(Hさんとのメールのやりとりから・・ちょっと付け足して)
私、歳を取って来て、最近思うんですが・・、
年寄りは孫といなければいけない。
孫は年寄りといなければいけない・・・と。
ま、この時代、核家族化しているので、逆戻りはできませんが、
人類と呼ばれるようになった250万年以上も前から、人類は
ずっと家族、それも爺さん、婆さんと三世代、時には四世代で
一緒に暮らしていたんですね。
一緒に暮らさなくなったなんて、わずかここ、3,40年ばかり
ことなのですね。つまり、東京オリンピック(1964年)前後
から急速に都市への人口集中が始まって、核家族化して来てしま
った・・。
これですね、人類生態学的観点から見ても・・間違ってますね。
本来、子は 家族の中で成長してきたものなんですよ。家族とは
爺さん婆さんがいるということですね。
爺さん婆さんは孫と一緒にいると 刺激を受けて身体も頭も使うし
ボケにくい。知恵も授けるし、時には童心に返れてリフレッシュできる。
孫は、爺さん婆さんから親と違う価値観や行動も自然と影響を受ける。
つまり、多様な社会価値観、人との交流の基礎トレーニングができる。
ですから、現代社会では、自分の実の孫はいつもそばにいなくても、
年寄りは人様の孫にかまう必要が、子の成長のためにあるのです。
そして、 親は身近な、あるいは機会を作っても子どもを、親戚でも
ない爺婆と一緒に過ごさせる時間を作る義務がある・・・。
これが、健全な人類の育て方だと・・・。
はたまた、よーく考えてみると、この2世代以上が関わる子育てというのは、
他の動物には見られない、つまり人類にしかできないのだな。
ここに、人類が成長発展してきた「生き残り戦略」が生物としてある。
年寄りと子どもが一緒に生活することは、子どもが成長するに必要なこと
なのである・・・と。
(ジェットより・・私の新キャンプネーム)