黒松内朱太川漁業協同組合のある委員会の委員になりました。 なんで・・私がということもありますが、第三者であることも必要だとのこと。私も知らない世界を勉強できるなと思い お引き受けしました。
そして、知らないことが見えてきた・・・
朱太川は、黒松内を流れる川です。全長40Kmほど。それほど大きな川ではありません。黒松内は、この朱太川の流域の町でもあります。
なぜ? そんな小さな川に漁業協同組合があるのか? ぼんやりと素朴な疑問をもっていました。組合員の方々は、いわゆる漁師さんではありません。本業をもっている人や仕事をリタイヤした人ばかりです。専業の漁師はいないのです。
大きな目的は、アユの養殖とそのための採捕にあります。特別な漁法を使って、産卵期のアユを捕まえ、孵化させる事業を行っているのです。このために、組合を構成しなければならないのです。しかし、この事業で、特別お金が稼げるわけではありません。皆さん、黒松内の朱太川が好きで、釣りも好きな方々です。 ボランティア性の高い地域の仕事なのです。
放流用のアユは、東北から仕入れるそうですが、300Kgほどといいますから、何万匹も買うわけではありません。できるだけ、天然に近いアユを育てようと朱太川で捕まえたアユを育て放流もしているのです。
都会の釣り人は、もちろん遊魚券買って釣りをするのですが、組合員さんも同じです。つまり・・・、地域の多くの人に支えられて、アユ釣りができる川が守られているのです。
なあるほど!