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GWの予定(希望)

2010-04-24 21:28:00 | お出かけ


▲オウレン@雪国植物園
 場所的にはキクバオウレンと思われるが、残念ながら葉っぱが確認できず。雪割草に先駆けて咲くので、この時期としてはもう終盤。花の中央にはもう種が熟し始めている。この種はこの後、花火のように広がって、春真っ盛りの野でも結構目立つ。

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 久々に青空を見たが、風が強く寒い~。
 病院に行くときに着るものを迷った。

 途中、友人と会う。この町に住んでいる友人知人は何人もいるが、意外と町中でバッタリ出会うことはまれである。ホント、珍しい。
 しかし大抵は片方が急ぎだったりするので、ろくな会話もなく別れるのだが…。今日は私が急いでいたので挨拶程度。



 GWの最大の旅先の「しおり」を作って母に発送した。ついでに一部アッシーとなる妹にも。


 今年は雪が多かった(繰り返すが、積雪量は結局平年並みだったという)ため、小千谷周辺の春の訪れが遅い。GWでも、早春の花や桜が楽しめそうな勢いである。
 ということで、GWの予定をざっくり立ててみた。もちろん、天気予報は雨ではないという前提である。

 4月29日 帰省→西山遊歩道
 4月30日(有休)いつもの観察ポイント
 5月1日 佐渡ハイキング
 5月2日 山本山
 5月3日 震央トレッキング

 毎日里山歩きー! ハードの山歩きは嫌いだけれど、のんびり歩くのならどこまでも歩ける。
 さすがに4、5日は帰京&家事で動けないだろうが、まだ歩き足りない~!
 震央トレッキングを4日にして夜に帰京、3日は牛の角突き(初場所)と東山ハイキングにしようかなぁ。どうせ2日会社に行けば、また土日だしさ。
 
 正確には歩くのが好きっ!というよりも、春の花にできるだけ会いたいよーってことなんだけれどさ。
 植物園でしか見たことのない花も、やはり自然の中で見ると一際うれしいし愛しい。誰にも見つからずに(地元民は春の山野草<春の山菜に興味ないようだし)咲いていてくれたということに、感謝の気持ちである。

 後は天気次第。
 皆さん、行いを良くして協力してくださいね(笑)



エチゴルリソウ@雪国植物園

ホクリクネコノメソウ
ホクリクネコノメソウ posted by (C)樹美

いろんな本もあるもんだ

2010-04-21 20:27:00 | 雑事つれづれ


▲雪割草@雪国植物園

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 ふきのとうの卵サラダを作ってみた。苦味が卵やマヨネーズによって和らげられて結構いける。とはいってもしっかりふきのとうの苦味が残っているので、そんなのが好きな方にはおすすめ。
 常にてんぷらにしてしまうけれど、これで代案もできた。



 本屋大賞が発表されていた。
 私は売れている本ほど買わない天邪鬼なので(なのに趣味が読書でいいのか)たぶん手に取らないだろうが、題材に「日本オリジナルの暦を作る事」を持ってきていることに興味を覚えた。
 古代中国において、暦を作る事はすなわち王朝を開き維持する事だった。王朝が変わるたびに暦は作り変えられてきたという。
 ここにおける暦は農業の指針となる暦の事だ。いつ頃に種をまき、収穫をすればいいのか、その暦を頼りにした。だから暦の作成は王朝における最大の農業政策なのである。農業の衰退は国力の減退につながる。天候不順で不作となれば王朝(=天子)の失徳と捉えられた。不作は食糧不足になり、戦に行く際の輜重の不安につながり、最後には王朝そのものが倒れてしまう。
 夏→商→周と変遷してきた王朝においては周の暦が一番優れていたという…。

 でもね、中国は広いからその暦が合うところと合わないところもあったんだって。確かに狭い日本でも北海道と沖縄ではぜんぜん違うもんなぁ~。

 な~んてことを思い出しながら(すべて宮城谷小説からの受け売りだったりする)、日本オリジナルの暦について考えた朝である。



 そういえば、近所の書店では『1Q84』3巻がすっかり売り切れていた。

泥と花にまみれて

2010-04-18 22:57:00 | 


▲キクザキイチゲの群落@小千谷

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 昨日眺めた西山や山本山にはまだ雪がたっぷり残っていた。これではまだ春の花どころではないなと、予定変更。いつもの花撮影地点に狙いを定める。
 それもチョット自信がないので、さらにもっと日当たりのよい崖を目指していく。崖といっても新田開発に伴って開かれた地。そこに花があるのはなんとなく予想していた。
 農道を下っていくとあった。



 まずミチノクエンゴサクの白花(えっ)。長岡の雪国植物園ではエゾエンゴサクが咲くが、小千谷ではどうもミチノクエンゴサクのほうを多く見かける。私がよく行くこのエリアもミチノクばかりだし、西山ではミチノクとエゾとヤマエンゴサクが共存する。信濃川がひとつの境なのかな…。
 キクザキイチゲはまだ完全に開ききっていない。これは、お日様に当たらないと咲かない花なので、午前中はなかなか気難しい。カタクリも同じだけれどね。
 スミレサイシンは田んぼの脇に群落を作っている。
 やがて斜面の中ほどにエンレイソウを見つけ、その先にカタクリが日に透けていた。枯れ木に枯れ草を踏みしめてカタクリに近づく。よく見るとそこにはまだ残雪があり、うっかり踏み抜いて押さえつけられていた木の攻撃を受ける。
 カタクリにはキクザキイチゲの青いのも白いのもも混ざって咲いていて、まさに春の風景。夢中になって撮っていると、足下にコシノコバイモ。それも撮ろうとしゃがむと、その周りにざっと10株ほどのコシノコバイモが…。まさに足の踏み場がない状態。
 ここは植物園でも保護区でもないので、自由に入れるのだが、そこはやはり気をつけたい。まだ花をつけていないカタクリの芽や、キクザキイチゲの芽、そしてコシノコバイモも若いうちは花を上につけて伸びてきていて、エンレイソウは全体が折りたたまれている。エンゴサクは葉っぱを十分に展開してから花が咲くので、それまでは緑。

 そんなこんなで、田んぼの縁の崖を何度も上り下りして花と語らう。足下はすっかり泥だらけだけれどね。ここもいい花畑だ。

 ちなみにいつもの花畑は、まだ1メートルの残雪…。GWも楽しめるな。

カタクリ
カタクリ posted by (C)樹美

春の3姉妹
春の3姉妹 posted by (C)樹美

コシノコバイモ
コシノコバイモ posted by (C)樹美

越後は花盛り(桜はまだだけど)

2010-04-17 22:24:00 | 


▲越後の春:アズマシロカネソウ@雪国植物園
 思ったより小さくて、ホクリクネノメソウにまぎれてなかなか見つけられなかった。

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 朝起きた時は雨もよく見えなかったのに、10分もしないうちに大粒の雪が舞いだして、天気予報通りとはいえさすがにたまげた。道にはうっすらと雪が積もっていた。
 東京駅に向かう間、東北新幹線の異常は伝えられていたので、上越新幹線も若干心配になり、1本早い新幹線に乗る。しかし、大宮駅に着く前に停止。
 大宮駅と上毛高原でポイント故障とか。明らかに今朝の寒さと積雪の賜物である。

 だいぶ遅れて大宮駅に入ったが、そこには1時間前に出たはずに朝一の新幹線が止まっていた。1時間以上もそこで足止めを食らっていたようだ。さらにそこで30分ほど停車してようやく故障復活。順番に出発していく。
 1本早い新幹線にしたことで、ギリギリバスの時間に間に合いそうである。しかし、そうはうまくいかず、先に出た新幹線が途中駅に止まるタイプだったため、どうしても徐行モード。結局バスには間に合わなかった。
 今日は新潟の方が暖かい。
 気を取り直して40分後に出るバスに乗る。

 雪国植物園は相変わらず空いている。
 園内に入ったところからもう雪割草が見えている(入口近くには、高齢者も楽に見られるようにといろんな山野草が植栽されている)。
 ずっと傘マークだったにもかかわらず、園内にいるときは雨に降られずに済んだ。天気図を見たとき、何となくそんな予感がしていたのだが、経験値が勝った。

 日当たりのよい斜面には雪割草(オオミスミソウ)が白、紅、ピンク、紫、青、斑入り、多弁咲きとにぎやかに咲き競っている。
 所々には瑞々しいシュンランも顔をのぞかせていた。多分ここに来れば見れるだろうとは思っていたが、実際にお目にかかるととてもうれしい。
 ショウジョウバカマは頭を大きくもたげて咲いている。オウレンは早くも種状になっているのもあったが、山の中腹にはまだ群落となって咲いていた。そしてカタクリも斜面を覆い尽くすほどの群落となっている。
 アズマシロカネソウは場所を聞いたにもかかわらず、なかなか見つけられずに通りがかったスタッフにも再度聞いてしまった。そのスタッフは花そのものを知らないにもかかわらず、わざわざガイドに電話をしてくれて一緒に探してくれた。そのおかげで、ホクリクネコノメソウに隠れるように咲いているのを発見! 図鑑でしか知らなかった花がそこに咲いているのは、本当に勉強になる。小さな小さな鈴のような花をつけていた。

 ほかにもミズバショウ、ザセンゾウ、サワオグルマ、ニリンソウ、エチゴルリソウ、イワウチワ、マルバマンサク、キクザキイチゲ、コシノコバイモ、エゾエンゴサク、エンレイソウ、オオバキスミレ、スミレサイシン、ナガハシスミレなどなど、春の花満載であった。

雪割草
雪割草 posted by (C)樹美

カタクリの群落
カタクリの群落 posted by (C)樹美

オウレン
オウレン posted by (C)樹美