都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
オンラインで楽しむ「クールベと海展」とパナソニック汐留美術館
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間臨時休館中のパナソニック汐留美術館が、オンラインでも展覧会やコレクションを楽しめるコンテンツを開設しています。
まず1つ目は休止中の「クールベと海展― フランス近代 自然へのまなざし」のギャラリーツアーをオンラインにて配信していることで、YouTubeの「パナソニック汐留チャンネル」にて視聴することができました。(期間限定:5月31日まで公開)
ここでは「展覧会のツボ」と題し、同館の学芸員である古賀さんが見どころを23分に渡って解説していて、実際の展示室を映像で順に追いながら、展覧会の内容について理解することができました。また時に作品に接写しているため、動植物や波の水しぶきといった細部のモチーフを確認し得るのも嬉しいところでした。
オンラインツアーで印象深いのは、やはり海をテーマとした作品が並ぶ展示室で、クールベ以前から海を捉えた作品の表現の変遷を追うことができました。さらに絵に描かれた帆船の模型や1900年頃の水着といった資料も見どころと言えるかもしれません。
ラストには主に1865年以降にクールベが描いた海の作品が並んでいて、ノルマンディーの海の光景を絵画を通して映像で楽しめました。また画家と海との関係や一連の「波」の物質感のある表現、さらには空の描写に注目するなどの見方についての解説も興味深いのではないでしょうか。
続いて2つ目のコンテンツです。今年5月27日に生誕150年を迎え、パナソニック汐留美術館が多くの作品を所蔵するフランスの画家、ジョルジュ・ルオーについてのウェブサイトがリニューアルされました。
リニューアルに際しては、ルオーの孫の一人であるジョルジュ・ルオー財団新理事長、オリヴィエ・ヌワイユ氏がパリからビデオメッセージを寄せていて、過去の展覧会の映像とともにYouTubeにてじっくりと見られました。
またルオー・ギャラリーの紹介や、コレクションの一部の作品の図版と解説などもオンラインにて閲覧することが可能でした。
フォトスポットの開設やミュージアムグッズのプレゼントなど、生誕150年の記念イベントに関しては、臨時休館に伴って延期されてしまいましたが、今後随時更新される予定だそうです。
「クールベと海」展の会期は6月13日まであり、5月13日からは一部の作品を入れ替えて後期展示に入ったものの、依然として開館できない状況が続いています。今回のオンラインツアーを踏まえ、再開した際はルオーのメモリアルイベントとともに会場で鑑賞したいと思いました。
「クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし」 パナソニック汐留美術館(@shiodome_museum)
会期:2021年4月10日(土)〜6月13日(日) *当面の間臨時休館
休館:水曜日。
時間:10:00~18:00
*入館は閉館の30分前まで。
*6月4日(金)は20時まで開館。
料金:一般1000円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料。
*65歳以上900円。
*ホームページ割引あり
住所:港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
交通:JR線新橋駅銀座口より徒歩5分、東京メトロ銀座線新橋駅2番出口より徒歩3分、都営浅草線新橋駅改札より徒歩3分、都営大江戸線汐留駅3・4番出口より徒歩1分
まず1つ目は休止中の「クールベと海展― フランス近代 自然へのまなざし」のギャラリーツアーをオンラインにて配信していることで、YouTubeの「パナソニック汐留チャンネル」にて視聴することができました。(期間限定:5月31日まで公開)
ここでは「展覧会のツボ」と題し、同館の学芸員である古賀さんが見どころを23分に渡って解説していて、実際の展示室を映像で順に追いながら、展覧会の内容について理解することができました。また時に作品に接写しているため、動植物や波の水しぶきといった細部のモチーフを確認し得るのも嬉しいところでした。
オンラインツアーで印象深いのは、やはり海をテーマとした作品が並ぶ展示室で、クールベ以前から海を捉えた作品の表現の変遷を追うことができました。さらに絵に描かれた帆船の模型や1900年頃の水着といった資料も見どころと言えるかもしれません。
ラストには主に1865年以降にクールベが描いた海の作品が並んでいて、ノルマンディーの海の光景を絵画を通して映像で楽しめました。また画家と海との関係や一連の「波」の物質感のある表現、さらには空の描写に注目するなどの見方についての解説も興味深いのではないでしょうか。
【ルオー生誕150周年記念】当館が作品を所蔵するフランスの画家ジョルジュ・ルオーが今年5月27日に生誕150周年を迎えるにあたり、Webページをリニューアルしました!順次更新し当館コレクションをさまざまな手法で楽しめる場を目指します。#汐留美術館 #ルオー生誕150周年https://t.co/d9i0TdKkBc
— パナソニック汐留美術館 (@shiodome_museum) May 18, 2021
続いて2つ目のコンテンツです。今年5月27日に生誕150年を迎え、パナソニック汐留美術館が多くの作品を所蔵するフランスの画家、ジョルジュ・ルオーについてのウェブサイトがリニューアルされました。
リニューアルに際しては、ルオーの孫の一人であるジョルジュ・ルオー財団新理事長、オリヴィエ・ヌワイユ氏がパリからビデオメッセージを寄せていて、過去の展覧会の映像とともにYouTubeにてじっくりと見られました。
またルオー・ギャラリーの紹介や、コレクションの一部の作品の図版と解説などもオンラインにて閲覧することが可能でした。
フォトスポットの開設やミュージアムグッズのプレゼントなど、生誕150年の記念イベントに関しては、臨時休館に伴って延期されてしまいましたが、今後随時更新される予定だそうです。
「クールベと海」展の会期は6月13日まであり、5月13日からは一部の作品を入れ替えて後期展示に入ったものの、依然として開館できない状況が続いています。今回のオンラインツアーを踏まえ、再開した際はルオーのメモリアルイベントとともに会場で鑑賞したいと思いました。
「クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし」 パナソニック汐留美術館(@shiodome_museum)
会期:2021年4月10日(土)〜6月13日(日) *当面の間臨時休館
休館:水曜日。
時間:10:00~18:00
*入館は閉館の30分前まで。
*6月4日(金)は20時まで開館。
料金:一般1000円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料。
*65歳以上900円。
*ホームページ割引あり
住所:港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
交通:JR線新橋駅銀座口より徒歩5分、東京メトロ銀座線新橋駅2番出口より徒歩3分、都営浅草線新橋駅改札より徒歩3分、都営大江戸線汐留駅3・4番出口より徒歩1分
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