本来立科のこの場所は標高が1500mあるので、冬は極寒になる。ここに建物を建てるときには土台を作る時には掘り下げる深度を最低60cmまでにしないと、建物が浮き上がってしまい、とんでもないことになります。
だから、此処には嘗ては爬虫類はいなかったのだ。蛇の越冬は、穴の中にトグロをまいてするのだが、深度が浅いと当然、凍死してしまう。でも最近は蛇が出没するようになった。こんな所にも地球の温暖化の影響があるのだ。
ここには、天然記念物のヤマネや、山の蛙が多くいるし、コジュケイ、兎等もいる。
ヤマネやコジュケイの雛とか山ねずみなんかは蛇の格好の餌となるわけです。今までは手付かずの猟場が残っていた訳です。笹を刈っていた時に事件は起こった。(おー、大袈裟ですなあ!)、カミサンが機械を回している方で、何かモゾモゾと動く物があったので、見てみるとなんと蛇が居るというのだ。でも状況がよく分からないらしく針を呼びにきた。
「ほらほら、あそこに、動いているでしょ?」。「ねえねえ、あそこに赤いものが見えるでしょ!?。」「蛇だと思うんだけど、どうなっているのかしら」
で針がよく見てみると、なんと蛇が蛙を銜えているのだった。赤いものは蛇の牙に掛かって、出てしまった、蛙のワタだったのだ。草刈機で蛙が驚いて、たまたま其処にいた蛇(青大将)に捕まってしまったのだろう。
[注] 実は青大将だと思っていたら、梅安殿のご指摘で、「ヤマカガシ」である事が判明しました。毒があるので注意しなくちゃ!。
蛙君には可哀想な事をした。
蛇は人間に気づかれたと思ったのか、ズリズリと後ヅサリして行く。興奮しているのか、普段は青っぽい色だけど、首の辺りが赤くなっている。「アンタが酔っ払っている時のような色ね」だってさ。「し失礼な!」。
「うえー、気持ち悪い」と言いながら、かみさんにカメラを取りにいかせて、「早くズーム利かせて、アップで撮って!」「もっと近寄ってさー」とかみさんを矢面に立たせて写真を沢山撮らせたのであった。がはは。
「あんたが、撮りなさいよ」・・・やっと落ち着いたらしく、「レッドスネーク、カモン」だってさ。まったくくだらない落ちだ。
ところで蛇というのはナメクジに弱いと聞いた事があるが、本当なのかね?。針はどいつもこいつも嫌いだよ。