高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

生物多様性シンポジウム

2010-09-23 13:08:19 | 日記
日本学術会議公開シンポジウムが開催されました。そうそうたる研究者が発表しました。

日本学術会議公開シンポジウム「生物多様性をめぐる科学と社会の対話」in 南北海道と題された会合が黒松内町環境学習センター(歌才自然の家)で開催されました。

日本学術会議統合生物学委員会、黒松内町、寿都町、島牧村の共催。そうそうたる先端研究者達の発表、三町の民間活動が発表されました。

統合生物学とは聞きなれない学問ですが、遺伝子から生態系までの生物学の学問階層を、生命史、進化の視点から科学的に解明する基礎科学分野を広く含み、生物多様性を科学研究の対象とする学術領域です。(開催パンフレットより)

生物多様性について、植物、遺伝子、微生物、海洋、人類の研究者が発表。環境省や北海道からも施策説明があり、民間からは、朱太川漁協、寿都漁協、有機・自然農法農家、黒松内町からも発表がありました。

黒松内町は、この春に環境政策課が設置され、地域レベルでの生物多様性戦略を策定することになっています。朱太川には東大の鷲谷研究室の生物調査が入っています。人が住む地域を流れる川として、生物種が多いことがわかってきました。

この貴重な自然を町全体で次世代へつないでゆきたいものです。このシンポジウムはそのための大きな出発点のひとつとなりました。
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