嘗て、アメリカで煙草のみの婆さんが「煙草を吸っていて健康を害した」との事で訴訟を起こして何十億ドルもの金をふんだくりました。何でも「吸い過ぎ」による健康被害を書いていなかったとの事。この考えは日本じゃ考えられないね。
基本的人権と言う言葉がある通り、我が国では個人の権利を認められて守られています。これは我が国の「日本国憲法」の元、認められているものであり、その中に個人の権利が認められている訳で、(私有財産制度もこれに当たります)権利と言うのは、法律、条例に準ずるものです。それをさも自分の権利を真っ先に持ってきて主張するのはおかしいと感じないんですかね?。
最近、何処かの議員が議会でマスクをしていないからの理由で、議会の退出を命じられました。それでその議員が「マスクをしない権利」を主張して訴訟を起こしたわけで今話題になっています。その根拠を示せ」とか言っていますね。
此の議員ちょっと論点がずれているか法律の仕組みを理解出来ていないでいるね。先に言ったように、憲法下の法律、条例があって権利があるように、個人の権利は「国の法。条例」の次に来るものであります。そうでなければ、例えば「俺は高速道路を高速で飛ばしたいんだ。権利だってあるんだ」という人間がいるとしまして、その人間の個人の権利を優先すると,法もへったくりもなくなってしまいます。だから今煽り運転とかで、自分勝手な人間が増えてきていますが、間違った自由=権利と勘違いしてしまっていますね。
今このマスクをする事を議会で求められて決まっているのにこの人間の個人の権利を主張するのは本末転倒な考えだ。ましてそういう人間蔓延ってマスクをしない風潮があると、「コロナの鎮静化」なんて望めないし、その為に条例を制定しているのに議員ともあろうものが、それを差し置いて「権利」を主張する事にあきれ返ってしまいますね。
議員さんになるにはそれ相応の知識の豊富さだって求められてなったはずだ。今の学歴社会の弊害、つまりその言葉の意味を考えずに暗記ばかりの入試一辺倒の生活を送ってきたに違いないね。だから常識という線路から逸脱している事に本人全く気が付いていませんね。
此の議員に付いている弁護人にしても、今、弁護士が有り余ってしまって、仕事がありません。だいたい、弁護士費用も高いね(黙って片手、50万)一寸時間をくれと言って図書館に言ってその訴訟に関連した法文等を勉強して訴訟に臨みます。だから、駄目だと分かっていても引き受けてしまいます。←この手の弁護士が多いよね。
裁判をしても検察を辞めた同級生が居ましたが、その場で弁護士になります。だから裁判官も両方の顔を立てざるを得なくて、判決も「やくざの手打ち」じゃないけど、折半になり、10年を求刑しても7年とかになってしまいます。こんな「法曹界」だから、世間も「示しがつかない」事になってしまいますね。ずっと昔からの法律を現代に引っ張ってきているので時代に合っていないし。法曹界も怠慢の誹りを免れないね。
今回、このマスクするのが嫌な議員は言ってみれば国相手の訴訟ですから、こういう時は裁判官は国の味方をしますね。法曹界は結構レベルの低い集団かも知れません。