針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

こんな本を購入しました。

2009-12-07 05:02:58 | サボテン・植木・花

 カエデ・モミジの関連サイトを閲覧していて、偶然発見した、矢野正善先生のサイトで、専門書を出しておられると見て早速購入だ。世の中には凄い御方がいるもんですね。
 矢野先生はもとは、奈良県にお住みで、料理写真家だった御方。友人から頂いたカエデの樹が人生を変えられてしまったそうです。宇陀市菟田野に栽培場を移されて、其処を2014年開園を目指しておられます。4800平方mに12000種、3000本ですぞ!。これはとんでもない数値です。

  菟田野植物園現在準備中なので、カエデ・モミジは全部鉢植えです。其れゆえに、圃場ということになっています。圃場とは、畑、農場の意味ですよ。所在地の紹介です。

   菟田野花き植木切り花研究会
  〒633-2223 宇陀市菟田野区宇賀志1935
  電話0745-84-4760
  菟田野カエデ・モミジ資料・写真植物園
     
 いいですか!、「見るに耐える物」とか「評価に値する」と簡単に言うレベルの物ではありませんぞ。これは世界に誇れる書物です。「これを埋もれさせてなるものか」と針は思いました。

       
 たかがモミジ・カエデなんて思うなよ。何たる厚さだ。びっしり写真が掲載されている。

 菟田野植物園、これが開園となったら、何処かの紅葉狩りなんて目じゃありません。下の本に掲載されている写真を見ても、種類は沢山!。針なんかちょっとの違いが分からない位だ。先生はそれを固定化されていると言う事を熟知されている。だからこれだけの物を編纂出来るのだと思います。これはとんでもない事なんですよ。春、モミジ・カエデの新芽が出るとき、最初から、赤葉。紫葉、黄色葉、緑葉となります。その新緑の綺麗さは秋口の紅葉に決して引けをとらない。先生もそれを謳っています。これは本当にその通りです。それが分かると一年中行って見たくなると思います。

     
 先生とお話する機会がありまして、水遣りで、二人でたっぷり4時間掛かるそうです。何時も話をしてます、プリンスホテルの植木屋さんも言ってましたが、鉢の場合はちゃんと鉢底から、水が出るのを確認するのだとか。これが毎日となると、大変な事です。
 下の写真を見てくれ。これは別に紅葉の時期の写真ではありませんぞ。春先から、秋口まで(私は冬期でも行きたい位です)何時行っても、楽しめると思います。

         
一株一株、先生の言われる通り全て個性がありますね。この本を見ていると、皆好きになっちゃうなあ!。

         
 上の写真は黄金板屋カエデ「金隠れ」、右隣はコハウチワ系「相合傘」だ。名前もカエデを好きになる要因ですなあ!。命名を見て思いを寄せることも。成る程ねと思います。

         
 なんと綺麗なんでしょうね。何でも先生が仰るには5000冊作ってもう残り少なくなったんだとか!。針は思うのですが、これはそれだけで、終わらせていいとは思いませんね。もっと、世の中に知らしめた方がいいと思います。たった、5000冊じゃ勿体無い!。私はこの本は我が家の蔵書の中でも、至宝となるべき物だと思っています。こりゃー困ったぞ!。先生の境地には到底行かないにしても、カエデ・モミジの魅力の奈落の底に落ち込んでしまいそうです。針は最近盆栽に興味を持ちはじめましたが、カエデ・モミジの盆栽をやられる方も是非見に行って下さい。下手な花?(って失礼極まりない言い方ですが)を見るよりか感動するかもしれません。というか、感動する事間違いありません。

         
皆さん、2014年、開園になった暁には、是非、行って頂きたい。針は車で行くと思いますが、5時間位で行けるんでしょうかね?。

         
 矢野先生、植物園をどう配置するか、今から、期待しています。系統別、色取り別、どれも期待しちゃいます。先生、将来的には盆栽もお売りになったら如何でしょうか?。都会の人間は自然に見放されています。自然を縮小した、盆栽という空間が少しでも「癒しの空間」をかもし出してくれると、いいと思うのですが!?。

最後に先生から頂いたメールを抜粋して御紹介だ。

 「趣味が高じて、ここまで来ましたが、今は、ワールドメイプルパークが出来るのを楽しみにしております。

宇陀市に寄贈したのは良いのですが、市も財政難で先行きはわかりませんが。2014年完成予定です。
 
カエデの観賞は秋のものと一般常識になっていますが、元禄時代からカエデは春の方が色とりどりで
とってもきれいと書いてあるんで、私の本は春のカエデの写真が殆どです。
 
カエデの以前の趣味はタナゴ、オイカワ、アユ、ヘラブナ、キス、クロダイ、メジナ等の魚釣りだったのです。
きっぱりやめて、30年です。

10年前からパソコンをはじめ、ホームページを作り、玩槭庭(ガンシュクテイ)6年アクセス25万から
菟田野(うたの)3年アクセス17万に変わりました。

少しは世の中のためになっているのではないかと、頑張っております。
元々、料理カメラマンだったのですが、体力的に無理が生じたのと、デジカメ時代になったのでやめました。
デジカメは、フィルム代が入らないのと、プリントが自分で思うように出来ますので今の趣味はカメラです。
 
本は5000冊刷ったのですが、もう少ししかありません。再販はしません。
植物の分類がDNAに変わりつつありますので、カエデ科が無くなりますし、形態分類がどうなるか
安定してからだと思っております。そこまで生きているかの方が問題です。」

 書籍をお望みの方は早く購入された方がいいですよ。

コメント (5)
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