芝公園のプリンスの階段の脇(下)の壁の脇には桂(カツラ)の樹が植わっていますが、その黄葉の美しさは前にも述べた通り。で、散々、楽しませてくれた後にプラスアルファーがありました。
で、其処を通る事に。たまには気分を変えて、「散歩のコースを変えてみよーか」というのと、カツラの樹の芳しい匂いを確かめるためだ。
プリンスの庭の植木職人の松家(マツヤ)さんとも大分懇意になって、いろいろと、植木に関する事で、知識を賜ったのだが、その時に「桂の落葉はいい匂いがするんだよ」と聞いていたんだ。
匂いを嗅ぐんなら風のない日に限ると思い、当日、その機会が来ましたぞ。
誰もいない所とはいえ、暗い所で、写真を撮っているというのは、ちょっと変ですねえ。他人から見れば「オカシイ奴だ」と思われてもしょうがない。で、トボトボ歩いていると、成る程、いい匂いがするぞ。
落ち葉を、見るとやはり桂の葉っぱだぞ。可愛いハート型をしています。
地面を見ると、ん!、あまり葉っぱが落ちていませんなあ!。と向こうを見ると
おお、沢山落ちています。図鑑を見てみると、落ちる時に匂いがするとあるんですね。こういう壁沿いに植えてあると、匂いが風で飛ばされないんですね。
メープルシロップっていうのか、鼈甲飴のような甘い香りですぞ。こんないい匂いを嗅いで嬉しくなって、飯倉公園に帰って来て、そこで会った、荒井運送の御夫婦にその事言おうとしたら、うちの山にも桂が2本あって、甘い、いい香りがするんですよね。」と先を越されてしまった。ギャフン!。なんでい、皆、知ってんじゃねーの!(汗)