って、そんな大層なもんではありませんが。針は音楽が好きだ!。中学に入った頃、日本はあらゆる音楽が芽生えて、全てが魅力ある曲でしたが、映画「ポップ、ギアー」を見てからは、リバプールサウンズ(=マージービーツ)が好きになり、それからは、偏見を持って聞くようになった。
とはいっても、「リバプールサウンズの他は、音楽ではない!」という事ではないよ。バラード系?、マットモンローやフランクシナトラやアンディーウィリアムズも聞けば、同じロックでも、「バロック」だって(笑)、聞いた。ヘンデルの「王宮の花火の音楽」、「水の上の音楽」やテレマンのテーブル音楽(ターフェル、ムジークって、いいます)も聞いたし、ベートーベンだってモーツアルト、はたまた演歌も聞けば浪曲だって聞いた。コンチェルトグロッソ(合奏協奏曲)は今でも聞いていますし三波春夫の「俵星玄蕃」だって好きな曲の一つです。
針は頭が単調なせいか、一定のリフの曲が好きなんですね。だからストーンズのキースリチャーズの曲がすぐに馴染んだのかも知れない。また当時の、リバプールサウンズはそういう曲が多かったね。
キースの曲は「ラストタイム」や「サティスファクション」のフレーズを見るとすぐ分かると思う。「黒くぬれ」だって、その発想から生まれた曲ですね。兎に角、そのタイプの曲を好んで聞いた。エレキギターで弾きやすかったのもあるね。針が未だにその時代の曲を聴いているのは、ビートルズ、ストーンズを始め、当時のグループバンドはオンボロのギターで、ろくに技巧音もなくメロディー・ハーモニーだけで、名曲が多いからだ。
だから新しい曲になかなか馴染めない。曲のシンプルでありながら、いいメロディーになかなか巡り会えないんだね。だから、その時、流行った曲をその時はいいと思わないけど、とんでもない後になって振り返って、いいと思うなんて事もある。これは針の感受性の乏しさなのかも知れないね。だはは。でも年を喰ってやっと分かりあえる曲だってあるはずだ。
針はCDを掛けながら、一緒に耳コピして弾くのが好きなんですが、同じ旋律で全く違う曲が結構あるね。たとえば、アニマルズの悲しき願い、ショッキングブルーの悲しき恋心、ダイアーストレイツの悲しきサルタン(あれれ、題名に全部「悲しき」が付いてますなあ!)、ベンチャーズの「ウォーク ドント ラン」もそうね。
「同じ旋律なら聞いたってしょうがないじゃん」って言われたら、返答に困るけど、それを跳ねのける程の曲の良さってあると思います。針はその時から何十年もよくも飽きずに聞いてきましたが、まだまだ抜け出せませんね。というか、あの世に逝くまで聞き続けるだろう。
もう体の一部になっちゃったからね。進歩が無いと言えば無いのですが・・・。脳がないのかも。だはは。