カエデ・モミジの関連サイトを閲覧していて、偶然発見した、矢野正善先生のサイトで、専門書を出しておられると見て早速購入だ。世の中には凄い御方がいるもんですね。
矢野先生はもとは、奈良県にお住みで、料理写真家だった御方。友人から頂いたカエデの樹が人生を変えられてしまったそうです。宇陀市菟田野に栽培場を移されて、其処を2014年開園を目指しておられます。4800平方mに12000種、3000本ですぞ!。これはとんでもない数値です。
菟田野植物園現在準備中なので、カエデ・モミジは全部鉢植えです。其れゆえに、圃場ということになっています。圃場とは、畑、農場の意味ですよ。所在地の紹介です。
菟田野花き植木切り花研究会
〒633-2223 宇陀市菟田野区宇賀志1935
電話0745-84-4760
菟田野カエデ・モミジ資料・写真植物園
いいですか!、「見るに耐える物」とか「評価に値する」と簡単に言うレベルの物ではありませんぞ。これは世界に誇れる書物です。「これを埋もれさせてなるものか」と針は思いました。
たかがモミジ・カエデなんて思うなよ。何たる厚さだ。びっしり写真が掲載されている。
菟田野植物園、これが開園となったら、何処かの紅葉狩りなんて目じゃありません。下の本に掲載されている写真を見ても、種類は沢山!。針なんかちょっとの違いが分からない位だ。先生はそれを固定化されていると言う事を熟知されている。だからこれだけの物を編纂出来るのだと思います。これはとんでもない事なんですよ。春、モミジ・カエデの新芽が出るとき、最初から、赤葉。紫葉、黄色葉、緑葉となります。その新緑の綺麗さは秋口の紅葉に決して引けをとらない。先生もそれを謳っています。これは本当にその通りです。それが分かると一年中行って見たくなると思います。
先生とお話する機会がありまして、水遣りで、二人でたっぷり4時間掛かるそうです。何時も話をしてます、プリンスホテルの植木屋さんも言ってましたが、鉢の場合はちゃんと鉢底から、水が出るのを確認するのだとか。これが毎日となると、大変な事です。
下の写真を見てくれ。これは別に紅葉の時期の写真ではありませんぞ。春先から、秋口まで(私は冬期でも行きたい位です)何時行っても、楽しめると思います。
一株一株、先生の言われる通り全て個性がありますね。この本を見ていると、皆好きになっちゃうなあ!。
上の写真は黄金板屋カエデ「金隠れ」、右隣はコハウチワ系「相合傘」だ。名前もカエデを好きになる要因ですなあ!。命名を見て思いを寄せることも。成る程ねと思います。
なんと綺麗なんでしょうね。何でも先生が仰るには5000冊作ってもう残り少なくなったんだとか!。針は思うのですが、これはそれだけで、終わらせていいとは思いませんね。もっと、世の中に知らしめた方がいいと思います。たった、5000冊じゃ勿体無い!。私はこの本は我が家の蔵書の中でも、至宝となるべき物だと思っています。こりゃー困ったぞ!。先生の境地には到底行かないにしても、カエデ・モミジの魅力の奈落の底に落ち込んでしまいそうです。針は最近盆栽に興味を持ちはじめましたが、カエデ・モミジの盆栽をやられる方も是非見に行って下さい。下手な花?(って失礼極まりない言い方ですが)を見るよりか感動するかもしれません。というか、感動する事間違いありません。
皆さん、2014年、開園になった暁には、是非、行って頂きたい。針は車で行くと思いますが、5時間位で行けるんでしょうかね?。
矢野先生、植物園をどう配置するか、今から、期待しています。系統別、色取り別、どれも期待しちゃいます。先生、将来的には盆栽もお売りになったら如何でしょうか?。都会の人間は自然に見放されています。自然を縮小した、盆栽という空間が少しでも「癒しの空間」をかもし出してくれると、いいと思うのですが!?。
最後に先生から頂いたメールを抜粋して御紹介だ。
「趣味が高じて、ここまで来ましたが、今は、ワールドメイプルパークが出来るのを楽しみにしております。
きっぱりやめて、30年です。
10年前からパソコンをはじめ、ホームページを作り、玩槭庭(ガンシュクテイ)6年アクセス25万から
菟田野(うたの)3年アクセス17万に変わりました。
少しは世の中のためになっているのではないかと、頑張っております。
元々、料理カメラマンだったのですが、体力的に無理が生じたのと、デジカメ時代になったのでやめました。
植物の分類がDNAに変わりつつありますので、カエデ科が無くなりますし、形態分類がどうなるか
書籍をお望みの方は早く購入された方がいいですよ。