芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

ガラス器の後藤デザイン

2008年12月24日 | Weblog
一昨日、後藤デザインの後藤氏が我が家を探し当てて来てくれた。彼は、石越に工場を持っていてガラス器のデザインをしている。売れ筋のデザインを追求するのではなく、自分の好みに拘るデザインをしていると初めて遇った時に言っていた。ガラス器と言うと店を覗く人は少ないに違いないが、最近登米に店を構えたので、ちょっと寄った序でに、『登米物語』を販売用に置いてもらった。ガラス器のデザインした商品を登米の人が買うとは思えないが、店を開いて良かったそうだ。仙台から来た観光客などが店に少しではあるが寄っていくからだと言う。この年末年始の30日から2日まで東京赤坂のプリンスホテルで、展示販売するので上京し、売れ筋の物を持っていくのではなく、自分が気に入っている物を持って行って東京人にみてもらうのだそうだ。
私もどちらかと言うと、誰でも持っているものや、食べているものを買うほうではないから、インド紅茶に人形町のタンネのお菓子を勧めた。ドイルのマイスターが造ったお菓子だと言うと、ドイツのマイスター制度のようなものが日本にも定着すると良いと言いながら、一つ食べ、珍しい味だと言った。お菓子より、酒の方がいい人なのかもしれないが、石越から車で来ているのであろうから、茶菓だけにした。彼がわざわざ来たのは、数ヶ月前に置かしてもらった『登米物語』が8冊しか売れなかったが、年末でもあるので、その代金を払いたいとのことだった。しかも10冊分全部払ってくれた。置かしてもらうだけで、売れることを期待していなかったので、代金まで持参してもらい、大変嬉しかった。このような人が登米にいるであろうか。登米の旅館でも置いてもらいたいが、遠慮で、ご主人とちょっとはなしが出来る角山旅館にしか置いてもらっていない。海老紋旅館に関しては、以前に記した通りでとても無理だ。いずれにしろ、とても売れないであろうし、入る客が少ないであろう後藤デザインで8冊も売れたのであるから、今度、上京する時に赤坂プリンスホテルで『登米物語』の残り在庫2冊を持って行って町の説明がてら売ってくれるように頼んだら、快く引き受けてくれた。