高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

國立い蘭大學

2009-09-06 23:15:14 | 日記
昨日から、札幌のあそベンチャースクールの皆さん施設利用に貸し切りでした。

そんな中に、台湾のIlan大学の研究室のFang先生一行四人が視察に来られました。 「I」に当たる漢字がワープロで発見できなかったので、名称が正確に書けなくて失礼します。

台湾でも小規模校の合併による地域教育の問題、閉校になった学校施設の利用について課題になっているそうで、黒松内ぶなの森自然学校の運営について視察にこられたのです。 台湾でどなたかに紹介され、インターネットで調べてコンタクトしてきたのです。

「この問題について、台湾は10年遅れている」という認識でした。

ぶなの森自然学校は設立12年目ですから、まさしくそのような感じなのかもしれません。 10年前は、今ほど自然体験活動や環境教育は進んでいませんでしたし、ましてや民間がこの分野で社会認知を受けて活動するにはまだ遠い感じでした。 

いまでこそ、いろいろな仕組みを創っていますが、私達も試行錯誤の連続でした。そして、今も次々に別な試行錯誤を続けているわけですが、こうして私達を見つけて海外から視察に来て頂くのは、誠に光栄なことです。

「学生や教師の研修ができますか?」と聞かれました。
「えー、できますよ」
「何人泊まれます?」
「ゲストハウスで12から15名です」
というやりとりもありました。

思い返せば、台湾とのつながりは、いつもこんな調子でした。

最初は、5年前くらいでしょうか、台湾の文部省にあたる国の調査員が突然視察で現れて・・、その気さくな同年代の女性とずいぶんと気があって・・・、

「今度、台湾に来て、自然学校のことを発表してくれますか?」と言われて・・
「えー、いいですよ」と気楽に応えたら・・。
本当にその年の年末に招待状が届き、社会教育(コミュニティカレッジ・社区大学)の全国大会で発表する機会をもらいました。

その地元実行委員の方に、
「今度、黒松内を訪れたいのですが、いいですか」と言われて
「えー、いいですよ」と気軽に応えたら・・。
本当に、その翌年の初夏に10名ほどのうちのスタッフと同年代の皆さんが2泊3日で訪問してくれました。

その時の通訳の台湾高雄の大学の先生が、
「来年、うちの学生を実習で預かってもらえますか」と言われて
「えー、いいですよ」と気軽に応えたら・・
本当に、その翌年から3~5名の学生や社会人、教師、大学の先生が毎年夏に1ヶ月も滞在するようになりました。

そして・・、今度です。
そして、なんと、偶然にも今回通訳をお願いしたCSNの出身大学でもありました。そして、最初の出会いもCSNがつないでくれたのでした。

これは運命だなあ・・・、研修の受け入れも 実現するかもしれません。
コメント
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