マジェプリ17、18話。
3Dのロボット物の定着率というか、
従来のロボットアニメの構図に収めながらのアクションが素晴らしい回でした。
シチュエーション的にも初の地球戦、学校を守る防衛戦、
敵幹部機の性能への絶望感、遠距離射撃の緊張感と地上の格闘戦の勢いと、
詰め込めるだけ詰め込んだ回になっていて素晴らしかったな。
こういう志のアニメってやっぱ好きですね。
刀語とかデート・ア・ライブとか、
近年の元永監督の作品はサービス精神に溢れていていいですね。
17、18話は両方とも監督がコンテ切ってますし、気合入ってたのかなと。
マジェプリ最後まで楽しんで見たいです。
17話。
出撃のシークエンスをまた改めてやる空気感が生む緊張感や、
空中戦も印象的でしたが、やっぱレッドファイブが敵幹部機を掴んで地上に叩きつける辺り、
エフェクト含めカメラワークもかっこいいですけど、
やっぱここの俯瞰での土煙のエフェクトが特に引っかかる感じ。
王立の庵野パート的な俯瞰爆発というか。
あのパートは池に飛散していく破片がまた凄いんですけど、
ここは構図だけ引用しただけで限界を迎えた感じがして、その限界感を楽しむ感じ。
まあ自分にはそういう風に見えたというだけですが。
対峙の構図が凄いかっこいい。
やっぱ望遠つけての対峙ってかっこいいよなと。
散っていく花びらがまた美しく場を盛り上げてくれててグッと来ます。
太陽を背にしてみたりとか。
宇宙空間とは違い、地上戦は構図による美しさっていうのが引き立つんだなぁ、
と改めて思わされました。
これが地球の魅力って感じで話し的にも面白い部分なのかもなと。
構図で見せるだけでなくアクションも面白い。
敵の拳を受けたあとの反撃のパンチのアクションのところでグンッと大きく描かれる腕や、
パンチが当たったインパクトの勢いを強調するように回りこむカメラワークなど、
手描きアニメ的なハッタリが詰め込まれていて面白い。
この辺は他作品でも見られる試みなのかな。
自分でちゃんと意識して見れたのはこの作品が初かも。
そして敵が倒れてからの滅多刺し。
好機を逃さないように一気に攻めていく辺りの緊迫感や、
CGならではのガチャガチャした早いアクションっていうのを味わえる部分で、
手描きアニメ的なエッセンスを取り入れながら3D的なアクションさせてて面白いなと。
他にもキャラクターの見せ方の遊びなんかも作品ならではなところもあって見所が多いです。
3回ドカンもありましたね。ちょっとくどかった気がしますが。
3回ドカン http://sajiya.blog89.fc2.com/blog-entry-340.html
しかし敵幹部からは明らかな小物臭がするのにこの苦戦っぷりってまた今後が気になる。
やっぱりパワーアップフラグにもなっているのかな。
残り話数でどう決着させるのか楽しみです。
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