。深く考えなければ十分ついていけます。
冒頭で、予め3部作を匂わすことが書いてあったので、たぶん3作まで
映画は作るんでしょうね・・・・。
なので、今作は、序章・・・っていう感じでした。
ファンタジーなので、いくつか特有の言葉が出てきます。
*ダイモン・・・・・・・・・・・人間の心の奥底にある魂が形あるものとして
肉体の外に現れたもの。いわば動物の形をした自分の分身。
*アレシオメーター・・・・黄金の羅針盤のこと。
その針は真実、または未来そのものを指し示し
使う者の心に生じた質問に答えることができる。
*ダスト・・・・・・・・・・・・・北極圏で発見された神秘的な未知の粒子。
その全ては謎に包まれている。
主人公ライラには、オーディション選ばれたダコタ・ブルー・リチャーズ。
ライラって、最初からけっこう気の強い子なんですね。
選ばれただけあって、ライラをうまく演じていました。
うちの娘と同じ年齢かぁ・・・むこうの方ってどうして大人っぽいのでしょうか??
先が楽しみなお嬢さんです。
ライラを追いかけるコールター夫人:ニコール・キッドマン。
まさにクールビューティー。 はまり役でしたわ。
あ~字幕版で見たかった・・・山口智子さんの声はそれでよかったんですけど。
ライラの叔父、アスリエル卿:ダニエル・クレイグ。
私より若いんですよね。。。
思ってたより、出番が少ないように感じました。
ライラの力になってくれる鎧い熊 イオレク・バーニソン
吹き替えは、緒方拳さん。字幕版は、イアン・マッケラン。
字幕のほうが良かったな~。緒方さんの声とイオレクの合ってませんし。
やっぱり、ガンダルフのイアン・マッケランの方が、迫力あったのではないかと
思います。
吹き替えにするんだったら、山寺宏一さんにしてほしかったですね。
イオレクは、ほんと、頼りになりますね。あの鎧かっこええ!
ライラのダイモン、パンタライオン。
吹き替えは、成海璃子さん。 字幕は、フレディ・ハイモアくん。
このパンタライオン、オスだから、やっぱフレディくんのほうが合ってると
思います。なんで成海さんにしたんだろ~。
まったく合ってなかったので、ものすごく不協和音を感じました。
だから、ちゃんとした声優さんを起用しようよ。
この作品、欧米で興行収入良くないみたいですが、なんとなくわかります。
なぜか?主人公が、あまり苦せずに、難関を突破していくから。
羅針盤のおかげで、苦難を最小限にして進むのだから仕方ないといえば
そうなんですが、この辺が共感もてるかもてないか?で分かれるように感じました。
NAOさん、ファンタジー基本的に好きなので、別段問題なく観れましたが。
しかし、序章的な意味合いの1部だとはわかってても、謎だらけのまま
終わってしまいました。
一つぐらい、クリアな面があってもいいのにぃ~。
コールター夫人が話した、「ある告白」は果たして本当なのかどうか?
ここだけでも、クリアして欲しかったです。
それがないままの、いきなりのエンドロール。
これには、ちょいと驚きました。
脇役が、よい役者で固めてたので、ちゃちな映画には感じませんでした。
ニコールの機械的な美しさは、映画にあってたし、魔女のエヴァ・グリーンも
神秘的な美しさを出していたと思います。
それぞれのキャラはけっこう魅力的でしたが、紹介的なさわり方の撮り方だったので
そのあたりが物足りなかったですが、映像はキレイでしたね。
思ったより、あっさりした印象の第1部でした。
第2部ってあるのかな?興行収入次第ってとこかしら?
私としては、女の子が主人公って好きなので、第2作作って欲しいですけど
ワクワク感は、やはり「ハリーポッター」の方が上だと思います。
点数:7点 (10点満点)