都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
『東京ビエンナーレ2023』 東京都心北東エリア
東京都心北東エリア
『東京の地場に発する国際芸術祭 東京ビエンナーレ2023』
2023/9/23〜11/5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/b4/66c1b8e74b70a34d2026677486e0a631.jpg)
千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがる東京都心北東エリアにて、『東京の地場に発する国際芸術祭 東京ビエンナーレ2023』が開かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/b7/27166f042cab7f2368a6e23c5dda2441.jpg)
日比野克彦 作品展示風景
まず最も北に位置する谷中・鶯谷・上野・御徒町エリアでは、とりわけ寛永寺の展示が充実していて、通常非公開の渋沢家霊堂前庭にて日比野克彦と鈴木理策が、一部にVRを用いたインスタレーションなどを公開していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/3d/02fafe18e08ceecc80281561c631fb36.jpg)
「顔のYシャツ」
都心では数少ない古い個人商店の跡地でも展示が行われていて、そのうちの神田・湯島エリアの「顔のYシャツ」では、中村政人が『私たちは、顔のYシャツ』と題した展示を行っていました。
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中村政人 作品展示風景
ここでは同店のシンボルであった顔の看板をモチーフに、絵画をはじめとしたメディアで作品化していて、あわせてかつての記憶を蘇らせるべく、顔をひとりの人格として象徴化するインスタレーションを展開していました。
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「海老原商店」
神田須田町の「海老原商店」も関東大震災後の復興期に建てられた古い建築で、中では西尾美也ほかが『パブローブ 100年分の服』のプロジェクトを行っていました。
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『パブローブ 100年分の服』 展示風景
『パブローブ 100年分の服』とは、パブリックとワードローブを組み合わせた造語で、地域の人々から集められた過去100年分の服を展示、さらに図書館のように借りることのできるプロジェクトでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/06/e23e8b2546366efae8192b9c56fc8a10.jpg)
『パブローブ 100年分の服』 展示風景
この古着の中には一つ一つ来歴などを物語コメントがつけられていて、中には大震災より前の花嫁衣装で、3代にわたって着てこられたという振袖や、1940年代の当時の国民服といった貴重なものも少なくありませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/65/1443d82693c276dd33e5483ba0041247.jpg)
「エトワール海渡リビング館」 展示風景
『東京ビエンナーレ2023』で最も作品数が多いのが、東日本橋・馬喰町エリアのエトワール海渡リビング館でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/e0/5d74c293a5b40f8fff49891173a13f07.jpg)
畠山直哉 展示風景
館内では畠山直哉や佐藤直樹、中島伽耶子といった国内のアーティストをはじめ、海外作家公募プロジェクトとしてマルコ・バロッティやヒルダー・エリサ・ヨンシュドッティルなど海外アーティストが展示を行っていて、絵画から映像、インスタレーションと多様な作品が並んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ae/71a9df5e9df36eb62250c7cfac6c37d9.jpg)
佐藤直樹 作品展示風景
そのうち佐藤直樹による植物の大型木炭画シリーズも見応えがあったかもしれません。会場は1階から7階までと続いていて、映像ほか各種プロジェクトの成果展示なども充実していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/30/e51762a69a486693f6c9baa83edf0f01.jpg)
大丸有エリア 作品展示風景
このほか、水道橋・神保町エリアから大丸有エリアなどの無料展示も見て歩くのも楽しいかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/01/916af5889a216b8f1f7623d88ea4cb2a.jpg)
『ネオメタボリズム/ガラス』 展示風景
JR秋葉原~御徒町駅間高架下(神田・湯島エリア)のスペースを使った中村政人の『ネオメタボリズム/ガラス』も面白く思えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/4e/63ba6fe4b73691cde4fdf052e9a53713.jpg)
水道橋・神保町エリア 作品展示風景
WEBメディアの「イロハニアート」にも『東京ビエンナーレ2023』の見どころについて寄稿しました。
『東京ビエンナーレ2023』が開催中。アートを通して東京の魅力を再発見! | イロハニアート
11月5日まで開催されています。
『東京の地場に発する国際芸術祭 東京ビエンナーレ2023』(@tokyobiennale) 東京都心北東エリア
会期:2023年9月23日(土)〜11月5日(日)*秋会期
会場:東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア) の歴史的建築物、公共空間、学校、店舗屋上、遊休化した建物等
入場:一部の会場およびプログラムは有料。
チケット情報
① エトワール海渡リビング館:一般2500円、学生1500円。
② 寛永寺:一般1500円、学生900円。
③ 海老原商店:一般500円、学生300円。
④ 顔のYシャツ:一般500円、学生300円。
*すべて高校生以下は無料。
*ガイドブック特別版(一般5000円)、通常版(一般2500円)あり。
場所:千代田区東神田1-15-15(エトワール海渡リビング館)
交通:JR線馬喰町駅4番出口より徒歩2分、都営新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩6分。(エトワール海渡リビング館)
『東京の地場に発する国際芸術祭 東京ビエンナーレ2023』
2023/9/23〜11/5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/b4/66c1b8e74b70a34d2026677486e0a631.jpg)
千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがる東京都心北東エリアにて、『東京の地場に発する国際芸術祭 東京ビエンナーレ2023』が開かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/b7/27166f042cab7f2368a6e23c5dda2441.jpg)
日比野克彦 作品展示風景
まず最も北に位置する谷中・鶯谷・上野・御徒町エリアでは、とりわけ寛永寺の展示が充実していて、通常非公開の渋沢家霊堂前庭にて日比野克彦と鈴木理策が、一部にVRを用いたインスタレーションなどを公開していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/3d/02fafe18e08ceecc80281561c631fb36.jpg)
「顔のYシャツ」
都心では数少ない古い個人商店の跡地でも展示が行われていて、そのうちの神田・湯島エリアの「顔のYシャツ」では、中村政人が『私たちは、顔のYシャツ』と題した展示を行っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/46/fefc78cd60ed4bbd5e59b87d9f000636.jpg)
中村政人 作品展示風景
ここでは同店のシンボルであった顔の看板をモチーフに、絵画をはじめとしたメディアで作品化していて、あわせてかつての記憶を蘇らせるべく、顔をひとりの人格として象徴化するインスタレーションを展開していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/8c/70c05c146ed5e455e46b8ad2a9e121e1.jpg)
「海老原商店」
神田須田町の「海老原商店」も関東大震災後の復興期に建てられた古い建築で、中では西尾美也ほかが『パブローブ 100年分の服』のプロジェクトを行っていました。
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『パブローブ 100年分の服』 展示風景
『パブローブ 100年分の服』とは、パブリックとワードローブを組み合わせた造語で、地域の人々から集められた過去100年分の服を展示、さらに図書館のように借りることのできるプロジェクトでした。
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『パブローブ 100年分の服』 展示風景
この古着の中には一つ一つ来歴などを物語コメントがつけられていて、中には大震災より前の花嫁衣装で、3代にわたって着てこられたという振袖や、1940年代の当時の国民服といった貴重なものも少なくありませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/65/1443d82693c276dd33e5483ba0041247.jpg)
「エトワール海渡リビング館」 展示風景
『東京ビエンナーレ2023』で最も作品数が多いのが、東日本橋・馬喰町エリアのエトワール海渡リビング館でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/e0/5d74c293a5b40f8fff49891173a13f07.jpg)
畠山直哉 展示風景
館内では畠山直哉や佐藤直樹、中島伽耶子といった国内のアーティストをはじめ、海外作家公募プロジェクトとしてマルコ・バロッティやヒルダー・エリサ・ヨンシュドッティルなど海外アーティストが展示を行っていて、絵画から映像、インスタレーションと多様な作品が並んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ae/71a9df5e9df36eb62250c7cfac6c37d9.jpg)
佐藤直樹 作品展示風景
そのうち佐藤直樹による植物の大型木炭画シリーズも見応えがあったかもしれません。会場は1階から7階までと続いていて、映像ほか各種プロジェクトの成果展示なども充実していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/30/e51762a69a486693f6c9baa83edf0f01.jpg)
大丸有エリア 作品展示風景
このほか、水道橋・神保町エリアから大丸有エリアなどの無料展示も見て歩くのも楽しいかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/01/916af5889a216b8f1f7623d88ea4cb2a.jpg)
『ネオメタボリズム/ガラス』 展示風景
JR秋葉原~御徒町駅間高架下(神田・湯島エリア)のスペースを使った中村政人の『ネオメタボリズム/ガラス』も面白く思えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/4e/63ba6fe4b73691cde4fdf052e9a53713.jpg)
水道橋・神保町エリア 作品展示風景
WEBメディアの「イロハニアート」にも『東京ビエンナーレ2023』の見どころについて寄稿しました。
東京のまちを舞台に2年に1度開催する国際芸術祭『東京ビエンナーレ2023』が開催中!会期:秋会期 2023年9月23日(土)〜11月5日(日)会場:東京都心北東エリア見どころをご紹介📸 | イロハニアート https://t.co/iXdZhCo8G4
— イロハニアート編集部 (@irohani_art) October 15, 2023
『東京ビエンナーレ2023』が開催中。アートを通して東京の魅力を再発見! | イロハニアート
11月5日まで開催されています。
『東京の地場に発する国際芸術祭 東京ビエンナーレ2023』(@tokyobiennale) 東京都心北東エリア
会期:2023年9月23日(土)〜11月5日(日)*秋会期
会場:東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア) の歴史的建築物、公共空間、学校、店舗屋上、遊休化した建物等
入場:一部の会場およびプログラムは有料。
チケット情報
① エトワール海渡リビング館:一般2500円、学生1500円。
② 寛永寺:一般1500円、学生900円。
③ 海老原商店:一般500円、学生300円。
④ 顔のYシャツ:一般500円、学生300円。
*すべて高校生以下は無料。
*ガイドブック特別版(一般5000円)、通常版(一般2500円)あり。
場所:千代田区東神田1-15-15(エトワール海渡リビング館)
交通:JR線馬喰町駅4番出口より徒歩2分、都営新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩6分。(エトワール海渡リビング館)
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